JPS6027290Y2 - 大気に開放された吐出口構造 - Google Patents

大気に開放された吐出口構造

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Publication number
JPS6027290Y2
JPS6027290Y2 JP1348081U JP1348081U JPS6027290Y2 JP S6027290 Y2 JPS6027290 Y2 JP S6027290Y2 JP 1348081 U JP1348081 U JP 1348081U JP 1348081 U JP1348081 U JP 1348081U JP S6027290 Y2 JPS6027290 Y2 JP S6027290Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
discharge pipe
atmosphere
flow
outer cylinder
discharge
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Expired
Application number
JP1348081U
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JPS57125937U (ja
Inventor
秋生 東田
和男 広田
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は開放型風洞のような大気に開放された送風系の
吐出口の構造に関するものである。
第1図には、送風系の吐出口となる吐出管1の端部が示
してあり大気に開放したもので、送風系より流速Vsで
もって気流が鉛直に放出されている。
Wは大気の流れを示しており、一般に水平方向の流れで
あって上記吐出管1から出る気流と直交する。
大気の流れWの流速をVwとすると、大気の流れWは吐
出管1の端面を通過する際、密度をγで表わすと吐出管
1の端面での風圧はqW=1V〜g となり吐出管1に対し吸引効果として作用し静圧をPs
だけ低下させる。
この作用は流速Vw、 Vsにより異なるが、第2図に
示すように縦軸に吸引効果Ps/qw、横軸に流速比V
s/Vwを取ると、大気の流れWが速くなるに従って吸
引効果の増加することが分る。
すなわち流速Vwが増加することは、吐出管1の内圧が
Ps分だけ低下することになり、送風系に配設された送
風機の有効全圧がPs分だけ増加したことと同じである
従って、大気に開放した風洞等では流量の増加としてあ
られれ、大気の流速Vwの変動が測定部などの流速変動
になる。
特に流速を一定にする必要のある開放型の風洞等におい
て、大気の流れによってその送風系の流速に変化がある
ことは好ましいものではない。
本考案は上記欠点を排除するものであって、大気に開放
された送風系の吐出口において、大気の流れと直交して
配設される吐出管と、同吐出管端部に外側へ向けて突設
されるフランジと、先端が上記吐出管端部近傍に接合さ
れるとともに同吐出管を囲繞しその中央部に向けて末広
がりに配設される傾斜板と、漏斗状をなし狭端部が上記
吐出管端部より突出するとともに上記吐出管および傾斜
板と間隙を有してこれらを囲繞して配設される外筒とか
らなることを特徴とし、その目的とするところは送風系
の吐出圧損を増加させることなく大気の流れによる内圧
の変動を防止した吐出口の構造を提供するものである。
以下本考案を第3図に示す一実施例について説明する。
1は鉛直に配置された円形の吐出管であって、送風系の
気流を流速Vsで大気に垂直に放出するものであって、
管径をdとする。
2は上記吐出管1の端部1aに外側に向で突設されるフ
ランジ、3は先端が上記突出管1の端部1a近傍に接合
されるとともに同吐出管1を囲繞し下方に向けて、すな
わち吐出管1の奥部に向けて末広がりに配設される傾斜
板で下端は接地している。
4は漏斗状の外筒であって、狭端部4aの径D1、広端
部4bの径D3を有するもので、狭端部4aは上記吐出
管1の端部1aより高さhだけ突出し、かつ吐出管1と
は間隙Bを有し吐出管1および傾斜板3を囲繞するよう
に漏斗を伏せた様に配設されている。
なお、外筒4の広端部4bと地面とは高さHの間隙が設
けられており、これらの各部材の寸法および間隙の寸法
は経験上だいたい次の様なものである。
D1= j2 d 、 D3=3d、 h =0.2
5d、 H=0.5dまた吐出管1の地面より出た寸法
は2dが良い。
大気の流れWが図の左方向より水平に流れてくるとする
と、外筒4に当った大気の流れはその外筒に沿った上昇
流となる。
また、地面に沿った流れは外筒4内に入り一部は傾斜板
3に沿って上昇し外筒4と吐出管1の間隙Bを通り上方
に抜けるか、傾斜板3をう回し図の右方の地面との間隙
を通り抜ける。
一方外筒4と吐出管1の間隙Bを通った気流はフランジ
2により外側に曲げられ吐出管1の端部1aより高さh
だけ高い外筒4の狭端部4aより大気に開放される。
従って、大気の流れWによって生じる吸引効果によって
吸引される気流は外筒4と吐出管1との間隙を通ったも
のが主流となり、しかもその気流は外側に曲げられてお
り通り抜は伴流による吸引が防止できるので、大気の流
れWおよび間隙B内の流れによる吐出管1内の圧力低下
はほとんどない。
また、吐出管1の端部1aと外筒4の狭端部4aとの高
さの差りにより、吐出管1より出る気流は垂直に出てそ
の後大気の流れと接して折れ曲がることになる腰一方、
外筒4と吐出管1との間隙Bに沿った上昇流の為、その
折れ曲がりもゆるやかなものとなり、吐出抵抗が減少す
る。
このように、本考案の一実施例の吐出口の構造によると
、大気の流れによる吐出抵抗の変化が少なく、また吐出
管内の内圧低下が軽減される。
従って、送風系に組み込まれた送風機の全圧の差の変化
は無視できるようになり、管内系の流速変動が低減され
る。
第4図は本考案の別の実施例が示しである。
この実施例は建屋等から水平に配設された水平管5の吐
出口の構造である。
水平管5には上下に気流を分けて大気に開放する吐出管
1が取り付けられており、ルーバ6によって水平方向の
流れが直角に曲け゛られている。
この吐出管1′には2つの端部1’aとl’bがある訳
で、斜視材3’at3’bおよび外筒4′。
4′が上下対象となるように配設されている。
なお、本実施例における作用効果は上記実施例と異る所
がないので説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吐出口の断面図、第2図は大気の流速と
吸引効果の関係を示す図、第3図は本考案の一実施例を
示す吐出口の構造の断面図、第4図は本考案の他の実施
例の断面図である。 1、 1’−−−−−−吐出管、lat l’a、
l’b:端部、2.2’a、2’b:フランジ、39
3’a。 3′b:傾斜板、4.4’、4″:外筒、5:水平管、
6:ルーバ、B:間隙、W:大気の流れ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大気に開放された送風系の吐出口において、大気の流れ
    と直交して配設される吐出管と、同吐出管端部に外側へ
    向けて突設されるフランジと、先端が上記吐出管端部近
    傍に接合されるとともに同吐出管を囲繞しその中央部に
    向けて末広がりに配設される傾斜板と、漏斗状をなし狭
    端部が上記吐出管端部より突出するとともに上記吐出管
    および傾斜板と間隙を有してこれらを囲繞して配設され
    る外筒とからなることを特徴とする大気に開放された吐
    出口構造。
JP1348081U 1981-02-02 1981-02-02 大気に開放された吐出口構造 Expired JPS6027290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1348081U JPS6027290Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02 大気に開放された吐出口構造

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JP1348081U JPS6027290Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02 大気に開放された吐出口構造

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JPS57125937U JPS57125937U (ja) 1982-08-05
JPS6027290Y2 true JPS6027290Y2 (ja) 1985-08-17

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JPS57125937U (ja) 1982-08-05

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