JPS60255631A - 硫酸鉄の回収装置 - Google Patents

硫酸鉄の回収装置

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JPS60255631A
JPS60255631A JP10950984A JP10950984A JPS60255631A JP S60255631 A JPS60255631 A JP S60255631A JP 10950984 A JP10950984 A JP 10950984A JP 10950984 A JP10950984 A JP 10950984A JP S60255631 A JPS60255631 A JP S60255631A
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JP
Japan
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sulfuric acid
tank
iron sulfate
iron
pan
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JP10950984A
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JPS6311284B2 (ja
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Tetsuo Iwai
岩井 哲郎
Mitsuo Nakajima
光夫 中島
Masami Yamanaka
山中 正己
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分類・分野〉 開示技術は、鉄製素材に対する洗浄工程での酸洗時に生
ずる廃硫酸より硫酸鉄を回収する固液分離の技術分野に
属する。
〈要旨の解説〉 而して、この発明は、磨鋼板等を製造するプロセスの前
処理工程において、板状、及び、コイル状等の鉄製素材
に対重る酸洗用の硫酸槽と次段水洗槽間に介設され、酸
洗後の該鉄製素材に付着している酸洗廃硫酸から硫酸鉄
を結晶析出し、該硫酸鉄を回収する装置に関する発明で
あり、特に、上記水洗槽ど硫酸槽に渡設介装された−[
記酸洗廃硫酸に対する受皿が該fll!I酸槽に指向し
て下り勾配に配設され、該受皿の該勾配に沿う少くとも
一方に側壁が形成された硫酸鉄の回収装置に係る発明で
ある。
〈従来技術〉” 周知の如く、硫酸鉄は硫酸第1鉄の代替品として排水処
理等の水処理装置における無機凝集剤等として使用され
る物質であり、その製造方法は磨鋼板、及び、亜鉛鉄板
等を製造する場合の前処理工程と4して、鉄製素材を硫
酸溶液に浸漬して酸洗し、その際に生じた酸洗廃硫酸を
スクラップ鉄が混入された中和槽に導き、余剰の酸を中
和した後、加熱し、更に、結晶槽に移して冷却、又は、
放冷結晶させて脱水し、硫酸鉄を得ている。
〈従来技術の問題点〉 而しながら、上述従来の硫酸鉄の回収装置においては、
中和工程が不可欠であり、その結果、装置が大がかりな
ものとなるという欠点があり、又、操作が煩瑣であると
いう難点もあり、製品歩留りが悪く不経済であるという
不利点もあった。
〈発明の目的〉 この発明の目的は上述従来技術に基づく@酸鉄の回収装
置の問題点を解決すべき技術的課題とし、簡単な構造な
がら、高純度の硫酸鉄が効率よく、経済的に回収出来、
資源を有効に再利用出来るようにして、化学処理産業に
おける固液分離技術利用分野に益する優れた@酸鉄の回
収装置を提供せんとするものである。
〈発明の構成〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの発
明の構成は、前述問題点を解決するために、鉄製素材に
対する酸洗用硫酸槽と次段の水洗槽の間に受皿を渡設介
装し、該受皿を上記硫酸槽に指向して下り勾配に配設さ
せると共に、受皿の該勾配に沿う少くとも一方に側壁を
形成し、上記鉄製素材を硫酸槽から懸吊した際に(=j
着されている酸洗廃硫酸等を上記受皿に滴下等させて流
し、該酸洗廃硫酸中に含有する硫酸鉄を湿潤状態の硫酸
鉄として上記硫酸溶液と固液分離し、更に、上記湿潤硫
酸鉄を乾燥さ“せて結晶化させ、析出させるようにして
、中和処理工程を不要とし、硫酸鉄が容易に、効率よく
、経済的に回収出来、更に、高品質を維持出来るように
した技術的手段を講じたものである。
〈実施例−構成〉 次に、この発明の1実施例を図面に基づいて説明すれば
以下の通りである。
1は硫酸鉄の回収装置であって、この発明の要旨を成し
、磨鋼板を製造する場合の面処理工程としての酸洗■桿
に使用される態様であり、受皿2は板状平面3から成り
、その長手方向に沿う両側に側壁4を有する設定幅、設
定深さの側溝5.5が形成されており、該受皿2は設定
水質の水が満たされた水洗槽6から一定濃度の硫酸溶液
が満たされた硫酸槽1に対して1〜3%の下り勾配に渡
設介装されCいる。
更に、8は蒸気配管であり、図に示す様に、上記硫酸槽
7の外底面に付設されると共に、上記受皿2の外底面に
付設されており、適宜蒸気が流過されて、1iilI酸
槽1内の硫酸溶液を一定温度に維持するようにされてい
る。
〈実施例−作用〉 上述構成において、鉄製素材としての図示しない鋼板は
所定に脱脂処理、水洗処理等が行われた後に、硫酸Wg
7に移送され、硫酸溶液にょる酸洗処理が行われる。
そして、上述酸洗処理待に上記@酸溶液と鋼板は化学反
応を起こし、硫酸鉄を生じ、該鋼板を硫酸槽7から懸吊
し、上記受皿2の上方中央を長手方向に沿って水洗槽5
へ移動した詩に、鋼板より滴下される酸洗廃硫酸は上記
受皿2の長手方向に沿う中央部位に落下する。
而して、上記M洗廃硫酸は受ff112の下り勾配に°
沿って流れる間に、酸洗廃硫酸に含有する湿潤状態の硫
酸鉄9を受■2の平面3上に残置し、一方、硫酸溶液の
一部は受皿2の長手方向に沿い上記平面3上を流過して
硫酸槽7にリサイクルされ、他の一部は受皿2の各側溝
5に流れ落ちた後、該各側溝5に沿って流過し、上述同
様に、硫酸槽1にリサイクルされる。
更に、受皿2の平面3上に残置された上記湿潤状態の硫
酸鉄9は受皿2の外底面に付設された蒸気配管8を流れ
る蒸気により加熱されて乾燥され、結晶析出される。
又、上述のように、受皿2の平面3の中央部位に長手方
向に沿って上記硫酸鉄9の結晶が順次付着されるので、
経時的に上記平面3の各側溝5に指向する下り曲面が形
成され、酸洗廃硫酸が受皿2の長手方向に沿う滴下部位
に係わらず、同一の距離を流れるようになり、硫酸鉄9
の回収率がより向上されるようになる。
尚、表は上述実施例により回収された硫酸鉄9に対して
化学分析を行い、市販の無機凝集剤としての硫酸第1鉄
と比較したものであり、はぼ同様な分析値を示している
〈仙の実施例〉 尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論であり、例えば、受皿には溝がなくても、長
手方向に沿うどちらか一側に側壁を上延させ、該側壁側
に下向傾斜させるように配設してもよいし、又、受皿の
長手方向に沿う両側に側壁を上延させると共に、予め受
皿の長手方向に沿う中央から該両側壁に対して下り勾配
の斜面を形成させておいてもよいし、硫酸鉄の結晶析出
化は加熱乾燥とせず、自然乾燥も可能である客種々の態
様が採用可能である。
〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、酸洗廃硫酸からの硫酸鉄の回
収装置が簡単な構造になり、操作も容易で、更に、高l
iI!疫の硫酸鉄が効率よく、安価に得ることが出来、
又、該回収硫酸鉄が凝集剤等としての硫酸第1鉄として
使用出来るという優れた効果が奏される。
而して、鉄製素材に対Jる酸洗用硫酸槽と次段水洗槽間
に渡設介装した受皿を該硫酸槽に向って下り勾配に配設
し、該受皿の該下り勾配に沿う少くとも一側に側壁を設
けたことにより、鉄製素材を硫酸溶液で酸洗し、その際
に生じた硫酸鉄を含有する酸洗廃@酸が湿潤硫酸鉄と上
記硫酸溶液に固液分離され、更に、該湿潤硫酸鉄は乾燥
されて結晶析出され回収出来るようになり、従来技術の
硫酸鉄の回収装置に不可欠であった中和処理工程が不要
となって、容易に回収出来るようになり、硫酸鉄の回収
装置が簡単な構造になって、その運転操作、及び、運転
管理も容易になるという優れた効果が奏される。
更に、上述のように、中和処理工程が無いことにより、
高純度の硫酸鉄が効率よく回収出来、その結果、製品歩
留りも向上されて経済的であり、製品コストも下げるこ
とが出来るという優れた効果が奏される。
又、回収された上記硫酸鉄は硫酸第1鉄の代用として凝
集剤等に使用することも出来るという優れた効果も奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の1実施例を示すものであって概略全体
斜視図である。 7・・・硫酸槽、 6・・・水洗槽、 9・・・硫酸鉄、 2・・・受皿、 4.4・・・側壁、 1・・・回収装置出願人 トヨタ
自動車株式会社 [

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉄製素材に対する酸洗用硫酸槽と次段水洗槽間に介設さ
    れ該鉄製素材に付着している酸洗廃硫酸から硫酸鉄を結
    晶析出させ回収する装置において、上記水洗槽と硫酸槽
    に渡設介装された上記酸洗廃硫酸に対する受皿が該硫酸
    槽に向って下り勾配に配設され、該受皿の該勾配に沿う
    少くとも一方に側壁が設けられていることを特徴とする
    硫酸鉄の回収装置。
JP10950984A 1984-05-31 1984-05-31 硫酸鉄の回収装置 Granted JPS60255631A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10950984A JPS60255631A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 硫酸鉄の回収装置

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JP10950984A JPS60255631A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 硫酸鉄の回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60255631A true JPS60255631A (ja) 1985-12-17
JPS6311284B2 JPS6311284B2 (ja) 1988-03-14

Family

ID=14512063

Family Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508226A (ja) * 2003-10-06 2007-04-05 トロノックス・ピグメンツ・ゲーエムベーハー 鉄の混ざった廃硫酸の処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508226A (ja) * 2003-10-06 2007-04-05 トロノックス・ピグメンツ・ゲーエムベーハー 鉄の混ざった廃硫酸の処理方法
JP4745235B2 (ja) * 2003-10-06 2011-08-10 トロノックス・ピグメンツ・ゲーエムベーハー 鉄の混ざった廃硫酸の処理方法

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