JPS6028778B2 - シラスを主成分とする水硬性成形物の製造法 - Google Patents

シラスを主成分とする水硬性成形物の製造法

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JPS6028778B2
JPS6028778B2 JP21220981A JP21220981A JPS6028778B2 JP S6028778 B2 JPS6028778 B2 JP S6028778B2 JP 21220981 A JP21220981 A JP 21220981A JP 21220981 A JP21220981 A JP 21220981A JP S6028778 B2 JPS6028778 B2 JP S6028778B2
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JP
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cement
water
shirasu
whitebait
hydraulic molded
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純一 高平
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GIKENSHA KK
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GIKENSHA KK
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は火山地帯に多量に存在するシラス則ち火山噴出
物を利用した水硬性成形物の製造法に関するものである
従来火山地帯に無尽蔵に存在するシラスは軟弱地盤を形
成し雨季には崩落して災害を起すおそれが多く、特にシ
ラスの多い鹿児島地方においてはシラスの利用開発が強
く望まれている。
本発明者はさきにシラスとアルミナセメントとを混和し
た水硬性物体を提案し(特願昭56−24741、24
742、2474ふ26667、266斑)、従来の如
く焼成の必要なく貴重な燃料エネルギーを消費する必要
のないシラスの利用法を提供したが、この水硬性物体に
おいて使用するアルミナセメントはボーキサイトより電
気炉を使用して製造するものでその製造に当っては多量
のエネルギーを使用し価格も著しく高い難点があること
は周知の通りである。
アルミナセメントの代りにボルトランドセメント、高炉
セメント、硫酸塩スラグセメントの如き比較的安価な汎
用セメントを使用してシラスより水硬性成形物を得るこ
とができれば前記アルミナセメントを使用する場合に比
し遥かに廉価に提供することができるが、シラスに上記
汎用セメントを加え水で控塾陳するときはシラス中の酸
化アルミニウムがヱトリンガィドの針状結晶となって硬
化セメント中に過剰に析出しその内部応力によってセメ
ント相が内部より崩壊し水硬性成形物の強度を著しく低
下せしめる。
シラスの成分は鉱物組成では火山ガラス50〜78%、
長石および石英20〜50%その他となり、化学分析値
ではシリカ60〜75%、アルミナ13〜16%その他
となる。
この非晶質の火山ガラスおよびアルミナがセメントと混
和し水を加えた場合硬化するファクターとなるが、この
うちァルミナは上述の如く汎用セメントを加えた場合ヱ
トリンガィドの針状結晶を大量に生成し水硬性成物体の
強度を低下せしめるのでこれを抑制するためシラスに強
アルカリ、実用的には石灰を加えてシラス中のアルミナ
をアルミン酸塩に変換せしめこれにセメントを混和して
水硬性成形するもので、この場合セメントとしてボルト
ランドセメント系のみを使用するときは余剰の石灰分が
成形物表面に鯵出所調ェフレッセンスの現象を起し塗装
に極めて有害であるとともに耐膜性に欠け表面が炭酸化
により崩壊しあるいはこれに俵する他物質を侵蝕する欠
陥があるのでこれを防ぐためセメントの一部または全部
に高炉水律スラグセメントまたはフライアッシュセメン
トを使用して本発明を完成したものである。本発明にお
いて使用するセメントはアルミナセメント以外のすべて
の汎用セメントたとえばボルトランドセメント系、ジェ
ットセメント、浪合セメント系たとえば高炉セメント、
フライアツシュセメント等および高硫酸塩セメント系た
とえば水陸スラグ〜石膏〜消石灰〜ボルトランドセメン
ト系等も使用することができ、上述の如くボルトランド
セメント系のみの使用は避ける。
アルミナセメントを使用する場合にはアルミナセメント
のみでは水和反応に際しアルカリにより急結反応を起す
ので、シラス粉を石灰処理し酸で余剰の遊離石灰を中和
した後にアルミナセメントを加えればよい。
ボーキサイトからバイヤー法によりアルミナを製造する
とき赤泥と呼ばれる廃棄物を生じる。
これは嫁鉱中に含まれる酸化第二鉄、アルミナ、シリカ
などが残った弱アルカリ性の泥状物で上述のシラス〜セ
メント混和物の一部と置換して使用することができ、特
に酸化第二鉄の赤褐色を利用し必要に応じ顔料を加えて
色調を選択すれば有利である。以下実施例により本発明
を更に詳細に説明する。
実施例 1 シラスを天日乾燥後輪分けし、粒度2.Q肋以下乃至5
.0側以下程度のシラス粉400タ消石灰100夕、水
1000ccを加え90〜10び○でよく蝿拝しながら
約30分間加熱すると全量約600ccになる。
ここでB種高炉セメント(水窪スラグとボルトランドセ
メントとの等量混合物)200夕を加えよく蝿拝すると
pHが約11になる。これに石綿10%、廃パルプ10
%を加えてスラリー濃度4%になる如く水に分解し、抄
造機により建築用内外装パルプセメント板(JISA
5414−1979相当)を得る。28日間養生した後
の曲げ破壊荷重は6肋厚内装板で90k9/松以上、1
2肌厚外装板で95k9/仇以上であった。
実施例 2 天日乾燥後節分けした粒度2.仇吻以下乃至5.0側以
下程度のシラス粉1.2kgに消石灰300夕、水3リ
ットルを加え90〜100ooでよく鷹拝しながら約3
0分加熱すると全量約1.8リットルになる。
別に赤泥300のこ5%硫酸80ccを加えよく櫨拝し
た後処理シラスと処理赤泥とを混和しB種高炉セメント
75M「石綿110夕、廃パルプ180夕を加えスラリ
ー濃度4%になる如く水に分散し、抄造機により建築用
内外装パルプセメント板を得る。養生後の曲げ破壊荷重
は実施例1と同様である。実施例 3 シラス粉400仇こ消石灰100夕、水1000ccを
加え90〜100qoよく灘拝しながら約30分間加熱
すると全量約600ccになる。
ここでフライアツシュ200夕、ボルトランドセメント
100夕、石綿28夕、廃パルプ50夕を加えスラリー
濃度4%になる如く水に分散し抄造機により建築用内外
装パルプセメント板を得る。実施例 4 シラス粉1200夕、消石灰300夕を水10リットル
に投入し蝿拝しつつ90〜10000で約3び分間加熱
すると全量約6リットルになる。
これに5%塩酸107ccを加え鷹拝するとPH約8に
なる。これにアルミナセメント450〜600夕を加え
スラリー濃度4%になる如く水に分散し抄造機により軽
量で断熱性にすぐれた建築用内外装パルプ板を得る。実
施例 5シラス粉1200夕、消石灰300夕を水10
リットルに投入し額拝しつつ90〜100q0で約30
分間加熱すると全量約6リットルになる。
これに5%硫酸800ccを加え縄拝するとPH約8に
なる。これに水淫スラグ400夕および石膏の反応刺戟
剤としてボルトランドセメント12夕を加え、型に填入
して加圧成形しまたは流し込み成形して瓦、厚形スレ−
ト等成形品を得る。実施例 6 シラス粉1200夕、消石灰300夕を水10リットル
に投入し櫨拝しつつ90〜10び0で約30分間加熱す
ると全量約6リットルになる。
これに5%硫酸800cc加え蝿拝するとpH約8なる
。これを押出成形に適当な水分量に脱水調整し少量の可
塑性例えばメチルセルローズ、C種高炉水窪スラグセメ
ント400夕を添加し、押出機により各種断面形状に押
出し裁断して常温で放置硬化し、タイル、建材用の柱、
瓦、その他外装材、内装材を得る。長尺村の場合は必要
に応じ鉄筋を入れることも可能である。実施例 7 シラス粉400のこ消石灰100夕、水1000ccを
加え90〜100qoでよく灘拝しながら約30分加熱
すると全量約600ccになる。
ここでB種高炉セメント2009および発泡剤としてア
ルミニウム粉2〜49を加え凝梓後型に流し込み発泡成
形させ上面を裁断除去して高比重0.6〜1.2のAL
C相当軽量建材を得る。常圧60qoの水蒸気養生また
は1ぴ気圧程度の圧力下における高温高圧水蒸気養生が
適している。実施例 8シラス150kgに消石灰38
k9、水67.0リットルを加えよく郷拝しつつ90〜
100つ0に30分間加熱した後ボルトランドセメント
75k9および水連スラグ85kgを添加し、控和水を
加えスランプ値を5〜6弧の硬練りとする。
この練和物を組立て鉄筋とともに遠心力成管機に入れ管
状に成形し、一次蒸気養生した後脱型し、二次養生とし
て水中、気中散水、蒸気、オートクレープ(10〜15
気圧、8〜1畑時間)養生を行いJIS、A、5303
相当のヒューム管を得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シラス粉に石灰および水を加えて撹拌してシラス成
    分中の酸化アルミニウムをアルミン酸カルシウムとなし
    、セメントを添加することを特徴とする水硬性成形物の
    製造法。 2 セメントがポルトランドセメント系、ジエツトセメ
    ント、アルミナセメント、混合セメント系、高硫酸塩セ
    メント系あるいはその混合物より選ばれた特許請求の範
    囲第1項記載の水硬性成形物の製造法。 3 シラス粉に石灰および水を加えて撹拌してシラス成
    分中の酸化アルミニウムをアルミン酸カルシウムとなし
    、酸で中和した後アルミナセメントを添加する特許請求
    の範囲第2項記載の水硬性成形物の製造法。 4 押出成形により所要の形状に成形する特許請求の範
    囲第1項記載の水硬性成形物の製造法。 5 シラス粉に石灰および水を加え撹拌してシラス成分
    中の酸化アルミニウムをアルミン酸カルシウムとなし、
    酸で中和した後水滓スラグおよび適量の刺戟剤を添加す
    ることを特徴とする水硬性成形物の製造法。 6 シラス粉に石灰および水を加え撹拌してシラス成分
    中の酸化アルミニウムをアルミン酸カルシウムとなし、
    セメントおよび硫酸処理赤泥を混和することを特徴とす
    る水硬性成形物の製造法。
JP21220981A 1981-12-29 1981-12-29 シラスを主成分とする水硬性成形物の製造法 Expired JPS6028778B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61160478U (ja) * 1985-03-26 1986-10-04

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JPS61160478U (ja) * 1985-03-26 1986-10-04

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