JPS60259562A - 水上滑走滑空体 - Google Patents

水上滑走滑空体

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JPS60259562A
JPS60259562A JP11451084A JP11451084A JPS60259562A JP S60259562 A JPS60259562 A JP S60259562A JP 11451084 A JP11451084 A JP 11451084A JP 11451084 A JP11451084 A JP 11451084A JP S60259562 A JPS60259562 A JP S60259562A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 〈産業上の利用分野〉 この発明は、表面効果(Grcnbnd Effect
)を利用して海面上又は超低空を滑走、滑空する水上滑
走滑空体に関する。
〈従来技術〉 船と航空機の中間にあって、翼をもつ船ともいえるが、
飛行艇のように上空を飛ばず、水面すれすれの所を滑空
するものは、wIG(Wzq in Qrowrd E
ffect )として知られ、高速船艇の究極的な姿で
あろうとされている。
それは上記表面効果(Ground Effect)、
すなわち飛行する翼が地(水)面に接近するほど揚j 
力が増し、誘導抵抗が減る現象を利用するも゛ ので、
この表面効果は従来から航空機が超低空飛行を続けると
燃料消費量が著減することで実証されている。
上記WIGK類する滑空体に関して、既に各種実験艇の
成功が発表されているが、いずれも平穏な水面や、陸上
の実験で、波浪やうねりのある海面で使用するには、な
お多くの問題がある。
〈発明が解決しよ゛うとする問題点〉 従来の上記WIGはすべて剛i固定翼を付け、これに昇
降舵、補助翼、方向舵等を加え、とれらを搭乗者が操縦
するもので、原則として上記表面効果を利用して滑空す
るが、僅かの高度変化も翼の揚力及び誘導抵抗に大きな
変化を及ぼす。これを海上に用いると、浪による海面の
高低が翼にとっては高度差となシ、その揚力及び誘導抵
抗が急変する。また浪による海面の傾斜角変化は、水面
と翼面とのなす角(迎え角)が絶えず変化し、空力中心
も移動する不安定な状況に々る。これらは従来、Dゎゆ
ヵ、、、ゎヶヵア□よ□、ヵやアよ、ヵ、 i−メント
の発生原因となっている。
これらの問題をWIG操縦者の操縦技術にまかせている
ため、波浪に激突し機体を破壊する危険が多かった。波
を避けて高度を十分にとれば表面効果が失われる。また
主翼を細長くすることによシ揚力を増し、風圧中心の移
動を少くする事も考えられたが、波浪が翼端に轟ると翼
付根に大きな力が加わシ破損する。
そこで波浪に強い胴体と翼を一体化した全翼型WIGや
タンデム型WIGも出現したが、構造重量が増加すると
共に揚抗比に悪影響を及はし高速大型化には限界があっ
た。
表面効果を利用して海上を飛行しようとする構想は上記
WIGのほかにもあシ、開発を続けているが未だ実用段
階に達したものが数少いのは上述の理由によるものと考
えられる。
この発明は最近の新しい素材、新しい技術を利用して、
従来からの問題を解決し、海上において安全に実用し得
る水上滑走滑空体を提供することを目的としている。
(2)発明の構成 〈問題点解決のための手段〉 上述の問題点を大幅に改善したこの発明は、形状的には
半円筒型ないし扁平楕円筒型吹流しを基本構想として発
展させたもので、左右に離れて並列するフロートを、こ
れらにまたがシ載って連結した機枠を兼ねる強靭な可撓
性上翼と、この上翼の左右端、又は上記左右のフロート
を引寄せ気味につないだ可撓性上翼と、上記上下翼、又
はフロートに設けた運搬物収容室とを備え、高速曳航時
、浮上滑空するようにしたことを特徴とする水上滑走滑
空体(以下滑走体と略称)を基本とする。
この基本と々る水上滑走体の上記運搬物収容室又は上下
翼に操縦室を設け、翼又はフロートに方向舵、操縦具を
設けて1.これらを操縦室から遠隔操作する操縦室つき
曳航用水上滑走体とする事もできる。
また曳航用でなく、自走滑走体として推進装置を加え、
その推進装置は推進軸の向きを変えら゛れるものにして
、離水、着水時の操縦を容易にする事もできるのである
〈作用〉 左右のフロートを通常の機枠で連結するのでなく、強靭
な可撓性上翼と、フロート間に引寄せ気味に張渡した可
撓性工員との両者で連結したから、柔軟で、しかも全体
の形は安定な機体となった。工具は水中翼になる場合も
多く、仰角によシ上向き衝撃を受けるが、その際、工具
は十分に屈曲して上方へ逃げ、上翼は工具の屈曲によシ
左右フロートが少し接近した分だけ撓めばよいので、全
体としての変形、傾斜、動揺が少い。つまシ上翼は機体
の主枠として、工具が波浪の衝撃を吸収するのを助ける
構造になっている。
走行時、上翼は空気によシ、工具は水と空気によシ揚力
を生ずる。曳航又は自走速度が高まシ、上、工具の動的
揚力が全重量を超えア ると海面又は空中に浮上して滑
空する。海面から上へ離れるほど表面効果が減シ揚力が
減るため、海面上又紘少しあがった高さを保ち滑空する
〈実施例〉 第1図はこの発明一実施例の斜視図、第2.6図はその
側面図、平面図である。前述の70−トは/、上翼はコ
、工具は3、運搬物収容室はダ、操縦室はS1方向舵は
6、操縦翼は7として示す。曳航用滑走体であるため、
推進装置はない。第2図に水面Wを示し、第6図に曳航
用ロープRの一部を示す。操縦室3は無い場合もあるの
で鎖線で示した。
この実施例の大きな特徴は、上翼コが一枚でなく、進行
方向に直角な前後の翼二枚と、その間をX形に交叉した
傾斜翼二枚とで構成された点である。これは軽く強靭で
可撓性ある材料、例えば炭素繊維強化合金等を使用する
のに、翼一枚々々が細長いから作シよい利点があシ、ま
た交叉した傾斜翼は左右フロー鳥 ト/、/を連結する機枠として、建物の筋か 、いのよ
うな、ゆがみ防止作用をもっている。
上述の四枚の上翼λは夫々、その下方に同方向に伸びる
工具3を伴っている。この工具3は上翼コのように機枠
を兼ねる強靭性はなく屈撓しやすいもので、この場合、
弓の弦のよう々円弧状の上翼コを引いて湾曲させる働き
をしている。
上翼コと収容室亭との固定部は、収容室亭の下面に突出
させた保合突起化へ、上翼コを貫通させ、内部で固定し
ている。
第4図に上翼コの断面の一例を示す。芯材として板バネ
状炭素繊維強化合金板−αを伺枚か重ねたものを入れ、
これを樹脂コbに埋めて翼コの外形を形作っている。そ
の断面形状は熱論、翼として一般的な流線形にするが、
第4図の場合は前後の翼2.:1の間に間隙を設け、高
揚力を発揮するように組合わせている。
矢印は空気の流れを示す。
炭素繊維強化合金に限らず、最近の軽く強靭な材料を板
バネとし、これを樹脂で包めば、この発明の上翼として
好適なものが得られる。
また耐食性強化合金を裸で断面流線形に成形し、上翼と
してもよい。いずれにしろ可撓翼となシ得−る弾力的可
撓性を要する。図示した実施例の上翼コは当初、水平か
又は逆反シ状態に作っておき、工具3、フロー)/との
組立て時、図のように上翼コが円弧状になるよう翼端を
引寄せて工具3を結合した。つまシ上翼コを弓とすれば
、工具3をその弦にして、共に弾力的に撓み得る機枠兼
複葉翼としたのである。もつとも、上、工具λ、3が常
に弓と弦・の関係にあるものと限るわけで々く、両者夫
々に、可撓翼として必要な可撓性をもつものであっても
よい。
また上翼コの可撓性は材質によるものに限らず、可撓性
に乏しい材料の組合せでも、強靭カバネを組込んだ関節
部を設ければよいのである。
また操縦席Sを設ける場合、上翼コに周知のフラップ、
補助翼等をつける事もできる。
また上翼を一枚物とし、後縁が水面に接する、いわゆる
ラム・ウィング型にするとか、水面から少し離れたチャ
ンネル・フロー・ウィング型にするとか、その他、上記
実施例と異る外観のものも容易に設計できる。
上翼3は例えば炭素系、アラミド系等の繊維を主材料と
した数本のロープを、翼前縁から後縁へ順次並べ、弾力
に富む樹脂またはゴムで包んで流線形断面にしたもので
、各ロープの両端は左右フロー)/、 /につながれて
いる。第5図にフロートlの上部スリットから上翼3の
上記ロープ3αが入込んで、その端部をコイルバネgに
よシ弾力的に係止されているところを示す。
上述のようにローザ3aを並べ、樹脂やゴムで包んだだ
けの上翼3でなく、これに圧縮空気を送って厚みを増減
できるようにした例を第6.7図に示す。
第6図の上翼3は、強力ロープ3cLの細いもア の、
太いもの、を夫々、翼前縁、後縁、及び中間位置に並べ
、それらの間に圧縮空気を送るゴムチューブ3Cを並べ
、これらを弾性発泡樹N3bでもって包み、その外皮3
dとしてゴム張り布をかぶせたものである。なお第6図
の太いロープ3aを細いロープの外に中空の釣竿のよう
な強靭な管を通したものに替えるとか、外皮を繊維強化
樹脂にするとか、ゴムチューブ3Gを使わず直接、発泡
樹脂3b内中空部へ圧縮空気を送る等、設計者の工夫に
任す。
第7図は上翼3へ圧縮空気を送る加減によシ・、上翼3
の断面形状を大きく変えた三態を画いたもので、上の図
は上翼3が水中にあって浮力を必要とするため、発泡樹
脂中の空隙に収めた四本のエアチューブ3Cを圧縮空気
でふくらました状態、その下の図は下JK、7が水中を
走るので抵抗を減らすためエアチューブ3Cの空気を抜
き、扁平にした状態、最下図は上翼3が空中で揚力を要
するため、エアチューブ3cへ適当な空気圧を送シ、翼
として適当な流線形断面にした状態を示す。図中、3I
0Lは口 1−プ、3Gはエアチューブ、3eは可撓性
芯材である。
この実施例の上翼3は弓の弦のように緊張させられてい
るので、翼の断面要部夫々にロープ3aを平行に通した
だけでも一応、翼の形を保持でき、翼桁を要しないが、
一定の翼厚と平面性を保つため適当な可撓性芯材を入れ
、部分的に補強してもよい。また上翼3を引張シ状態に
しない実施例では、適宜、翼桁も使用すればよい。
前述の第5図に上翼3の端部を、フロートl上部のスリ
ットから差込み、上翼3内の数本平行するロープ3cL
端をコイルバネざによシ、フロート内に係止している事
を述べた。その第5図には又、フロート/へ上翼コの端
部も差込み係止しておシ、さらに、その差込んだ上翼コ
端部に、操縦具りの駆動機構を付設した状態も示してい
る。即ち上翼コ内に通した操縦索tを引くと、操縦具り
のフロート内支柱7αに付けたレバー7bの一端を回動
させるようにしている(第8図参照)。
第2.5図の方向舵支柱t、aは、X形に交叉する上翼
コと上翼3夫々の交点を上下連結する支柱のような形に
なっているが、これは第9図に示すように上工具間隔を
変える調節機能も備える。
即ち、支柱6αから上方へ伸びた引上棒6bが上翼コ交
叉部を貫通して上方へ出ておシ、その上端をテコ式レバ
ー6c先端によシ上下動させられるよう図示しない操縦
索を付けている。
上翼3が水中にある場合、速かに水面に出るよう迎え角
をつけるが、上の方向舵支柱6αを傾斜させて、迎え角
を調節できるようにしてもよい。第10.11図は上記
方向舵支柱6αを上下させることによシ、上翼3に上下
湾曲を与え、第12.15図は海面Wの波に合わせて上
翼3の形を谷形、山形に変形させ、表面効果の変化を防
いでいる状況を示す。
運搬物収容室亭は第1〜5図のように上翼2上に一個設
けるほか、第14図のように複数個並設してもよい。同
図の収容室+、4tは上半分を内方へ開き、停止時の作
業台としても使えるようにしている。なお、運搬物を7
0−ト/内へ収容できる場合は、操縦席及び客席のみを
上翼コ上部に設置してもよい。
運搬物(人員)収容室弘が大型化する場合は、第15図
のように上翼コと工具3の中間に設置し、水上浮揚力を
増大させることができる。同図の収容室ケに十分な予備
浮力がある場合は、翼端のフロートlは第16図のよう
に小型化してもよい。第16図の例では上翼コ、工具3
が上下同位置に重なっていないように、上翼、工具の組
合わせは第1〜5図の実施例に関わシなく、その用途、
運用目的に応じて種々の組合せができる。また翼形状も
流体力学的特性と経済性を考慮して、アスペクト比、翼
厚、断面形状の最適なものを選択すればよい。
〒 第1〜5図の実施例滑走体を曳航するには、例えば
第5図にだけ画いた曳航ロープRをフロート/等に止め
金を介してつなぎ、これを高速艇又はヘリコプタ−等に
より曳航する。
曳航によシ、上IIkλ、工具3に動的揚力が発生し、
徐々に水面のフロー)/が浮上し、一定速度(ハング速
度)に達すると、滑走体全重量よシも6翼に発生した動
的揚力の合計が大きくなシ水面よシ上に浮上して滑走(
空)する。
波浪の衝撃を受けたシ、一部の翼に特に大きな揚力が発
生しても、工具3と上翼コの変形によシ吸収され、滑走
体全体として大きな影響を与えないよう、予め翼の可撓
性、柔軟性を設計し、また調整できるよう、翼端とフロ
ートの連結部に調節可能なバネ等を介入させることは比
較的容易でおる。波の谷間に入って急速に揚力が減少す
る場合もあるが、滑走体全体を進行方向に長くシ、かつ
多数の翼を装備すれば、瞬間的な動的揚力の減少は避け
られる。また慣性力も作用するので、縦揺れが起き難く
、従って安定した姿勢が保たれる。高度が一定以上にな
ると工具が表面効果の影響を受けなくなり、揚力が減少
して、もとの高度に戻シ、一定高度が自動的に保持され
る(無人の場合)。
操縦具、方向舵を装備し、操縦者が搭乗する場合は、高
度、姿勢等を適当にコントロールできるので、よ多安定
な滑空状態を続けられる。
以上、曳航用水上滑走体の実施例を説明したが、これに
推進装置をつければ自走型滑走体となる。
第17.18図は第1〜3図の実施例の運搬物収容室亭
の先端に推進装置IOを付けた例である。即ち、収容室
弘の先端部に支柱//を固定し、支柱/lの先端に支軸
/コを介して推進装置10の脚部を軸支している。推進
装置10はこの場合、エンジン13、プロペラ/り(先
端部省略)、空気取入口/!r1操縦翼操縦等77え、
常時は第17図実線のように、プロペラ/4’の推進軸
/lIαを上へ向けているが、装置IQ後部に付けた操
作索16をリール16αに巻取ることによシ、推進軸/
4!aを前方へ向けた鎖線の姿勢にすることができる。
リール16αの巻取シ、巻戻しは、エンジンの始動停止
、増減速等とともに、すべて操縦席からリモートコント
ロールする。
推進装置/θは滑走体の大きさ、用途に応じ、レシプロ
エンジンとプロペラの組合せのほか、ターボプロップエ
ンジン、ターボファンエンジン等、軽量小形大出力の推
進装置を選択できる。
なお第17.18図の推進装置10に操縦(カナード)
翼/りを付けるのは、操作索/6を用いず、翼/7の空
力的変化によって推進装置10の向きを変える場合であ
る。
第17.18図の推進装置10は運搬物収容室ダの先端
に付けているが、その他、フロートlの先端、上翼コな
ど随所に、−ないし複数基、支柱を介して取付けられる
。推進装置1ot6空中用のほか、水中用のものも使用
できる。高速を要求される場合、収容室亭後部や上翼コ
に支柱を介してジェットエンジン等を水平ニ取付けても
よい。
第17.18図の自走型滑走体を、離水させる場合、推
進装置10の傾斜角を約45°と前倒しにして、一般水
上機同様、水上滑走を行い、ハング速度に達して離水す
る。しかし水面が平らでない波浪海面で離水する場合は
、推進装置10をはソ垂直に上に向けて回転速度を上げ
、滑走体前部を予め離水させた後、徐々に推進装置10
を前方に傾斜させ、曲進方向の速度を上げてハング速度
に達する方法をとってもよい。このようにすると、一般
在来型滑走体のように、操縦を誤って機首を波頭に突込
む危険が避けられる。
一方、波浪海面に着水する場合は、推進装置IOの向き
を水平方向から徐々に上向きに回転させ、まず滑走体後
部から着水し、推進装置/θは垂直上方向きにして静か
に着水できる11 から波浪の害を避けられる。波浪に
よってピ′ ツチング(縦揺れ現象)が発生しても、推
進装置IOを垂直にし、上向き推力を加減すれば大きな
ピッチングを防止できる。
上翼、上翼、方向舵、補助翼又は小型操縦具等の大きさ
、数量及び取付は位置等は、滑走体全体の大きさ、用途
によって変わるが、これらは風洞実験等のデータを使用
すれば比較的簡単に算出できる。
滑走体は左右対称である必要はなく、空力的バランスが
とれ\ば第19.20図のように、運搬物収容室ダがフ
ロートを兼ねて片側に寄υ、これとフロート/との間に
上翼コ、上翼3をかけ渡した特殊形状にしてもよい。同
図の7gは布製フラップであるが、フラップ、補助翼の
代用として、ケブラー繊維布と操作索/6を用い、第2
1図のように、上翼2内に巻かれた布フラップ/1を適
宜、索/6によシ引出したシ戻したシしてもよい。
これらの操縦翼、操作索の同時操作は、在来滑走体では
三次元的運動を主とするため極 lめて困難であるが、
この発明のものは高度が速度(推力)によって一定に抑
えられるので、運動としては二次元的平面的運動に近く
、主として方向変換と姿勢制御に重点をおくことができ
るので、その操縦は比較的容易である。
さらに最近の電子工学的制御技術等を利用すると、これ
ら操縦翼の制御は一段と容易になる。また離着水時は陸
上飛行場と異)、広大な水面を利用できるので特別に功
妙な操縦技術を必要とせず、また滑走体全体が軽快かつ
強じんで波浪に耐える構造となっているので、。
在来型のような破損の危険性は除ない。
推進装置は上記のように空中推進に限定されず第22〜
26図のように水中推進装置を用いてもよい。この場合
滑走と滑空が交互に繰シ返される(両者併用を含む)。
第22.23図の滑走体は第15図の実施例のように、
収容室ダが大きなもので、その下に空水両用推進装置1
0’を付けている。その推進装置lθ′は第24.25
図に示すが原動機/3’はこの場合、モータで、電源は
収容室ダ又は上翼コに取付けた自刃飛行用航空エンジン
、ガスタービン駆動発電機、蓄電池等から得る。収容室
亭下面への取付支柱//’は舵に兼用してもよい。
推進装置10’の両側面に出た翼(フィン)nは水平安
定用で、また動的揚力にも寄与する。
第26図に滑走中、滑走体の推進装置/θ′が空中でも
働き得る状況を示す。
第27図の実施例は滑走体前部に第17.18図の推進
装置/θ、後部下面に第22.25図の推進装置10’
を付けたものを示している。また第28図は数個の滑走
体を列車のように連結し、先頭の滑走体だけ強力な推進
装置IOを付けた実施例で、その連結部20は第29図
に示す。即ち前後滑走体の収容室グ後尾と頭部をナイロ
ン又はケプラー索21とフック2コとで連結し、空気抵
抗を減するため、その外周にゴムボールコ3を多数詰め
て外皮コグのゴム布カバーで包み、外皮、24(の繭後
端は前後収容室グ端部に付けた連結用チャックおで固定
したものである。
以上、少数の実施例によって説明したが、この発明はそ
の要旨を変えることなく、設計条件に応じて設計者の周
知技術によシ多様に変化、応用し得るもので、要は左右
フロートを可撓性上下翼で結合した滑走体を実施条件に
合わせて設計すればよい。
(3)発明の効果 この発明は以上のように最新の材料技術を利用すること
によって波浪に強い構造体を形成するとともに、波浪の
特性に順応する柔軟翼を採用することによりこれまでほ
とんど成果を挙げ得なかった波浪のある水面下の表面効
果を利用する経済的かつ安全な運搬手段の提供を可能と
した。
即ち、この発明の滑走体には、従来のような剛性機枠、
剛性翼がなく、機体にあたるものは左右フロートをつ力
ぐ可撓性上下翼と、それらのいずれかに付けた運搬物収
容室だけの柔構造である。同じ柔構造でも、機枠の役”
 IFIJ e 、t 6よX力、−1、つ、。−1−
一がるように載っておシ、さほど強力でない工具は左右
フリートを引寄せ気味につないでいるから、上翼だけの
場合に比べ、上下翼が協力して外力に対抗し、各部は可
撓性に富んでいても、全体としては大きな変形を生じな
いという理想的な構造になった。
また従来、翼は片持型が一般であるが、との発明の上下
翼は共に内端支持であるから、強度的に著しく有利であ
る。また従来の飛行機翼型や全翼型、タンデム翼型と異
シ流体力学的に吹き流し状合成翼としたため、安全性が
一段と向上し、さらに上翼は滑空専門、工具は水、空気
いずれにも゛使え、水面近くの表面効果を十分に活用し
て滑空させられる。また工具は剛性を喪し々いので、内
部へ空気を圧入して使用条件に適した翼厚にしたり、工
具が水中にある場合、停泊時の浮力を増大するといった
操作も可能になった。
この発明の水上滑走体は構造簡単で量産に適し、波浪の
衝撃に強いので、高速を要する )水難救助、水上交通
用は熱論、スポーツ用に )も適し、また水産業、海洋
調査用の可動プラットフォームとしても有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明一実施例の斜視図、第2.3図はその
立面図、平面゛図、第4図はその上翼の一例の断面図、
第5図はフロートと上翼、工具との結合部を示す正面図
、第6図は工具の一例の説明図、第7図は工具内へ送っ
た空気量によシ翼厚を変えた三態の断面説明図、第8図
は第5図の操縦翼の操作機構説明図、第9図は上下翼間
隔調節機構の一例の説明図、第10.11図は第9図の
間隔調節機構によシ工具中央部を引上げた状態及び下ろ
した状態夫々の断面説明図、第12.15図は上記間隔
調節機構を操作して波の谷間上では工具中央部を下げ、
波の頂上では逆に上げて表面効果急変を避ける二態の説
明図、第14図は運搬物収容室を二車、上翼上に並設し
た実施例の正面説明図、第15図は運搬物収容室を上下
翼間に設けた実施例の正面説明図、第16図は第15図
の型式で運搬物収容室が大きな場合の平面図、第17.
18図は第′1〜3図の滑走体の前部に推進装置を付け
た自走式滑走体の実施例要部立面図、平面図、第19.
20図は片側フロートと運搬物収容室が一体化した自走
式実施例の平面図、立面図、第21図は上翼用フラップ
を巻取り引出し式にした場合の要部平面説明図、第22
.25図は水中推進装置を付けた実施例の側面図、正面
図、第24.25図はその水中推進装置の側面図、平面
図、第26図は水中推進装置が空中でも働く状況を示す
説明図、第27図は滑走体の前後部に推進装置をつけた
実施例の立面図、第28図は滑走体を数個連結した場合
の説明図、第29図はこの連結部の一例説明図である。 /・・・フロート、コ・・・上翼、3・・・工具、ダ・
・・運搬物収容室。 手続補正書(睦) 昭和60年5月20日 特許庁長官 志賀 学 殿 1、事件の表示 特願昭59−114510号 2、発明の名称 水上滑走滑空体 3、補正する者 事件との関係 出願人 円 角 脩 4、代理人 5、補正命令の日付 昭和 年 月 日 詳細な説明の項 ♂ 7.補正の内容 別紙の通シ 乙 特許請求の範囲を別紙の通シ訂正する。 2 発明の詳細な説明中を次の様に補正する。 [1) lI貞/lI行及び76行中、「浪」を「波浪
」に訂正。 (21t、*73行中、「滑走体」を「水上滑走体」に
訂正。 (3) り頁デ行中、「仰角」を「仰え角」に訂正。 (4)7貞/g行中、「全重量」を「滑走体の全重量」
に訂正。 (5) //貞/lI行中、「ローザ」を10−プ」に
訂正。 (6)27頁10行中、「除ない」を「少ない」に訂正
。 (7)R貞10行中、[水面T−Jを「水面上」に訂−
正。 以 上 l 別 紙 特許請求の範囲 (1)左右に離れて並列するフロートを、これらにまた
がシ載って連結した機枠を兼ねる強靭な可撓性上翼と、 上記上翼の左右端、又は上記左右のフロートを引寄せ気
味につないだ可撓性上翼と、上記上工具、又はフロート
に設けた運搬物収容室とを備え、 高速曳航時、浮上滑空するようにしたことを特徴とする
水上滑走滑空体。 (2) 左右に離れて並列するフロートを、これらにま
たがシ載って連結した機枠を禾ねる強靭な可撓性上翼と
、 上記上翼の左右端、又は上記左右のフロートを引寄せ気
味につないだ可撓性上翼と、上記上工具、又はフロート
に設けた運搬物収容室と、 上記運搬物収容室又は上翼に設けた操w:呈と、上記翼
又はフロートに設けられ、上記操縦室から遠隔操作され
る方向舵、操縦翼とを備え、高速曳航時、浮上滑空する
ようにしたことを特徴とする水上滑走滑空体。 (3) 左右に離れて並列するフロートを、これらにま
たがシ載って連結し九機枠を兼ねる強靭な可撓性上翼と
、 上記上翼の左右端、又は上記左右のフロートを引寄せ気
味につないだ可撓性上翼と、上記上工具、又はフロート
に設けた操縦室と、上記翼又はフロートに設けられ、上
記操縦室から遠隔操作される方向舵、操縦翼、及び推進
装置とを備え、 上記推進装置による高速走行時、浮上滑空するようにし
たことを特徴とする水上滑走滑空体。 (4)特許請求の範囲(3)記載の滑走滑空体において
、その推進装置は推進軸の向きを変えられるものである
水上滑走滑空体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)左右に離れて並列するフロートを、これらにまた
    がシ載って連結した機枠を兼ねる強靭な可撓性上翼と、 上記上翼の左右端、又は上記左右のフロートを引寄せ気
    味につないだ可撓性工具と、上記上工具、又はフロート
    に設けた運搬物収容室とを備え、 高速曳航時、浮上滑空するようにしたことを特徴とする
    水力滑走滑空体。
  2. (2)左右に離れて並列するフロートを、これらにまた
    がシ載って連結した機枠を兼ねる強靭な可撓性上翼と、 上記上翼の左右端、又は上記左右のフロートを引寄せ気
    味につないだ可撓性工具と、上記上工具、又はフロート
    に設けた運搬物収容室と、 上記運搬物収容室又は上翼に設けた操縦室と、 上記具又はフロートに設けられ、上記操縦室から遠隔操
    作される方向舵、操縦翼とを備え、 高速曳航時、浮上滑走するようにしたことを特徴とする
    水上滑走滑空体。
  3. (3) 左右に離れて並列するフロートを、これらにま
    たがシ載って連結した機枠を兼ねる強靭な可撓性上翼と
    、 上記上翼の左右端、又は上記左右のフロートを引寄せ気
    味につないだ可撓性工具と、上記上工具、又はフロート
    に設けた操縦室と、 上記具又はフロートに設けられ、上記操縦室から遠隔操
    作される方向舵、操縦翼、及び推進装置とを備え、 上記推進装置による高速走行時、浮上滑走するようにし
    たことを特徴とする水上滑走渭空体。
  4. (4)特許請求の範囲(3)記載の滑走体において、そ
    の推進装置は推進軸の向きを変えられるものである水上
    滑走滑空体。
JP11451084A 1984-06-06 1984-06-06 水上滑走滑空体 Granted JPS60259562A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770763A (en) * 1980-11-28 1982-05-01 Yoshio Taira Boat propelling in water and gliding on air

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5770763A (en) * 1980-11-28 1982-05-01 Yoshio Taira Boat propelling in water and gliding on air

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