JPS6026805Y2 - 開閉弁 - Google Patents

開閉弁

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Publication number
JPS6026805Y2
JPS6026805Y2 JP6485177U JP6485177U JPS6026805Y2 JP S6026805 Y2 JPS6026805 Y2 JP S6026805Y2 JP 6485177 U JP6485177 U JP 6485177U JP 6485177 U JP6485177 U JP 6485177U JP S6026805 Y2 JPS6026805 Y2 JP S6026805Y2
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JP
Japan
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valve
drain
oil
fluid
control body
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Expired
Application number
JP6485177U
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English (en)
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JPS53158935U (ja
Inventor
和夫 柘植
Original Assignee
トキコ株式会社
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Publication date
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Priority to JP6485177U priority Critical patent/JPS6026805Y2/ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は粘性抵抗が異なる流体を受けて、その粘性抵
抗の大小に応じて流体の通路を開閉する開閉弁に関する
従来の油冷式圧縮機(スクリュー圧縮機、ロータリ圧縮
機など)の油溜を兼用した空気槽には蒸気が凝縮してド
レンが発生し、このドレンは空気槽の底に溜りその上に
層をなして油が溜っていることが多い。
従ってドレンをこのままにしておくと、油の代りにドレ
ンが圧縮機に供給され、潤滑不良となって、圧縮機が破
損することもなりかねないので、ドレンを抜く必要があ
る。
しかしながら、従来は空気槽の底に設けたコックを開き
底部に溜っているドレン(水)を抜き、コックより油が
でてきたのを作業者が確認し、コックを閉じており、油
を抜きすぎてしまったり、ドレンの抜き残しがあったり
する問題があった。
この考案は、従来のこのような問題点を解決するために
なされたもので、例えば水と油とのように粘性抵抗の異
なる2の流体のうち一方の流体、例えば水を完全に流通
排出し、他方の流体例えば油の流通を防止する開閉弁の
提供を目的とする。
この目的を達成するために、この考案においては流体の
入口部および出口部を有するバルブケーシングと、この
バルブケーシング内に形成された弁座の上流側に設けら
れ該弁座に離着座して流路を開閉する弁体と、該弁体と
一体的に結合されており、前記弁座の下流側の流路中に
位置して該流路中を流れる流体の粘性により前記弁体を
閉弁方向に変位させる弁制御体と、前記弁体を開弁方向
に附勢させるばねとを具備してなり、該ばねと前記弁制
御体とにより前記弁体が制御されるものである。
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図および第2図において、バルブケーシング1は例
えば油冷式圧縮機の空気槽の底(油溜の底部)に連結さ
れる中空円柱状の流体入口部2と、この流体入口部2か
ら同軸的に軸方向に延びる同径の中空円柱をなす弁室部
3と、この弁室部3に連通し流出管路(図示せず)に連
結される流体出口部4とからなっている。
弁室部3の上端にはその内壁から弁座5が半径方向内方
に延びて設けられており、この弁座5の中心には上縁が
円錐状部5aとして形成された円柱状の開口部5bが設
けられる。
弁体6は前記開口部5bより大径の円柱部6aと、これ
に同軸的に軸方向に延び、前記円錐状部5aに合致した
テーパを持つように形威された弁係合部6bとからなり
、その下端においてロッド7を介して弁制御体8と連結
されている。
弁制御体8は中空円柱状をなし、上面壁9には複数の透
孔10(図示の例では6個)が設けられ、底面壁11に
も上記透孔10より大きい直径の透孔12が複数個設け
られている。
弁制御体8の底面壁11とケーシング1の底壁13との
間にはバネ14が介挿される。
また、ケーシング1の底壁13には底壁13を貫通して
ロッド15が滑動自在に、かつシール部材16に、よっ
て液密に設けられており、このロッド15の上端は弁制
御体8の底面壁11の中心部に取り付けられ、下端の外
部に延びた部分には操作ハンドル17が取り付けられて
いる。
なお、流体入口部2、弁室部3、弁体6、ロッド7、弁
制御体8およびロッド15は同軸円筒状に配設されてい
る。
このように構成された図示の実施例の開閉弁において、
油溜の底部に貯留したドレン(水)を抜くときには操作
ハンドル17を上方へ押して、これと一体になっている
弁制御体8および弁体6を押し上げ弁体6を開放状態に
して、流体入口部2から流入する水を開口部5bへ、弁
制御体8の上面壁9の透孔10、および底面壁11の透
孔12の径路を経て、または流体入口部2から、開口部
5aと5b、および弁室部3と弁制御体8との間隙部1
8の径路を経て流体出口部4から排出させる。
これにより、流体入口部2内の圧力と、弁室部3と弁制
御体8との間隙18の圧力との差が減少し、弁体6はバ
ネ14により図において上方に押し上げられた開弁位置
に保持される。
このように、水が流体入口部2から流入するときには、
水の粘性抵抗が小さいため弁制御体8の受ける力はわず
かであり、バネ14を押し下げ弁体6を閉弁状態とする
力とはならない。
ドレンの液面が下がって油が流体入口部2へ流入すると
油の粘性抵抗がドレン(水)の約30@以上と大きいた
め、弁制御体8に油の粘性抵抗力が作用腰弁体6が下方
へ押し下げられその弁係合部6bが円錐状部5aに係合
して開口部5a、5bを閉塞し、油の流出を防止する。
従って、第1図の実施例によれば、ドレン(水)を完全
に抜くことができるとともに油の流出を防止できる。
第3図は、この考案の別の実施例を示す。
この実施例は、第1図の開閉弁からロッド15、シール
部材16および操作ハンドル17を除去し、そのかわり
に流体入口部2中の弁体6の上部にロッド19を介して
浮体20を配設して弁体6がドレンの水位により従って
開口部5bを自動的に開閉するようにしたものである。
すなわち浮体20が油中にある場合とドレン(水)中に
ある場合で受ける浮力に差があることを利用したもので
、浮体20から受ける油の浮力によっては、弁体6を上
昇させることができないがドレンがある水位以上に達す
ると油より密度の大きいドレンのより大きい浮力が作用
して、弁体6が上昇し、開弁位置になるのである。
ドレンが排出されて油が流体入口部2に流入すると浮体
20の受ける浮力が減少するとともに、弁制御体8に油
の粘性抵抗力が作用し、弁体6が下方に押し下げられ、
開口部5bを閉塞する。
第4図は第3図の実施例の開閉弁をさらに小さい浮力に
よって開弁されるように構成したものである。
第3図において、弁体6の中心軸線位置はその中心軸を
一致させて主流路21が設けられ、その中心軸に関して
対称に枝流路22.23が設けられ、主流路21の上端
部は後述の小弁24に対して弁座の役目を果たすように
上部がりのデーパを持つように形成され、主流路21の
下部は該流路21の径より大きい中空円柱となって小シ
リンダ25を形成している。
浮体20の中心下部にはロッド26を介して小弁24が
連結され、小弁24の中心下部はロッド27を介して小
ピストン28に連結され、小ピストン28が浮体20の
上下運動に応じて動くようになっている。
このような構成の第4図の実施例において流体入口部2
のドレン(水)の水位が上昇すると、浮体20への浮力
が強まり、小弁24が開放され、ドレンが主流路21、
枝流路22あるいは23を経て弁座5と弁体6の間隙に
流出すると、弁体4の上方の圧力が減少し、ばね14の
押し上げ力および浮体20にかかる上方に向う浮力がこ
の圧力に打ち勝って弁体6が上方に押し上げられ開弁さ
れる。
この実施例における開弁動作については第3図の実施例
と同様であるから説明を省略する。
なお、上記実施例では、ドレン(水)と油との液体の場
合について説明したが、この考案はこれに限定されず、
気体を含めて一般に粘性抵抗の異なる2つの流体のうち
一方の流体が流入したときには、これを流通排出させ他
方の流体が流入したときはその流出を防止する開閉弁を
提供するものである。
例えば、第1図の開閉弁を転倒状態にし、かつ弁制御体
8を合成樹脂等で軽量に形成しである容器内の液体中の
空気抜きに使用できる。
すなわち、この場合は第5図に示すように、流体入口部
2を容器29の上部開口部30に取り付ける。
この状態において、空気が入口部2に流入すると、空気
の粘性抵抗値が小さいために弁制御体8は上昇せず、弁
体6は開放位置にあり、空気が排出される。
そして流体入口部2に液体が流入すると、液体の粘性抵
抗は空気に比して大きいため、弁制御体8が上昇腰弁体
6は閉弁位置にくる。
従って、空気のみを抜くことができる。
なお、上記実施例においては、ばね14のほかに操作バ
ンドル17による押上げ力または押下げ力あるいは浮体
20の浮力をも利用して弁体を開弁させているが、この
考案は必ずしも操作ノ\ンドルや浮体を設ける必要はな
く、例えば、常時開弁されているような開閉弁において
は上述のような弁制御体を弁体に一体的に連続するだけ
で弁体を開閉できる。
以上の説明から明らかなように、本考案は流体の入口部
および出口部を有するバルブケーシングと、該バルブケ
ーシング内に形成された弁座の上流側に設けられ該弁座
に離着座して流路を開閉する弁体と、該弁体と一体的に
結合されており、前記弁座の下流側の流路中に位置して
該流路中を流れる流体の粘性により前記弁体を閉弁方向
に変位させる弁制御体と、前記弁体を開弁方向に附勢さ
せるばねとを具備してなり、流体の粘性抵抗の変化に応
じて弁体を開閉するものであるから、簡単な構成で、2
種類の流体のうち1方を流通排出させ他方の流通を阻止
することができ、弁制御体の形状、寸法等を変更するこ
とにより、ドレン抜き、空気抜き等種々の用途に利用で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図、第2図
は第1図の■−■線に沿う横断面図、第3図は第1図の
実施例において粘性抵抗の小さい流体が流入したときに
自動的に開放されるように構成した別の実施例を示す断
面図、第4図は第3図の実施例においてさらに小さい浮
力で開放するように構成した例を示す断面図、第5図は
第1図の実施例を空気抜きに利用した例を示す断面図で
ある。 1・・・・・・バルブケーシング、2・・・・・・流体
入口部、3・・・・・・弁室部、4・・・・・・流体出
口部、5・・・・・・弁座、5a・・・・・・円錐状部
、5b・・・・・・開口部、6・・・・・・弁体、6a
・・・・・・円柱部、6b・・・・・・弁係合部、7,
15.19・・・・・田ツド、8・・・・・・弁制御体
、9・・・・・・上壁面、10,12・・・・・・透孔
、11・・・・・・底面壁、13・・・・・・底壁、1
4・・・・・・バネ、16・・・・・・シール部材、1
7・・・・・・操作バンドル、18・・・・・・間隙、
20・・・・・・浮体、21・・・・・・主流路、22
.23・・・・・・枝流路、24・・・・・・小弁、2
5・・・・・・小シリンダ、26・・・・・田ツド、2
7・・・・・・小弁、28・・・・・・小ピストン、2
9・・・・・・容器、30・・・・・・上部開口部、1
05・・・・・・弁座、106・・・・・・弁体、10
7・・・・・・ロッド、108・・・・・・弁制御体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体の入口部および出口部を有するバルブケーシングと
    、該バルブケーシング内に形成された弁座の上流側に設
    けられ該弁座に離着座して流路を開閉する弁体と、該弁
    体と一体的に結合されており、前記弁座の下流側の流路
    中に位置して該流路中を流れる流体の粘性により前記弁
    体を閉弁方向に変位させる弁制御体と、前記弁体を開弁
    方向に附勢させるばねとを具備してなることを特徴とす
    る開閉弁。
JP6485177U 1977-05-20 1977-05-20 開閉弁 Expired JPS6026805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6485177U JPS6026805Y2 (ja) 1977-05-20 1977-05-20 開閉弁

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JP6485177U JPS6026805Y2 (ja) 1977-05-20 1977-05-20 開閉弁

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JPS53158935U JPS53158935U (ja) 1978-12-13
JPS6026805Y2 true JPS6026805Y2 (ja) 1985-08-13

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