JPS6027249B2 - 閉鎖配電盤 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は絶縁抵抗測定機構を備えた閉鎖配電盤に関する
。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

第１図ａは従来の低圧閉鎖配電盤側面を示し、絶縁抵抗
を測る場合は箱体フレーム１に収納されたしや断器２を
第２段目のもののように断路ィ層にセットし、箱体フレ
ーム１の背面側から同図ｂで示すように絶縁抵抗測定器
６の測定棒７を端子導体１７に当てて行なっていた。

この場合、背面側の測定と正面側のしや断器１の出入れ
との間には、インタロックがないので、正面側のしや断
器１の位置と背面側の端子の位置を−々確認して行なわ
なければならず、取扱いや安全の面で問題があった。〔
発明の目的〕 本発明の目的は、絶縁抵抗測定の確実性と安全性を上げ
た閉鎖配電盤を提供することにある。

〔発明の実施例〕以下、本発明の一実施例を第２図から
第５図を参照して説明する。第２図は本発明の閉鎖配電
盤の側面を示し、第３図に主回路導体１７の１相分（Ｓ
相）だけの絶縁抵抗装定回路の構成を示す（三相分を行
なう場合は各相に設ける）。第４図は絶縁抵抗測定がし
や断器２の接続時ではできないことを、また第５図はし
や断器２の断路時でできることを示す。尚、上記各図で
第１図と共通の部分には同一符号を付し説明は省く。先
づ、第３図において絶縁抵抗測定点１５と主回路導体１
７との間にヒューズ１９を介して接続された接点ａ，と
表示ランプ１４と制御電源Ｐ，Ｎとの間に接続された接
点ａ２を持つ開閉器８をコ状に曲げた取付板を介して第
４図のようにしや断器２と後部に設け、前記絶縁抵抗測
定点１５と表示ランプ１４とは正面側の上部に取付ける
。

開閉器８は、可動接点がシャフトとともに回転し渦巻ば
ね１８で通常は切の位置に戻るドラム式のものを用い、
正面下側に設けたノブ１２を引張るとコード管１０の中
のワイヤ１１が引かれて取付板２０の折曲部を横に貫通
したロッド９が前方に出てシャフトが回って閉じ、手を
離すと渦巻ばね１８で構成なってロッド９とワイヤ１１
を後に引張り込んで開くようになっている。従って第４
図の状態はしや断器２の主回路路断器３，３′が接続状
態であるから、ノブ１２を引いてもロッド９がしや断器
２の背面に当って動かず、開閉器８の接点は閉ぢない（
しや断器２が接続位置では絶縁抵抗測定ができない）構
成となっている。これに対し第５図は、ノプ１２を引く
と、ロッド９が前方に出るので、ノブ１２はそのキャッ
チ用ストツパ１３まで引かれ、開閉器８が閉じる。する
と絶縁抵抗測定点１５と主回路導体１７が接続されると
ともに表示ランプ１４で絶縁抵抗を測定できることが盤
表面で確認できる。〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、しや断器の接続位置では
絶縁抵抗測定ができない機械的インタロックを構成し、
またしや断器の位置を確かめながら正面側で絶縁抵抗測
定ができるので、絶縁抵抗測定作業が確実・容易かつ安
全にできる閉鎖配電盤を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ，ｂは従来装置を示す側面図及び背面図、第２
図は本発明による閉鎖配電盤の一実施例を示す側面図、
第３図は本発明に用いる絶縁抵抗測定装置の電気回路構
成を示す回路図、第４図及び第５図は本発明の要部を示
す説明図である。 １・・・・・・箱体フレーム、２・・・・・・しや断器
、３…・・・主回路断路器、８・・・…開閉器、９・…
・・ロッド、１１…・・・操作線。 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 箱体内を前後に仕切る隔壁で区画され、この隔壁に
   後部の主回路導体に接続された断路部が設けられ、この
   断路部の前部に前記断路部で接離するしや断器が収納さ
   れた閉鎖配電盤において、前記しや断器室の後部に設け
   られ接点の一端が前記主回路導体に接続され他の一端が
   前記箱体の前面の絶縁抵抗測定点に接続された開閉器と
   、前記しや断器室の後部に設けられ前記開閉器の可動接
   点駆動軸に後部が係合し前端が前記しや断器の前記断路
   部での接続時に前記しや断器の後部に係合して前記開閉
   器の接触子の閉成を阻止するロツドと、前記しや断器室
   前端と前記ロツド間に配線され前記ロツドを操作して前
   記開閉器を開閉する操作線とよりなることを特徴とする
   閉鎖配電盤。