JPS60255710A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粒子径における均一性の高い微粒子粉体を配合
することを特徴とするもので、その目的とするところは
化粧効果において、肌への馴染み易さ、マイルドな使用
感、更には優れた密着感によシ均−性のあるマイルドな
つやや透明感のある皮膚感を感じさせ、厚ばったさかな
く、自然な仕上り感のめる化粧料を提供せんとするもの
である。

従来、化粧料に汎用されている粉体としては各種のもの
が挙げられるが、その多くは天然鉱物由来のものであり
、その粒子の大きさは一般に不揃いであって実際の化粧
料に使われているものは、例えば粒子径で１〜４０μ、
また平均粒子径では５〜２０μと言う具合に粒子径の幅
が広く、また平均粒子径も比較的大きなものが多用され
てきた。

しかしかかる粉体を用いた化粧料は、その含有割合にお
いて、粒子径の大きな粉体が大である時、得られた化粧
料は皮膚への塗布時に弾力感を与える反面重みや粒子感
を感じさせ、またとまシも悪く、且つ厚けったいものと
なる。一方、粒子径の小さな粉体が大となると、得られ
た化粧料は皮膚への塗布時に密着性は向上するものの、
きしみを感じさせすベシが悪化し、また白っぽさが強く
なシ粉りほく不自然な仕上シになるなどの欠点を有して
いた。そして、従来の粉体は各種粒子径の幅広い混合物
であるが故に、前記の欠点を克服することは困難であり
、望ましい化粧料を得ることができなかった。

そこで本発明者は、前記の欠点を解決し、特にマイルド
な使用感と自然な仕上シ感を有する新規な化粧料を得よ
うと種々実験研究を重ねた結果、粒子径における均一性
の高い微粒子粉体を配合することによシ、この様な欠点
がなく、且つ所望の化粧効果を有する化粧料を見出すに
致った。

本発明は、粒子径が１〜１０μで且つそのうち１〜５μ
のものの占める割合が５０重量−以上であり、更に全平
均粒子径が２．５〜５μでちる微粒子粉体を１種以上配
合することを特徴とする化粧料に関するものである。

本発明に適用される微粒子粉体としては、無機粉体とし
て、タルク、絹雲量２合成雲母、カオリン、ベントナイ
ト等の不定形粉体、炭酸マグネシウム等の多角結晶形粉
体、また中空多孔性微小球体としてケイ酸マグネシウム
、ケイ酸カルシウム等の複合酸化物、単体としてシリカ
、更には有機粉体として微結晶セルロース、シルクパウ
ダー等の繊維状粉体（但し粒子径は長手方向のサイズと
する）、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー等の
球状粉体、また金属石ケンとしてステアリン酸マグネシ
ウム、ステアリン酸アルミニウム。

ステアリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛等が挙げられる。

また前記これらの微粒子粉体の粒子径はいづれも１〜１
０μであり、そのうちの５０重量％以上を１〜５μの粒
子径のものが占め、また全平均粒子径は２．５〜５μで
あり、好ましくは、２．５〜３μのものが適用される。

１μより小さな粒子径では、化粧料として用いた時に、
すベシ感が感じられず、白っぽく、粉浮きした化粧仕上
シになり、透明感がなく、皮膚感も感じられなくなる。

また１０μを越えると、使用感でざらつきが目立ち、肌
への馴染みが悪く、密着感に乏しくなシ、厚ぼったさの
ある化粧仕上シになシ好ましくない。

ここで、本発明の大きな特徴としては、粉体中の５０重
量−以上が１〜５μと言う狭い分布の中に収束した、い
わゆる粒の揃った粉体を用いることによシ、前記の各種
欠点を解決するばかυでなく、使用時におけるマイルド
感（均一な当シの柔かさ）及び自然な仕上シ感（その効
果の多くは均一な光の散乱に由来）を有する化粧料が得
られる点にある。

そして、前記の各種微粒子粉体よシ１種以上が選択され
、化粧料に配合されるが、その配合割合としては、化粧
料の剤型に応じて０．５〜９５重量−の範囲で配合され
る。

局、本発明においては、前述の微粒子粉体以外の化粧品
用原料、例えば通常の粒子径を有する粉体や顔料類、ス
クワ２ン、ホホバ油、セタノール等に代表される各種油
分、界面活性剤、保湿剤。

香料などが製品目的に応じて適宜選択され、本発明の効
果を損なわない範囲で使用し得るものである。

また、本発明に適用される化粧料剤型としては幅広いも
のが挙げられ、粉体を中心に構成される７エイスパウダ
ーやプレストパウダーの如き粉末化粧料、ファンデーシ
ョンの如き油性化粧料、更にはクリームの如き乳化型化
粧料などが例示される。

次に本発明者は、得られた本発明化粧料の効果を確認す
る為、後記実施例１及至４に示した各種タイプの化粧料
とこれに対応する市販品とを用いて、１００名の女性に
よる３ケ月間の長期連用テストを実施し、比較評価を行
った。その結果を表−１に示す。

表−１１００名の女性３ケ月の長期連用テストＸ：かな
シよい　Ｙ：よい　２：普通 表−１の結果からも明らかな様に、本発明の微粒子粉体
を配合した化粧料は、市販品と比較しても、微粒子効果
由来の密着感、厚ぼったさがない、肌への馴染み等が向
上するばかりでなく、その粒子径の均一性が高いことＫ
よるマイルドな使用感、自然な仕上シ感の評価が格段に
高い優れたものとなっている。

次に本発明化粧料の実施例を示す。配合割合は重量部で
おる。尚、実施例表示中、平均粒子径は粉体中の主成分
粒子径、含有率珪全粉体中において１〜５μの粒子径を
有する粉体の含有率を表わすものである。

実施例１　フェイスパウダー Ｃ（調合香料　０．５ （方法） Ａをナウターミキサ−で２０分間混合した後、粉砕機で
粉砕混合する。次いで、粉砕混合−をヘンシェルミキザ
ーに移し、常温にて、高速回転で撹拌しなからＢを注入
して５分間撹拌し、更にＣを注入し３分間撹拌混合後、
取シ出し、プロワ−シフターを通し容器に充填して製品
とする。

実施例２　乳化！Ａ′！ファンデージ、ンＣ（鱈思合香
料　０゜２ （方法） Ａを７５℃、Ｂを８０℃に加熱溶解し、均一に分散させ
る。その徒Ａを撹拌しながら、Ｂを人に徐々に加えなが
ら乳化する。加え終ったら、その時の温度をチェックす
る。その後撹拌冷却を続け、５０〜４５℃の間にＣ２加
え、３０℃まで撹拌冷却を行う。取り出して容器に充填
し、製品とする。

実施例３　油性スディックアイカラー Ｂ（調合香料　０．２ （方法） Ａを７５℃に加温する。撹拌しなからＢを少しづつ加え
て、均一に分散させた後、７０℃を保持しながら直接充
填する。その後放冷して製品とする。

実ｔｌｌＡ例４　パウダーファンデージ璽ンＣ（調合香
料　０．４ （方法） Ａをナウターミキサ−で２０分間混合後、粉砕機で粉砕
混合する。次いでこの粉砕混合物をニーダ−に移し、８
５℃に加温し、保持しておく、別にＢを８５℃で均一溶
解させておき、ニーダ−を回転させながら、ＢをＡに徐
々に注入し、１０分間混練した後続いてＣを添加し、更
に２分間混線をつづける。取り出して特殊成型機で容器
充填し、製品とする。

実施例５　化粧クリーム 【微粒子、２り（平均粒子径：３．θμ）　。、５含有
率：６０チ Ｃ（調合香料　０．３ （方法） Ａは８０℃、Ｂを８２℃以上に加熱溶解し、均一に分散
させる。その後人を撹拌しながら、ＢをＡに徐々に加え
撹拌浮化する。加え終ったらその時の温度をチェ、りす
る。その後撹拌冷却を続け、５５〜５０℃の間ＫＣを加
え、３０℃まで冷却する。容器に充填し、製品とする。

実施例６　プレストパウダー Ｃ（調合香料　０・５ （方法） 実施例１と同様にして行なった。

実施例７　ケーキアイシャドウ Ｃ（調合香料　０．２ （方法） 実施例１と同様にして行なった。

特許出願人　ポーラ化成工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）粒子径が１〜１０μで且つそのうち１〜５μのもの
   の占める割合が５０重ｊｋチ以上であシ、更に全平均粒
   子径が２．５〜５μである微粒子粉体を１種以上配合す
   ることＦｃ１ｔｓとする化粧料。