JPS6026904Y2 - スピンドル装置におけるシ−ル構造 - Google Patents

スピンドル装置におけるシ−ル構造

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JPS6026904Y2
JPS6026904Y2 JP7880980U JP7880980U JPS6026904Y2 JP S6026904 Y2 JPS6026904 Y2 JP S6026904Y2 JP 7880980 U JP7880980 U JP 7880980U JP 7880980 U JP7880980 U JP 7880980U JP S6026904 Y2 JPS6026904 Y2 JP S6026904Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
spindle
spindle shaft
working oil
rear end
Prior art date
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Expired
Application number
JP7880980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS573547U (ja
Inventor
恵徳 安藤
利春 小榑
Original Assignee
セイコ−精機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by セイコ−精機株式会社 filed Critical セイコ−精機株式会社
Priority to JP7880980U priority Critical patent/JPS6026904Y2/ja
Priority to US06/269,621 priority patent/US4382638A/en
Priority to DE3122114A priority patent/DE3122114C2/de
Publication of JPS573547U publication Critical patent/JPS573547U/ja
Application granted granted Critical
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Expired legal-status Critical Current

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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スピンドル軸内に作業油(切削油、研削油
等)の供給通路を有するスピンドル装置に係り、特にス
ピンドル軸の後端部をノ\ウジング内に収めることによ
り高速回転時における安定性を向上させ、かつハウジン
グ内にあるベアリング等への作業油の侵入を確実に防止
できるようにしたシール構造に関する。
例えば、研削盤を用いて砥石とほぼ同径の盲穴内周面を
加工する場合、砥石と穴の内周面との隙間に外部から充
分な量の切削油を供給することば難かしく、このため切
削油供給通路をスピンドル軸内に形威し、スピンドル軸
を介して切削部へ直接に切削油を供給するようにしたス
ピンドル装置が使用される。
他方、一般にスピンドル装置の軸承部、モータ部等は、
研削盤より飛散する金属粉を含んだ研削油等が侵入しな
いように密開ノ\ウジング内に収納せねばならず、また
スピンドル軸を高速で安定させるためには、軸長を延長
することは好ましくない。
そこで、前述の中空スピンドル軸に対して研削油を供給
するためには、スピンドル軸の後端部についてはハウジ
ング内に収め、他方研削油供給管をハウジング内に挿入
腰両者の継手部分をハウジング内に位置させることが望
ましいが、この場合スピンドル軸については高速回転す
るのに対して研削油供給管については静止しているため
両者間を完全にシールすることが困難であり、これらの
シール箇所から漏洩する研削油がハウジング内に飛散し
て軸承部やモータ部を損傷させる虞れがある。
この考案は、上述の問題に鑑み案出されたものでその目
的とするところはスピンドル軸の後端部をハウジング内
に収めることにより高速かつ安定な回転を可能ならしめ
、しかもハウジング内にあるベアリング部等へ作業油の
侵入を確実に防止できるようにしたスピンドル装置にお
けるシール構造を提供することにある。
以下に、この考案を好適一実施例に基づいて詳細に説明
する。
。第1図は、この考案に係るシール構造を備えた高周波
モータスピンドル装置の側断面図であって、1はスピン
ドルハウジング本体、2はスピンドルハウジング本体1
の前部開口に取付けられるフロントカバー、3はスピン
ドルハウジング本体1の後部開口に取付けられるリヤカ
バーで、この三者によって密封形のスピンドルハウジン
グが構成され、そしてスピンドルハウジング本体1内に
は高周波モータを構成する環状のステータ4が取付けで
あるとともに、このステータ4内にはロータ5を装備し
た中空スピンドル6が回転自在に設置しである。
この中空スピンドル6の前部は上記フロントカバー2の
軸受穴7内にディスタンスカラー8を介して並列された
2つのボールベアリング9,10によって回転自在に支
持され、さらにこの中空スピンドル6の前端部は上記軸
受穴7を閉塞すべくフロントカバー2の前面に取付けら
れたフロントプレート11の貫通穴12を貫通してこれ
の前方へ突出しており、その先端にはこの例では砥石1
3が取付けられている。
また、フロントプレート11の貫通突12の内周面には
2つのリング状溝14.15が形成され、これらの溝1
4,15内にエア供給通路16.17を介してエアを噴
出させて、中空スピンドル軸6と貫通穴12との隙間よ
り異物がハウジング内へ侵入することのないようにエア
シールが行なわれる。
一方、中空スピンドル6の後部は、図示しないベヤリン
グホルダにディスタンスカラー18を介して並設された
ボールベヤリング19.20によって回転自在に支持さ
れている。
21は中空スピンドル6の後端部6aを遊嵌挿通せしめ
る貫通孔22を有するシールブロックで、このシールブ
ロック21はリヤカバー3の中央開口部より内方へ突出
させた筒状部3a内に嵌合保持されている。
そして、このシールブロック21の貫通孔22の内周に
は、リング状溝23゜24.25が形成されており、こ
れらの溝23゜24.25はリヤカバー3内に形成され
たエア供給通路26に連通ずるとともに、このエア供給
通路26はリヤカバー3の中央開口部を閉塞すべくこれ
に取付られたリヤプレート28に形成されたエア供給管
接続口27に連通している。
従つて、エア供給管接続口27からエアを吹き込みシー
ルブロック21とスピンドル6との隙間から噴出させる
ことにより、これらの隙間をエアシールしハウジング内
に研削油等が侵入することを防止することができる。
29は中空スピンドル6の後端部6aへ研削油を導入す
るための研削油導入管で、この研削油導入管29はリヤ
プレート2Sの中央部を内方へ管状に突出形成したもの
で、その先端部は中空スピンドル29内に適宜距離だけ
遊嵌挿入されており、またその起端には研削油供給管接
続口30が形成されている。
そして、この研削油導入管29のスピンドル軸6内に挿
入された部分の外周には、第2図に示す如く螺線状の溝
31が形成され=ており、スピンドル6が回転するとネ
ジポンプの作用によってスピンドル6の後端からはエア
が吸込まれ、これにより、スピンドル6と研削油導入管
29との間から研削油の供出が防止されることになる。
尚、32はスピンドル6が停止した際にスピンドルの後
端より供出する虞れがある研削油を速やかにハウジング
外へ排出させるための排出通路であり、またエア供給管
接続口27へ供給される高圧エアと研削油供給管接続口
30へ供給される研削油とは外部においてインターロッ
ク制御がなされており、すなわちエアが供給されない限
り研削油は決つして供給されないように構成されている
以上の構成によれば、研削油供給管接続口30より供給
される研削油は、研削油導入管29を通ってスピンドル
軸6内へと送り込まれたのち、中空スピンドル軸6内を
通って最終的に砥石13の先端から研削部へと噴出され
、従って砥石とほぼ同径の盲穴内周を研削するような場
合にも、その研削部に充分な量の研削油を供給すること
ができ、また中空スピンドル軸6の前端部とフロントプ
レート11との貫通部についてはエアシールされている
ため研削部より研削油が飛散してもこれがハウジング内
に侵入することは確実に防止されるとともに、中空スピ
ンドル軸6の後端部とシールブロック21との間につい
てもエアシールがなされているため、仮に中空スピンド
ル6の後端より研削油が供出したとしてもこれがハウジ
ング内に侵入することは確実に防止され、さらに中空ス
ピンドル6が回転している間においてはネジポンプ作用
が働くためこれにより研削油導入管29と中空スピンド
ル6との隙間における研削油の逆流は確実に阻止される
又、このネジポンプ作用は研削油導入管29と嵌合して
いる中空スピンドル6の後端内周面に設けたネジによっ
て得る事が可能である。
従って、これらの実施例によれば、中空スピンドル6の
後端部をハウジング内に収め、軸承部(ベアリング19
.20)により中空スピンドル軸6の後端までの長さを
必要最小限に留め、これによりスピンドルの高速回転時
における安定性を保持しつつも、中空スピンドル軸6の
後端部と研削油導入管29との間及び中空スピンドル軸
6の後端部とシールブロツ21の内周面との間における
シールを確実に保持腰これによりノ)ウジング内にある
ベアリング等への研削油の侵入を確実に防止し、この種
スピンドル装置の信頼性及び耐久性を著しく向上させる
ことができる。
尚、第1図、第2図においては、スピンドルに対する予
圧装置あるいはスピンドルの熱膨強吸収装置等について
は図示を省略したが、これらを具備することは勿論であ
る。
以上の実施例説明からも明らかなように、この考案に係
るシール構造は、ハウジング前壁を貫通突出させた中空
スピンドル軸をハウジング内に設けられた軸受で支承す
るとともに、ノ)ウジング後壁に形威された作業油供給
口より内方へ突出させた作業油導入管をスピンドル軸内
に適宜長さ遊嵌挿通し、かつスピンドル軸の後端部をハ
ウジング内に収めるとともに、その外周とハウジングと
の間を微かの隙間を介して気密に保持するようにしたス
ピンドル装置において、中空スピンドル軸の前壁貫通部
及び後端部外周とハウジングとの隙間にそれぞれエアシ
ール機構を設けるとともに、前記作業油導入管外周とス
ピンドル軸内周との少なくともいずれか一方に螺線状溝
を形威し、これらの隙間より浴出しようとする作業油を
ネジポンプ作用で阻止するようにしたものであるから、
高速回転時におけるスピンドルの安定性を保持しつつも
ハウジング内にあるベアリング部等への作業油の侵入を
確実に防止し、この種スピンドル装置の信頼性及び耐久
性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るシール構造を備えた高周波モ
ータスピンドル装置の側断面図、第2図は、同要部拡大
図である。 6・・・・・・中空スピンドル軸、6a・・・・・・ス
ピンドル軸の後端部、11・・・・・・ハウジング前壁
、12・・・・・・前壁貫通部、9,10,19,20
・・・・・・軸受、14〜17.23〜26・・・・・
・エアシール機構、28・・・・・・ハウジング後壁、
29・・・・・・作業油導入管、30・・・・・・作業
油供給口、31・・・・・・螺線状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング前壁を貫通突出させた中空スピンドル軸をハ
    ウジング内に設けられた軸受で支承するとともに、ハウ
    ジング後壁に形成された作業油供給口より内方へ突出さ
    せた作業油導入管をスピンドル軸内に適宜長さ遊嵌挿入
    し、かつスピンドル軸の後端部をハウジング内に収める
    とともに、その外周とハウジングとの間を微かの隙間を
    介して気密に保持するようにしたスピンドル装置におい
    て、スピンドル軸の前壁貫通部及び後端部外周とハウジ
    ングとの隙間にそれぞれエアシール機構を設けるととも
    に、前記作業油導入管外周とスピンドル軸内周との少な
    くともいずれか一方に螺線状溝を形成腰これらの隙間よ
    り浴出しようとする作業油をネジポンプ作用で阻止する
    ことを特徴とするスピンドル装置におけるシール構造。
JP7880980U 1980-06-06 1980-06-06 スピンドル装置におけるシ−ル構造 Expired JPS6026904Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7880980U JPS6026904Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06 スピンドル装置におけるシ−ル構造
US06/269,621 US4382638A (en) 1980-06-06 1981-06-02 Sealing structure of spindle device
DE3122114A DE3122114C2 (de) 1980-06-06 1981-06-04 Abdichteinrichtung für eine Spindeleinrichtung

Applications Claiming Priority (1)

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JP7880980U JPS6026904Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06 スピンドル装置におけるシ−ル構造

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Publication Number Publication Date
JPS573547U JPS573547U (ja) 1982-01-09
JPS6026904Y2 true JPS6026904Y2 (ja) 1985-08-14

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JP7880980U Expired JPS6026904Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06 スピンドル装置におけるシ−ル構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1058270A (ja) * 1996-08-23 1998-03-03 Asahi Optical Co Ltd スピンドル装置と切削液侵入防止方法
JP6463297B2 (ja) * 2016-04-19 2019-01-30 株式会社ソディック 工作機械の主軸装置

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