JPS602848B2 - 閉鎖配電盤 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は閉鎖配電盤に係り、その絶縁抵抗測定装置に関
する。

一般に閉鎖配電盤に於ては、初期の性能を保持し正常な
運転を継続するために定期的に点検、保守を行うことが
大切である。

上記点検保守終了後適格な良否の判定法が必要となる。
この場合、誰が判定しても、ほぼ同じ結果が得られる絶
縁抵抗（以下これをメガと略称する）測定法が一般に実
施されている。これは、閉鎖配電盤の線路側導体と、高
圧ケーブル及び電動機等の負荷をも含めて総合的な判定
ができて便利なので、火力発電プラントでは閉鎖配電盤
にこの機能を持たせるよう要求している。従来メガ測定
には次のような方法が実施されていた。‘１１ メガ測
定用可動器を使用する場合。

■ 盤内にメガ測定用断驚器（以下メガＤＳと略称する
）を設ける場合。上記ｍ項の場合、メガを測定する際盤
内のしや断器を麹外に引出し、代りにメガ測定用可動器
を挿入しなければならないので、手間がかかり面倒であ
った。

特に二段糟閉鎖配電盤では、上段のしや断器を引出し、
かつメガ測定用可動器を挿入するためにリフターを使用
しなければならず実際には採用困難である。また２段積
の場合、上段と下段では王回路断路部の電源側と負荷側
との関係が反対になるため、挿入誤りを防止するために
なんらかのインターロックが必要である。更にメガ測定
用可動器の台数分だけしか絶縁抵抗の測定ができなかっ
た。このため【２１頃のメガＤＳを設けることが行われ
ていたが、メガＤＳは運転中片方に高電圧が印加される
ため高圧機器となり、盤内で大きなスペースをとるため
二段積構成が不可能であつた。更にＪＥＭ−１１５３に
定められているＧ形は、主回路充電部を全て絶縁するこ
とになっているが、メガＤＳは構造的に絶縁不可能であ
った。更に安全上、このメガＤＳはしや断器を安全距離
切離したとき、自動的に閉じてメガリング回路を構成し
ていたので装置が大がかりとなり高価であつた。本発明
の目的はシャッター袋簿に連動する絶縁抵抗測定回路や
接地回路用の接触子を設け、これをシャッター開成時、
負荷側断路部接触子に自動的に接触させることにより上
記のような欠点を除去できる閉鎖配電盤を提供すること
にある。

以下本発明を図面に示す実施例を参照して説明する。第
１図に於て川ま箱体フレームで、その内部には、しや断
器２を２段に収納し「それぞれ負荷側主回路断路部３及
び電源側主回路断路部亀内の接触部２暖を介して母線６
や高圧ケーブル８に接続する。７は変流器で高圧ケーブ
ル蟹への接続導体に装着する。

９は零相変流器で藤圧ケ−ブル８に装着する。５はシャ
ッター装涜で、前記電源側主回路断路部４の前面側に開
閉可能に構成する。

第２図は上言己シャッター装置５とこれに連動するメガ
リング装置及び両主回路断路部３、母の周辺部を示して
おり「今シャッター装置５は閉状態である。また第３図
はシャッター装置５が開の状態を示す。上記第２図及び
第３図に於て、１０はシャッター駆動装置で、シャツ夕
−駆動レバー１１を介して、電源側主回路断路部４の前
面に設けたシャッターカバー２と連結し、前記しや断器
２の移動に伴い、シャッターカバ１２を開閉動作させる
。１３は絶縁支持板でｔ前記負荷側主回路断路部３の前
面に移動可能に設けられ、前記シャッター駆動しバ１１
に連結し、シャツタカバ１２と共に駆動される。

第４図〜第５図はその要部で１４は絶縁抵抗測定用の接
触子で、取付金具量５にヒンジ式に装着され、その中に
は第５図の矢印方向に回転力を与えるねじりコイルばね
１６が組み込まれている。更に取付金具１５は前記絶縁
支持板１３に固定し、電線１つを介してメガコンセント
１飢こ接続する。第４図により動作を説明するとシャッ
ター開成時は、実線で示す如く、接触子竃４が負荷側断
繁用の接触部２０の前面に接触する。

すると接触子祖４はねじりコイルばねＩＳで押されてた
わむので、接触部２０の前面で穣動する。これに対し、
シャッター開放時は２点鎖線で示す如く〜接触子１ＩＷ
ま上方にスライドしながらガイド板１９にガイドされて
、垂直方向に折りたたまれト接触部２８から充分な距離
だけ離れる。尚〜上記接触子１４ｌを接地回路に接続す
れば「 しや断器亭拙いこより負荷側電路を自動的に接
地することができる。本発明は以上の如く構成されてい
るので単にしや断器を安全距離功隣するだけでも自動的
にメガリング回路又は負荷側の接地回路が構成され、か
つシャッターと機械的に連動しているので安全性が溶く
複雑なインターロックは必要ない。更に電源側のみにシ
ャッターを設けているのでしや断器を滋外に搬出しても
危険個所が１目でわかり多段積みされて複雑化された閉
鎖配電盤に最適である。更に、機造が簡単で安価であり
、装置が非常にコンパクトなので最近のように縮少化さ
れた多段積閉鎖配電盤用として最適な装置を得ることが
できる。図面の遼寧な磯期 第１図は本発明による閉鎖配電盤の一実施例を示す側断
面図ｔ第２図は第１図の姿部であるメガリング装置の閉
状態を示す側断面図、第３図は第２図の開状態を示す側
断面図、第４図は動作状態を示す拡大側断面図、第５図
は接触子の姿部を示す斜視図である。

１…・・・箱体フレーム、２・・・・・・しや断器、３
・・・・・・負術側主回路断路部、４…・・・電源側主
回路断賂部、５……シャッター、１２……シャッターカ
バ、１３・・・・・・絶縁支持板、１４…・・・接触子
、１５…・・・取付金具、１６……ねじりコイルばね、
１７…・・・電源、１８…・・・メガコンセント、１９
・・・・・・ガイド、２０……接触部。

第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 箱体に引出自在に収納されこの箱体内に設けられた
   絶縁筒内に接触部を設けてなる電源側断路部および負荷
   側断路部と接離する電気機器と、前記箱体の側壁に対向
   して縦に設けられ前記電気機器と係合し前記電気機器の
   挿入引出しにより上下動する一対のシヤツター駆動レバ
   ーと、このシヤツタ駆動レバーに係合し前記電気機器の
   引出により前記電源側断路部の前記絶縁筒の前面をしや
   へいするシヤツターが設けられた閉鎖配電盤において、
   前記シヤツター駆動レバー間に横に設けられた絶縁支持
   板と、一端がこの絶縁支持板側に回動可能に取付られ接
   地回路に接続された帯板状の接触子と、前記絶縁支持板
   側に取付られ前記接触子に対して前記負荷側断路部方向
   のトルクを与えるばねを備え、前記負荷側断路部と前記
   接触子との関係位置を前記シヤツターの閉成時に前記接
   触子の先端が前記ばねにより前記負荷側断路部の絶縁筒
   内の接触部に押接するように設定したことを特徴とする
   閉鎖配電盤。