JPS6028914B2 - 高強度電解鉄箔の製造法 - Google Patents

高強度電解鉄箔の製造法

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JPS6028914B2
JPS6028914B2 JP56170724A JP17072481A JPS6028914B2 JP S6028914 B2 JPS6028914 B2 JP S6028914B2 JP 56170724 A JP56170724 A JP 56170724A JP 17072481 A JP17072481 A JP 17072481A JP S6028914 B2 JPS6028914 B2 JP S6028914B2
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JP
Japan
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electrolytic iron
iron foil
foil
electrolytic
strength
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JP56170724A
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JPS5873787A (ja
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一幸 小池
耕二 箱田
嘉一 近藤
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Toyo Kohan Co Ltd
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Toyo Kohan Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高強度で鞠性のある電解鉄箔の製造法に関する
ものである。
電解鉄箔は第一鉄イオンを含む電解格を用いて、チタン
、ステンレス、ニオブなどの剥離性を有する雷錆用基体
上に、鉄電着を行い、電鍍用基体より剥離することによ
って得られる。
電解鉄箔は従来の圧延法による鋼板あるいは鋼箔よりも
、薄くて広中で形状の良いものが得られ、またアルミ箔
や銅箔に比して、強度、磁性、耐熱性にすぐれるので、
紙やプラスチックなどとの複合材料、あるいは電気材料
として、多くの用途がある。その用途のうちで、複合材
料ではより薄くても強度があり、かつ軽度の曲げや絞り
加工に耐えられる鞠性が要求され、電気材料においては
さらに強度を上げた電解鉄箔が望まれている。たとえば
、建材や包装容器材料として、プラスチックとラミネー
トして使用されるが、ラミネートするためには電解鉄箔
の強度の向上が要求される。また電気材料の用途の1つ
として、電解鉄箔に穿孔加工を施し、カラーテレビの有
孔遮蔽板に使用する場合、電子ビーム照射による熱歪を
防ぐため、高張力の状態で使用されるか、または電解鉄
箔の強度によって、特定の形状を保持させるので、これ
らに耐える強度を有する電解鉄箔が必要とされる。電解
鉄箔を強靭化するために、合金による強化法がある。従
来の鉄合金の露着は、たとえば、特公昭44一2583
3,特公昭54一12090に記載されているように、
その目的が磁性、あるいは耐食性、装飾性の向上であり
、しかも霞着はめつきであって、電解する基板より蚕着
、すなわちめつき層を剥離して、電解箔を製造すること
までは配慮はなされていない。また特開昭52−212
77には鉄合金箔の製造法が記載されているが、合金元
素含有量が40〜50%と高く、電解鉄箔とはいえず、
さらに得られる電解箔の機械的性質の改良については、
何らふれていない。本発明の目的は高強度で、しかもあ
る程度の加工に耐えられる改良された電解鉄箔を、高電
流密度でも製造できる方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、種々検討したところ、高
濃度の塩化第一鉄溶液にNjもしくはCoイオンの1種
、または2種を添加した溶液を電解液とし、95oo以
上の温度で露銭用基体上に、鉄を主体とする合金電着を
行い、電銭用基体より雷着層を剥離して得たNiもしく
はCoの1種、または2種を含有する電解鉄箔が、本願
の目的を満足するものであることが判明した。第1図に
は、厚み30仏mの電解鉄箔中のNiおよびCo含有量
と引張り強度、ェリクセン値(10柳鋼球)の関係を示
した。
NiおよびCo含有量が0.5%以上になると、強度お
よびェリクセン値が向上し、電解鉄箔の強轍化の効果が
あらわれる。上記の電解鉄箔を製造するには、電解液中
の第一鉄イオンの濃度が150〜400夕/そであり、
150夕/そ以下であれば、電着層の応力が高く、しか
も脆くなり、電解鉄箔として、雷銭用基体から剥離する
ことができない。ま400多/ク以上になると、電解電
圧が著しく高くなり、いたづらに電力消費を高めるばか
りでなく、塩化鉄として結晶が晶出するので好ましくな
い。電解液中のNiおよびCoイオンの量は1〜50夕
/夕が好ましく、1夕/そ以下では電解鉄箔中に共折す
るNjおよびCoの量が少なくて、強靭化の効果はなく
、50夕/そ以上になるとNiおよびCoの量が多く共
折し、竜着応力を高め、電解鉄箔として取り出すことが
できない。電解鉄箔中に含有されるNiもしくはCoは
0.5〜20%,好ましくは0.5〜10%であり、2
0%以上NiもしくはCoを含有する電解鉄箔は蚤着応
力により歪が著しく、使用に耐えないものである。また
NiとCoは性質が類球)の関係を示した。Niおよび
Co含有量が0.5%以上になると、強度およびヱリク
セン値が向上し、電解鉄箔の強数化の効果があらわれる
。上記の電解鉄箔を製造するには、電解液中の第一鉄イ
オンの濃度が150〜400夕/そであり、150夕/
そ以下であれば、電着層の応力が高く、しかも脆くなり
、電解鉄箔として、電鈴用基体から剥離することができ
ない。
また40夕/そ以上になると、電解電圧が著しく高くな
り、いたずらに電力消費を高めるばかりぜなく、塩化鉄
として結晶が晶出するので好ましくない。電解液中のN
iおよびCoイオンの量は1〜50夕/夕が好ましく、
1夕/そ以下では電解鉄箔中に共折するNiおよびCo
の量が少なくて、強籾化の効果はなく、50夕/そ以上
になるとNjおよびCoの量が多く共析し、電着応力を
高め、電解鉄箔として取り出すことができない。電解鉄
箔中に含有されるNiもしくはCoは0.5〜20%,
好ましくは0.5〜10%であり、20%以上Niもし
くはCoを含有する電解鉄箔は軍着応力により歪が著し
く、使用に耐えないものである。またNiとCoは性質
が類似しているので、電解鉄箔の強化に対して、同じよ
うに効果があり、NiとCoを併用した場合はそれぞれ
の添加量の和が単独添加した場合の添加量に相当する。
NiもしくはCoイオンを電解液中に共存させるには、
NiもしくはCoの塩化物、硫酸塩などの金属塩を添加
する万万法、ァノードの一部にこれら金属または合金を
使用する方法、あるいは不潟性ァノードを使用して、別
槽で化学的にこれら金属または合金を熔解する方法など
がある。さらに電解温度は95o0以上が好ましく、9
5q○以下では雷着応力が高く、たとえ雷着はできても
箔として取り出すこができない。
また12000以上になると、電解液が沸騰し、電解鉄
箔に異物を巻き込み、表面状態を悪くするので好ましく
ない。電流密度は10A/d枕以上が好ましく、1M/
d淋以下であれば、NjもしくはCoが多く析出し、露
着応力が高くなり、著しくはクラツクを生じて箔として
竜銭用基体より剥離できない。さらに電解液のpHは0
以下に調整するのが好ましく、pHが0以上であれば、
電解鉄箔の延性がそこなわれる。上記のような条件で露
着することにより、電解鉄箔中にNiもしくはCoを0
.5〜20%,好ましくは0.5〜1%含有せしめるこ
てができ、雷着応力などに起因する歪も少ない。強靭な
電解鉄箔が得られる。本発明は陽極に熔性アノードを用
いる電解鉄箔の製造法、あるいは不燃性アノードを用い
る電解鉄箔の製造にも適用できるものである。また本願
の電解鉄箔の使用において、効果が著しい電解鉄箔の厚
みは5〜70仏m,好ましくは10〜50仏mであるが
、用途によっては、この範囲を逸脱する場合もあり、厚
みについては特に限定するものですまない。雷銭用基体
として、チタン、ステンレス、ニオブなどの金属板をド
ラム状、あるいはエンドレスベルト状に加工し、電解液
中で回転または移行させながら鉄を亀着し、露着層を剥
離することによって、NjもしくはCoの1種または2
種を含有する電解鉄箔を連続的に製造することができる
本発明による電解鉄箔はNiもしくはCoを含有しない
ものに比して、強度、鋤性があり、プラスチックとのラ
ミネートにおいても、強度は十分であり、軽度の絞り加
工も施すことができる。またカラーテレビの有孔遮蔽板
に用いても、張力をかレナた状態の使用に十分耐えるこ
とができる。次に本発明を実施例にて具体的に説明する
。実施例カーボン板を陽極とし、竜綾用基体として、チ
タン板を用いて、第1表に示す条件で30仏mの厚みに
鉄を竜着し、チタン板より剥離して、電解鉄箔を得た。
なお陽極において、第二鉄イオンが生成するので、電解
液を電解槽より別槽に取り出し、鉄スクラップにより、
第一鉄イオンを還元して、電解槽へ戻した。別槽におい
ては、鉄スクラップ量の調整、あるいは塩酸によって、
電解液のpHを0以下に維持し、さらに塩化ニッケル、
塩化コバルトを添加し、第1表の濃度になるよに調整し
た。得られた電解鉄箔について、NjおよびCo量の分
析、引張り試験、ェリクセン張り出し試験(10肌鋼球
)を行ない、その結果を第3表に示した。比較例 実施例と同様な方法で、第2表に示す条件で、鉄電着を
行い、チタン板より剥離できたものについて、実施例と
同様な試験を行い、その結果を第3表に示した。
第3表のように、実施例に示した電解鉄箔(No.1〜
NO.15)は、50A/dあと電流密度は高くても、
NiおよびCoを含有しない比較例の電解鉄箔(No.
16)に比べ、強度、およびェリクセン値がいずれも高
く、強勘さが著しく改良された。比較例No.17〜1
8はNiおよびCo含有量が低く、強度、籾性があまり
改良されなかった例、No.19〜20は第一鉄イオン
濃度が低すぎて、竜着応力が高くて箔にならなかった例
である。またNo.21〜23はNiおよびCoの量が
多すぎて箔として取り出せなかった例、No.24〜2
5は電解温度が低すぎて、露着応力が高く、箔としてチ
タン板から、剥離できなかった例である。第1表 実施
例の電解鉄箔の製造条件 第2表 比較例の電解鉄箔の製造条件 第3表試験結果
【図面の簡単な説明】
第1図は電解鉄箔のNiおよびCo含有量と強度の関係
を示し、第2図は電解鉄箔中のNiおよびCo含有量と
ェリクセン値の関係を示すものである。 姿J図 券2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第一鉄イオン150〜400g/l含有する塩化鉄
    溶液に、NiイオンもしくはCoイオンの1種、または
    2種を1〜50g/l添加した溶液を電解液とし、電鋳
    用基体上に、温度95〜120℃で電着を行い、電鋳用
    基体より剥離してなる高強度電解鉄箔の製造法。
JP56170724A 1981-10-27 1981-10-27 高強度電解鉄箔の製造法 Expired JPS6028914B2 (ja)

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JPS5873787A JPS5873787A (ja) 1983-05-04
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