JPS60256078A - 用紙検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等にお
いて用いられる用紙検知装置に関し、特に、用紙が用紙
搬送路に右るか否かを正確に検知出来るようにする装置
に関する。

（従来の技術） 従来から、複写機等の装置においては、原稿や、記録紙
が給紙トレイに正しくセラ［−されでいるかを検知した
り、あるいは、原稿または記録紙の位置を検知したりす
るために、または、読取りやプリントアウトのタイミン
グを取るため等の目的で種々の用紙検知装置が用いられ
ている。

ぞして、それ等の用紙検知装置としては、第１図〜第３
図に示すように、マイクロスイッチ装置、透過型フォト
センサーや反射型フォトセンサーが、従来から一般的に
用いられている、 例えば、第１図に示すマイク［１スイツチ装置４を用い
た例においては、用紙ガイド部材１の下ガイド板３に設
けた孔１２から用紙搬送路内に突出するレバー６を設け
、用紙Ａがレバー６を矢印ａ方向に押し下）ｆて、スイ
ッチ５を作動させることによって、用紙Ａを検出するよ
うにしている。

しかし、このような用紙検知装置においては、紙の比重
が小さいと、レバーを押し下げることが出来ずに、逆に
紙が浮き上がってしまい、スイッチングされないという
事故が発生しやすいものであり、さらに、紙の搬送のた
めに負荷がかかることがあり、これに加えて、レバー６
のスイッチングトルクの調整が難しいという欠点を持っ
ている。

また、第２図に示すような透過型フォトセンサー７を用
いた例においては、用紙ガイド部材１を構成する上ガイ
ド板２に設けた発光ダイオード８からの光が、矢印す方
向に用紙搬送路を縦に横切るようにして進み、下ガイド
板３に形成した孔１２に設けたフォトトランジスタ９に
よって受光されることにより、検出を行うようにしてい
る。

この場合には、用紙Ａが進行して来て、発光ダイオード
８からの光を遮断し、フォトトランジスタ９が光を受光
しない状態を検出することによって、用紙Ａの検知を行
う。

ところが、このような透過型フォトセンサー７を用いる
場合は、発光ダイオード８を上ガイド板２に、フォトト
ランジスタ９を下ガイド板３に夫々設けているために、
装置が大型化するという欠点があり、さらに、これ等の
部材が上下に別れているために、その光軸の位１合せが
困難であり、これに加えて、ガイド自身にガタが発生（
°ると、そ屯によって、光軸がずれてしまい易いという
欠点を持っている。

また、第３図に示すような反射型フォトセンサー１０を
用いる場合には、発光ダイオードとフォトトランジスタ
とを並列に、所定の角度で組合せて構成した反射型フォ
トセンサー１０を用い、これを用紙ガイド部材１の下ガ
イド板３に形成した孔１２に取イ」けしでいて、通常は
、反射率の少ない上ガイド板２の下面に発光ダイオード
からの光を当てて、その反射光をフォ１〜ｉ〜ランジス
タによって受光するような形式のものを用いているそし
て、このような形式の用紙搬送装置においては、用紙Ａ
が無い時には、上ガイド板２の反射光が少ないために、
フォトトランジスタには光はほとんど受光されず、用紙
Δが孔１２の位置に来た時にのみ、光が反射されてフォ
トトランジスタが受光する。

ところが、用紙検知装置に何等かの理由によりフォトト
ランジスタに外部の光が入射されると、用紙Ａが無くと
も、用紙が有るものとして誤検知してしまうという欠点
を有している。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、用紙搬送路の入口部分に設ける用紙検知装置
、および、その他の部分に設ける用紙検知装置等におい
て、紙の質や、外部の光による誤検知を無くづるどとも
に、従来の透過型フｔトセンザーと反射型フォトセンサ
ーの各々が持っていた欠点を解消し、その取付けに際し
ては、機械的な調整を不要にし、用紙検知装置を簡素化
出来るようにする事を目的とする。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の用
紙検知装置は、用紙搬送路の入口部分に、反射型フォト
センサーと外部の光を検知するだめのフォトトランジス
タとを並列に設けている。この例における反射型フォト
セン１ノーは、用紙が有る時に、その反射光を検出して
用紙を検知するようにしているものである。そして、２
つの検知装置の情報を制御装置に入力し、その情報を比
較することによって、用紙の検知を行うようにしている
。

本発明の装置においては、フォトトランジスタが受光し
ている状態を外部の光が入っているものと判断し、それ
と同時に、反射型フォトセンサーのフォトトランジスタ
が光を検知したとしても、用紙が無いと判断する。

そして、フォトトランジスタがＯＦＦとなり、反射型フ
ォトセンサーがＯＮになった状態を用紙検知の状態とし
て判断し、用紙を検知するようにしている。したがって
、外部の光による用紙検知装置の誤検知を完全に無くし
、用紙検知を正確に行い得るようにしているのである。

（実施例） 第４図および第５図に示すように、本発明の装置は、用
紙搬送路の入口部分、すなわら、用紙ガイド部材１の上
ガイド板２の先端部分の下部に対応する下ガイド板３に
、２つの孔１２を形成し、その孔１２．１２を介して、
フォトトランジスタ９と反射型フォトセンサー１０とを
設けている。

この実施例は、ファクシミリの受信装置の給紙部に用紙
検知装置を設けた場合を示しているものであるが、その
用紙搬送路の入口部分に給紙１〜レイ１４を設け、給紙
を行うようにしている。

そして、第４図の状態においては、反射型フォトセンサ
−１０と、フォトトランジスタはともに矢印Ｃで示す方
向から入って来る外部の光を検知している。さらに、反
射型フォトセンサー１０は、上ガイド板２の折返し部２
ａからの反射光も受光しているが、その反射光は非常に
弱いために検知されない状態となっている。

この実施例においては、フォトトランジスタ９゜が外部
の光を検知している時には、反射型フォトセンサー１０
が光を検知したとしても、その検知状態を無効にするよ
うに設定しておくことによって、外部の光による誤検知
を防止するようにする。

そして、第５図に示すように、給紙トレイ１４から用紙
Ａが挿入され、用紙搬送路の入口に設けられた用紙検知
装置の、フォトトランジスタ９と反射型フォトセンサー
１０との上を覆い、外部の光Ｃを遮断すると、フォトト
ランジスタ９はＯＦＦとなり、反射型フォトセンサー１
０は用紙Ａによって反射された反射光を受光してＯＮに
なる。

この２つのセンサの検知信号を！ｌＩ御装置に入力し、
この検知信号を比較し、演算することによって、用紙Ａ
が検出されるようにしているのである。

本発明の上記した実施例におけるｌｌ１ｌＪ　ＩＸＩ　
Ｉ置には、第６図に示すような回路が用いられる。この
回路はコレクタフォロワタイプの回路として形成されて
いるもので、反射型フォトセンサー１０は、周知の如く
発光ダイオード８ａとフォトトランジスタ９ａとによっ
て構成されており、抵抗１５によって発光ダイオード８
ａの光の強さが決定されるようになっている。

この回路においては、フォトトランジスタ９ａの受光量
−出力電圧（Ｄ点）の特性は、コレクタ抵抗１６によっ
て決まるが、コレクタフォロワタイプの場合の、Ｄ点電
圧は、受光量が大きくなるにつれて降下してくる。

このＤ点電圧をコンパレータ１７の（−）側に入力し、
抵抗１５ｂ、１５ｃによって設定された基準電圧と比較
を行い、Ｄ点電圧が基準電圧よりも低くなると、コンパ
レータ１７の出力はＯＮとなる。つまり、反射型フォト
センサー１０が受光すれば、コンパレータ１７はＯＮに
なるように設定されている。

また、フォトトランジスタ９も、同様にコレクタフをロ
ワタイプになっているが、その受光Ｍ−出力電圧（１点
）の特性は、コレクタ抵抗１６ａによって決まるが、そ
のＥ点電圧はコンパレータ１８の（＋）側に入ノ〕し、
抵抗１５ｄ、１５ｅによって設定された基準電圧と比較
を行うので、フォトトランジスタ９が受光しているとコ
ンパレータ１８はＯＦＦどなる。

そして、コンパレータ１７．１８の出力が共にアンド回
路１つに入力される。これにより、コンパレータ１８の
出力がＯＦＦの時、つまり、フォトトランジスタ９が受
光している時には、反射型フォトセンサー１０が受光し
ても、受光しなくとも、その情報は無効となり、コンパ
レータ１８の出力がＯＮの時、つまり、フォトトランジ
スタが、受光していないときにのみコンパレータ１７の
出力が有効となる。

アンド回路１９は、コンパレータ１７．１８の出力が共
にＯＮのとぎ、つまり、フォトトランジスタ９が受光し
ないで、反射型フォトセンサー１０のフォトトランジス
タ９ａが用紙Ａからの反射光を受光しているどきにのみ
ＯＮとなるので、この情報を原稿有りの情報として判定
部２０に入力させれば良い。

第６図に示ず回路におけるフォトトランジスタ９と反射
型フォトセンサー１０、およびアンド回路１９の出力の
関係を示したのが、第７図の表である。この表に示す状
態において、外部の光が人力される環境の下では、フォ
トトランジスタ９は受光の状態となり、用紙Ａによって
光が遮断されたときに、受光せずの状態になる。また、
■の状態は、実際には有り得ないことになる。

以上説明したように、本発明の用紙検知装置に於いては
、外部の光による誤検知のない用紙検知の動作が行なわ
れることになる。

上記した第６図の実施例においては、フォトトランジス
タ９．９ａを共にコレクタフォロワタイプとして用いた
例を示したが、これとは逆に、両方ともエミッタフォロ
ワタイプとして用いるか、あるいは、片方だけエミッタ
フォロワタイプとして用いることも可能である。さらに
、フォトトランジスタ９．９ａからのコンパレータ１７
．１８への入力の極性を変えたり、コンパレータとアン
ド回路の間にインバータを設−けたりすることによって
、第７図に示づような表が得られることは、当然のこと
である。

第８図には、両方ともエミッタフォロワタイプにした場
合の回路の例を示している。この第８図の回路と、第６
図の回路との違う点は、エミッタフォロワタイプに構成
した場合の、受光量が増加するとＦ点と、Ｇ点の電圧は
増加するので、コンパレータの入力の極性を夫々逆にし
ている。そして、Ｇ点の出力をコンパレータ１８の（−
）側に入力し、Ｆ点の出力をコンパレータ１７の（＋）
側に入力するように構成する。

また、本発明の実施例において、コンパレータ１７．１
８、アンド回路１９および判定部２０は、従来から用い
られているマイクロコンピュータによって置換すること
が可能であり、それによって、前記したような動作を行
わせることが出来る。

また、上記した実施例においては、ファクシミリの給紙
装置における用紙ガイド部材の入口部分に、用紙検知装
置を設置プだ場合の例について説明したが、本発明の用
紙検知装置は、用紙搬送路の途中の部分、あるいは、排
出部に設（ブても良いことは勿論のことである。

さらに、用紙検知装置は、ファクシミリのみでなく、複
写機や、プリンタ等の装置においても一般的に用いられ
ているものであるから、本発明の８＠は、これ等の装置
にも適用が可能であることは当然の事である。

（発明の効果） 本発明は、用紙の検知を行う部材としての反射型フォト
センサーと、外部の光を検知するためのフォトトランジ
スタとを並列に形成したものであるから、用超が有ると
きにだけ、確実に検知を行い、外部の光によって誤検知
することを防止出来ることになる。

また、その取付けに際しては、機械的な調整が不要であ
り、下ガイド板に形成した孔に、フォトトランジスタと
反射型フォトセンサーとをセットするのみで良い。

そして、その検知作用が正確に行なわれるために、従来
の用紙検知装置のように、用紙の誤検知によるトラブル
の発生が防止出来、用紙や原稿の供給を円滑に行うこと
が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は、夫々従来の用紙検知装置を示す側面
図、第４図と第５図は、本発明の実施例を示す斜視図、
第６図は、本発明の制御装置の回路図、第７図は、各部
材の出力の関係を示す表であり、第８図は、制御装置の
他の実施例を示す回路図である。 図中の符号 △・・・・・・用紙、１・・・・・・用紙ガイド部材、
２・・・・・・上ガイド板、３・・・・・・下ガイド板
、４・・・・・・ンイクロスイッチ装置、５・・・・・
・スイッチ、６・・・・・・レバー、７・・・・・・透
過型フォトセンサー、８・・・・・・発光ダイオード、
９・・・・・・フィトトランジスタ、１０・・・・・・
反射型フォトセンサー、１２・・・・・・孔、１４・・
・・・・給紙トレイ、１５・・・・・・抵抗、１６・・
・・・・コレクタ抵抗、１７．１８・・・・・・コンパ
レータ、１９・・・・・・アンド回路、２０・・・・・
・判定部。 （ほか１名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）用紙搬送路を構成する下ガイド板に設けた孔に、
   用紙の反射光を受光する反射型フォトセンサーと、外部
   の光を受光するフォトトランジスタとからなる２つの光
   の検知手段を並列に設け、該各検知手段の出力を比較す
   る比較手段の出力から用紙の有無を検知することを特徴
   とする用紙検知装置。
2. （２）ηず１記比較手段は、前記検知手段の各出力を基
   ｔｅ電圧と比較する２つの比較回路と、該各比較回路の
   出力を入力するアンド回路とから構成されることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の用紙検知装置。