JPS60257876A - 多孔性物体への含浸液の含浸方法 - Google Patents
多孔性物体への含浸液の含浸方法Info
- Publication number
- JPS60257876A JPS60257876A JP11600084A JP11600084A JPS60257876A JP S60257876 A JPS60257876 A JP S60257876A JP 11600084 A JP11600084 A JP 11600084A JP 11600084 A JP11600084 A JP 11600084A JP S60257876 A JPS60257876 A JP S60257876A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- impregnation
- porous article
- impregnating
- upper space
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は金属鋳物、焼結金属、木材のような多孔性物体
に封孔用の含浸液を含浸させる方法の改良に関するもの
である。
に封孔用の含浸液を含浸させる方法の改良に関するもの
である。
(従来の技術)
例えばエンジン用部材として用いられる金属鋳物のよう
な多孔性物体には通気性を無くするために合成樹脂モ、
ツマ−を主体とする含浸液を含浸させ、その後含浸液を
加熱硬化させて封孔する含浸加工が施されている。とこ
ろが単に多孔性物体を含浸液中に浸漬させても倣細な空
孔を含浸液で1−分に満たずことは困難であるため、従
来は多孔性物体を含浸タンク内の含浸液中に浸漬したの
ち真空ポンプにより含浸クンク内を減圧する方法もしく
は多孔性物体を空の含浸タンクに装入し、含浸タンク内
を減圧したのちバルブを開き含浸タンクに接続された含
浸液タンクから含浸液を含浸タンクへ吸引させて多孔性
物体を含浸させる方法が採用されていた。(例えば、特
開昭54−143452号公報) (発明が解決しようとする問題点) ところが前者の方法は多孔性物体の空孔の60〜70%
程度に含浸液を満たすことができるに過ぎないために多
孔性物体の通気性を完全に無くすることができない欠点
があり、また、後者の方法は含浸液が減圧された含浸タ
ンク内−・吸引される際に著しく泡立ち、液面制御が不
可能となるために多孔性物体の全体が含浸されない虞れ
があるうえ、泡立った含浸液が含浸タンク上部の覗窓や
多孔性物体を出入れするための蓋と含浸タンクとの合せ
面等に付着硬化して操業を困難にする問題があった。従
って、多孔性物体の空孔に含浸液を完全に含浸させるこ
とができ、しかも、含浸液に泡立ちを生じさせることの
ない多孔性物体への含浸液の含浸方法がめられていた。
な多孔性物体には通気性を無くするために合成樹脂モ、
ツマ−を主体とする含浸液を含浸させ、その後含浸液を
加熱硬化させて封孔する含浸加工が施されている。とこ
ろが単に多孔性物体を含浸液中に浸漬させても倣細な空
孔を含浸液で1−分に満たずことは困難であるため、従
来は多孔性物体を含浸タンク内の含浸液中に浸漬したの
ち真空ポンプにより含浸クンク内を減圧する方法もしく
は多孔性物体を空の含浸タンクに装入し、含浸タンク内
を減圧したのちバルブを開き含浸タンクに接続された含
浸液タンクから含浸液を含浸タンクへ吸引させて多孔性
物体を含浸させる方法が採用されていた。(例えば、特
開昭54−143452号公報) (発明が解決しようとする問題点) ところが前者の方法は多孔性物体の空孔の60〜70%
程度に含浸液を満たすことができるに過ぎないために多
孔性物体の通気性を完全に無くすることができない欠点
があり、また、後者の方法は含浸液が減圧された含浸タ
ンク内−・吸引される際に著しく泡立ち、液面制御が不
可能となるために多孔性物体の全体が含浸されない虞れ
があるうえ、泡立った含浸液が含浸タンク上部の覗窓や
多孔性物体を出入れするための蓋と含浸タンクとの合せ
面等に付着硬化して操業を困難にする問題があった。従
って、多孔性物体の空孔に含浸液を完全に含浸させるこ
とができ、しかも、含浸液に泡立ちを生じさせることの
ない多孔性物体への含浸液の含浸方法がめられていた。
(問題点を解決するための手段)
本発明はこのような従来の問題点を解決するためになさ
れたもので、金属鋳物等の多孔性物体を予め下半部に含
浸液が満たされた含浸タンク内のに二部空間に支持し、
真空ポンプにより該上部空間を減圧したのち多孔性物体
を含浸タンク内において静かに下降させて含浸液中に浸
漬することを特徴とするものである。
れたもので、金属鋳物等の多孔性物体を予め下半部に含
浸液が満たされた含浸タンク内のに二部空間に支持し、
真空ポンプにより該上部空間を減圧したのち多孔性物体
を含浸タンク内において静かに下降させて含浸液中に浸
漬することを特徴とするものである。
実施例
次に本発明を図示の実施例について詳細に説明すれば、
(1)は含浸タンク、(2)は金属鋳物、焼結金属等の
多孔性物体が収納されたかご状の容器である。含浸タン
ク(1)の下半部にはアクリルエステルモノマー等の合
成樹脂モノマーを主成分とする公知の含浸液(3)が予
め満たされている。多孔性物体は天井レール(4)上を
走行する台車(5)から昇降シリンダ(6)をもって昇
降自在に懸垂された把持具(7)によって容器(2)と
ともに図示のように吊上げられ、含浸タンク(1)の直
上へ移動されたのち含浸タンク(])に向って降下され
る。この把持具(7)の上部には図示のように含浸タン
ク(1)の蓋(8)が設&ノられており、把持具(7)
が降下したとき蓋(8)が含浸タンク(1)の上部開口
を密閉するとともに、把持具(7)に把持された多孔性
物体は想像線で示したように含浸タンク内の上部空間(
9)に支持される。次に図示を略した真空ポンプにより
排気孔00)から排気を行い、含浸タンク(1)の上部
空間(9)を高度に減圧して多孔性物体の空孔中の空気
を排出させる。その後蓋(8)を含浸タンク(1)の上
面に保ったまま、蓋(8)の上方の容器昇降シリンダ(
11)を作動させて容器(2)に収納された多孔性物体
を含浸タンク(1)内において静かに下降させ、含浸液
(3)中に浸漬する。このとき含浸液(3)はほとんど
泡立つことがなく、前工程で空気が排出された多孔性物
体の空孔は含浸液により完全に満たされる。このように
して2〜15分間程度の含浸工程が終了すると、把持具
(7)は多孔性物体の入った容器(2)を含浸液(3)
に浸漬させたまま容器(2)を離し、昇降シリンダ(6
)及び容器昇降シリンダ(11)を作動させて蓋(8)
とともに含浸タンク(1)の−上方へ上昇し、次の容器
(2)を把持するために図示の位置へ戻る。一方、含浸
液(3)中に放置された容器(2)は天井レール(4)
上の他の台車(12)に取付けられた把持具(]3)に
より含浸液(3)から引上げられ、含浸タンク(1)の
」二部空間(9)において外面に41着した含浸液を滴
下させた後に洗浄タンク(14)、(15)へ移送され
る。洗浄タンク(14)には界面活性剤を含んだ洗水が
入っており、洗浄タンク(15)にはシャワーノズル(
16)が設けられているので、多孔性物体の外表面に付
着している含浸液はこれらの洗浄タンク(14)、(1
5)において洗い落される。
(1)は含浸タンク、(2)は金属鋳物、焼結金属等の
多孔性物体が収納されたかご状の容器である。含浸タン
ク(1)の下半部にはアクリルエステルモノマー等の合
成樹脂モノマーを主成分とする公知の含浸液(3)が予
め満たされている。多孔性物体は天井レール(4)上を
走行する台車(5)から昇降シリンダ(6)をもって昇
降自在に懸垂された把持具(7)によって容器(2)と
ともに図示のように吊上げられ、含浸タンク(1)の直
上へ移動されたのち含浸タンク(])に向って降下され
る。この把持具(7)の上部には図示のように含浸タン
ク(1)の蓋(8)が設&ノられており、把持具(7)
が降下したとき蓋(8)が含浸タンク(1)の上部開口
を密閉するとともに、把持具(7)に把持された多孔性
物体は想像線で示したように含浸タンク内の上部空間(
9)に支持される。次に図示を略した真空ポンプにより
排気孔00)から排気を行い、含浸タンク(1)の上部
空間(9)を高度に減圧して多孔性物体の空孔中の空気
を排出させる。その後蓋(8)を含浸タンク(1)の上
面に保ったまま、蓋(8)の上方の容器昇降シリンダ(
11)を作動させて容器(2)に収納された多孔性物体
を含浸タンク(1)内において静かに下降させ、含浸液
(3)中に浸漬する。このとき含浸液(3)はほとんど
泡立つことがなく、前工程で空気が排出された多孔性物
体の空孔は含浸液により完全に満たされる。このように
して2〜15分間程度の含浸工程が終了すると、把持具
(7)は多孔性物体の入った容器(2)を含浸液(3)
に浸漬させたまま容器(2)を離し、昇降シリンダ(6
)及び容器昇降シリンダ(11)を作動させて蓋(8)
とともに含浸タンク(1)の−上方へ上昇し、次の容器
(2)を把持するために図示の位置へ戻る。一方、含浸
液(3)中に放置された容器(2)は天井レール(4)
上の他の台車(12)に取付けられた把持具(]3)に
より含浸液(3)から引上げられ、含浸タンク(1)の
」二部空間(9)において外面に41着した含浸液を滴
下させた後に洗浄タンク(14)、(15)へ移送され
る。洗浄タンク(14)には界面活性剤を含んだ洗水が
入っており、洗浄タンク(15)にはシャワーノズル(
16)が設けられているので、多孔性物体の外表面に付
着している含浸液はこれらの洗浄タンク(14)、(1
5)において洗い落される。
その後多孔性物体の入った容器(2)は熱水タンク(1
7)の80〜90℃の熱水中に浸漬され、含浸された合
成樹脂モノマーを主成分とする含浸液は重合反応を開始
してポリマーとなり、多孔性物体中の空孔は完全に封孔
されることとなる。
7)の80〜90℃の熱水中に浸漬され、含浸された合
成樹脂モノマーを主成分とする含浸液は重合反応を開始
してポリマーとなり、多孔性物体中の空孔は完全に封孔
されることとなる。
(発明の効果)
本発明は以上の説明からも明らかなように、多孔性物体
を含浸タンク内の上部空間に支持し、該上部空間を減圧
して空孔中の空気を排出したうえ静かに下降させて含浸
液中に浸漬するので、含浸液は多孔性物体の空孔を完全
に満たすことができることは勿論、従来のように含浸液
を含浸タンクへ移動させる必要がないのでほとんど泡立
ちを生ずることがない。従って含浸液の液面を正確に検
知することができるうえ、含浸タンク上部の覗窓や含浸
タンク上面と蓋との合せ面等に含浸液が付着することが
なく、容易に操業することができる利点がある。よって
本発明は従来の問題点を解決したものとして業界に寄与
するところは極めて大きいものがある。
を含浸タンク内の上部空間に支持し、該上部空間を減圧
して空孔中の空気を排出したうえ静かに下降させて含浸
液中に浸漬するので、含浸液は多孔性物体の空孔を完全
に満たすことができることは勿論、従来のように含浸液
を含浸タンクへ移動させる必要がないのでほとんど泡立
ちを生ずることがない。従って含浸液の液面を正確に検
知することができるうえ、含浸タンク上部の覗窓や含浸
タンク上面と蓋との合せ面等に含浸液が付着することが
なく、容易に操業することができる利点がある。よって
本発明は従来の問題点を解決したものとして業界に寄与
するところは極めて大きいものがある。
図面は本発明の実施に用いられる装置の一部切欠正面図
である。 (1):含浸タンク、(3):含浸液、(9)二上部空
間。
である。 (1):含浸タンク、(3):含浸液、(9)二上部空
間。
Claims (1)
- 金属鋳物等の多孔性物体を予め下半部に含浸液が満たさ
れた含浸タンク内の上部空間に支持し、真空ポンプによ
り該上部空間を減圧したのち多孔性物体を含浸タンク内
において静かに下降させて含浸液中に浸漬することを特
徴とする多孔性物体−1の含浸液の含浸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11600084A JPS60257876A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 多孔性物体への含浸液の含浸方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11600084A JPS60257876A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 多孔性物体への含浸液の含浸方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60257876A true JPS60257876A (ja) | 1985-12-19 |
JPS6255909B2 JPS6255909B2 (ja) | 1987-11-21 |
Family
ID=14676359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11600084A Granted JPS60257876A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 多孔性物体への含浸液の含浸方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60257876A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113522636A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-10-22 | 吴江市精源机电有限公司 | 一种连续沉浸机 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933068A (ja) * | 1982-08-17 | 1984-02-22 | Nitsukuu Kogyo Kk | 真空含浸法 |
-
1984
- 1984-06-06 JP JP11600084A patent/JPS60257876A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933068A (ja) * | 1982-08-17 | 1984-02-22 | Nitsukuu Kogyo Kk | 真空含浸法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113522636A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-10-22 | 吴江市精源机电有限公司 | 一种连续沉浸机 |
CN113522636B (zh) * | 2021-08-03 | 2022-05-13 | 吴江市精源机电有限公司 | 一种连续沉浸机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6255909B2 (ja) | 1987-11-21 |
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