JPS6028228B2 - フライホイール付電動機 - Google Patents

フライホイール付電動機

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JPS6028228B2
JPS6028228B2 JP11889177A JP11889177A JPS6028228B2 JP S6028228 B2 JPS6028228 B2 JP S6028228B2 JP 11889177 A JP11889177 A JP 11889177A JP 11889177 A JP11889177 A JP 11889177A JP S6028228 B2 JPS6028228 B2 JP S6028228B2
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
flywheel
shaft
electric motor
clutch
Prior art date
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Expired
Application number
JP11889177A
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English (en)
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JPS5453206A (en
Inventor
敏夫 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両の原動機などのように頻繁に回転・停止を
繰り返すような回転機械を駆動するのに好適なフライホ
イールを利用した省エネルギ型のフライホイール付き電
動機に関するものである。
〔従来の技術〕
減速時の回転ェネルギをフライホイールに蓄積し、これ
を加速時出力部へ伝達することにより、比較的小型の電
動機で回転機械の加・減速および停止を可能とする試み
は、例えば特関昭48一76012号公報などに提案さ
れている。
しかし、この従来技術は車両に適用されるもので、電動
機から車輪へ回転力を伝達する伝導機構が複雑であり、
運転操作も単純なクラッチ機構の切換えだけでは、有効
に余剰回転ヱネルギをフライホイールへ蓄積し難いとい
う問題がある。〔発明が解決しようとする問題点〕 そこで、本考案の目的は電動機、変速機構、フライホイ
ールおよび伝導機構が一体的に構成され、回転機械の加
・減速および停止に際し、単にクラッチ機構を操作する
だけで効率的にェネルギの蓄積および放出が蓮せられる
フライホイール付電動機を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の構成は回転子と固
定子とからなる電動機と、前記回転子に磁気的に係合・
離脱する円錐体、フライホイールおよび太陽歯車を固定
支持する軸と、前記固定子に設けた内歯歯車と前記太陽
歯車とに噛み合う遊星歯車を有する変速装置と、回転子
と出力轍とを係脱可能に係合する第1のクラッチと、前
記遊星歯車を支持する支持環と前記回転子とを係脱可能
に結合する第2のクラッチと、前記円錐体を軸方向に移
動させて前記回転子との磁気的ギャップを変化させる電
磁付勢手段とを具備したものである。
〔作 用〕
電動機1はフライホイール2と変速装置39とを備えて
おり、回転機械の減速・停止時には回転子38側の回転
ェネルギが変速装置39を介してフライホイール2に蓄
積される一方、起動時にはフライホイール軸に固定支持
されかつ回転子38の内部に臨む円錐体27と回転子3
8との磁気誘導作用により、フライホイール2のェネル
ギが回転子38へ放出される。
〔発明の実施例〕
本発明の構成を図示の実施例に基づいて説明すると、第
1図に示すように本発明によるフライホイール付電動機
はフライホイール2、移動磁界を発生する固定子巻線1
0、永久磁石を有する回転子38及び変速装置39を備
えている。
フライホイール2の軸32の一端がケーシング9の端壁
に軸受23を介して支持され、他端は軸受34を介して
出力軸28の内端部に支持される。出力軸28はケーシ
ング9の他方の端整に軸受16を介して支持される。回
転子38は軸受19を介して軸32に支持される枠8と
、軸受17を介して出力軸28に支持される枠13とを
備えており、またこれらの間に円周方向に間隔を存して
複数個の永久磁石11を結合している。この永久磁石1
1は外周側がN極、内周側がS極となっている永久磁石
と、逆に外周側がS極、内周側がN極となっている永久
磁石とが、円周方向に交互に配置されている。多数の永
久磁石11で構成される円錐状の内周面に対向して、前
記軸32の内端部に磁性体からなる円錐体27が支持さ
れ、両者の空隙、つまり磁気的ギャップは軸32の鞠方
向移動によって変化するようになっている。変速装置3
9は軸32の中央部に設けた太陽歯車29と、ケーシン
グ9の内周面に構成した内歯歯車5と、両歯車に噛合う
遊星歯車4とからなっており、、この遊星歯車4は、そ
の両側にあって軸32にそれぞれ軸受21,20を介し
て支持した支持環33,6に、軸35により支持される
。支持環33,6は軸32に対して軸方向に移動しない
ように支持され、軸32と一緒に軸万向に移動すること
ができ、支持環6の側面に固定したラィニング7が回転
子の枠8の側面に摩擦係合しクラッチ作用をするように
なっている。ケーシング9のフライホイール2と対向す
る端壁に、軸32を移動させるための吸引形電磁石1が
、またフライホイールの反対側にあって、ケーシング9
に固定されかつ軸受22を介して軸32を支持している
隔壁37に、軸32を反対方向に移動させるための吸引
形電磁石3がそれぞれ配置される。
そして、フライホイール2の少くとも両側面は強磁性体
で構成される。また、ケーシング9の他方の端整には、
強磁性体よりなりかつ一側面にラィニング15を固定し
てなるクラッチ板14を吸引するための電磁石26が設
けられる。クラッチ板14は出力滋28のスプラィン3
6に軸万向移動可能に噛合っており、通常ケーシング9
の端壁との間に介装した圧縮ばね40の力によって、ラ
ィニング15が回転子の枠13の側面に摩擦係合するよ
うになっている。電磁石26を支持するケーシソグ端壁
の表面にはラィニング30が固定される。次に、本発明
によるフライホイール付電動機の作動について説明する
まず、通常の運転状態では第1図に示すように、固定子
巻線10の移動磁界と回転子38の永久磁石11との相
互作用によって回転子38が同期回転され、この回転力
はクラッチ板14を介して出力軸28へ伝達される。電
磁石1,3はそれぞれ消磁状態にあり、永久磁石11と
円錐体27とのギャップは大きくなっていて両者間の伝
達トルクは極めて小さい。出力軸28に結合される回転
機械を停止しようとする場合、電磁石3を励磁するとフ
ライホイール2と一緒に軸32が右方向に吸引され、支
持環6のラィニング7が回転子38の枠8の側面に摩擦
係合する。
従って回転子38の回転力は支持環6,33に伝達され
、遊星歯車4を介して支持壕6,33よりも速い速度で
太陽歯車29を回転させ、この回転ェネルギは藤32を
経てフライホイール2によって吸収され、出力軸28が
急速に減速される。このようにして電動機により駆動さ
れる回転機械の制動時の回転運動ヱネルギがフライホイ
ール2の回転運動ェネルギとして蓄積される。そして出
力軸28の回転速度が一定の値以下になった時、電磁石
26を励磁してクラッチ板14を回転子38の枠13の
側面から引き離し、ラィニング30に係合させれば、回
転機械を停止させることができる。再び出力軸28を駆
動する場合、電磁石3を消磁し、電磁石1を励磁すると
、フライホイール2が軸32と一緒に左方向に吸引され
、円錐体27と永久磁石11との磁気的ギャップが小さ
くなり、磁気誘導作用によってフライホイール2の回転
力が回転子38へ伝達される。
そして、電磁石26を消磁すると、ばね40の力によっ
てクラッチ板14が枠13に摩擦係合し、回転子38の
回転力が出力軸28へ伝達される。この時又はその直前
に固定子巻線1川こ通電すれば、比較的小さな電流で電
動機を定常運転状態に至らせることができる。そして、
電磁石1を消滋すると、図示してない戻し‘まねによっ
て軸32は中立の位置に戻り、円錐体27と永久磁石1
1との磁気的ギャップが大きくなり、フライホイール
2の回転力の影響を受けなくなる。なお、以上の実施例
で、軸32を移動させる代わりに、支持環6及び円錐体
27をそれぞれ軸32に対して移動し得るように構成し
てもよい。
〔発明の効果〕本発明は上述のように、回転子38と出
力軸28との間にクラッチ14が設けられていて、フラ
イホイール2の回転ェネルギを利用して回転子38を起
動する場合には、クラッチ14が遮断されているので、
僅かな起動電流で迅速に電動機を所定の速度に高めるこ
とができる。
また、フライホイール2、遊星歯車変速装置39の太陽
歯車29、および回転子38の円錐面に対向する円錐体
27は同一の軸32に支持され、1対の鰭磁石1,3に
より前記髄32を鞠方向に移動させることによって、回
転ェネルギの転換がなされる。
つまり、フライホイール2の回転ェネルギを放出する場
合には、フライホイール2の回転速度がそのまま円錐体
27と回転子38の永久磁石との譲導作用によって伝達
されるので、起動効果が大である。一方、フライホイー
ル2に回転子38側の回転ェネルギを蓄積する場合には
、回転子38と変速装置39とがクラッチを構成するラ
ィニング7を介して回転結合され、回転子38よりも高
い回転速度でフライホイール2が回転されるので、フラ
イホイール2の吸収トルクが非常に大きく、制動効果に
も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフライホイール付電動機の上半部
についての側面断面図である。 1:電磁石、2:フライホイール、3:電磁石、.4:
遊星歯車、5:内歯歯車、6:支持環、10:固定子巻
線、14:クラッチ板、26:電磁石、27:円錐体、
29:太陽歯車、32:フライホイール軸、33:支持
壕、36:スブラィン、38:回転子、39:変速装置
。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転子と固定子とからなる電動機と、前記回転子に
    磁気的に係合・離脱する円錐体、フライホイールおよび
    太陽歯車を固定支持する軸と、前記固定子に設けた内歯
    歯車と前記太陽歯車とに噛み合う遊星歯車を有する変速
    装置と、回転子と出力軸とを係脱可能に係合する第1の
    クラツチと、前記遊星歯車を支持する支持環と前記回転
    子とを係脱可能に結合する第2のクラツチと、前記円錐
    体を軸方向に移動させて前記回転子との磁気的ギヤツプ
    を変化させる電磁付勢手段とからなるフライホイール付
    電動機。
JP11889177A 1977-10-03 1977-10-03 フライホイール付電動機 Expired JPS6028228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11889177A JPS6028228B2 (ja) 1977-10-03 1977-10-03 フライホイール付電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11889177A JPS6028228B2 (ja) 1977-10-03 1977-10-03 フライホイール付電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5453206A JPS5453206A (en) 1979-04-26
JPS6028228B2 true JPS6028228B2 (ja) 1985-07-03

Family

ID=14747697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11889177A Expired JPS6028228B2 (ja) 1977-10-03 1977-10-03 フライホイール付電動機

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58132170U (ja) * 1982-03-01 1983-09-06 三菱電機株式会社 遊星ギヤスタ−タ
JPS60160348A (ja) * 1984-01-28 1985-08-21 Yoshizumi Kobayashi フライホイ−ル内蔵式自転複合電動機による電力貯蔵式動力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5453206A (en) 1979-04-26

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