JPS60259407A - 窯業製品の鋳込み成形法 - Google Patents
窯業製品の鋳込み成形法Info
- Publication number
- JPS60259407A JPS60259407A JP11599984A JP11599984A JPS60259407A JP S60259407 A JPS60259407 A JP S60259407A JP 11599984 A JP11599984 A JP 11599984A JP 11599984 A JP11599984 A JP 11599984A JP S60259407 A JPS60259407 A JP S60259407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- model
- plaster
- casting
- melting point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は極めて複雑な形状をした各種窯業製品を割型で
ない石膏型を用いて容易に成形することができる窯業製
品の鋳込み成形法に関するものである。
ない石膏型を用いて容易に成形することができる窯業製
品の鋳込み成形法に関するものである。
（従来の技術）
従来石膏型によって複雑な形状の窯業製品を泥しよう鋳
込み成形する場合には、石膏型を割型とし、泥じょう鋳
込みを行う際にはこの鋳込み型を組立てて紐などでく（
りつけて外れないようにし、また、鋳込み完了後に成形
品を石膏型から脱型する際には割型を１個ずつはずして
行く方法が採用されている。（例えば、素木洋−著「わ
かりやすい工業用陶磁器Ｊ Ｐ１１３〜Ｐ１１８、株式
会社技報堂発行） （発明が解決しようとする問題点） ところが、この方法においては割型の合せ面に泥しょう
が進入して鋳込み完了後の成形品にはパリとなって残る
こととなり、成形品の脱型後にパリを取り除く必要があ
る。また、パリは削って除いてもこの部分は゛成形品の
密度の不均一な部分となり、乾燥後や焼成後にひずみや
亀裂を生ずる原因となり、作業的、品質的に不具合なも
のであった。しかも、割型の組立に際して各割型片の間
へは挟雑物がはさまって精密な型合せは困難であり、ま
た、割型を組立ててから紐などで緊締する型締めの強弱
により寸法が変化して正確な寸法に全てを組立てること
は困難であって、この点からもバリの生成は不可避的な
ものであった。
込み成形する場合には、石膏型を割型とし、泥じょう鋳
込みを行う際にはこの鋳込み型を組立てて紐などでく（
りつけて外れないようにし、また、鋳込み完了後に成形
品を石膏型から脱型する際には割型を１個ずつはずして
行く方法が採用されている。（例えば、素木洋−著「わ
かりやすい工業用陶磁器Ｊ Ｐ１１３〜Ｐ１１８、株式
会社技報堂発行） （発明が解決しようとする問題点） ところが、この方法においては割型の合せ面に泥しょう
が進入して鋳込み完了後の成形品にはパリとなって残る
こととなり、成形品の脱型後にパリを取り除く必要があ
る。また、パリは削って除いてもこの部分は゛成形品の
密度の不均一な部分となり、乾燥後や焼成後にひずみや
亀裂を生ずる原因となり、作業的、品質的に不具合なも
のであった。しかも、割型の組立に際して各割型片の間
へは挟雑物がはさまって精密な型合せは困難であり、ま
た、割型を組立ててから紐などで緊締する型締めの強弱
により寸法が変化して正確な寸法に全てを組立てること
は困難であって、この点からもバリの生成は不可避的な
ものであった。
（問題点を解決する赳めの手段）
本発明は上記のような欠点をなくし、割型でない鋳込み
成形用の石膏型を用いて複雑な形状の成形品を成形でき
る窯業製品の鋳込み成形法を目的として完成されたもの
であって、６０〜１００℃の温度で溶融する低融点合金
よりなる模型を製作する工程と、この模型を埋込んだ鋳
込み型を石膏で製作後これを加熱して前記模型を溶融除
去する工程と、残された石膏製の鋳込み型に泥しょう鋳
込みを行う工程と、鋳込まれた成形品を鋳込み型に納め
たまま鋳込み型を破壊して成形品を取り出す工程とより
なることを特徴とするものである。
成形用の石膏型を用いて複雑な形状の成形品を成形でき
る窯業製品の鋳込み成形法を目的として完成されたもの
であって、６０〜１００℃の温度で溶融する低融点合金
よりなる模型を製作する工程と、この模型を埋込んだ鋳
込み型を石膏で製作後これを加熱して前記模型を溶融除
去する工程と、残された石膏製の鋳込み型に泥しょう鋳
込みを行う工程と、鋳込まれた成形品を鋳込み型に納め
たまま鋳込み型を破壊して成形品を取り出す工程とより
なることを特徴とするものである。
本発明においては、先ず融点が６０〜１００℃の低融点
合金よりなる模型を製作する。この低融点合金としては
溶融除去を熱水中で行うのが便利であり、また、あまり
高温になると石膏強度に悪影響を及ぼすので融点が１０
０℃までのものとする必要があり、また、石膏スラリー
を用いて鋳込み型を成形する際に石膏の水和反応熱の発
生があるから、このときに模型が溶融してはならないの
で、低融点合金の融点は６０℃以上のものとする必要が
ある。このような低融点合金としては融点９４℃、組成
りｉ５２％、 Ｐｂ３２％、 ５ｎ１６％のニュートン
ズアロイ、融点９６〜１００℃、組成りｉ５０％、 Ｐ
ｂ２８％、 ５ｎ２２％のローズアロイ、融点７０℃、
組成りｉ５０％、 Ｐｂ２６．７％、 ５ｎ１３．３％
、 Ｃｄ１Ｏ，０％のウッドアロイなど数多くのものが
ある。
合金よりなる模型を製作する。この低融点合金としては
溶融除去を熱水中で行うのが便利であり、また、あまり
高温になると石膏強度に悪影響を及ぼすので融点が１０
０℃までのものとする必要があり、また、石膏スラリー
を用いて鋳込み型を成形する際に石膏の水和反応熱の発
生があるから、このときに模型が溶融してはならないの
で、低融点合金の融点は６０℃以上のものとする必要が
ある。このような低融点合金としては融点９４℃、組成
りｉ５２％、 Ｐｂ３２％、 ５ｎ１６％のニュートン
ズアロイ、融点９６〜１００℃、組成りｉ５０％、 Ｐ
ｂ２８％、 ５ｎ２２％のローズアロイ、融点７０℃、
組成りｉ５０％、 Ｐｂ２６．７％、 ５ｎ１３．３％
、 Ｃｄ１Ｏ，０％のウッドアロイなど数多くのものが
ある。
このような低融点合金を用いて乾燥、焼成時の収縮寸法
を予め見込んだ外形寸法とした製品の模型を多数製作し
、この模型を型枠の中に置いて模型が埋没するまで石膏
のスラリーを満たして鋳込み型を製作する。次に、模型
を埋め込んだままの鋳込み型を模型の融点以上の温度の
熱水中に浸漬加熱するか熱風加熱する等して前記模型を
溶融除去する。この場合低融点合金は石膏に対して付着
しないので鋳込み型内に残ることがない。次いで、残さ
れた石膏製鋳込み型を充分乾燥させた後にこの鋳込み型
に素地泥しようを常法により鋳込み、石膏型に所要の厚
さの素地を付着させる。そして、石膏型に所要の成形品
が鋳込まれたらこの成形品が鋳込み型に納まったまま石
膏の脱水温度以上に加熱し、石膏を脱水して半水ないし
無水石膏に変化させ、鋳込み型を脆化させたうえ鋳込み
型を物理的手段で破壊して鋳込み型から成形品を取り出
せば窯業製品の成形が完了する。
を予め見込んだ外形寸法とした製品の模型を多数製作し
、この模型を型枠の中に置いて模型が埋没するまで石膏
のスラリーを満たして鋳込み型を製作する。次に、模型
を埋め込んだままの鋳込み型を模型の融点以上の温度の
熱水中に浸漬加熱するか熱風加熱する等して前記模型を
溶融除去する。この場合低融点合金は石膏に対して付着
しないので鋳込み型内に残ることがない。次いで、残さ
れた石膏製鋳込み型を充分乾燥させた後にこの鋳込み型
に素地泥しようを常法により鋳込み、石膏型に所要の厚
さの素地を付着させる。そして、石膏型に所要の成形品
が鋳込まれたらこの成形品が鋳込み型に納まったまま石
膏の脱水温度以上に加熱し、石膏を脱水して半水ないし
無水石膏に変化させ、鋳込み型を脆化させたうえ鋳込み
型を物理的手段で破壊して鋳込み型から成形品を取り出
せば窯業製品の成形が完了する。
（作用）
本発明の窯業製品の鋳込成形法においては、鋳込み型を
成形する際に融点が６０〜１００℃の範囲の低融点合金
の模型を使用しているから、熱水中に浸漬する等して石
膏強度に悪影響を及ぼすことのない温度で加熱すること
により、鋳込み型を割型にすることなく模型が溶融除去
される。また鋳込み型は成形品を成形後は石膏の脱水反
応温度以上まで加熱して水和石膏から脱水するので石膏
製の。
成形する際に融点が６０〜１００℃の範囲の低融点合金
の模型を使用しているから、熱水中に浸漬する等して石
膏強度に悪影響を及ぼすことのない温度で加熱すること
により、鋳込み型を割型にすることなく模型が溶融除去
される。また鋳込み型は成形品を成形後は石膏の脱水反
応温度以上まで加熱して水和石膏から脱水するので石膏
製の。
鋳込み型は脆化して容易に破壊除去できる。
実施例
融点９０℃の低融点合金、セルメント（商品名：戸松冶
金工業社製）を用いて目的製品と外形が相位の模型を造
型し、この模型を型枠内に設置して陶磁器型材用石膏Ａ
級１００重量部と水８０重量部を混和した石膏スラリー
を素地泥しようの鋳込み口のみを残して模型が埋没する
まで注入し、水和反応によって石膏を硬化させ、硬化後
９５℃以上の熱水中に模型を包蔵したままの鋳込み型を
浸漬して模型を溶融除去し、残った鋳込み型を充分乾燥
させた後に該模型と同一形状の空洞部に素地泥しようを
充填し、約５籠の厚みに着肉させた後、余剰の泥しよう
を排出して室内に一夜放置した。翌日鋳込み型に付着し
て納まっている成形品を収容したまま鋳込み型を２００
℃〜２１０℃に加熱して鋳込み型の石膏を半水石膏ない
し無水石膏に変化させて鋳込み型を脆化させたうえ鋳込
み型を軽くたたいて鋳込み型を破壊除去して成形品を取
出した。
金工業社製）を用いて目的製品と外形が相位の模型を造
型し、この模型を型枠内に設置して陶磁器型材用石膏Ａ
級１００重量部と水８０重量部を混和した石膏スラリー
を素地泥しようの鋳込み口のみを残して模型が埋没する
まで注入し、水和反応によって石膏を硬化させ、硬化後
９５℃以上の熱水中に模型を包蔵したままの鋳込み型を
浸漬して模型を溶融除去し、残った鋳込み型を充分乾燥
させた後に該模型と同一形状の空洞部に素地泥しようを
充填し、約５籠の厚みに着肉させた後、余剰の泥しよう
を排出して室内に一夜放置した。翌日鋳込み型に付着し
て納まっている成形品を収容したまま鋳込み型を２００
℃〜２１０℃に加熱して鋳込み型の石膏を半水石膏ない
し無水石膏に変化させて鋳込み型を脆化させたうえ鋳込
み型を軽くたたいて鋳込み型を破壊除去して成形品を取
出した。
（発明の効果）
本発明は前記説明から明らかなように、融点が６０〜１
００℃の低融点合金で製作した模型を埋め込んで石膏製
の鋳込み型を製作後、模型を埋め込んだままの鋳込み型
を石膏強度に悪影響のない温度で加熱して前記模型を溶
融除去し、その後に残留した石膏製の鋳込み型に陶磁器
の泥しょう鋳込みを行ったうえ鋳込まれた成形品を納め
たままこの鋳込み型を破壊して成形品を取り出すように
したから、模型が複雑な形状である場合においても鋳込
み型を割型とせずに製作することができ、また、鋳込み
が完了した後は成形品を鋳込み型の内部に納めたまま鋳
込み型の石膏を脱水脆化させる等の手段により鋳込み型
を破壊して除去すればよ（、割型を使用しないので全く
パリが生ずることがないから、成形品は脱型後バリ取り
をしなくてもよくて乾燥後や焼成後にひずみや亀裂を生
ずることもないうえに型片の組合せ、型締めの差による
寸法の狂いもなくて精密な成形品が得られる等積々の利
点があり、業界の発展に寄与するところ極めて大なもの
である。
００℃の低融点合金で製作した模型を埋め込んで石膏製
の鋳込み型を製作後、模型を埋め込んだままの鋳込み型
を石膏強度に悪影響のない温度で加熱して前記模型を溶
融除去し、その後に残留した石膏製の鋳込み型に陶磁器
の泥しょう鋳込みを行ったうえ鋳込まれた成形品を納め
たままこの鋳込み型を破壊して成形品を取り出すように
したから、模型が複雑な形状である場合においても鋳込
み型を割型とせずに製作することができ、また、鋳込み
が完了した後は成形品を鋳込み型の内部に納めたまま鋳
込み型の石膏を脱水脆化させる等の手段により鋳込み型
を破壊して除去すればよ（、割型を使用しないので全く
パリが生ずることがないから、成形品は脱型後バリ取り
をしなくてもよくて乾燥後や焼成後にひずみや亀裂を生
ずることもないうえに型片の組合せ、型締めの差による
寸法の狂いもなくて精密な成形品が得られる等積々の利
点があり、業界の発展に寄与するところ極めて大なもの
である。
Claims (1)
- ６０〜１００℃の温度で溶融する低融点合金よりなる模
型を製作する工程と、この模型を埋込んだ鋳込み型を石
膏で製作後これを加熱して前記模型を溶融除去する工程
と、残された石膏製の鋳込み型に泥しょう鋳込みを行う
工程と、鋳込まれた成形品を鋳込み型に納めたまま鋳込
み型を破壊して成形品を取り出す工程とよりなることを
特徴とする窯業製品の鋳込み成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11599984A JPS60259407A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 窯業製品の鋳込み成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11599984A JPS60259407A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 窯業製品の鋳込み成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60259407A true JPS60259407A (ja) | 1985-12-21 |
| JPH0358884B2 JPH0358884B2 (ja) | 1991-09-06 |
Family
ID=14676337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11599984A Granted JPS60259407A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 窯業製品の鋳込み成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60259407A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56161106A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-11 | Toyota Motor Co Ltd | Molding method for gyps mold |
| JPS58136702A (ja) * | 1982-02-04 | 1983-08-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 粉末の成形焼結部品製造方法 |
-
1984
- 1984-06-06 JP JP11599984A patent/JPS60259407A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56161106A (en) * | 1980-05-19 | 1981-12-11 | Toyota Motor Co Ltd | Molding method for gyps mold |
| JPS58136702A (ja) * | 1982-02-04 | 1983-08-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 粉末の成形焼結部品製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0358884B2 (ja) | 1991-09-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4919193A (en) | Mold core for investment casting, process for preparing the same and process for preparing mold for investment casting having therewithin said mold core | |
| KR890004247B1 (ko) | 슬립 캐스팅(slip casting) 성형법 및 성형용 주형(成形用鑄型) | |
| EP1069965A1 (en) | Method of using thermally reversible material to form ceramic molds | |
| JPS60259407A (ja) | 窯業製品の鋳込み成形法 | |
| US5067548A (en) | Method of forming a ceramic mold for metal casting | |
| JPS6038110A (ja) | 窯業製品の鋳込み成形法 | |
| US5266252A (en) | Ceramic slip casting technique | |
| JPS61112602A (ja) | セラミツクス成形用鋳型 | |
| JPS6358082B2 (ja) | ||
| US3426832A (en) | Method of making metal patterns and core boxes for shell molding | |
| US4030188A (en) | Method of making shaker plates | |
| JPH0775758B2 (ja) | マイクロ波加熱を利用した鋳型造型法 | |
| RU2177856C1 (ru) | Способ изготовления литейных керамических форм, получаемых по выплавляемым моделям | |
| JPS61125804A (ja) | 鋳型の製作法 | |
| SU1184602A1 (ru) | Способ подготовки керамических литейных форм перед заливкой металлом | |
| JP3327604B2 (ja) | 金属製品の製造方法及びそれに用いる中子材料 | |
| JPH0339774B2 (ja) | ||
| SU129795A1 (ru) | Способ изготовлени неразъемных керамических литейных форм | |
| SU1476129A1 (ru) | Способ создани модели горных пород с трещинами | |
| JPS6130256A (ja) | セラミツクシエルモ−ルド法における鋳型造型法 | |
| JPS6317017B2 (ja) | ||
| JPH05228611A (ja) | 精密鋳造における中子残留検査方法 | |
| JPH0292433A (ja) | 精密鋳造用模型 | |
| JPS63192532A (ja) | 成形金型の簡易製作法 | |
| JPS60250911A (ja) | 石こう鋳込型の製造法 |