JPS60262356A - 燃料電池用ガス拡散電極の製造方法 - Google Patents
燃料電池用ガス拡散電極の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
まず第3図にりん酸形燃料電池のリブ付きガス拡散電極
形単電池の構造を示す。よく知られているように、単電
池1はリブ付電極とししてなる燃料電極2と、空気型8
i3と、りん酸電解液を保持したマトリックスN4との
積層体としてなり、かかる単電池lの複数枚を相互間に
導電性のあるガス不透過性の材料で作られたセパレート
板5を介挿して積層することによりセルスタックを構成
している。ここでリブ付き電極として成る燃料電極2、
空気電極3は、ガス透過性を有づ:る多孔質の電極基材
6と 該電極基材6の片側面に成層されてマI・リソク
ス層4に接して電気化学的な電極反 応を営む電極触媒
層7とからなり、かつ電極触媒117の反対側には多数
条のリブ8が形成され、前記リブとリブとの間に画成さ
れた溝を燃料ガスあるいは空気の反応ガスの通路とし、
該反応ガス通路を通じて外部より各電極へ反応ガスが、
供給される。一方、電極触媒層7は、カーボン粉末を触
媒担体としてこの触媒担体に白金等の貴金属触媒を1[
1持させ、これにふっ素樹脂を添加したものを成層して
形成されている。この場合に電極触媒層7は、第4図に
示すように電極基材6に近い側から順に、電極基材側へ
の電解液の漏洩を防止するよう高い10水性を持たせた
撥水層7aと、層内で反応ガスと電解液とが接触してい
わゆる三相界面をつくって電極反応を営む反応相7bと
、電解液の保持性を持たせた親水層7cとから構成され
ており、かつto水層7aにはふっ素樹脂が多量に添加
され、親水Ji7cには少量のふっ素樹脂が添加されて
いる。 上記電極触媒層の一般的な作製方法は、各触媒層7a、
7b、7cごとに各層に必要な量のふっ素樹脂を添加し
て作った均一な混合分散液をスクリーン印刷法、あるい
はスプレー法等にて電極暴利6の板面」−に均一に塗布
し、乾燥後にふっ素樹脂の溶融温度にて焼成して形成さ
れる。この場合に高い電極性能を得るには触媒粒子が均
一に分散されていることが必要である。かかる点従来で
は、カーボン粉末に貴金属触媒を担持させた粒子状の触
媒とこれに添加するふっ素樹脂とを機械攪拌、超音波攪
拌法により溶媒中で分散させる方法が行われている。こ
こで前記機械攪拌、超音波撹拌法による純水中でのカー
ボン粒子の粒度分布の測定値例を第5図に示す。図中イ
は機械攪拌法、口は超音波攪拌法による粒子の粒度分布
を表している。この図から明らかなように、機械撹拌法
では粒度分布が0.3〜20μm程度、超音波拡散法で
も0.1〜10μm程度の広い範囲で粒径が分布してお
り、このようにカーボン粒子の凝集体を機械攪拌あるい
は超音波攪拌法によって均一な粒径に分散させるには限
界がある。さらに第5図の粒度分布のように様々な粒径
を含むカーボン粒子に対して撥水性を持たせるに必要な
多量のふっ素樹脂を添加した場合には、ふっ素樹脂粒子
(粒径0.3μm程度)との均一な分散が不完全となり
、部分的にカーボン粒子もしくはぶつ素樹脂のみの凝集
を招き、焼成後の触媒層にはふっ素樹脂の偏在、ピンホ
ールが生し、このことが原因となって燃料電池の運転時
には、電極触媒層内に安定した三相界面が維持できず、
電池性能の低下、長期運転での特性低下を1をす、:、
5とになる。
形単電池の構造を示す。よく知られているように、単電
池1はリブ付電極とししてなる燃料電極2と、空気型8
i3と、りん酸電解液を保持したマトリックスN4との
積層体としてなり、かかる単電池lの複数枚を相互間に
導電性のあるガス不透過性の材料で作られたセパレート
板5を介挿して積層することによりセルスタックを構成
している。ここでリブ付き電極として成る燃料電極2、
空気電極3は、ガス透過性を有づ:る多孔質の電極基材
6と 該電極基材6の片側面に成層されてマI・リソク
ス層4に接して電気化学的な電極反 応を営む電極触媒
層7とからなり、かつ電極触媒117の反対側には多数
条のリブ8が形成され、前記リブとリブとの間に画成さ
れた溝を燃料ガスあるいは空気の反応ガスの通路とし、
該反応ガス通路を通じて外部より各電極へ反応ガスが、
供給される。一方、電極触媒層7は、カーボン粉末を触
媒担体としてこの触媒担体に白金等の貴金属触媒を1[
1持させ、これにふっ素樹脂を添加したものを成層して
形成されている。この場合に電極触媒層7は、第4図に
示すように電極基材6に近い側から順に、電極基材側へ
の電解液の漏洩を防止するよう高い10水性を持たせた
撥水層7aと、層内で反応ガスと電解液とが接触してい
わゆる三相界面をつくって電極反応を営む反応相7bと
、電解液の保持性を持たせた親水層7cとから構成され
ており、かつto水層7aにはふっ素樹脂が多量に添加
され、親水Ji7cには少量のふっ素樹脂が添加されて
いる。 上記電極触媒層の一般的な作製方法は、各触媒層7a、
7b、7cごとに各層に必要な量のふっ素樹脂を添加し
て作った均一な混合分散液をスクリーン印刷法、あるい
はスプレー法等にて電極暴利6の板面」−に均一に塗布
し、乾燥後にふっ素樹脂の溶融温度にて焼成して形成さ
れる。この場合に高い電極性能を得るには触媒粒子が均
一に分散されていることが必要である。かかる点従来で
は、カーボン粉末に貴金属触媒を担持させた粒子状の触
媒とこれに添加するふっ素樹脂とを機械攪拌、超音波攪
拌法により溶媒中で分散させる方法が行われている。こ
こで前記機械攪拌、超音波撹拌法による純水中でのカー
ボン粒子の粒度分布の測定値例を第5図に示す。図中イ
は機械攪拌法、口は超音波攪拌法による粒子の粒度分布
を表している。この図から明らかなように、機械撹拌法
では粒度分布が0.3〜20μm程度、超音波拡散法で
も0.1〜10μm程度の広い範囲で粒径が分布してお
り、このようにカーボン粒子の凝集体を機械攪拌あるい
は超音波攪拌法によって均一な粒径に分散させるには限
界がある。さらに第5図の粒度分布のように様々な粒径
を含むカーボン粒子に対して撥水性を持たせるに必要な
多量のふっ素樹脂を添加した場合には、ふっ素樹脂粒子
(粒径0.3μm程度)との均一な分散が不完全となり
、部分的にカーボン粒子もしくはぶつ素樹脂のみの凝集
を招き、焼成後の触媒層にはふっ素樹脂の偏在、ピンホ
ールが生し、このことが原因となって燃料電池の運転時
には、電極触媒層内に安定した三相界面が維持できず、
電池性能の低下、長期運転での特性低下を1をす、:、
5とになる。
、二の発明は上記の点にかんがみなされたものであり、
その1的は従来の欠点を除去し触媒粒子とふっ素樹脂と
の均一分散性を高めて電池性能の向上、および長期運転
による性能低下を防止が図れン)ようにした燃料電池の
ガス゛拡散電極、特にその電極触媒層の製造方法を提供
することにある。
その1的は従来の欠点を除去し触媒粒子とふっ素樹脂と
の均一分散性を高めて電池性能の向上、および長期運転
による性能低下を防止が図れン)ようにした燃料電池の
ガス゛拡散電極、特にその電極触媒層の製造方法を提供
することにある。
上記目的を達成するために、この発明はあらかじめ粉末
状の触媒担体を粒径側に分級選別した上で、粒径の大き
い触媒担体の触媒から粒径の小さい触媒担体の触媒の順
に吏ねて電極基材の上に成層して電極力負煤層を形成す
ることにより、各粒径側の触媒粒子とふっ素樹脂との均
一な分散性を高め、これによってふっ素樹脂の偏在、ピ
ンホールの発生のない電極性能の高いN極触媒層を構成
できるようにしたものである。
状の触媒担体を粒径側に分級選別した上で、粒径の大き
い触媒担体の触媒から粒径の小さい触媒担体の触媒の順
に吏ねて電極基材の上に成層して電極力負煤層を形成す
ることにより、各粒径側の触媒粒子とふっ素樹脂との均
一な分散性を高め、これによってふっ素樹脂の偏在、ピ
ンホールの発生のない電極性能の高いN極触媒層を構成
できるようにしたものである。
以下この発明の実施例を述べる。まず貴金属触媒を担持
させる以前の段階で、触媒担体としてのカーボン粉末を
機械攪拌あるいは超音波攪拌法により溶媒中に分散させ
る。この段階では第5図と同様に溶媒中にカーボン粉末
力;広い粒度分布で分散している。つぎにこのカーボン
分散溶液を自然沈降法、遠心分離法により、カーボン粉
末を粒径側に分級選別する。第2図は自然沈降法による
分級選別装置を示すものであり、沈澱管9の側面には高
さレベルを変えて最下位より順に複数段の粒径側の取り
出し弁101−101V□が設置されている。 ここで沈澱管9内で先記のカーボン分散溶液を沈降させ
、所定の時間経過後に弁を開放すれば、粒子の沈降速度
はその粒径によって異なるので、弁別にそれぞれ粒径の
そろったカーボン粉末を分級選別して得ることができる
。この場合のカーボン粒子のiζl径別の沈降速度を示
すと決起の第1表のごとくである。なお第1表では溶媒
を純水として、その沈降速度を沈降距離10cmを沈降
するに要する時間で表している。また遠心分離法での回
゛転数は200rpmである。 なお遠心分離法では、粒径と沈降速度との関係は、回転
数一定の場合に回転時間を変えることにより所望の粒径
のカーボン粉末を分級できるほか、回転時間を一定にし
た場合には、回転数を変化さゼる、〕とにより同様に所
望の分級を行うことかで11 14・1“1然沈降分5
ect第11゛6明6”“ように沈降時間に長時間を要
するため、5〜10μrn以上の比較的大粒径の分級に
適している。これに対して遠心分離法は回転数を高める
ことにより分離時間を短縮できるので、0.1 μm程
度の微少粒径の分級も可能である。したがって自然沈降
法と遠心分離法を適宜組み合わセで使用することにより
、広範囲の粒度分布を有するカーボン粉末も能率よく粒
径側に分級選別することが可能である。 このようにして得られた粒径側のカーボン粉末を乾燥し
、次にこの粒径側の触媒担体にそれぞれ所定量の微粒子
状の貴金属触媒を担持させて電気化学的触媒を得る。次
いで前記で得た粒径側の触媒を個々に再び溶媒中に機械
攪拌あるいは超音波攪拌法により分散させ、さらに必要
な量のふっ素樹脂を添加した上で、電極基材の上に触媒
担体の粒径の大きい触媒から粒径の小さい触媒の順にス
クリーン印刷法、あるいはスプレー法等により塗布し、
乾燥、焼成工程を経て電極触媒層を形成する。このよう
にして成層された電極触媒層の構造を第1図に示す。図
示の電極触媒層7は符号7A。 7B、7(:で示を三周の履域からなる積層構造であり
、このうち履域7^は触媒担体の粒径が5〜10μm、
層3QIBは粒径が0.5〜0.9μm、履域7Cは粒
径が0.1−0.3 ttmであり、かつ層3或7八、
7B、7Cはそれぞれ溌水欝1反応層、親水層を形成す
るよ・)にぶつ泰樹脂の添加量が調整されζいる。なお
図示例は電極力負煤層が三層構造のものを示したが、触
媒担体の粒径側に四層以上に分けて成層することもでき
る。また図示例における電極触媒層7の各履域7A、7
B、7Cのうち、位置的に三相界面を作って電極反応を
営む反応層の履域7Bを除き、電極反応に与かることの
少ないIθ水府層履域^、親水層層成7Cについては貴
金属触媒を担持させずにカーボン粉末で成層するように
してもよい。 次に1=記の製造方法により作製されたガス拡散電極を
用いて組み立てた単電池について発明者の行った電池性
能テストの結果を、従来のガス拡散電極の外電池の特性
と対比して第6図、第7図に示す。第6図は単電池の電
流−電圧特性を示すもので、図中ハが本発明の実施例、
二が従来例の特性ごあり、I:′、lから明らかなよう
に従来の電極を採用した電t+h、と比べて、高電流密
度の領域でも発電電圧が高く、ガス拡散電極として高い
触媒活性とガス拡散性を維持していることが判る。また
第7図は長時間運転における電圧の゛経時変化の特性を
示すもので、図中ホが本発明の実施例、へが従来例の特
性を示す。この図から明らかなように、従来では運転時
間が5000時間を超えた時点で電圧性能が大幅に劣化
するのに対して、本発明の実施例では1oooo時間を
超えても殆ど特性の劣化が認められなかった。 このような特性の改善は、 +11粒径粒径側級した触媒担体ごとに貴金属触媒を担
持させるようにしたことにより、層別に貴金属触媒の適
正担持慴を設定して均一に担持させることができる。 (2)各粒径側に均一化した粒度め触媒を用いることに
より、ふっ素樹脂との均一な混合分散が可能となり、こ
れによってピンホールの発生や層内のふっ素樹脂の偏在
を防止できる。 (3)電極基材側には粒径の大きい触媒を成層したこと
により、空孔率の大きい撥水層を通して電極基材から7
4.4%触媒層内部に向けて高いガス拡散性が得られる
。 (4)電極触媒層内部の電解液の移動については、各層
成の粒径の違いによる毛細管吸引圧の差を利用し、粒径
の小さい触媒を用いた親水層で電解液の保持性を高め、
粒径の大きい撥水層への電解液の移動を防止できる。 笠が大きく寄15.シて得られる。
させる以前の段階で、触媒担体としてのカーボン粉末を
機械攪拌あるいは超音波攪拌法により溶媒中に分散させ
る。この段階では第5図と同様に溶媒中にカーボン粉末
力;広い粒度分布で分散している。つぎにこのカーボン
分散溶液を自然沈降法、遠心分離法により、カーボン粉
末を粒径側に分級選別する。第2図は自然沈降法による
分級選別装置を示すものであり、沈澱管9の側面には高
さレベルを変えて最下位より順に複数段の粒径側の取り
出し弁101−101V□が設置されている。 ここで沈澱管9内で先記のカーボン分散溶液を沈降させ
、所定の時間経過後に弁を開放すれば、粒子の沈降速度
はその粒径によって異なるので、弁別にそれぞれ粒径の
そろったカーボン粉末を分級選別して得ることができる
。この場合のカーボン粒子のiζl径別の沈降速度を示
すと決起の第1表のごとくである。なお第1表では溶媒
を純水として、その沈降速度を沈降距離10cmを沈降
するに要する時間で表している。また遠心分離法での回
゛転数は200rpmである。 なお遠心分離法では、粒径と沈降速度との関係は、回転
数一定の場合に回転時間を変えることにより所望の粒径
のカーボン粉末を分級できるほか、回転時間を一定にし
た場合には、回転数を変化さゼる、〕とにより同様に所
望の分級を行うことかで11 14・1“1然沈降分5
ect第11゛6明6”“ように沈降時間に長時間を要
するため、5〜10μrn以上の比較的大粒径の分級に
適している。これに対して遠心分離法は回転数を高める
ことにより分離時間を短縮できるので、0.1 μm程
度の微少粒径の分級も可能である。したがって自然沈降
法と遠心分離法を適宜組み合わセで使用することにより
、広範囲の粒度分布を有するカーボン粉末も能率よく粒
径側に分級選別することが可能である。 このようにして得られた粒径側のカーボン粉末を乾燥し
、次にこの粒径側の触媒担体にそれぞれ所定量の微粒子
状の貴金属触媒を担持させて電気化学的触媒を得る。次
いで前記で得た粒径側の触媒を個々に再び溶媒中に機械
攪拌あるいは超音波攪拌法により分散させ、さらに必要
な量のふっ素樹脂を添加した上で、電極基材の上に触媒
担体の粒径の大きい触媒から粒径の小さい触媒の順にス
クリーン印刷法、あるいはスプレー法等により塗布し、
乾燥、焼成工程を経て電極触媒層を形成する。このよう
にして成層された電極触媒層の構造を第1図に示す。図
示の電極触媒層7は符号7A。 7B、7(:で示を三周の履域からなる積層構造であり
、このうち履域7^は触媒担体の粒径が5〜10μm、
層3QIBは粒径が0.5〜0.9μm、履域7Cは粒
径が0.1−0.3 ttmであり、かつ層3或7八、
7B、7Cはそれぞれ溌水欝1反応層、親水層を形成す
るよ・)にぶつ泰樹脂の添加量が調整されζいる。なお
図示例は電極力負煤層が三層構造のものを示したが、触
媒担体の粒径側に四層以上に分けて成層することもでき
る。また図示例における電極触媒層7の各履域7A、7
B、7Cのうち、位置的に三相界面を作って電極反応を
営む反応層の履域7Bを除き、電極反応に与かることの
少ないIθ水府層履域^、親水層層成7Cについては貴
金属触媒を担持させずにカーボン粉末で成層するように
してもよい。 次に1=記の製造方法により作製されたガス拡散電極を
用いて組み立てた単電池について発明者の行った電池性
能テストの結果を、従来のガス拡散電極の外電池の特性
と対比して第6図、第7図に示す。第6図は単電池の電
流−電圧特性を示すもので、図中ハが本発明の実施例、
二が従来例の特性ごあり、I:′、lから明らかなよう
に従来の電極を採用した電t+h、と比べて、高電流密
度の領域でも発電電圧が高く、ガス拡散電極として高い
触媒活性とガス拡散性を維持していることが判る。また
第7図は長時間運転における電圧の゛経時変化の特性を
示すもので、図中ホが本発明の実施例、へが従来例の特
性を示す。この図から明らかなように、従来では運転時
間が5000時間を超えた時点で電圧性能が大幅に劣化
するのに対して、本発明の実施例では1oooo時間を
超えても殆ど特性の劣化が認められなかった。 このような特性の改善は、 +11粒径粒径側級した触媒担体ごとに貴金属触媒を担
持させるようにしたことにより、層別に貴金属触媒の適
正担持慴を設定して均一に担持させることができる。 (2)各粒径側に均一化した粒度め触媒を用いることに
より、ふっ素樹脂との均一な混合分散が可能となり、こ
れによってピンホールの発生や層内のふっ素樹脂の偏在
を防止できる。 (3)電極基材側には粒径の大きい触媒を成層したこと
により、空孔率の大きい撥水層を通して電極基材から7
4.4%触媒層内部に向けて高いガス拡散性が得られる
。 (4)電極触媒層内部の電解液の移動については、各層
成の粒径の違いによる毛細管吸引圧の差を利用し、粒径
の小さい触媒を用いた親水層で電解液の保持性を高め、
粒径の大きい撥水層への電解液の移動を防止できる。 笠が大きく寄15.シて得られる。
以上述べたようにこの発明によれば、あらかじめ粉末状
の触媒担体を粒径側に分級選別した上で、粒径の大きい
M1媒担体の触媒から粒径の小さい触媒担体の触媒の顧
に重ねて電極基材の上に成層して電極触媒層を形成した
ことことにより、各粒径側の触媒とふっ素樹脂との均一
な混合分散を容易にし、かつ粒径の大きい触媒から順に
電極基材の1j□ 上に成層したことにより、電極触媒
層内部へのガス拡散性、触媒反応の活性化を高めて電池
性能の向上、長寿命化を図ることができる。
の触媒担体を粒径側に分級選別した上で、粒径の大きい
M1媒担体の触媒から粒径の小さい触媒担体の触媒の顧
に重ねて電極基材の上に成層して電極触媒層を形成した
ことことにより、各粒径側の触媒とふっ素樹脂との均一
な混合分散を容易にし、かつ粒径の大きい触媒から順に
電極基材の1j□ 上に成層したことにより、電極触媒
層内部へのガス拡散性、触媒反応の活性化を高めて電池
性能の向上、長寿命化を図ることができる。
第1図はこの発明の製造方法により作製されたガス拡散
電極の部分拡大断面図、第2図は触媒担体の分級選別を
行う自然沈降式分級選別装置の構成図、第3図はガス拡
散電極形燃料電池の単電池の構成図、第4図は従来にお
けるガス拡散電極の部分拡大断面図、第5図は機械攪拌
、超音波攪拌法により分散を行った純水中でのカーボン
粒子の粒度分布図、第6図および第7図はそれぞれ第1
図、第3図のガス拡散電極で構成した単電池について行
った電池性能比較テストの電流−電圧特性図、および長
時間運転による電圧経時変化特性図である。 1:JlI電池、2:燃料電極、 3:空気電極、4:
電解液を保持したマトリックス層、6;電極基材、7:
N極触媒層、7a、 7b、 7c :触媒層の粒径別
層域。 才1図 才2図 芽3図 才4図 通悸(μ7?+) 才5図 16図 7’/凶
電極の部分拡大断面図、第2図は触媒担体の分級選別を
行う自然沈降式分級選別装置の構成図、第3図はガス拡
散電極形燃料電池の単電池の構成図、第4図は従来にお
けるガス拡散電極の部分拡大断面図、第5図は機械攪拌
、超音波攪拌法により分散を行った純水中でのカーボン
粒子の粒度分布図、第6図および第7図はそれぞれ第1
図、第3図のガス拡散電極で構成した単電池について行
った電池性能比較テストの電流−電圧特性図、および長
時間運転による電圧経時変化特性図である。 1:JlI電池、2:燃料電極、 3:空気電極、4:
電解液を保持したマトリックス層、6;電極基材、7:
N極触媒層、7a、 7b、 7c :触媒層の粒径別
層域。 才1図 才2図 芽3図 才4図 通悸(μ7?+) 才5図 16図 7’/凶
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ガス透過性の電極基材の片側面に電解液層に接して
電極反応を営む電極触媒層が成層された燃料。 電池用ガス拡散電極の製造方法であって、あらかじめ粉
末状の触媒担体を粒径側に分級選別した上で、粒径の大
きい触媒担体の触媒から粒径の小さい触媒担体の触媒の
°順に重ねて電極基材の上に成層して電極触媒層を形成
したことを特徴とする燃料電池用ガス拡散電極の製造方
法。 2、特許請求の範囲第1項に記載の製造方法において、
触媒担体は溶媒中に分散した上で自然沈降法、遠心分離
法により粒径側に分級選別されることを特徴とする燃料
電池用ガス拡散電極の製造方法。 3)特許請求の範囲第1項に記載の製造方法において、
電極触媒層を構成する各粒径別層域のうち、電極反応に
あやかることの少ない電極基材に接する撥水層およびマ
トリックス層に接する親水層は貴金属触媒を担持してな
い触媒担体層で形成されていることを特徴とする燃料電
池用ガス拡散電極の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59117815A JPS60262356A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 燃料電池用ガス拡散電極の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59117815A JPS60262356A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 燃料電池用ガス拡散電極の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60262356A true JPS60262356A (ja) | 1985-12-25 |
Family
ID=14720940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59117815A Pending JPS60262356A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 燃料電池用ガス拡散電極の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60262356A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0218861A (ja) * | 1988-07-04 | 1990-01-23 | Fuji Electric Co Ltd | 燃料電池用電極触媒層 |
US6465041B1 (en) * | 2001-12-19 | 2002-10-15 | 3M Innovative Properties Company | Method of making gas diffusion layers for electrochemical cells |
JP2009081064A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Toshiba Corp | 触媒層、触媒層の製造方法、燃料電池、および燃料電池の製造方法 |
CN115275235A (zh) * | 2022-09-30 | 2022-11-01 | 国家电投集团氢能科技发展有限公司 | 质子交换膜燃料电池阴极催化层浆料及制备方法和膜电极 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940468A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-06 | ウエスチングハウス エレクトリツク コ−ポレ−シヨン | 粒度及び成分重量比を段階的に区分した多層積層型電極 |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP59117815A patent/JPS60262356A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5940468A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-06 | ウエスチングハウス エレクトリツク コ−ポレ−シヨン | 粒度及び成分重量比を段階的に区分した多層積層型電極 |
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CN115275235B (zh) * | 2022-09-30 | 2023-01-24 | 国家电投集团氢能科技发展有限公司 | 质子交换膜燃料电池阴极催化层浆料及制备方法和膜电极 |
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