JPS60258388A - 上げ下げ窓の召合せ部分の引寄せ押上げ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はビル建築あるいは住宅等に利用する上げ下げ
窓の召合せ部分の引寄せ押上げ装置に関するものである
。

〔従来技術〕

従来の上げ下げ窓は例えば実開昭５９−１５５７４号公
報に見られる上げ下げ窓のように、上部障子を室外側に
下部障子を室内側に配したものが一般的であシ、それぞ
れ竪粋のガイド溝内を上下に摺動できるようになってい
る。しかし、このように一方の障子が室外側、他方の障
子が室内側にあると、窓を閉めた状態においても、室内
側の障子と室外側の障子の間に段差が生じ、十分な水密
性、気密性を得ることができないといった問題がある。

また、実開昭５６−１０９３８６号公報には下部を嵌殺
し窓とし、上部の障子を上下方向に摺動させかつ施錠時
には嵌殺し窓部分と面一にできる片上げ下げ窓が示され
ている。しかし障子が窓枠からはずれた状態での上げ下
けとなυ、外観体裁が悪く、操作も煩雑である。また二
枚の障子が昇降する上げ下げ窓には適用できない。

〔発明の目的〕

この発明の上げ下げ窓の召合せ部分の引寄せ押上げ装置
は上述のような問題点に鑑み開発されたもので、上は下
げ窓について二枚の障子がそれぞれ窓の竪粋に設けられ
九ガイド溝に沿って昇降可能であシ、施錠時は室内側の
障子と室外側の障子が面一ま穴はほぼ面一となるよう構
成し、かつ窓枠に配した気密材と障子との密着性を高め
水密性、気密性に優れた上げ下は窓を提供することを目
的としている。

〔発明の構成〕

この発明における上げ下げ窓は上枠、下枠および左右の
竪枠とからなる窓枠に室内側障子と室外側障子を建込ん
だもので、室内側障子および室外側障子はそれぞれ窓枠
の竪粋に設けた室内側ガイド溝および室外側ガイド溝に
治って上指動部材が設けられ、前記室内側ガイド溝を摺
動する。一方窓枠の竪粋には前記室内側障子の摺動部材
が室外側へ水平移動可能な水平ガイド溝が設けられ、窓
を閉じ施錠する際室内側障子を室外側へ案内し、室内側
障子が室外側障子と面一またはほぼ面一となるようにな
っている。

室内側障子の上縁にはグレモン装置が取シ付ケラれてお
シ、このクレモン装置のノンドルの操作によシ、一対の
アームが室内側障子の上面に沿って引寄せ自在に摺動す
る。このアームの上面にはそれぞれ引寄せピンと押上は
ピンとが突設され、一方、室外側障子の下縁には上部グ
レモン装置によるアームの引寄せ時に前記引寄せピンを
室外側へ引寄せるカム面を有する引寄せブロックおよび
前記押上げピンの先端に当接し、室外側障子を押上げる
ためのカム面を有する押上げブロックがそれぞれ下向き
に突設されている。

このようにして前記グレモン装置のノンドル操作により
、室内側障子と室外側障子を互いに引寄せ、同時に室外
側障子を窓枠上方へ押し上げることができる。また窓枠
の四周には室内側に向かって気密Ｉ：を取シ付けること
ができ、内障子を一体として室外側へ引害せ、気密材に
押付けることにより窓全体の気密性を高めることができ
る。

〔実施例〕

次に図示した実施例について説明する。

第１図〜第３図はこの実施例における上は下げ窓の機能
を示したもので、図中１は窓枠、ｌａは上枠、１ｂは下
枠、１ｃけ左右の竪枠、２は室内側障子、２ａ　１２ｂ
　Ｉ　２ＣＩ２（Ｎ−ｊそれぞれ室内側障子２の上框、
下框、竪框、パネル（ガラス等）、３は室外側障子、３
ａ　、　３ｂ　、３ｃ。

３ｄはそれぞれ室外側障子３の上框、下框、竪框、パネ
ル　である。

第１図は窓を閉じた状態で！−）＃）、この状態におい
て室内側障子２と室外側障子３は面一となっている。第
２図および第３図は上げ下げ状態を示したもので、第２
図は室内側障子２だけ上げ下げしている状態、第３図は
室外側障子３も上げ下げしている状態である。

第４図および第５図は窓を閉じた状態、すなわち室内側
障子２が室外側障子３と面一な状態における室内側障子
２の上框２ａ内の様子を示したものである。

室内側障子２の上縁には先端に室内側第１摺動部材３１
を有する一対のアーム４０をハンドル３８の操作によシ
引寄せ自在とする上部クレモン装置３７が取シ付けられ
ておシ、ガイドケース３９内でアーム４０が摺動し、左
右に突出する室内側第１摺動部材３１が出没自在になっ
ている。アーム４０の上面にはそれぞれ引寄せピン４１
と押上げピン４２が突設されておシ、これに対応して室
外側障子３の下縁には第９図に示すカム面６０を有する
引寄せブロック５７とカム面６１を有する押上げブロッ
ク５８が下向きに突設されている。施錠時、ハンドル３
８の操作によジアーム４０が左右に押し出され、引寄せ
ピン４１が引寄せブロック５７のカム面ωに沿って移動
し、室内側障子２と室外側障子３とを互いに引寄せると
ともに、押上げピン４２が押上げブロック郭のカム面６
１に沿って移動し、室外側障子３を上方に押上げる。ま
た、このとき室内（［Ｉｌ第１摺動部材３１は後述する
水平障子２を室外側に引寄せる。なお、水平牙１ガイド
溝１５および２２は竪枠１ｃに固定した樹脂あるいは金
属製の連結プ、ロック２１に形成されている。

この状態において、室内側障子２と室外側障子３とは面
一であシ、その室外側面を窓枠１四周の気密材取付片２
０ａ、２０ｂ、２０ｃに四方連続して取シ付けた中空の
気密材１８および上枠１ａと左右の翌枠１ｃの三方につ
いて取シ付けたヒレ状の気密材乃に圧接し、水密性、気
密性を保持するようになっている。

なお、第５図中５９は室内側障子２が室内側から室外側
へ移動する際のガイドローラーである。

第６図および第７図は障子上げ下げ状態における室内側
障子２の上框２ａ内および室外側障子３の上框３ａ内の
様子を示し九ものである。

室内側障子２については上部グレモン装置３７のハンド
ル３８を閉じた状態の水平右向きから下向きに回すこと
によジアーム４０が引寄せられ、引寄せピン４１による
室内側障子２と室外側障子３との互いの引寄せ、および
押上はピン４２による室外側障子３の押上げが解除され
る。またこのアーム４０の引寄せにより、室内側第１摺
動部材３１が前述の第４図の嵌合部ｎより抜は出し、水
千第１ガイド溝「を通って竪枠ＩＣの室内側に設けられ
た室内側第１ガイド溝Ｕに納まシ、この室内側第１ガイ
ド溝１１内を上下に摺動する。

表シ、このときアーム４０の取付基部は中央のトリガー
４３によシ引寄せ量が制限され、室内側第１ｆＩＩ動部
材３１が室内側牙１ガイド溝１１からはずれるのを防い
でいる。このトリガー４３による引寄せ量の制限はつま
み４３　ａを室外側へ押すことによシ、トリガー４３を
引込め、アーム旬端部との保合を解除することにより行
なう。

室外側障子３については、上縁にラッチ錠５６のつまみ
５６　ａの操作により竪枠ＩＣの室外側第１ガイド溝１
３内に出没可能な室外側第１摺動部材５１が左右に突出
し、室外測寸１ガイド溝肋に沿って上下に摺動するよう
になっている。また室内側にカム面６３を有する引寄せ
ブロック６２が突設されておシ、施錠時に室外側障子３
が押上げられると、第１２図に示すように、このカム面
６３が上枠１ａの垂下片６４の先端に当接し、室外側へ
引寄せられる。なお、室外側第１ガイド溝ｌの上端は引
寄せ溝１７として室外側に広がシ、引寄せ時の室外側第
１摺動部材５１を案内するようになっている。

第８図および第９図は室外側障子３０下框３ｂ内の様子
を示したものである。

下端の左右には室外Ｓ第２摺動部材５２が突出し、第４
図の室外側第２ガイド溝１４内を上下に摺動する。この
室外側第２摺動部材５２は支軸５５を介して室外側障子
３に取シ付けられ七おシ、室外側障子３紘この支軸５５
部分で回動可能となっている。また、一端を竪枠１ｃに
固定したスプリング等からなる室外側バランサー５３が
連結金具５４を介して室外側湾・２摺動部材５２に連結
されている。この室外側バランサー５３は室外側障子３
の荷重と均シ合うようにしたもので、室外側障子３を任
意の高さに留められるようになっている。

第１０図は１枠１ｃを窓枠内よりみた形状を示したもの
で、第１１図にはその１枠１ｃ内での室外側第１摺動部
材３１、室内側第２摺動部材３２、および室外側第１摺
動部材５１の移動の様子を示している。

室内側第１摺動部材３１および室内側第２摺動部材３２
は室内側障子２が室外側へ移動する際、それぞれ水平第
１ガイド溝１５および水平之・２ガイド溝１６に沿って
室外側へ移動する。このとき室内側第２摺動部材３２０
支軸３２　＆と室内側バランサー羽を連結する折曲ガイ
ド片３５がその室外側の突出する突部３５　Ｊｌを支点
としてビン３６を中心に折曲し、室内側バランサー３３
と室外側障子３とが干渉することなく、室内側障子２を
室外側へ移動することができる。

第１２図は窓を閉じた施錠時における縦断面、第１５図
は障子上げ下ヴ状態における縦断面である。

施錠時、室外側障子３の上端は前述した引寄せブロック
６２と上枠１ａの垂下片６４にょシ室外側へ引寄せられ
、室外側面を四周に配した気密材１８と下枠１ｂを除く
三方に配した気密材１９に圧接している。

また、室外側障子３と室内側障子２の召合せ部分室外側
には気密材７１を配し、水密性および気密性を保ってい
る。

〔発明の効果〕

この発明における上は下は窓では室内側障子と室内側障
子が窓枠の竪枠に設けたガイド溝に沿ってそれぞれ独立
に昇降し、換気を行なうことができ、かつ施錠時には室
内側障子の摺動部材が水平ガイド溝に治って水平移動し
、室内側障子を室外側障子と面一またははけ面一とし、
さらに室内側障子の上部に設けたクレモン装置のハンド
ル操作によって室内ｆｌｌｌＲ子と室外側障子とを互い
に引寄せるとともに、室外側障子を窓枠上方に押し上げ
ることができ、施錠時の窓全体の水密性、気密性を向上
させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明の上げ下げ窓の機能を示す室
内側からみた概略の正面図、第４図−は室外側障子と面
一〇状態における室内側障子上框内の横断面図、第５図
は同じく室外側障子下框内および室内側障子上框内の正
面図、第６図は障子上げ下げ状態における室内側障子お
よび室外側障子上框内の横断面図、第７図社室外側障子
下框内および室内側障子上框内の正面図、第８図は室外
側障子下框内の正面図、第９図は同じく底面図、ｇ１０
図は１枠を窓枠内よシみた正面図、第１１図は同じく窓
枠内よりみた摺動部材の移動の様子を示す正面図、第１
２図は窓を閉じた状態における窓の縦断面図、第１３図
は障子上は下げ状態における窓の縦断面図である。 １・・・・・・窓枠、ｌａ・・・・・・上枠、１ｂ・・
・・・・下枠、ＩＣ・・・・・・１枠、２・・・・・・
室内側障子、２＆・・・・・・上框、２ｂ・・・・・・
下框、２Ｃ・・・・・・１框、２ｄ・・・・・・パネル
、３・・・・・・室外側障子、３ａ・・・・・・上框、
３ｂ・・・・・・下框、３Ｃ・・・・・・１框、３ｄ・
・・・・・パネル、１１・・・・・・合内側第１ガイド
溝、１２・・・・・・室内側第２ガイド溝、１３・・・
・・・室外＠第１ガイド溝、１４・・・・・・室外＠第
２ガイド溝、１６・・・・・・水平第１ガイド溝、１６
・・・・・・水平第２ガイド溝、１７・・・・・・引寄
せ溝、１８・・・・・・気密材、１９・・・・・・気密
材、”２ＫＪ　＆　＋　２０ｂ　Ｔ　２０ｃ・・・・・
・気密材取付片、２１・・・・・・連結ブロック、”２
２・・・カム面、ｎ・・・・・・嵌合部、３１・・・・
・・室内側第１摺動部材、３７・・・・・・上部グレモ
ン装置、３８・・・・・・ノンドル、３９・・・・・・
ガイドケース、４０・・・・・・アーム、４１・・・引
寄せビン、４２・・・・・・押上げビン、４３・・・・
・・トリガー、４３１Ｌ・・・・・・つまみ、４５・・
・・・・ハンドル、５１・・・・・・室外側第１摺動部
材、５２・・・・・・室外側第２摺動部材、５３・・・
・・・室外側バランサー、５４・・・・・・連結金具、
５５・・・・・・支軸、５６・・・・・・ラッチ錠、５
６ａ・・・・・・つまみ、５７・・・・・・引寄せブロ
ック、５８・・・・・・押上げブロック、５９・・・・
・・ガイドローラー、６０・・・・・・カム面、６１−
・−カム面、６２・・・・・・引寄せブロック、６３・
・・・・・カム面、侃・・・・・・垂下片、７１・・・
・・・気密材。 第１図　第２図 ゛１ｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （！１　上枠１ａ、下枠１ｂおよび左右の竪枠ＩＣとか
   らなシ、前記竪枠ＩＣには室内側ガイド溝１１　、１２
   および室外側ガイド溝１３　、１４を設けてなる窓枠１
   と、該窓枠ｌに建込まれ、それぞれ前記室内側ガイドｆ
   ｉｌｌ、１２および室外側ガイド溝１３　、１４に沿っ
   て昇降可能な室内側障子２および室外側障子３とからな
   シ、 室内側障子２には左右に突出し、前記竪枠ＩＣの室内側
   ガイド溝１１，１２内を摺動する摺、動部材３１　、３
   ２を設けるとともに、前記竪枠ＩＣに社前記室内側障子
   ２の摺動部材３１　、３２が室外側へ水平移動可能な水
   子′ガイド溝１５　、１６を設け、室内側障子２を室外
   側障子３と面一ま九はほぼ面一となし得るようにした上
   げ下は窓の召合せ部分の引寄せ押上げ装置であって、室
   内側障子２の上縁には一対のアーム４０をハンドル３Ｂ
   の扮作によシ引寄せ自在とするグレモン装＠　３７を取
   り付け、前記アーム４０の上面にはそれぞれ引寄せビン
   ４１と押上げピン４２とを突設し、室外側障子３の下縁
   には、前記グレモン装ｆＩＩ３７による７−ム４０の引
   寄せ時に、前記引寄せビン４１を室夕■側に引寄せるカ
   ム面６０を有する引寄せブロック５７および前記押上げ
   ピン４２の先端釦当佼し、実外側障子３を押上げるカム
   面６１を有する押上げブロック５８を　。 下向きに突設しであることを特徴とする上げ下げ窓の召
   合せ部分の引寄せ押上は装置。 （２）窓枠１の四周には前記室内側障子２および室外側
   障子３０室外側への引寄せにより、内障子２．３の室外
   側面に圧接される気密材１８を取シつけである特許請求
   の範囲第１項記載の上げ下げ窓の召合せ部分の引寄せ押
   上げ装置。