JPS60258197A - 新規ステロイド物質 - Google Patents
新規ステロイド物質Info
- Publication number
- JPS60258197A JPS60258197A JP11509684A JP11509684A JPS60258197A JP S60258197 A JPS60258197 A JP S60258197A JP 11509684 A JP11509684 A JP 11509684A JP 11509684 A JP11509684 A JP 11509684A JP S60258197 A JPS60258197 A JP S60258197A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- chloroform
- formula
- concentrated
- extracted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Steroid Compounds (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、霊芝(Ganoderma Iucidum
、子実体)の主要部分をなす新規なステロイド物質に関
する。
、子実体)の主要部分をなす新規なステロイド物質に関
する。
霊芝(マンネンタケ、Ganoderma 1ucid
um、子実体)は、古くから仙薬として万病に用いられ
てきた生薬である。最近、中国において霊芝が癌、肝炎
、高血圧等に有効であるという報告がみられ、わが国に
おいてもマウスの移植固形腫瘍に対し抗腫瘍活性のある
ことが明らかにされ(第35回日本癌学会総会記事、1
976、P、129)、また血圧降下作用及び高脂血症
に対する作用等も報告されている(基礎と臨床、Vol
、13、No、12、Dec、 ’ 79、同Vo1.
14、No、 9、Aug、 ’ 80) 、しかし、
霊芝の成分についてはいまだ殆ど解明されていないのが
現状である。
um、子実体)は、古くから仙薬として万病に用いられ
てきた生薬である。最近、中国において霊芝が癌、肝炎
、高血圧等に有効であるという報告がみられ、わが国に
おいてもマウスの移植固形腫瘍に対し抗腫瘍活性のある
ことが明らかにされ(第35回日本癌学会総会記事、1
976、P、129)、また血圧降下作用及び高脂血症
に対する作用等も報告されている(基礎と臨床、Vol
、13、No、12、Dec、 ’ 79、同Vo1.
14、No、 9、Aug、 ’ 80) 、しかし、
霊芝の成分についてはいまだ殆ど解明されていないのが
現状である。
本発明は、霊芝中に含まれる物質を種々研究し、文献未
記載の新規なステロイド物質を単離し、その構造を確認
したことに基づくものである。本発明による新規ステロ
イド物質は下記の構造式で表すことができる。
記載の新規なステロイド物質を単離し、その構造を確認
したことに基づくものである。本発明による新規ステロ
イド物質は下記の構造式で表すことができる。
式(I) 式(II)
式(I[[)
〔上記式(1)中、R1は0又はOHで、R1がOの時
はR2はH又はOHであり、R1が01−1の時はR2
もOHである。〕 本発明の新規ステロイド物質は、例えば次のような方法
で単離することができる。
はR2はH又はOHであり、R1が01−1の時はR2
もOHである。〕 本発明の新規ステロイド物質は、例えば次のような方法
で単離することができる。
霊芝(Ganoderma 1ucidurri1子実
体)の粉砕乾燥物を有機溶媒、例えばエタノール等の低
級脂肪族アルコールで連続的に抽出処理を行う。抽出液
を濃縮してクロロホルムを加える。タルルホルム層部分
をめ1/10の液量まで濃縮し、飽和N a HCO,
水溶液で抽出する。水層部分をp)(3〜4にm製し、
氷で冷却すると不溶性沈澱が得られる。この沈澱をクロ
ロホルム抽出を行い、Na、So+で乾燥後、濃縮して
粗生成物を得る。この粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム−メタノール
−水)にかけ、さらに薄層クロマトグラフィー(展開溶
媒;クロロホルム−メタノール−水)にかげ、それぞれ
のフラクションに分別する。
体)の粉砕乾燥物を有機溶媒、例えばエタノール等の低
級脂肪族アルコールで連続的に抽出処理を行う。抽出液
を濃縮してクロロホルムを加える。タルルホルム層部分
をめ1/10の液量まで濃縮し、飽和N a HCO,
水溶液で抽出する。水層部分をp)(3〜4にm製し、
氷で冷却すると不溶性沈澱が得られる。この沈澱をクロ
ロホルム抽出を行い、Na、So+で乾燥後、濃縮して
粗生成物を得る。この粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム−メタノール
−水)にかけ、さらに薄層クロマトグラフィー(展開溶
媒;クロロホルム−メタノール−水)にかげ、それぞれ
のフラクションに分別する。
上記単離法は一例であって、類似の性質を示す溶媒ない
し溶媒系をもちいることができるし、その他の条件を変
更してもよいものである。
し溶媒系をもちいることができるし、その他の条件を変
更してもよいものである。
本発明の新規ステロイド物質は、前記した霊芝 11゜
の種々の作用に関連するものと考えられるが、極めて独
特の苦みを有しており、苦み成分として有用である。
の種々の作用に関連するものと考えられるが、極めて独
特の苦みを有しており、苦み成分として有用である。
例えば、本発明の新規物質は、ビールのホップの代替品
とすることが可能であり、その他の食品に苦みを付与す
る食品添加剤として使用しろる。
とすることが可能であり、その他の食品に苦みを付与す
る食品添加剤として使用しろる。
つぎに、実施例によって本発明をさらに説明する。
実施例
霊芝(Ganoderma Iucidum。
子実体)の粉砕乾燥物6 kgを20072のエタノー
ルで連続的に抽出した。抽出液をa縮し、15℃のクロ
ロホルムを加えた。クロロホルム層部分を約1710の
液量まで濃縮し、飽和N a HCO,水溶液で抽出し
た。水層部分に6NH(1!を加えてpH3,5に調製
し氷で冷却して不溶沈澱を得た。この不溶沈澱を約41
のクロロホルムで抽出処理を行い、N a、S O4で
乾燥し、これを濃縮して粗生成物68gを得た。得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶
出溶媒:クロロホルム−メタノール(98:2))に付
した。
ルで連続的に抽出した。抽出液をa縮し、15℃のクロ
ロホルムを加えた。クロロホルム層部分を約1710の
液量まで濃縮し、飽和N a HCO,水溶液で抽出し
た。水層部分に6NH(1!を加えてpH3,5に調製
し氷で冷却して不溶沈澱を得た。この不溶沈澱を約41
のクロロホルムで抽出処理を行い、N a、S O4で
乾燥し、これを濃縮して粗生成物68gを得た。得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶
出溶媒:クロロホルム−メタノール(98:2))に付
した。
溶出液を薄層クロマトグラフィー〔担体−シリカゲル、
展開溶媒−クロロホルムーメタノール(9:1)、発色
剤−バニリン−硫酸溶液噴霧〕で検し、Rfo、35、
RfO,52のそれぞれに出現する各フラクションを分
取した。各フラクションは溶媒を減圧蒸溜し、各残留物
を再度シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒
:ベンゼン:酢酸エチル(1: 1) )に付し、Rf
値0゜35を示すフラクションから生成物1を、Rf値
0.52を示すフラクションから生成物2,3゜4及び
5を精製単離した。各生成物はクロロホルム−ヘキサン
から結晶化して純品とした。
展開溶媒−クロロホルムーメタノール(9:1)、発色
剤−バニリン−硫酸溶液噴霧〕で検し、Rfo、35、
RfO,52のそれぞれに出現する各フラクションを分
取した。各フラクションは溶媒を減圧蒸溜し、各残留物
を再度シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶出溶媒
:ベンゼン:酢酸エチル(1: 1) )に付し、Rf
値0゜35を示すフラクションから生成物1を、Rf値
0.52を示すフラクションから生成物2,3゜4及び
5を精製単離した。各生成物はクロロホルム−ヘキサン
から結晶化して純品とした。
各生成物の収量は、生成物1;317.1■。
生成物2:99.8■、生成物3:1166.0■、生
成物4:13Q、3■、生成物5:66゜0■であった
。
成物4:13Q、3■、生成物5:66゜0■であった
。
各生成物は以下の性質を有する。
生成物1
■m、p、199〜200℃である。
■〔αポー+140.0° (C=0.2.メタノール
)の旋光度を有する。
)の旋光度を有する。
■エタノールを溶媒とした紫外線吸収スペクトルの極大
吸収λ1klL%は254nmで分子吸光係数ε、PL
)(は5960である。
吸収λ1klL%は254nmで分子吸光係数ε、PL
)(は5960である。
■m/z=476 (M”)、分子量は476である。
■分子式はC,、H,O,である。
■薄い黄色粒状結晶である。
■構造式は
である。
生成物2
■m、p、280.3℃である。
■〔α堤−+210.3° (C=0. 2.クロロホ
ルム)の旋光度を有する。
ルム)の旋光度を有する。
■エタノールを溶媒とした紫外線吸収スペクトルの極大
吸収λxEメは256nmで分子吸光係数εヶtLxは
11320である。
吸収λxEメは256nmで分子吸光係数εヶtLxは
11320である。
■m/z=402 (M )、分子量は402である。
■分子式はC4HJ+Ory:ある。
■薄い黄白色針状結晶である。
■構造式は
である。
生成物3
■m、p、194〜195℃である。
■〔α〕ぜ=+173.3° (C=0.2. クロロ
1ホルム)の旋光度を有する。
1ホルム)の旋光度を有する。
■エタノールを溶媒とした紫外線吸収スペクトルの極大
吸収λ訃メは254nmで分子吸光係数εmayは76
80である。
吸収λ訃メは254nmで分子吸光係数εmayは76
80である。
■m/z=458 (M十)、分子量は458である。
■無色針状結晶である。
■構造式は
である。
生成物4
■m、p、179〜181°Cである。
■(α)F+ 168..9° (C=Q、’22.
メタノール)の旋光度を有する。
メタノール)の旋光度を有する。
■エタノールを溶媒とした紫外線吸収スペクトルの極大
吸収λ噂、は252nmで分子吸光係数ε4Iayは6
010である。
吸収λ噂、は252nmで分子吸光係数ε4Iayは6
010である。
■m/z=474 (M十)、分子量は474である。
■分子式はCJ、IHjPヮである。
■白色板状結晶である。
■構造式は
である。
生成物5
0m、 p、184. 5〜1 B 5.5°Cである
。
。
■〔α乃−,+184.9° (’C=0.21.メタ
ノール〉の旋光度を有する。
ノール〉の旋光度を有する。
■メタノールを溶媒とした紫外線吸収スペクトルの極大
吸収λ触、は255nmで分子吸光係数εe+a、Yは
7100である。
吸収λ触、は255nmで分子吸光係数εe+a、Yは
7100である。
■m/z=514 (M+) 、分子量は514である
。
。
■分子式は5.へ07である。
■白色針状結晶である。
■構造式は
特許出願人 本 多 淳
Claims (1)
- (1) 式(1) 式(II) 式(I[+) 〔上記式(N中、R1はO又はOHで、R1が0の時は
R2はH又はOHであり、R1がOHの時はR2もOH
である。〕 で示される化合物の群から選んだ新規ステロイド物質。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11509684A JPS60258197A (ja) | 1984-06-05 | 1984-06-05 | 新規ステロイド物質 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11509684A JPS60258197A (ja) | 1984-06-05 | 1984-06-05 | 新規ステロイド物質 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60258197A true JPS60258197A (ja) | 1985-12-20 |
Family
ID=14654105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11509684A Pending JPS60258197A (ja) | 1984-06-05 | 1984-06-05 | 新規ステロイド物質 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60258197A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1067178A1 (en) * | 1999-07-06 | 2001-01-10 | Lan Tsai-Wang | Formula for the production of beer from ganoderma |
JP2016044154A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 国立大学法人九州大学 | アンギオテンシン変換酵素(ace)の阻害剤、これを含む食品および薬剤、並びにそれらの製造方法 |
JP2016044155A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 国立大学法人九州大学 | ノイラミニダーゼ阻害剤、これを含有した抗インフルエンザ剤、食品および薬剤、並びにそれらの製造方法 |
WO2019051741A1 (zh) * | 2017-09-14 | 2019-03-21 | 谭启善 | 一种药食两用赤芝提取物的制备方法 |
-
1984
- 1984-06-05 JP JP11509684A patent/JPS60258197A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1067178A1 (en) * | 1999-07-06 | 2001-01-10 | Lan Tsai-Wang | Formula for the production of beer from ganoderma |
JP2016044154A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 国立大学法人九州大学 | アンギオテンシン変換酵素(ace)の阻害剤、これを含む食品および薬剤、並びにそれらの製造方法 |
JP2016044155A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 国立大学法人九州大学 | ノイラミニダーゼ阻害剤、これを含有した抗インフルエンザ剤、食品および薬剤、並びにそれらの製造方法 |
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