JPS6025468Y2 - 浴室側壁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数個の細長形状の壁材構成体を上下に並列
結合してなる新規な浴室側壁に関するものである。

以下、本考案の浴室側壁を図面に示す実施例について説
明する。

本考案の浴室側壁は、合成樹脂で一体的に成形した複数
個の壁材構成体Ａを上下に並列結合してなるもので、壁
材構成体Ａは、水平方向に延びる細長形状の表面体１の
上端内側に断熱材収容片２を屈曲連設し、上記表面体１
の下端内側に係合凹部３を屈曲連設し、且つ上記表面体
１の裏面にリブ１′を鏝けると共に上記断熱材収容片２
の上面に係合凸部４を突設し且つ上記断熱材収容片２の
端部に固定片５を連設し、更に上記表面体１の下端部長
び筆記断熱材収容片２の上面で上記係合凸部４主’６外
癲にそれぞれ弾性片７，８を設けてなる。

そして、上記の各壁材構成体Ａの内側にはそれぞれ断熱
材６を収容しである。

また、上記の各壁材構成体Ａの並列結合は、それぞれ上
下に隣接する壁材構成体Ａの係合凹部３と係合凸部４と
を係合させて即ち、上方の壁材構成体Ａの係合凹部３に
下方の壁材構成体Ａの係合凸部４を嵌入保定・させてな
されている。

また上記弾性片７，８を設けることによって、各構崗体
Δ間に水等が浸入するのを防止するようになしである。

、またＪ係合凹部３、の上方、即ち係合凹部３を構成す
る部材の裏側には鋸歯状の係止部が設けてあり、該係止
部の上方には断面り形状の支持体９が係止されており、
断熱材６は、上記断熱材収容片２と上記支持体９とでそ
の上下端部を支持され、その一側面は上記表面体１の内
側に当接されている。

また、上記固定体５は、上記断熱材収容片２の側端部に
Ｔ字状に連設してあり、その下部は上記断熱材６の他側
面を支持しており、その上部は、第１図に示す如く浴室
側壁を壁体１０に釘１１打ち固定する固定部となってい
る。

また、上記リブ１′は、断熱材６の支持を確実に行なう
と共に表面体１の補強機能を果している。

また、５′は、浴室側壁の最下部め壁材構成体Ａを固定
するための固定体で、断面り形状を有しており、その先
端には保合凸部４′を有している。

１２は浴槽である。本考案の浴室側壁は、上述の如く構
成されているため、第１図に示す如く、固定体５を介し
て壁体１０に固定すれば良く、断熱効果を有し、その外
観は美麗であり、弾性片７，８を設けであるので、係合
凹部３と係合凸部４の配設関係とも相俟って、特に防水
機能を要求される浴室の防水効果を二重、三重に向上さ
せ得ることができ、第２図に示す如く、浴室に固定され
るものであり、又、本考案の浴室側壁は表面体の裏面に
リブを形成しであるので、従来のこの種の薄い表面板で
形成した壁材において生じ易いベコつき或いは不正平面
による組付は仕上げ後の外観の意匠性を損なう惧れがな
く、更に、各壁材構成体Ａ毎に分離されるから、壁体へ
の固定作業も容易且つ確実に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例の要部を拡大してその固定
態様と共に示す断面図、第２図は、その好ましい使用態
様を示す斜視図である。 Ａ・・・・・・壁材構成体、１・・＝・・・表面体、２
・・・・・・断熱材収容片、３・・・・・・係合凹部、
４・・・・・・係合凸部、５・・・・・・固定体、６・
・・・・・断“熱材、１′・・・・・・リブ、７゜８・
・・・・・弾性片。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）水平方向に延びる細長形状の表面体の上端内側に
   断熱材収容片を屈曲連設し、上記表面体の下端内側に係
   合凹部を屈曲連設し、且つ上記表面体の裏面にリブを設
   けると共に、上記断熱材収容片の上面に係合凸部を突設
   し且つ上記断熱材収容片の端部に固定片を連設し、更に
   上記表面体の下端部及び上記断熱材収容片の上面で上記
   係合凸部より外側にそれぞれ弾性片を設けてなる、合成
   樹脂で一体的に成形した複数個の壁材構成体を、それぞ
   れ隣接する壁材構成体の係合凹部と係合凸部とを係合さ
   せて上下に並列結合させ且つ上記各壁材構成体の内側に
   それぞれ断熱材を収容してなる浴室側壁。
2. （２）各壁材構成体の係合凹部の上方に断面り形状の支
   持体を係止させ、断熱材を断熱材収容片と支持体との間
   に支持してなる、実用新案登録請求の範囲第（１）項記
   載の浴室側壁。