JPS60259567A - 列車運行管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は乗客の列車への乗車を円滑にして実施ダイヤ
に対して定時運転を容易にすると共に乗客に対しては比
較的乗車率の低い列車ならびに車両に乗車することを誘
導して均一の乗車率にすることにより、車内の混雑度を
緩和して乗客輸送サービスを向上させることや、地上側
に設けた列車運行管理室にて、列車の混雑度、及び駅プ
ラットホーム上の乗客数を把握して輸送機関としての輸
送能力を調整して負荷（乗客数）に対応して円滑な輸送
を実施する列車運行管理システムの構成に圓するもので
ある。

〔従来技術〕

従来より列車は運転ダイヤに基き定時運転が実施されて
いるが、時間乱れは乗客の変動に基き、小さな乱れは乗
客の乗降時間の変動により、大きな乱れＦｉ実施ダイヤ
に基いた列車群の輸送能力と乗客数の関係に於いて両者
が接近した場合や後者が前者を超過した場合に発生して
いる。

来客側にとっては、乗車する列車の全体の混雑度や、車
両毎の混雑度は列車が駅に到着するまで不明で、比較的
混雑度の低い列車や車両を選択して乗車することは困難
である。したがって駅に進大した列車の中で比較的混雑
度の低い車両に気がついても乗車位置を移動して乗車の
容易な車両を選択して乗車することは実質的には困難で
ある。

また一時的に到着の遅れが生じた列車が駅に到着すると
その列車の到着遅れ時間分だけ乗客数は増加し乗車所要
時間が増加して、一度遅れが生じた列車は増々遅れが増
大すると共に車内の混雑は増加して輸送サービスが低下
するという欠点があった。

輸送機関側にすれば、ダイヤに対する列車の定時刻運転
を提供する為に列車の走行状況を中央の管理室にて監視
してダイヤに対する列車の走行遅れを回復すべく列車の
走行を制御しているが、遅れが発生する要因である駅で
の乗客の乗車時間の制御を直接行うことが出来ないので
乗客の乗車所要時間に基いて列車を出発させることにな
シ駅聞の走行時間で回復させる方法に依存している。ま
ｊｉｆＬ　ＨＪ　ＩＬＬ　″”ｇ＆、！″″１０”［１
−１：ｌ”ｌ’＊ｏ−一て表示されていないので、列車
の輸送能力と乗客数の関係はリアルタイムに把握されず
、駅側に積残しが発生したシ、走行遅れが発生したこと
により間接的に状況を把握せざるを得ないという欠点が
あった。

〔発明の概要〕

この発明はこのような従来のものの欠点を解消するため
になされたもので、列車の車上の乗客故についての情報
と、地上の各駅で検出したプラットホーム上の乗客数に
ついての情報とを入力して列車の運行を制御することに
より、乗客の流れを把握した円滑な輸送を実現すること
ができる列車運行管理システムを提供することを目的と
するものである。

［発明の詳細な説明］ 第１図は本発明の一実施例における列車運行管理システ
ムの全体構成を示す。図中（１）は列車を、（２）は軌
道回路を、（３）は伝送路を、（４ａ）　（４ｂ）は情
報送受信器を、（５）は継電連動装置を、（６）はＡＴ
Ｃ地上装置を、（７）は運行管理駅制御装置を、（８）
は駅旅東 客乗内装置を、（９）は旅客を、（１０）は旅客検知装
置　１を、（１１）は運行管理制御装置を、（１２）は
列車運行表示器を、（１３）は旅客表示器を、（１４）
は操作器を大々示している。

列車（１）は第２図に示す機器よシ構成されている。

第２図に於て（２のは情報送受信器を、（２１）は車上
集中制御装置を、（２２）は車上伝送路を、（２３）は
端末器を、（２４）は乗客検出器を、（ｚ５）Ｉｔｉｈ
Ｔｃ送受信器を、（２６）はＡＴＣ車上制御装置をそし
て（２７）はカ行ブレーキ装置を夫々示している。

次に、本システムの動作を説明する。

列車の乗客数は列車を構成する車両に設けられた乗客検
出器（２４）で検出される。この検出方法は列車の台車
の空気バネ圧や金属バネの歪量の検出によシ荷重（乗客
重量）や直接専用の検出器を使いる方法等がある。乗客
検知器（２４）の出力は端末器（２３）　Ｋ入力され、
情報として信号変換されて車上伝送路（２２）を介して
車上集中制御装置（２１）に伝送される。列車にしての
乗客情報は車上の情報送受信器（２０）により列車番号
を付加されて地上側の伝送路（３）を介して地上側の運
行管理制御装置（１１）に伝送される。

地上側では中央の運行管理制御装置（１１）に設定され
ている実施ダイヤに基き進路制御が運行管理駅制御装置
（７）により行なわれ、継電連動装置（５）に進路指令
が与えられＡＴＣ地上装置（６）により列車走行上の安
全が保たれて進路の構成がされる。又ＡＴＣ地上装置（
６）は軌道回路（２）にょシ列車の在線位置を検出する
と共に、路線条件並びに先行列車との間隔に応じて列車
の走行速度を制限するＡＴＣ信号を列車（１）に与える
。列車に於てはこの信号をＡＴＣ送受信器（２５）で検
出しＡＴＣ車上制御装置（２６）に制限送度信号を与え
る。ＡＴＣ車上制御装置（２６）は列車速度と制限速度
信号を比較照査して列車速度が制限速度を上端る時は列
車のカ行装置をオフしてカ行ブレーキ装置（２７）にブ
レーキを作用させて制限速度以下に列車速度を維持する
。

駅のプレットホーム上の旅客（９）は旅客検知装置（１
０）　Ｋより検出される。この旅客検知装置（１０）と
してはプラントホーム進入口にて投光器と受光器を設は
光が乗客の通過で遮断されることにより通過人数を計数
する方法や、プラットホームの床面を座標的に区分して
複数個の超音波センサにより乗客密度を検知する方法又
は複数個の赤外線カメラを使用してホーム上の乗客の発
散する熱分布をパターン認識して計数する方法が有効で
ある。

旅客数は運行管理駅制御装置（７）−情報送受信器（４
ｂ）−伝送路（３）−情報送受信器（４ａ）一連行管理
制御装置（１１）−旅客表示器（１３）の経由にて中央
制御室にて表示される。同様に、列車乗客数は前述の様
に列車から地上に伝送され旅客表示器（１３）にて表示
される。

列車の在線位置は軌道回路（２）毎にＡＴＣ地上装置（
６）により検出され継電連動装置（５）一連行管理駅制
御装置（７）に入力されて情報送受信器（４ｂ）−伝送
路（３）−情報送受信器（４ａ）−運行管理制御装置（
１１）−列車運行表示器（１２）の経由にて進路構成情
報と共に列車運行表示器（１２）にて表示される。

列車の乗客数情報は車上から地上の中央の運行リ　管理
制御装置（１１）に伝送されると共に、同じに地上の運
行管理駅制御装置（７）にも伝送され、到着する列車な
らび車両の混雑度が駅旅客案内装置（８）にて旅客（９
）に表示される。列車の駅到着時刻は列車の在線情報と
実施ダイヤとの照合を運行管理駅制御装置（７）にて行
い算出され駅旅客案内装置（８）にて列車の乗客情報と
共に旅客（９）に表示される。

旅客（９）は列車の乗客数情報と列車到着情報に基き、
到着列車の乗客数の比較的低い車両を選択して乗車する
ことができる。この乗客数情報として先発列車、次発列
車の両者を表示することにより乗客は両列車の到着時間
と乗客数を加味し゛て利用者にとって有利な条件の列車
及び車両を選択して乗車することが可能となる。これに
よシ列車単位及び車両単位の乗客数を均一にすることに
より乗車時間が均一になり混んだ列車の混んだ車両に乗
客が集中する場合の乗車時間に較べて著しく乗車時間を
短縮して所定の駅停止時間の内に乗車を終了させること
が可能となる。

中央の制御室に於ては旅客表示器（１３）により各列車
の乗客数と駅ホームの乗客数を把握すること７、Ｉｎ□
。７□ヶ、４１、−０＊　ｓ　ｔ　ｖｕ−１乗車させる
ことが計画通り実施出来るか否か判断示容易に出来るよ
うになる。列車の乗客数に較べて駅のプラットホーム側
の乗客数が多大で全て乗車させることが困難な場合は実
施ダイヤを修正して列車の増発をはかり輸送力を増大さ
せてこれに駅プラットホーム側で駅旅客案内表示装置（
８）で表示を行い乗客の協力を得て対応させることが出
来る。

以上述べた情報の流れと制御の方法について第３図にて
示している。第３図の中で（１）、（５）、（６）、（
８）、（１０）　、（１１）　、　（１２）　、（１３
）は第１図の同一番号の機器を示している。第１図中の
（２）、（７）、（９）、（１４）はｉ−を省略してい
る。第３図の（１５）は情報伝送装置で第１図の（３）
　、（４ａ）　（４ｂ）をまとめて示している。

運行管理制御装置（１１）は計画ダイヤ記憶部（１１０
）、実施ダイヤ選択部（１１１）　、ダイヤ照合部（１
１２）、連数制御部（１１３）、旅客制御部（１１４）
、運転整理部（１１５）より構成されている。

計画ダイヤ記憶部（１１０）は列車の運行に用いる各種
ダイヤを記憶している。運転管理部（１１５）は列車運
行表示器（１２）　、旅客表示器（１３）で示される列
車運行状況並びに旅客流動状況に基きこれに対応して運
転管理を行い、運転に必要な実施ダイヤを実施ダイヤ選
択部（１１１）にて選択させる。ここで選択された実施
ダイヤはダイヤ照合部（１１２）に与えられこのダイヤ
と列車の位置情報は照合され列車の走行遅れが算出され
る。この実施ダイヤと列車の走行遅れ情報は運転制御部
（１１３）並びに旅客制御部（１１４）に与えられる。

運転制御部（１１３）は列車の運行状況を列車運行表示
器（１２）にて表示すると共に列車の走行に必要な制御
情報を情報伝送装置（１５）にて伝送し進路制御や出発
制御並びに速度制御が継電連動装置（５）、Ａ　Ｔ’　
Ｃ地上装置（６）、列車（１）がリンクして行なわれる
。運行管理制御に必要な列車番号、列車位置、列車乗客
数（乗車率）等の情報は情報伝送装置（１５）により運
行管理制御装置（１１）に伝送さａる。

又、他方旅客制御部（１１４）は駅旅客案内情報を情報
伝送装置（１５）を使って駅旅客案内装置（８）に与え
乗客が利用する列車及び車両の選択、に必要な列車の行
先、駅への到着時間（乗客側からすれば列車の乗車待時
間）、乗客数等の旅客案内情報を表示する。駅プラット
ホーム上の乗客数は旅客検知装置（１０）にて検出され
この情報は情報伝送装置（１５）を介して運行管理制御
装置（１１）に伝送される。

列車に駅からの列車情報ならび旅客情報は運転制御部（
１１３）に与えられ列車運行表示器（１２）　Ｋて列車
の在線位置、進路の構成状態が表示される。

又旅客制御部（１１４）に与えられた情報は処理されて
旅客表示器（１３）にて列車の乗車状況ならび駅の旅客
数が表示され、列車と乗客の輸送量の状態が表示される
。

列車の運行状況及び旅客の輸送状況の表示及びダイヤ照
合に基く列車の遅延状況に基き運転整理部（１１５）に
て運転整理判断に基〈実施ダイヤが選択されて制御に使
用される。

第４図は第１図の旅客表示器（１３）の具体的実施例の
一例を示している。図中（３０）　、（３１）は駅の種
別１・　を示しており、（３２）　、（３３）は駅に対
応する旅客情報を示している。列車及び駅の棒グラフの
内斜線をほどこした部分が実際に扱っている乗客数を、
棒グラフのフルスクールが扱うことが可能な最大乗客数
を示している。列車の表示棒グラフのうちフルスケール
と斜線部の差異がさらに駅側で乗車可能な列車の乗客余
裕を示している。この余裕よりも駅の乗客数（斜部）が
少ない場合は全員乗車が可能であシ、多い場合は積残し
が発生することが示される。

第５図は第１図の駅旅客案内表示装置（８）の表示例の
一例を示したものである。（４０）　、（４１）は先発
列車及び次発列車の乗車案内を夫々示している。表示内
容は列車の行先、到着時刻、列車の乗客数からめた混み
具合を示す乗車率及び列車を構成する車両毎の乗車率を
棒グラフにて示している。乗客はこの表示により利用す
る列車の乗車率ならび車両毎の混み具合を判断して比較
的乗車率の低い列車並びに車両を選んで乗車することが
出来る。

なお、上記実施例では列車の乗客数は車上においてその
乗客検知器（２４）で検出しているが、列車　ｉ単位で
乗客数を把握すれば足りる場合には、必ず　１しも車上
に限らず乗客の乗降数を地上側で検出してこれから列車
の乗客数を演算することもできる。

〔発明の効果〕

この発８Ａｔｉ以上説明したように、列車の車上の乗客
数とプラットホーム上の乗客数とを入力して制御する構
成としたので、乗客の流れが把握でき、乗客による乗車
選択が容易となって混雑が緩和し旅客サービスが向上す
るとともに、乗客量に対応した円滑な運行管理が可能と
なる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における列車運行管理シス
テムの全体を示す構成図、第２図は同じく第１図の列車
機器の細部を示す構成図、第３図は本発明の情報の流れ
と構成機器の機能を示す制御フロー図、第４図は第１図
の旅客表示器の具体的な一表示例を示す図、第５図は第
１図の駅旅客案内装置の具体的な案内表示方法の一実施
例を示す図である。 図において、（１）は列車、（２）は軌道回路、（３）
　ｉｊ、伝送路を示す。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）列車の車上の乗客数についての情報と、地上の各
   駅で検出したプラットホーム上の乗客数についての情報
   とを伝送路を介して入力し列車の運行を制御することを
   特徴とする列車運行管理システム０ （助列車の車上の乗客数は上記車上で検出することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の列車運行管理シス
   テム。 （３）列車の車上の乗客数についての情報をプラットホ
   ーム上の乗客に対して表示するようにしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項又は第２項記載の列車運行管
   理システム。