JPS6026074B2 - β−SiC−Si↓3N↓4系複合耐熱セラミックスの製造方法 - Google Patents

β−SiC−Si↓3N↓4系複合耐熱セラミックスの製造方法

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JPS6026074B2
JPS6026074B2 JP55007930A JP793080A JPS6026074B2 JP S6026074 B2 JPS6026074 B2 JP S6026074B2 JP 55007930 A JP55007930 A JP 55007930A JP 793080 A JP793080 A JP 793080A JP S6026074 B2 JPS6026074 B2 JP S6026074B2
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si3n4
carbon
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裕司 桂
篤明 八田
治茂 上野
和幸 福田
裕 久保田
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Krosaki Harima Corp
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Kurosaki Refractories Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、SIC−Si3N4系複合特殊耐熱セラミッ
クス及びその製造方法に関し、その目的は熱衝撃抵抗性
、熱疲労破壊抵抗性及び、酸化抵抗性に優れたSIC−
Si3N4系複合特殊耐熱セラミックス及びその製造方
法を提供することにある。
本発明の特殊耐熱セラミックスは:(iー珪素と炭素を
主な骨格成分とする有機珪素高分子化合物(以下、単に
有機珪素ポリマーと呼ぶ)と珪素粉末との混合物を非酸
化性雰囲気中で熱処理し、該熱処理物から珪素粉末粒子
表面の一部または全部が主として珪素と炭素とよりなる
非晶質物質、あるいは3一SICを一部含む珪素と炭素
とよりなる非晶質物質で被覆されている粉末(以下、該
粉末をK粉末と呼ぶ)を得て、(ii)K粉末の成形体
、あるいはK粉末と珪素粉末との混合粉末の成形体を窒
化性雰囲気中で焼成する工程で得られ、該焼成体はSI
CとSi8N4が間隙を有しつつ相互に交錯した、今ま
でにない新規な組織を有し、そのために熱衝撃抵抗性、
熱疲労破壊抵抗性及び酸化抵抗性に優れたセラミックス
であることが見出され、本発明を完成するにいたつた。
ここで言う有機珪素ポリマーは、東北大学金属材料研究
所 矢島聖便らによって発明された主として珪素と炭素
を骨格成分とする有機珪素高分子化合物である。
周知の如く、これら有機珪素ポリマーを利用したSIC
繊維は矢島聖便らの発明で世界的なものであり、多くの
報文や特許により報告されている。その他SIC繊維と
金属あるいは非金属材料との複合材料の発明、有機珪素
ポリマーを金属あるいは非金属材料粉末の結合材に利用
することの発明、あるいはSIC焼成体の原料として利
用することの発明等は無機繊維、高強度材料、耐熱材料
等の分野にエポックをもたらせた新分野である。本発明
は、上記有機珪素ポリマーと珪素粉末を**使用して有
機珪素ポリマーを非酸化性雰囲気中で熱処理することに
よって生成する珪素と炭素を主たる成分とする非晶質物
質、あるいは8−SICを一部含みかつ珪素と炭素を主
たる成分とする非晶質物質を、珪素粉末粒子の表面に一
部または全部被覆せしめた粉末すなわちK粉末を製造し
、この粉末を単味、または珪素粉末と混合して所望の形
状に成形し、窒化焼成することにより得られる熱衝撃抵
抗性、熱疲労破壊抵抗性及び酸化抵抗性に陵れた特殊耐
熱セラミックス材料を得ることにある。
本発明に使用する有機珪素ポリマーは基本的には次の(
i)〜Mの基本構造を有する。M 前記(i)〜『Wの
骨格成分を、鎖状及び3次元構造のいずれか1つの部分
構造として含むもの、あるいはこれらの混合物。
但し、式中のR,,R2,R3及びR4については、R
,はCH3で、R2,R3及びR4は水素原子、アルキ
ル基、アリール基、(CQ)2CH−、(C6は)2S
iH−及び(CH3)3Si−のうちの1種または2種
以上のいずれかの組み合わせをとるものである。
またk,1,m,nは( )及び{ }の構造の平均繰
り返し回数を示し、k=1〜80、1=15〜350
m=1〜80及びn=15〜350である。なお平均分
子量は800〜20000である。更に(iii)中の
MはSi,B,Ti,Fe,AI,Zr・・・等の金属
もしくは非金属元素で、皿を合成する際に出発原料に含
まれる元素、または触媒使用のとき混入して主骨格に含
まれた元素を示し、R5,R6,R7及びR8は水素原
子、アルキル基、アリール基、(CH3)2CH−、(
C6&)2SiH−及び(C瓜)3Si一のうち1種ま
たは2種以上のいずれかの組み合わせをとるが、Mの価
数及び構造によりR5,R6,R7及びR8のいずれか
が欠除する場合がある。これらの有機珪素ポリマーを、
非酸化性雰囲気中で加熱処理すれば、主に珪素と炭素よ
りなる非晶質物質となり、更に加熱すれば3一SICが
一部生成した珪素と炭素を主たる成分とする非晶質物質
になって、ついには8一SICと過剰炭素との混合物に
なることが、上記矢島らの研究により知られている。
現在、省エネルギ−の立場から熱機関部品の熱効率向上
が叫ばれており、金属材料より高温に耐え得るセラミッ
クスへと材料開発の対象が移っている。
対象材質としては窒化物として例えばSi3N4、サィ
アロン(Sialon)、NN、炭化物として例えばS
ICなど、非酸化物のうちでは高温で雰囲気安定性に富
み、高強度を有し、熱衝撃抵抗性に優れた材質について
研究されている。また、これらの窒化物、炭化物を用い
る耐火物も大幅に増加しつつある。発明者らは有機珪素
ポリマーの無機化を利用したセラミックス研究の一環と
して、これら有望視されている材料のうちSICとSi
3N4を同一組織体内に反応形成せしめ、それぞれの単
一組成体よりも優れた熱衝撃抵抗性、熱疲労破壊抵抗性
及び酸化抵抗性を有する材料を発明するに至った。熱衝
撃及び熱疲労による破壊に対する抵抗性は多分にセラミ
ックスボディの組織が支配的であると考えられる。従来
、開発されているSi3N4やSICの材料の製造はホ
ットプレス法、常圧競結法あるいは反応焼結法で行われ
ており、それぞれの製造法により、それぞれの特徴が得
られているが、Sj3N4やSICは、本来自己焼絹性
に乏しい物質であるため、反応暁結体以外は第2次成分
にガラス質相を利用した液相競緒タイプになることは避
け難い。従って、その第2次相のガラス質の量が多けれ
ば暁結は容易であるが、高温物性の著しい低下が起り、
特殊耐熱材料及び高温構造材料としての機能は果さない
。この第2次相のガラス質を減少させる方法として、失
透や固溶を生ぜしめる手段が取られている。例えば、S
i3N4は研究初期にM奴が結合剤として発見されたが
、これは全くのガラス質相となってSi3N4粒子の液
相焼給を行わせ、単純な高密度化が行われただけである
。失透相を生成させる場合はY203やY203と山2
03を用いれば良いが、あくまでも失透相であるためガ
ラス質相が皆無になることは無い。つまり、こうして得
られた高密度Si3N4は800〜1000『0付近か
らの急激な強度低下が生じることは避けられない。高温
構造材料あるいは特殊耐熱材料として具備すべき特性は
、高温に於ける強度、雰囲気安定性、熱応力に対する抵
抗性、耐クリープ性等であり、そのうちセラミックスを
適用する場合、最も重大な問題となるのが熱W6力に対
する抵抗性である。
熱り6力は大別すれば急熱、急袷時に発生するような急
激な応力と、温度変動に伴なつて発生する繰り返しの応
力とに分けられる。塑性変形の起り易い金属材料は、こ
れらの応力に対して、変形することによって緩和機能を
有するが、セラミックスの場合、特に共有結合に富んだ
物質の場合、金属と同じ様式の緩和機能を付与すること
は、その化学結合様式の違いから不可能である。従って
、高密度で連続した結合を有するセラミックス焼成体の
それら熱応力に対する抵抗性は誠に貧弱なものである。
発明者らは、これら熱応力に対する抵抗力の弱い、すな
わち脆性体であるセラミックスの組織を制御することに
よって緩和機能を付与することが可能であると考え、セ
ラミックスのなかでは低熱膨脹特性を有しながら高強度
、雰囲気安定性、摩耗抵抗性等に優れたSICとSi3
N4とを反応により同一組織体内に形成せしめ、そのと
きに生ずるSICとSi3N4間の間隙で熱応力を吸収
する機能を付与することに成功した。
従釆のSIC−Si3N4系複合材料は、例えば、SI
C粉末粒子、あるいはSIC繊維と珪素粉末との混合物
の成形体を室化性雰囲気中で約1200qo以上の温度
で焼成して、珪素粉末を窒化珪素にすることによって得
られる。
しかしながら、この焼成体については、SIC粒子ある
いはSIC繊維が、ただ単にSi3N4結合を寸断する
組織となり、熱衝撃抵抗性は向上するが、Si3N4の
有効に作用する結合が減少するために強度低下が生じ、
熱疲労破壊抵抗性も劣り、しかも多孔費であるため酸化
抵抗性に劣る。ホット・プレス法では、SIC粉末、あ
るいはSIC繊維とSi3N4粉末との混合物に、Si
3N4粉末の競結助剤(例えば、Mg0やAI203や
Y203等)を添加して1600℃付近で行なう。
ホット・プレスで得られた暁結体についても、やはり、
Si3N4の有効な結合を、SIC粒子あるいはSIC
繊維が寸断することになり強度低下を引き起す。以上の
原因はSICとSj3N4とが結合しないので、SIC
とSi3N4の間に間隙が生ずるためであり、組織形態
はSIC粉末粒子あるいはSIC繊維等の形状によって
決定される。これに対して本発明のSIC−Si3N4
系複合組織体は有機珪素ポリマーを使用することによっ
て、従来のSIC−Sj3N4系複合体には無かった新
規な組織を有する。
すなわちSICとSi3N4間に熱り6力吸収のための
間隙を有し〜かつ相互に交錯した組織が得られ、従来の
組織がSIC粉末粒子あるいはSIC繊維等の形態に支
配される点と根本的に異なる。具体的には、非酸化性雰
囲気中で加熱することにより珪素粉末粒子表面に、有機
珪素ポリマーより生成する主として珪素と炭素よりなる
非晶買物質、あるいは3−SICを一部含む主として珪
素と炭素よりなる非晶買物質を、一部または全部被覆し
たK粉末を出発物質として使用した成形体を、窒化性雰
囲気、つまり、窒素ガスあるいは窒素ガスとアンモニア
の混合ガス雰囲気中で1200〜1800qCの温度範
囲で焼成する。1200q0以下では焼成体中の3−S
IC及びSi3N4の形成量が不足であり、1800℃
以上では焼成体中に形成されたSi3N4の分解が起る
ので、焼成温度範囲を1200〜1800qoとする。
こうして得られた焼成体は、有機珪素ポリマーの8−S
IC化及び過剰炭素と珪素粉末の反応により生成する8
−SICと、上記反応に寄与しない珪素粉末の室化によ
り生成するSi3N4との間には、6−SICとSi3
N4とが上記焼成温度範囲内では化学結合しないことか
ら明白なように、必らず間隙が存在する組織となり、す
なわち、熱応力緩和能がそれらの間隙によって付与され
る組織を得ることができる。また、その形態は8一SI
Cの形成が、有機珪素ポリマーの8一SIC化及び珪素
粉末が有機珪素ポIJマーからの過剰炭素により被蝕さ
れて形成し、残りの珪素粉末が窒化されてSi3N4を
形成するため、両者が相互に交錯する形態となっている
ので、熱山8・力吸収のための間隙を付与することによ
る強度の低下はほとんど無い。先ず、先に述べた本発明
の有機珪素ポリマーより生成する、主として珪素と炭素
よりなる非晶質物質、あるいは8−SICを一部含む主
として珪素と炭素よりなる非晶買物質によって、一部ま
たは全部被覆されている珪素粉末、すなわちK粉末を製
造しそれを出発物質として使用することの意義について
述べる。
本発明の焼成体でSICとSi3N4が間隙を有しなが
ら互いに交錯した組織を得ようとする場合、SICの形
成分布は組織の均一性、ひいては焼成体全体の物性の均
一性につながる。
つまり、比較的大きな形状のセラミックス製品を得る場
合、組織の均一性はセラミックスの特性上最も問題とな
る点である。本発明のSIC一Si3N4系複合組織体
に於いては、SICの形成分布とSj3N4の形成分布
によって決定される。両者闇の間隙分布、すなわち熱坊
S、力吸収のための間隙分布が、両者が互いに交錯する
組織を維持する上に於いて、熱衝撃抵抗性及び熱疲労破
壊抵抗性を支配する最大の因子となる。従って、珪素粉
末粒子表面にSIC形成の源、つまり、有機珪素ポリマ
ーより生成する、主として珪素と炭素よりなる非晶質物
質、あるいは8−SICを一部含む主として珪素と炭素
よりなる非晶質物質をあらかじめ存在させておく粉体を
出発物質として使用すれば、その調整によって、本発明
のSIC−Si3N4系後合体の熱応力吸収のための間
隙量及び分布の制御ができる。つまり、熱応力に対する
緩和機能を、焼成体全体に均一に付与することができる
のである。次に、本発明のK粉末の製造方法を述べる。
前に述べた有機珪素ポリマーの構造(i)〜(v)を非
酸化性雰囲気中で熱処理する場合、温度上昇に伴ない約
100〜数】0ぴ0範囲では、小さい粘度の液体となり
骨格成分以外のR,〜R8の水素原子、アルキル、ァリ
ール、(CH3)2CH−、(Cぷ5)2SiH−、(
C瓜)3Si−基等は温度上昇に伴なつて癖散し、主と
して炭素と珪素とよりなる骨格成分は非晶質状態を維持
しつつ、800qo前後より8−SICが一部形成され
る。このときの8−SICは炭素と珪素よりなる非晶質
物質から数分子〜数100分子のオーダーで形成される
もので、結晶格子は整然としたものではない。つまり、
この状態は炭素過剰の珪素と炭素よりなる非晶質物質中
に、数分子〜100分子のオーダーの8−SICが分散
して生成している状態で、むしろ非晶質Sicと呼ぶの
が妥当なもので、常に残留する過剰の炭素を含む状態で
ある。上記の如く加熱変化する有機珪素ポリマーと珪素
粉末の混合物を、非酸化性雰囲気中で800℃前後まで
加熱すれば、800℃前後までに熱変化するのは有機珪
素ポリマーのみであり、過剰の炭素を含む非晶質SIC
と珪素粉末の混合物となり、その状態は、珪素粉末の周
囲に該非晶質Sicが被覆して存在する状態である。
約800午0以上になれば該非晶質SICは再配列もし
くは会合により3一SICの結晶化が進行するが、結晶
構造はやはり乱れたもので反応活性に富むものであるこ
とがX線的にも確認される。1000午0前後より過剰
の炭素は珪素粉末粒子内に拡散し、8一SICを形成し
始める。
すなわちこの状態は有機珪素ポリマーより生成する8−
SICと過剰炭素と珪素粉末との反応で生成する8一S
ICが、珪素粉末粒子表面を一部あるいは全部被覆する
状態にある。1400qo以上の熱処理は8−SICの
結晶性が増し反応活性が低下するので、本熱処理は14
00qoまでとする。
(但し1000℃以上ではN2ガスを除く)K粉末の製
造に用いる有機珪素ポリマーと珪素粉末との混合重量比
は、10〜55:90〜45の範囲で任意にとり得る。
また熱処理温度範囲は、有機珪素ボリマ−の樽散物の大
半が揮散する500℃から前述の反応活性の低下しない
8−SICの状態が得られる1400℃までである。有
機珪素ポリマーと珪素粉末の混合重量比の任意性は、次
の工程のK珪素粉末との混合比によって、また成形助剤
としての有機珪素ポリマーの使用量によって本発明品の
最終焼成物中のSICとSi3N4の重量組成比が5〜
40:95〜60に調整できるからである。ただ、珪素
粉末粒子表面の一部、または全部と被覆するためには、
有機珪素ポリマーは珪素粉末に対して少なくとも1の重
量部以上が必要であることが実験的に確認されたが、有
機珪素ポリマーと珪素粉末の混合重量比が10〜55:
90〜45の範囲では、本発明品の最終焼成体の特性が
害されることなく、熱衝撃抵抗性、熱疲労破壊抵抗性及
び酸化抵抗性に優れたSIC−Sj3N4系複合焼成体
が得られる。上述のプロセスで得られた熱処理物を、1
05ム以下の粒径に粉砕することによって、珪素粉末粒
子の表面の一部または全部が、8−SICを含まない主
として珪素と炭素よりなる非晶買物質、あるいは8一S
ICを一部含む、主として珪素と炭素よりなる非晶質物
質によって被覆されているK粉末を得ることができる。
K粉末を製造し出発物質として使用することの特徴は、
8−SIC−Si3N4系複合擁成体に於いて、B−S
ICの分布を均一にすることが出来、従って、8一SI
CとSi3N4間の熱り6力吸収のための間隙が組織全
体にわたって均一に分布し、しかも8−SICの形成は
有機珪素ポリマーより形成される8一SICと過剰炭素
と珪素粉末との反応によって形成される8−SICであ
るがために、8一SICとSi3N4は相互に交錯した
形態をとって強度の低下を引き起さない組織が得られ、
その組織制御を容易にするものである。また、あらかじ
め本熱処理を行うことにより先の出願(昭5必王11月
30日)の中間体を経ずに成形体を焼成する場合には、
焼成体を変形無く得るために、有機珪素ポリマーの添加
量が制限され、焼成体中の8−SIC形成量が最高2の
重量部に制限されたが、本発明の方法によって4の重量
部まで可能となった。ただし、この8一SIC形成の限
界は、Si3N4形成との兼ね合い、つまり珪素の窒化
によって決定されるもので、6一SICの形成が4の重
量部以上になれば珪素の室化の阻害が生じてSi3N4
の形成が不充分で、本発明の目的を達成できない。従っ
て、優れた物性を有するセラミックスを得るためのSi
3N4の形成量は8一SICの上限が40重量部(実施
例1)であることから、下限として6の重量部であり、
後述するように3一SICの下限が5重量部で(実施例
3)あることからSi3N4の上限は95重量部となる
。すなわち、焼成工程中に上記第1工程のK粉末粒子の
表面を被覆している8−SICを一部含むか、または含
まない、主として珪素と炭素とよりなる非晶買物質中の
炭素と珪素粉末との反応により生成する3一SIC、及
び該非晶質物質中で焼成中に生成する8−SIC及びK
粉末の非晶質物質中に存在していた8一SICを併せた
8−SIC全量と、上記の8−SICの生成に関与しな
い珪素粉末の窒化により生成するSj3N4との重量比
が5〜40:95〜60の範囲であることが、生成した
焼成体の物性として優れた性質を示す組成の範囲という
ことができる。上記の如く、得られたK粉末、あるいは
K粉末と珪素粉末との混合粉末を通常の有機高分子化合
物または有機珪素ポリマーを成形肋剤として添加し、通
常の成形方法で所望の形状に成形した後、窒化性雰囲気
中で焼成することにより、本発明の8−SIC−Si3
N4系複合特殊耐熱セラミックスが得られる。
窒化については周知の窒化手段と同様で、窒素ガスある
いは窒素ガスとアンモニアガスとの混合ガス中で行ない
、焼成温度は1200〜1800℃の範囲であるが、1
80び0以上では生成した窒化珪素の分解が生じて多孔
質になり、120ぴ0以下では窒化されない。好ましく
は1300〜165ぴ0の温度範囲が適切であることが
確認された。以上のプロセスで得られた本発明の8−S
IC−Si3N4系複合材料は、ホット・プレスまたは
常圧暁綾で得られるSi3N4成型体の如く、熱間での
強度低下の原因となる酸化物ガラス相を含まず、また従
来のB−SIC−Si3N4系複合材料の如く、単純に
出発物質のサイズ、形状及び浪合のみに支配される組織
ではないために、熱間での強度特性、熱衝撃抵抗性、熱
疲労破壊抵抗性及び酸化抵抗性に優れた特殊耐熱セラミ
ックスである。
以下実施例によって本発明品の優れた特性を述べる。実
施例 1前述した有機珪素ポリマーの基本構造のうち、
基本構造(i)を主とし、(i)と(ii)が混合され
た有機珪素ポリマーと、44払以下の純度99.3%の
珪素粉末とを表1に示す配合比で混合し、次に述べるプ
ロセスでK粉末を得て、これを出発物質として焼成体を
作成した。
上記有機珪素ポリマーをテトラヒドロフラン(THF)
で溶解し、この溶液と上記44ム以下の珪素粉末とを、
硬質ステンレス製ポットミルで5時間混合し、混合後T
HFを輝散させた。この混合物をグラフアィト費容器内
に入れ、アルゴンガス雰囲気中で1000q0で2時間
熱処理した。該熱処理物をエタノールを使用し湿式ポッ
トミル粉砕(硬質ステンレス製ポットミル使用)して、
105〃以下のK粉末を得た。このK粉末を出発物質と
して、成形助剤に通常使用されているポリビニルブチラ
ール(PVB)を用いて、成形圧800k9/仇で20
×20×80(肋)のサイズに金型成形し、窒素ガス雰
囲気中で常温から40oo/hrの昇温速度で昇温し、
1350qoで8時間保持し、更に150び0で1畑時
間保持した。保持終了後炉内放冷して物性を測定した結
果を表1に示す。表 1 注意)×;生成相の同定及び生成量の変化は、粉末X線
回析法により、クリストバライトを標準物質に使用して
検量線を作成して求めたもので、夕−SICはd=1.
54バのピ−クを使用した。
以下の実施例も同様である。
x*;曲げ強さはサンプルサイズ5×5×50(物)に
切り出しスパンは30物であつた。
以下の実施例も同様である。本実施例に於ては、焼成体
は変形することなく得られたが、原料粉末製造時の有機
珪素ポリマーの配合比が55重量部を越えれば、珪素粉
末の室化が阻害され、Si3N4の生成が少なく強度の
低下があり焼成体中で8一SICとSi3N4の互いに
交錯した組織が得られなかった。
従って、焼成体中の8−SIC量の上限を4の重量部と
決定する。尚、試料番号2,4及び6について窒素ガス
97体積%とNH3ガス3体積%の混合ガスを使用して
窒化焼成したが、ほぼ同様の結果が得られた。*実施例
2 前述の有機珪素ポリマーの基本構造のうち、基本構造(
i)を王とした、(i)と(ii)及び(iii)が混
合された有機珪素ポリマーと44〃以下の純度99.3
%の珪素粉末との配合比を、実施例1で決定された上限
の55重量部:45重量部にして、熱処理温度を表2に
示すように変化させてK粉末を得た。
尚、保持時間は2時間であった。実施例1と同様な手段
でK粉末を出発物質にして焼成体を作成し、その物性を
表2に示す。表 2 注意)失:有機珪素ボリマ−の揮散物が多く焼成体は多
孔質となって変形したため測定できるかつた。
処理温度300ooではまだ輝散物が多く、焼成体は多
孔質となり変形が生じた。
処理温度が500℃になれば、焼成体は変形なく得られ
た。1500℃では有機珪素ポリマーからのB−SIC
及び過剰炭素と珪素粉末との反応で生成したB−SIC
の結晶性が増し、その反応活性度が低下したため、有効
に交錯するSICとSi3N4の組織が得られず強度が
低下した。
従って、本発明の8一SIC−Sj3N4系複合組織体
を得るに当たり、その出発物質であるK粉末の熱処理温
度は、実施例1で決定された焼成体中の8一SICとS
i3N4生成重量比の上限40:60に必要なK粉末の
有機珪素ポリマーと珪素粉末との配合重量比55:45
に於て、500〜1400午0の範囲が適当であること
が判明した。すなわち、この温度範囲が本発明のSIC
一Si3N4系複合組織体を得るためのK粉末の適切な
熱処理温度の範囲である。実施例 3 実施例1で得られた焼成体のうち表1に示す試料番号の
うち1〜6までについて熱衝撃抵抗性を以下の如く調査
した。
供敦サンプルは5×10×30(柵)のサイズに切り出
し、環状電気炉を用いて、窒素ガス気流中で1200o
oで20分間保持し、その後、炉を頃斜させて流水中に
急冷した。
供試サンプルを10分間流水中に置いた後、取り出し、
乾燥して水分を飛散させた。この乾燥したサンプルの亀
裂を、各種染料を用いて発見するまで反復した。その反
復回数で熱衝撃抵抗性を判定した。結果を表3に示す。
3 また対照として同機な方法で、従釆技術の反応焼結Sら
N4,イ、反応凝結SIC,口、反応嬢縞Sj3N4結
合SIC,ハ、Mg0添加ホットプレスSi3N4,二
、及び&03添加ホットプレスSIC,林の熱衝撃抵抗
性を判定した。
結果を表4に示す。4 表3中で、試料番号1、つまりK粉末の有機珪素ポリマ
ーと珪素粉末との重量配合比が5:10の場合の焼成体
中のSIC生成量2.4重量部のときは熱衝撃抵抗性が
劣り、焼成体中のSIC生成量が5.3重量部(試料番
号2)になれば熱衝撃抵抗性が増しSIC生成量が40
.5重量部(試料番号6)の範囲まで優秀なる熱衝撃抵
抗性、すなわち表4と比較すれば本発明品の熱衝撃抵抗
性は従来のSIC−Si3N4系複合材料ハ3〜4倍の
熱衝撃抵抗性を示した。
熱衝撃抵抗性から判断して、焼成体中の8−SIC生成
量の下限は5重量部であり、K粉末製造時の有機珪素ポ
リマーとしては、少なくとも1の重量部必要である。B
−SIC生成量が5重量部以下であれば、K粉末の珪素
粉末粒子表面に、有機珪素ポリマーより生成する、主と
して珪素と炭素よりなる非晶質物質あるいは8−SIC
を一部含む、主として珪素と炭素よりなる非晶質物質の
形成量が不充分であるので、焼成体中のSICの形成量
が少なくなり、それによって熱応力吸収のための8一S
ICとSi3N4間の間隙形成量が少なくなるために、
熱衝撃抵抗性が劣る結果となった。従って、本発明の焼
成体の8−SIC生成量の下限は5重量部で、その際の
K粉末製造に使用する有機珪素ポリマーと珪素粉末との
重量配合比の下限を10:90と決定した。実施例 4 実施例2で使用した有機珪素ポリマーと44山以下で純
度99.3%の珪素粉末を用いて実施例1〜3で決定さ
れた両者の重量配合比及び処理温度の範囲内でK粉末と
調整し、これら調整されたK粉末と、44ム以下で純度
99.3%の珪素粉末を表5に示す重量配合比で混合し
、成形助剤にPVBを使用して成形圧800k9/地、
サイズ20×20×80(凧)に金型プレス成形した。
該成形体を実施例1と同様に窒化焼成し焼成体の物性測
定結果を表5に示す。表 5 本実施例は、K粉末と珪素粉末とを出発物質として、本
発明の8‐SIC‐Sj3N4系複合織織体を得ること
ができることを示すものである。
実施例1〜3で決定された、有機珪素ポリマーと珪素粉
末との重量配合比、及び処理温度範囲内で得られる種々
のK粉末と珪素粉末との混合比を変えることによって、
焼成体中の8一SICとSi3N4の生成量を制御する
ことができ、それらの物性は表1及び表3に示した物性
と差がない。 **実施例 5実施例4
と同様な方法でK粉末を準備し、成形功剤に有機珪素ポ
リマーを用いて同様に焼成体を得た。
K粉末の成形肋剤に有機珪素ポリマーを用いる方法は、
添加する有機珪素ポリマーをTHFで溶解し、該溶液と
K粉末とを混合し、金型プレス成形が可能となるまでT
HFを飛散させて成形した。結果を表6に示す。表
6 本実施例に於て、K粉末と有機珪素ポリマーを使用する
ことによって、焼成体中の8一SICとSi3N4の生
成制御ができ、しかも、それらの物性は実施例1の製法
によって得られたものと差が無いことが判明した。
実施例 6 実施例4及び5と同機にして、K粉末と珪素粉末及び有
機珪素ポリマーを使用して焼成体を作成し、結果を表7
に示す。
表 7 実施例4,5及び6の結果より、有機珪素ポリマーと珪
素粉末を使用して製造したK粉末と珪素粉末及び成形助
剤としての有機珪素ポリマーを使用して得た焼成体につ
いても、K粉末のみを使用した焼成体の物性と差が無く
、8一SICとSi3N4の間の熱応力吸収のための間
隙を有して、かつ相互に交錯した組織を有することが判
明した。
実施例 7 本発明品試料番号2,4,6,14,16,24,20
29と実施例3のイロハニホについて以下の方法で熱疲
労破壊抵抗性を調査した。
それぞれの焼成体から5×5×50(肋)サイズのサン
プルを切り出し、3仇肋のスパンで、その中央に半径1
肋のヘッドを接触させ、初期荷重として曲げ強さの1%
の負荷を与えた。そして、サンプルの総たわみ量を10
〃として片振りを行ない、その変位にヘッドが必ず追随
するように保った。この状態を1300℃に保持された
炉内に再現し、1秒間に30回の割合で繰り返し片振り
を行なった。供誌サンプルの破断に至るまでの回数、あ
るいは変形してヘッドが追随しないようになるまでの結
果を表8に示す。表8 本発明品は従来のSi3N4、SIC及びSIC−Si
3N4系複合材料以上の熱疲労破壊抵抗性を示して優秀
なることが判明し、実際の高温構造材料への適用は非常
に期待できるものである。
実施例 8 本発明品を押し出し成形により外径15仇礎、肉厚5肋
、長さ550肋の円筒状の焼成体を得た。
これと同形状の反応焼縞Si3N4,イ、反応競緒SI
C,口、及び反応暁結Si3N4結合SICの焼成体と
を用い、内面繰り返し加熱に対する抵抗性を調査した。
円筒状焼成体の片側に酸素ープロパンバーナ−を設置し
、フレームを円筒内に通過させ、フレーム温度が最高と
なる温度を円筒中央にもたらせた。そのときの温度は光
高温計で測定して1480〜1530℃であった。5分
間フレームを通過させた後、バーナーを回転させてフレ
ームを供試円筒焼成体からはずして5分間放冷した。
これを繰り返し行ない亀裂発生までの回数を調査し、結
果を表9に示す。約3日間の連続実験で本発明品は亀裂
を見出せないものもあり、他の比較品は表9の如く亀裂
が発生し、本発明品の優秀さが確認された。
本発明は以上の実施例でその優秀さが確認され、高温構
造材料もしくは特殊耐熱材料として実際の適用に最も期
待できる材質を提供するものである。
すなわち、有機珪素ボリマ−と珪素粉末を非酸化性雰囲
気で熱処理し、該熱処理物を粉砕した粉末を原料として
使用することにより、本発明でいう8−SIC−Si3
N4系複合特殊耐熱セラミックスのSICの組織体内で
の形成量の増加、形成制御の確実性及び均一性を与える
もので、有機珪素ポリマーより生成した8一SIC、有
機珪素ポリマーより生成する過剰炭素と珪素粉末との反
応で生成した8一SIC、及び成形助剤で加えられると
ころの有機珪素ポリマーと珪素粉末との反応で生成する
8−SICと、珪素粉末粒子が窒化されて生成したSi
3N4との間には、熱応力吸収のための間隙を有しなが
らも、両者が相互に入り組んだ、つまり交錯した組織体
がこれらの特性を引き出すものである。また、これら両
者の結晶サイズは、サブミクロンから数10ミクロンの
徴晶領域の交錯組織であることが走査型電子顕微鏡によ
って確認された。実施例 9高温構造料として実使用上
問題となる一つは、酸化抵抗性であるため、本発明品試
料番号2,4,6,16,29の酸化抵抗性を以下の方
法で調査した。
環状電気炉を使用し、乾燥酸素気流中で1400qoの
温度で20既寿間行なった。サンプルは5×5×20(
帆)に切り出し、ダイヤモンドペースト0.5一粒で研
磨仕上げして、マイクロメータで実測して表面積を算出
した。酸化抵抗性は単位面積(1の)の重量増加と、初
期には1脚寺間毎に5回測定し、その後は24時間毎に
測定して判定した。なお、サンプルの支持は繊密質アル
ミナのナイフエッジで行なった。結果は図1に示す。酸
化抵抗性は時間に伴うAw;単位面積当りの重量増加(
妙/地)で示す。A斜線部は本発明品、BはN203と
Y203を添加してホットプレスしたSi3N4(関口
気孔率:1.4%)、Cは反応暁縞Si3N4(開□気
孔率22.7%)である。本発明品の酸化抵抗性は焼成
体の気孔率によっていくらかの幅があるが、それでもY
203とN203添加のホットプレスSi3N4より約
2倍も優れることを確認した。
以上、本発明は有機珪素ポリマーと珪素粉末との混合物
を非酸化性雰囲気で熱処理し、粉砕することにより得ら
れるK粉末を使用した成形体を窒化することで、熱衝撃
抵抗性、熱疲労破壊抵抗性に優れ、かつ酸化抵抗性に優
れた8−SIC−Si3N4系複合特殊耐熱セラミック
ス材料を提供するものであり、これらの特性は従来の8
−SIC−Si3N4系複合材料の組織ではみられない
徴晶域(サブミクロン〜数10ミクロン)で8−SIC
−Si3N4が熱応力吸収のための間隙を有しながら相
互に交錯した新しい組織を有するために引き出されるも
のである。
本発明品は反応暁結法で製造するので、押し出し成形、
射出成形、銭込成形、ァィソスタティックプレスによる
成形及び金型成形等多くの成形手段をとることができ、
実使用で要求される形状に対する適用範囲は広い。
また機械加工等は珪素粉末の窒化の程度を抑制すること
によって容易になり、再度窒化することによって複雑形
状を得ることができる。従って、本発明の有する強度が
適用できる範囲に於て、自動車エンジン部材、熱交換用
パイプ、タービン部村、ラジアントチューブ、熱間で使
用する治具、支持台等の金属部材の代替品として、及び
セラミックスとしてセラミックス分野、原子力分野、化
学及び化学工学分野及び製鉄、非鉄金属分野等の熱衝撃
抵抗性及び熱疲労破壊抵抗性を要求される分野に於て本
発明品が有効に使用されうろことが期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例9中の本発明品試料番号2,4,6,1
6,29をまとめてAで表示したもので、従来品との酸
化抵抗の差を示す説明図、機軸は時間(hr)、縦軸は
酸化重量増加(雌/謙)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素と珪素を主な骨格成分と有する有機珪素高分子
    化合物:44μm径以下の珪素粉末との重量混合比が1
    0〜55:90〜45である混合物を非酸化性雰囲気中
    で500〜1400℃の範囲で熱処理し、該処理物を1
    05μm以下に粉砕して該粉砕粉末の珪素粉末粒子の表
    面の少なくとも一部が主として珪素と炭素とからなる非
    晶質物質により被覆されている粉末を調製し、該調製粉
    末を成形し、さらに、該成形体を窒化ガス雰囲気中12
    00〜1800℃で焼成することを特徴とするβ−Si
    C−Si_3N_4系複合耐熱セラミツクスの製造方法
    。 2 炭素と珪素を主な骨格成分とする有機珪素高分子化
    合物:44μm径以下の珪素粉末との重量混合比が10
    〜55:90〜45である混合物を非酸化性雰囲気中で
    500〜1400℃の範囲で熱処理し、該処理物を10
    5μm以下に粉砕して該粉砕粉末の珪素粉末粒子の表面
    の少なくとも一部が主として珪素と炭素とからなる非晶
    質物質により被覆されている粉末を調製し、該調製粉末
    と珪素粉末とを混合成形し、さらに、該成形体を窒化ガ
    ス雰囲気中1200〜1800℃で焼成することを特徴
    とするβ−SiC−Si_3N_4系複合耐熱セラミツ
    クスの製造方法。
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