JPS60258129A - インタ−フエロンの活性化法 - Google Patents

インタ−フエロンの活性化法

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JPS60258129A
JPS60258129A JP59115072A JP11507284A JPS60258129A JP S60258129 A JPS60258129 A JP S60258129A JP 59115072 A JP59115072 A JP 59115072A JP 11507284 A JP11507284 A JP 11507284A JP S60258129 A JPS60258129 A JP S60258129A
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JP
Japan
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interferon
activity
buffer solution
diluted
protein
Prior art date
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Pending
Application number
JP59115072A
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English (en)
Inventor
Seigo Takazawa
高沢 清吾
Yoshiharu Yokoo
義春 横尾
Toshiro Oguchi
小口 俊郎
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は改良されたインターフェロンの活性化方法に関
する。
従来の技術 ■ いくつかの酵素で、塩酸グアニジン・尿素などの蛋
白質変性剤で完全変性させたのち、希釈、透析などによ
り蛋白質変性剤濃度を減少させることによって活性が回
復すること(「蛋白質とは何か」蛋白質核酸酵素別冊V
o1.27 No、 6P、915〜P、 929 、
共立出版、 19132年、タンパク質化学 3高次構
造、P、550〜P、 626 、共立出版、 197
3年など) ■ ヒト白血球インターフェロンとヒト線維部インター
フェロンを100℃、2.5分煮沸して失活させた後、
1%SDS中におき、希釈又は透析で活性化されること
(W、B、 Stewart II et。
at、: 、J、 gen、 Viol、 26.32
7.1’975 )■ ヒト白血球インターフェロンと
ヒト線維部インターフェロンを100℃、2.5分煮沸
して失活させに後、1.5 M guanidine 
tyocyanate中におき、透析により再活性化さ
れること(R,J。
Jari walla et、 al、: ロxper
ientia 36. 1390゜1980 )などが
知られている。
発明が解決しようとする問題点 組換DNA技術によって得られた微生物を用いてインタ
ーフェロンを生産するとインターフェロンのアミノ酸シ
ーケンスを有する蛋白の固まり(以下顆粒という)を菌
体内に生成することがある。しかし、この顆粒自体は溶
媒に不溶で実質的にインターフェロン活性を有しない。
又、インターフェロンは熱あるいは、酸処理によっても
しくは長期間の放置によって失活する。このように実質
的に活性を有しないあるいは失ったもしくは活性の減じ
た蛋白のインターフェロン活性を向上もしくは付与する
優れた方法の開発が望まれている。
問題点を解決するための手段 インターフェロンの活性の向上もしくは付与について種
々検討した結果、インターフェロンを蛋白質変性剤で処
理し、鉱酸塩を含む緩衝液で希釈した後、無機吸着体に
吸着させ、ついで溶出剤で溶出することにより活性が向
上したインターフェロンを得るこ七ができる。
本発明に使用されるインターフェロンとしては、天然の
インターフェロン、動物細胞の培養によって製造される
インターフェロン、組換えDNA技術によって得られる
微生物の培養によって製造されるインターフェロンなど
が含まれ、すだ、α。
β、Tのいずれの型のインターフェロンも含まれる。
特に、組換えDNA技術によって得られる微生物の培養
によって製造される活性を有していない顆粒状のインタ
ーフェロン又は失活したインターフェロンの活性の向上
に有用である。
蛋白質変性剤としては、尿素、グアニジン塩(塩酸塩、
チオシアン酸塩等)等があげられる。
使用濃度としては、4モル以上、好ましくは6〜10モ
ルの範囲である。上記蛋白質変性剤でインターフェロン
を処理した後、該蛋白質変性剤の濃度が1モル以下にな
るように鉱酸塩を含む緩衝液で希釈する。
鉱酸塩としては、塩酸、硫酸、リン酸のアルカリ金属塩
、アンモニウム塩があげられ、具体例としては、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、硫酸アンモニウム等があげら
れる。その濃度としては001モル以上、好ましくはQ
、5〜2モルである。
緩衝液としては、例えば、リン酸、トリス−塩酸緩衝液
が用いられる。pHは通常5〜9、好ましくは6.5〜
7.5である。
次いで、この希釈溶液を無機吸着体に接触させ、インタ
ーフェロンを吸着させる。
本発明で用いられる無機吸着体としては、インターフェ
ロンを吸着しろるものであればいずれも用いられる。具
体的にはシリカ系吸着体があげられ、その例として、シ
リカゲル、カラムライト(富士化学工業)、サイロイド
(富士デビソン化学)、CPG−10(エレクトロニュ
ーヌクレオニクス社)、ラジオライト(昭和化学工業)
などがあげられる。
溶出剤としては、pH8以上、好ましくはpH9〜10
のアルカリ性緩衝液、pH3以下、好ましくはpH2〜
3の酸性緩衝液、水溶性有機溶剤。
界面活性剤の溶液が用いられる。pH10を越えるとイ
ンターフェロンの安定性が下がることかある・ ・ニド アルカリ性緩衝液としては、ホウ酸緩衝液等が用いられ
る。
酸性緩衝液としては、リン酸緩衝液、グリシンー塩酸緩
重液、塩化カリー塩酸緩衝液等が用いられる。
水溶性有機溶剤としては、エチレングリコール等があげ
られ、これは単独もしくは緩衝液と組合わせて用いられ
る。
界面活性剤としては、非イオン性又はアニオン性界面活
性剤b<0.011(ill/V%)テ用イラれ、特に
非イオン性界面活性剤としてはアルキルエーテル系又は
ポリエチレングリコール系のものが好ましい。又、アニ
オン性界面活性剤としてはドデシル硫酸ナトリウム、コ
ール酸ナトリウム等゛が好適である。
この様にして、溶出液中に活性の向上したインターフェ
ロンを得る。
インターフェロンの活性測定は、ヒト羊膜細胞由来であ
るFL細胞、シンドビス・ウィルス(Sindbis 
uirus )を用いた細胞変性(CPE)阻止・色素
取り込み法によって測定する。
以下に実施例及び参考例を示す。
実施例1゜ 参考例2で得たT−インターフェロンに7M尿素、1%
β−メルカプトエタノール、lQmMEDTA、50m
Mリン酸緩衝液(pH7,0)を加え、2.5Ilの液
を碍る(γ−インターフェロン濃度として0.64 m
g/ml )。次に膣液を1M塩化ナトリウム、50m
Mリン酸緩衝液(pH7,0)からなる3 0.511
の液に加える。T−インターフェロン濃度は40μg 
/mlである。30時間目で比活性2X106U/mg
である。合計3:lの液を30 Qmlのマイクロビー
ズシリカゲル(500人)(富士デビソン社製)のカラ
ムに30時間かけて通塔、洗浄した後、1M塩化ナトリ
ウム。
40%エチレングリコール、50mMリン酸緩衝液(p
H7,0)の9 Q Qmlで溶出する。活性ある両分
として、比活性1.5 X 10’ U/mgのT−イ
ンターフェロン675mgを含む液85 Qmlが得ら
れる。
実施例2゜ 一参考例1と同様にして得た10mgのT−インターフ
ェロンを含む40%エチレングリコール、1モル食塩、
20mMリン酸緩衝液(p)17.0)の水溶液15m
lを5分間煮沸する。
この液に最終的に3Qml;5M塩酸グアニジン。
1%β−メルカプトエタノール、lQmMEDTAにな
るように、塩酸グアニジン、β−メルカプトエタノール
、EDTA、水を加える。攪拌後、白濁した液は完全に
透明となる。膣液を1M硫酸アンモニウム、50mMI
Jン酸緩衝液(pH7,0)の液2.97 Aに加える
。合計31(T−インターフェロンの比活性: 3 X
 106U/mg)の液をl Q+++1のマイクロビ
ーズシリカゲル(孔径50〇人)のカラムに50時間か
けて通塔、洗浄した後、1M硫安、40%エチレングリ
コール。
50mMリン酸緩衝液(p H7,0)の30m1で溶
出する。活性ある両分として、比活性L2X107U 
/ mgのT−インターフェロン3.5 mgを含む液
15m1が得られる。
参考例1゜ (液体状態のT−インクーフ、ロンの分離)Bsche
richia coli I G K A −2による
インターフェロン−Tの生産: 組換え体プラスミドpGKA−2をもつBsche−r
ichiacoli IGKA−2(FERM BP4
96)をLG培地〔トリプトファン10g、酵母エキス
5g、Na(J5g、グルコース2gを水1j2にとか
しNaOHにてpHを7.0とする。〕で337℃18
時間培養し、この培養液4mlを200mlのMCG培
地[Na211PO< 0.6%、K82P口、0.3
%。
NaC1O,5%、 N11.CL O,1%、グルコ
ース0.5%。
カザミノ酸 0,5%、 bsO41m M 、ビタミ
ンB +4μg/ml、[)87.2:lに接種し、3
0℃で4〜8時間培養後、トリプトファン遺伝子のイン
デューサーであるインドールアクリル酸を10μg/1
T11加え、さらに2〜12時間培養を続ける。すると
菌体内細胞質に液体状態及び顆粒状態のT−インターフ
ェロンが形成される。この培養液を8,000rpm、
IQ分間遠心して集菌し、30mMNaCj!、30m
M Tris−HCl2(pH7,5)緩衝液で洗浄す
る。
液体状態のT−インターフェロンの精製は以下の如く行
う。
洗浄菌体を上記緩衝液20m1に懸濁し、4mgのリゾ
チーム、 0.25M EDTA (エチレンジアミン
テトラ酢酸)を0.1ml加えて30分間0℃に放置し
た後、凍結・融解を3回くり返して菌体をこわす。これ
を15,000 rpm、3Q分間遠心して上清を得、
上清を硫安沈殿、セファデックスG−75によるゲル濾
過およびイオン交換クロマトグラフィーなどの処理をし
て、インターフェロン−γ約2 X 10’単位を得る
参考例2゜ (顆粒状態のT−インターフェロンの分離))・参考例
1と同様にして得た培養液30I1分の凍結菌体を6j
2の20mMリン酸緩衝液p重液 7.0に懸濁し、M
anton−Gaulin Homogenizer 
(MへNTON−GへIILIN MへIIIUFAC
TU旧ING CD、、INC,USA ) で、40
0kg/cmの圧力で菌体破砕し、遠心分離機として旧
tachi 20 PR−52(日立製作所@)をロー
ターとしてRPR9−2−353(500+n1XB本
)を用い、8.00Orpm、40分の遠心をし、沈殿
をとる。SDSポリアクリルアミド電気泳動(SDS−
PAG E ) [: Laemmliの方法: Na
ture227、680 (1970) )のクマジー
ブリリアントブルーの蛋白質染色で判定すると、この沈
殿のT−インターフェロン純度は約50%であった。次
に、この沈殿を6βの1モルのショ糖水溶液に懸濁し、
前と全く同じ遠心条件で遠心し、沈殿(純度:約85%
)を得る。
次に、この沈殿を3pの20mM!Jン酸緩衝液pH7
,0,2%トリトンX−100,10mMEDTAに懸
濁し、1晩攪拌する。その後、再び同じ遠心条件で遠心
し、沈殿(純度:約90%)をとる。
更にこの沈殿を91の7M尿素、20mM!7ンfB[
清液p)(7,0,1%β〜メルカプトエタノール、1
0mM EDTAの液で溶解する。その後、前と同じ条
件で遠心し、上清(純度:約95%)を得る。この上清
を7M尿素、20mM’Jン酸緩10mM EDTAで
平衡化された2、i2のDEAE−3epharose
 CL −6B (ファルマシア社製)のカラムに通塔
し、通過液を集める(純度:約99%)。
発明の効果 本発明方法により、インターフェロンの活性は顕著に向
上される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. インターフェロンを蛋白質変性剤で処理し、鉱酸塩を含
    む緩衝液で希釈した後、無機吸着体に吸着させ、ついで
    溶出剤で溶出することを特徴とするインターフェロンの
    活性化法。
JP59115072A 1984-06-05 1984-06-05 インタ−フエロンの活性化法 Pending JPS60258129A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59161321A (ja) * 1982-12-22 1984-09-12 ジエネンテツク・インコ−ポレイテツド 沈澱異種蛋白質の精製及び活性化法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59161321A (ja) * 1982-12-22 1984-09-12 ジエネンテツク・インコ−ポレイテツド 沈澱異種蛋白質の精製及び活性化法

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