JPS6029008Y2 - 自動販売機の商品ストツカ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は煙草等の自動販売機に於いて商品を縦方向に積
層状に収容する商品ストッカーに係り、特に、商品収容
部の収容量の変更による商品の販売種類数の変更を安い
費用で容易に行えるようにした商品ストッカーを提供す
ることを目的とし、この目的を遠戚するために、販売機
ケース内で幅方向に横設した下部ベースの上方に、横幅
を前記下部ベースの横幅よりも短かくした少とも一段の
上部ベースを幅方向に横設状に備え、これら各ベースに
形成した主スリットを利用して脱着自在に立設する下部
ベース側と上部ベース側仕切板を各ベースに幅方向に複
数枚並設して、各ベースの仕切板間に商品を縦方向に積
層状に収容する商品収容部を形成し、前記上部ベースの
前方側にガイド受梁を幅方向に横設状に備えて、該受梁
に、上部ベースの仕切板間に収容した商品の前方側への
落下を防止する商品落下防止ガイドを備え、前記上部ベ
ース及びガイド受梁の幅方向一端部を販売機ケース側に
脱着自在に支持させたものに於いて、上記下部ベースに
おける複数の主スリツト側方近傍に予備スリットを各々
形成し、これら予備スリットの内で、上部ベースの幅方
向他端部と対応する予備スリットを利用して、上部ベー
スの幅方向性端部側方近傍に位置し且つ商品収容部の側
壁を構成する付加仕切板を脱着自在に立設し、この付加
仕切板と、付加仕切板の側方近傍に位置する下部ベース
側仕切板との一方で、上部ベースの幅方向他端部を脱着
自在に支持させると共に、これら両仕切板間に、上記ガ
イド受梁の幅方向他端部を脱着自在に支持する支持ブラ
ケットを前方突出状に備えたことを特徴とするものであ
る。

以下、本考案の一実施例を図面に基き説明すれば、第１
図に於いて、１は前面開口部２に備える前面扉を取外し
た販売機ケースで同ケース１内下部側域には第３図に示
す溝形材にて例示する下部ベース３を幅方向に横設状に
備えてあり、この下部ベース３の上方左側には同じく溝
形材にて例示する横幅を下部ベース３の横幅よりも短か
くした第５図に示す上部ベース４を販売機ケース１内の
商品収容空間を上下に２分割するように幅方向に横設状
に備えである。

そして、第６図示の如く、販売機ケース１の左内側面の
高さ方向中途部には前後方向に横設したリップ付溝形材
５を固着し、この溝形材５に上部ベース４の左端を載置
すると共に、上部ベース４の下向きに形威した爪部６を
溝形材５の係合ロアに挿脱自在に挿入して、上部ベース
４の左端を販売機ケース１に脱着自在に支持させる。

また、下部、上部ベース３，４の各々には、前後方向に
配置した２個又は３個で一組とされた主スリット８，９
を幅方向に１１組又は６組並設しており、上部ベース４
には、上端が販売機ケース１の天板付近まで達する縦短
型上部ベース側仕切板１０を、その下端の爪部１１を主
スリット９に係脱自在に係合することにより、脱着自在
に立設して、仕切板１０を幅方向に６枚並設している。

そして、上部ベース４上の仕切板１０間を商品Ａを前後
２列として縦方向に積層状に収容する縦短型商品収容部
１２として６個の収容部１２を設けているが、該収容部
１２内で、後方側に積層状とした商品Ａの内で２段目以
上の商品Ａの後方側への落下は仕切板１０に一体形成し
た背板１３により防止できるようにしである。

なお、各仕切板１０はその上端を、販売機ケース１の天
板側に備えた溝形材にて示す固定プレート１４の前後壁
に形威した切込み１５に係脱自在に係合すると共に、仕
切板１０前部上端に形威した■ノツチ１６に、固定プレ
ート１４前壁の各仕切板１０間と対応する部分に脱着自
在に取付けたＬ形状ロッド支持板３６の下端を挿入して
、各仕切板１０上端を固定プレート１４側に脱着自在に
固定しである。

一方、第７図に示すように、下部ベース３の右側には、
上端が販売機ケース１の天板付近まで達する縦長型下部
ベース側仕切板１７を、その下端の爪部５１を主スリッ
ト８に係脱自在に係合することにより、脱着自在に立設
して、仕切板１７を幅方向に５板並設腰下部ベース３上
の仕切板１７間を前記同様に商品Ａを収容する縦長型商
品収容部１８として、収容部を４個設けている。

また、第８図に示すように、下部ベース３の左側には、
上端が上部ベース４付近まで達する縦短型下部ベース側
仕切板１９を、その爪部５２を主スリット８に係脱自在
に係合することにより、脱着自在に立設して、仕切板１
９を幅方向に６枚並設し、下部ベース３上のこれら仕切
板１９間を縦短型商品収容部２０として、該収容部２０
を６個設けている。

なお、前記縦長型・縦短型商品収容部１８．２０内で、
後方側に積層状とした商品Ａの内で２段目以上の商品Ａ
の後方側への落下は各仕切板１７．１９に備える背板（
図示省略）により防止すると共に、各仕切板１７．１９
上端の販売機ケース１の天板側又は上部ベース４側への
固定は、上部ベース４に備えた仕切板１０の場合と同様
にして行っている。

即ち、固定プレート１４と上部ベース４の前後壁には夫
々切込み５３．５４を形威して、これらの切込み５３．
５４に各下部ベース側仕切板１７．１９の上端部を係脱
自在に係合している。

又、固定プレート１４と上部ベース４の前壁には、仕切
板１７．１９間に位置するＬ型状ロッド支持板５５，５
６を脱着自在に取付けて、これらの下端を、仕切板１７
．１９の前部上端に形威されたＶノツチ５７．５８に挿
入している。

なお、主スリット８を利用して立設する仕切板１７．１
９にも仕様があって、間違わないように、主スリット８
の形状を変えているが、主スリット８の形状を全て同一
としてもよい。

なお、２１は縦長型仕切板１７の間隔調整用スリットで
、下部ベース３の右側の主スリット８の右側方に形威し
である。

ところで、下部ベース３の左方側の５個の主スリット８
の左側方近傍には、前後方向に配置した２個又は３個で
一組となった予備スリット２２を各々形成しており、そ
の５組の予備スリット２２の内で、上部ベース４の右側
と対応する一組の予備スリット２２に、第９図にも示す
ように、縦短型付加仕切板２３下端の爪部５９を係脱自
在に係合することにより、仕切板２３を脱着自在に立設
して、上部ベース４の右端の右側方近傍に隣接させてあ
り、この仕切板２３を、下部ベース３及び上部ベース４
上に形成した縦短型商品収容部２０．１２群の内層端側
の各収容部２０．１２の右側壁としても用いている。

そして、固定プレート１４の前後壁に形成された切込み
６０に仕切板２３の上端部を係脱自在に係合すると共に
、固定プレート１４に固設されたＬ型状ロッド支持板３
６下端を、仕切板２３の前部上端に形成されたＶノツチ
６１に挿入することにより、仕切板２３上端部を固定プ
レート１４に脱着自在に固定している。

又、前記仕切板２３の左側面には、第６図示の如く、上
端側を仕切板２３から離間させた保合受片２４を固着し
、該受片２４と仕切板２３間に、上部ベース４の右端側
の前後壁両前端間に渡設した渡設板２５を嵌脱自在に嵌
入して、上部ベース４の右端側を仕切板２３に脱着自在
に支持固定しである。

また、第５図、第６図及び第９図に示すように、２６は
受梁支持ブラケットで、前後方向に配置された本体部２
６ａと本体部２６゛ａの前端部から左側方に突設せしめ
られた突設部２６ｂとから成る平面視略り型状としであ
る。

そして、本体部２６ａ後部を、仕切板２３と、これの右
側に隣接する縦長状仕切板１７との間における上部ベー
ス４よりも上方側に配置して、仕切板２３の右側面に固
設し、本体部２６ａ前部及び突設部２６ｂを仕切板１７
．２３及び上部ベース４よりも前方に突出させている。

２７はガイド受梁で、該受梁２７として、水平状天壁２
７ａと、天壁２７ａ前端部から下段された前壁２７ｂと
から成る山形材を使用している。

受梁２７は、上部ベース４の前方斜め上方側に幅方向に
横設させて、右側前壁２７ａを受梁支持ブラケット２６
の突設部２ｂ前方側に配置し、両者を、ボルト、ビス等
の固定具２８により脱着自在に固定して、受梁２７の右
端側を支持ブラケット２６に支持させである。

また、上部ベース４の左端前壁には受梁支持部材２９を
前方及び上方突出状に固設して、該支持部材２９の前端
にガイド受梁２７の左端前壁２７ｂをボルト、ビス等の
固定具３０により脱着自在に固定して、受梁２７の左端
側を上部ベース４、即ち、販売機ケース１側に脱着自在
に支持させである。

３１は上部ベース４上の各商品収容部１２の前方側に位
置させる山形片にて例示する商品落下防止ガイドで、第
４図示の如く、ガイド受梁２７の天壁２７ａ上にボルト
、ビス等の固定具３２及び、ダボ３３とダボ孔３４によ
る結合によって脱着自在に取付けてあり、ガイド３１後
壁を商品収容部１２内の前側の２段目の商品Ａに接当さ
せて、該商品Ａの前方側への落下を防止させである。

３５は前記各ガイド３１に立設状に備える積層保持ロッ
ドで、下端をガイド３１後壁に係脱自在に係止し、上端
をロッド支持板３６に挿脱自在に挿通して、該ロッド３
６を商品収容部１２内の前側の商品Ａ前面側に沿わせて
あり、このロッド３６及び前記ガイド３１により商品Ａ
の右側への落下を防止できるようにしである。

なお、下部ベース３側にも、ガイド受梁３７、商品落下
防止ガイド３８、縦長型、・縦短型積層保持ロッド３９
．４２等を上記と略同様にして備えである。

尚、ガイド受梁３７は左右一対のガイド受梁支持ブラケ
ット４３を介して下部ベース３に支持しである。

また、下部・上部ベース３，４の各主スリット８．９間
にはガイド１４０，４１を形成してあり、商品押出機構
の押出ブロックが曲溝４０，４１に案内されて前後動す
ることにより、各商品収容部１８．２０．１２内の商品
Ａを前後に押出せるようにしである。

実施例は以上の様に構成してあり、売行きの良い商品Ａ
は下部ベース３上の右側の商品収容量を大とした縦長型
商品収容部１８内に収容るようにし、また、売行きの悪
い商品Ａは下部ベース３左側及び上部ベース４上の商品
収容量を小とした縦短型商品収容部２０．１２内に収容
するようにするのである。

そして、今、第１図示の如く、下部ベース３上に４個の
縦長型商品収容部１８を構成し、また、下部ベース３及
び上部ベース４上に各々６個の縦短型商品収容部２０．
１２を構成して、商品Ａの販売種類数を実施例に於いて
は最大の１曙類とした状態から、第２図ａ、 ｂ、 ｃ
に示す如く、下部・上部ベース３，４上の縦短型商品収
容部２０．１２を減少させ、下部ベース３上の縦長型商
品収容部１８を増加させて、販売機種類数を１５．１４
．１２種類等に減少させる際には、まず、ロッド支持板
３６、積層保持ロッド３５，３９．４２、ガイド受梁２
７，３７等を取外し、次に、下部・上部ベース３，４に
備えた縦短型仕切板１９．１０を除去して、上部ベース
４を取外し、更に予備スリット２２を利用して立設した
支持ブラケット２６を備える仕切板２３も除去する。

そして、上部ベース４を販売種類数と対応するものと交
換して販売機ケース１内に再び備えるのであるが、まず
、それに先立って、前記の支持ブラケット２６を備えて
仕切板２３を販売種類数と対応する予備スリット２２を
利用して立設し、それから、上部ベース４を販売機ケー
ス１内に上記同様にして備えるのである。

このようにしてから、下部ベース３の前記仕切板２３よ
り右側には縦長型仕切板１７を追加立設すると共に、下
部ベース３の前記仕切板２３より左側及び上部ベース４
には縦短型仕切板１９．１０を備えて、次に、ガイド受
梁２７，３７、積層保持ロッド３５，３９．４２、ロッ
ド支持板３６を備えれば、販売機種類数の変更作業は終
了するのである。

なお、実施例に於いては、予備スリットを利用して立設
した縦長型仕切板に上部ベースの幅方向一端を支持させ
ると共に、ガイド受梁支持ブラケットを固設したが、こ
の仕切板と隣接する仕切板に上部ベースの幅方向一端を
支持させると共に、ガイド受梁支持ブラケットを固設す
るようにしてもよい。

また、実施例に於いては、下部ベースの上方に上部ベー
スを一段備えたが、二段以上備えたものにも本考案は適
用可能である。

以上詳述したように、本考案は、上記下部ベースにおけ
る複数の主スリツト側方近傍に予備スリットを各々形成
し、これら予備スリットの内で、上部ベースの幅方向他
端部と対応する予備スリットを利用して、上部ベースの
幅方向他端部側近傍に位置し且つ商品収容部の側壁を構
成する付加仕切板を脱着自在に立設し、この付加仕切板
と、付加仕切板の側方傍に位置する下部ベース側仕切板
との一方で、上部ベースの幅方向他端部を脱着自在に支
持させると共に、これら両仕切板間に、上記ガイド受梁
の幅方向他端部を脱着自在に支持する支持ブラケットを
前方突出状に備えたので、付加仕切板及びその側方近傍
に位置する下部ベース側仕切板が側壁となる商品収容部
への商品の収納に対して、支持ブラケットが支障を及ぼ
さないと共に、上記商品収容部内からの商品押出機構に
よる商品の押出に対しても支持ブラケットが支障を及ぼ
すことはない。

又、商品収容部の収容量の変更による商品販売種類数の
変更時に、上部ベース及びガイド受梁を横幅の異なる販
売種類数と対応するものに交換しても、上部ベースの販
売種類数と対応する予備スリット、即ち、上部ベースに
おける販売機ケースによる支持側端部とは反対側の端部
と対応する予備スリットを利用して、付加仕切板を立設
する等すれば、上部ベース及びガイド受梁における販売
機ケースによる立春側端部とは反対側端部を、販売種類
数の変更前と同様に支持させることができるのであり、
販売種類数を種々に変更しても、下部ベースは交換変更
する必要がなく、下部ベースは共通とできるのである。

これを、例えば、下部ベース予備スリットを一個（一組
）形成し、これを利用して仕切板を立設して、上部ベー
ス及びガイド受梁の幅方向一端側を上記同郡にして支持
させたものと比較すると、この場合には、販売種類数を
変更すべく、上部ベース及びガイド受梁を横幅の異なる
ものと交換した時には、下部ベースも販売種類数と対応
するものと交換しなければ、上部ベース及びガイド受梁
を前記同様にして支持することができず、販売種類数の
変更は高くつくと共に、変更作業も容易に行えない。

これに対し、本考案は販売種類数を種々に変更しても下
部ベースは交換変更する必要がなく、商品収容部の収容
量の変更による販売種類数の変更を上記の場合等よりも
安い費用で容易に行えるのである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を例示し、第１図は販売機ケー
ス内部の正面図、第２図ａ、 ｂ、 ｃは商品販売種類
数を１５ｔ １４．１２１１類とした販売機ケース内部
の正面図、第３図は下部ベースの平面図、第４図は第１
図のＩＶ−ＩＶ線矢視断面図、第５図は第１図の■−ｖ
線矢視断面図、第６図は第５図のＶＩ−ＶＩ線矢視断面
図、第７図乃至第９図の各図は第１図の■−■線、■−
■線、ＩＸ−ＩＸ線各矢視断面図である。 １・・・・・・販売機ケース、３・・・・・・下部ベー
ス、４・・・・・・上部ベース、８，９・・・・・・主
スリット、１０，１７． １９．２３・・・・・・仕切
板、１２． １８．２０・・・・・・商品収容部、２２
・・・・・・予備スリット、２６・・・・・・受梁支持
ブラケット、２７・曲・ガイド受梁、・・・・・・商品
落下防止ガイド、Ａ・・・・・・商品。 １

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 販売機ケース内で幅方向に横設した下部ベースの上方に
   、横幅を前記下部ベースの横幅よりも短かくした少くと
   も一段の上部ベースを幅方向に横設状に備え、これら各
   ベースに形成した主スリットを利用して脱着自在に立設
   する下部ベース側と上部ベース側仕切板を各ベースに幅
   方向に複数枚並設して、各ベースの仕切板間に商品を縦
   方向に積層状に収容する商品収容部を形成腰前記上部ベ
   ースの前方側にガイド受梁を幅方向に横設状に備えて、
   該受梁に、上部ベースの仕切板間に収容した商品の前方
   側への落下を防止する商品落下防止ガイドを備え、前記
   上部ベース及びガイド受梁の幅方向一端部を販売機ケー
   ス側に脱着自在に支持させたものに於いて、上記下部ベ
   ースにおける複数の主スリツト側方近傍に予備スリット
   を各々形成し、これら予備スリットの内で、上部ベース
   の幅方向他端部と対応する予備スリットを利用して、上
   部ベースの幅方向性端部側方近傍に位置し且つ商品収容
   部の側壁を構成する付加仕切板を脱着自在に立設し、こ
   の付加仕切板と、付加仕切板の側方近傍に位置する下部
   ベース側仕切板との一方で、上部ベースの幅方向他端部
   を脱着自在に支持させると共に、これら両仕切板間に、
   上記ガイド受梁の幅方向他端部を脱着自在に支持する支
   持ブラケットを前方突出状に備えたことを特徴とする自
   動販売機の商品ストッカー。