JPS6025236Y2 - 吸収物品用防漏シ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、生理用ナプキン、使に捨ておむつなど着用者
の股部に装着する吸収物品用防漏シートに関する。

従来一般に実用に供されている生理ナプキン・使い捨て
おむつは、防漏手段として、その内側底面または外側底
面に防漏シートが配置されている。

またかかる防漏シートを有するナプキンであっても、経
血が漏れることがあるため、ナプキンの着用時にその底
面に当接するための別体に形成された防漏シート状物が
知られている。

本考案の目的は、前述のように吸収物品の防漏手段とし
て好適な防漏シートを提供することにあり、その目的を
遠戚するための本考案の構成要旨とするところは、弾性
発泡プラスチックで縦長シートを形威し、前記シートの
縦方向の第１端部と第２端部とを除く両端部にこれらを
上方向に折曲するための第１案内線と、前記第１端部側
における前記同第１案内線の端部間に位置して前記第１
端部方向へ頂部が向き前記第１端部を上方向に折曲する
ための山形状の第２案内線と、前記同第１案内線間に一
端がかつ前記第２端部に他端が位置して該一端と他端と
を結ぶ直線であって該直線を介して少なくとも前記第２
端部を下方向に逆Ｖ字状に折曲するための第３案内線と
を含み、前記第１、第２および第３案内線は前記シート
の厚み方向に貫通しないように刻設された連続線または
点線であることを特徴とする吸収物品用防漏シートに存
する。

さらに本考案を図示の実施態様に基づいて説明すると、
以下のとおりである。

第１図において、縦長シート１は、弾性発泡プラスチッ
ク、好ましくは０．１〜３Ｂの厚みを有する単独発泡ポ
リエチレンからなる。

この素材としては、発泡倍率が３〜５ｏ＠、密度が０．
０１−０．３０ｇ／ｃＴ１１圧縮かたさく２５％）が０
．０１〜Ｉ Ｏｋｇ／ｃｒｌなどの特性を有腰■東しか
ら商品名１ペフ、、（ｍ漬水化学から商品名１ソフトロ
ン、の下に入手可能なものなどがある。

シート１の縦方向の第１端部２ａと第２端部２ｂとを除
く両側部３ａ＊３ｂには、これらを上方向に折曲するた
めの彎曲状の第１案内線４ａ、４ｂを刻設しである。

第１端部２ａ側における第１案内線４ａｔ４ｂ間には、
これらに接続し第１端部２ａ方向へ頂部が向き第１端部
２ａを上方向に折曲するための彎曲山形状の第２案内線
５を刻設しである。

第１案内線４ａ、４ｂ間には、第２案内線５と適宜間隔
をおいた位置の一端６ａと第２端部２ａに位置する他端
６ｂの間に直線に延びる第３案内線６を設けある。

第１案内線３ａｔ３ｂｓ第２案内線５は、図示のように
彎曲線であり、しかも第２案内線５は、これが第１案内
線３ａ、３ｂに接続していることが最も好ましいが、そ
れらは直線であってもよいし、また第２案内線５は、第
１端部２ａを上方向に折曲するのに別設差し支えがなけ
れば、第１案内線３ａ、３ｂと若干離れていてもよい。

また第３案内線６は、一端６ａが第２案内線５と接続し
ていても、さらにはこれと交差して第１端部２ａまで延
びていてもよい。

両側部３ａ、３ｂの外端には、第１図〜第３図に示すよ
うに上方向に断面逆Ｖ字状に彎曲し、あるいは断面半円
状の肉厚に形成した隆起部７を設けである。

また図示してないが、隆起部７は、円形状であってもよ
い。

ただし、隆起部７は、シート１の全体を吸収物品の内部
に位置させて用いる場合には設けられない。

前述のように構成されたシート１は、生理用ナプキンな
どの吸収物品の底面に一体的に設け、あるいは別体とし
て配置して着用者の股間に装着した場合、両側部３ａ、
３ｂが股間に挟圧され、第１端部２ａが腹部側にかつ第
２端部２ｂが臀部側に圧接されるから、第１案内線４ａ
、４ａを介して両側端部３ａ、３ｂが上方向に、第２案
内線５を介して第１端部２ａが上方向に、かつ第３案内
線を介して第２端部２ｂ近傍が下方向に断面逆Ｖ字状に
それぞれ折曲し、第４図に例示するように中央部が隆起
して股間に適合密接するとともに、断面逆Ｖ字状に折曲
した第２端部２ｂが臀部溝に適合密着することになる。

したがってシート１によって体液の漏れを有効に防止す
ることかできる。

さらにシート１は弾性を有するから、着用者の動きによ
って圧縮変形力を受けても着用者が通常の姿勢をとると
正常な状態に復元腰また生理用ナプキンなどの吸収物品
に一体的に設けである場合には、該物品に対してそのよ
うな復元作用を与えるから、該物品に正常な状態を保た
せるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案シートの実施態様を示す平面図、第２図
、第３図は同上Ａ−Ａにおける断面図、第４図は同上シ
ートが着用時に変形する状態を示す斜視図である。 １・・・・・・シート、２ａ・・・・・・第１端部、２
ｂ・・間第２端部、３ａ、３ｂ・・・・・・側部、４ａ
、４ｂ・曲・第１案内線、５・・・・・・第２案内線、
６・・・・・・第３案内線、６ａ・・・・・・一端、６
ｂ・・・・・・他端。

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）弾性発泡プラスチックで縦長シートを形威し、前
   記シートの縦方向の第１端部と第２端部とを除く両側部
   にこれらを上方向に折曲するための第１案内線と、前記
   第１端部側における前記両第１案内線の端部間に位置し
   て前記第１端部方向へ頂部が向き前記第１端部を上方向
   に折曲するための山形状の第２案内線と、前記第１案内
   線間に一端がかつ前記第２端部に他端が位置して該一端
   と他端とを結ぶ直線であって該直線を介して少なくとも
   前記第２端部を下方向に逆Ｖ字状に折曲するための第３
   案内線とを含み、前記第１、第２および第３案内線は前
   記シートの厚み方向に貫通しないように刻設された連続
   線または点線であることを特徴とする吸収物品用防漏シ
   ート。
2. （２）第１および第２案内線は曲線である実用新案登録
   請求の範囲第（１）項記載の吸収物品用防漏シート。
3. （３）第２案内線はその両端が両第１案内線に接続して
   いる実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の吸収物品
   用防漏シート。
4. （４）シートは０．１〜３ＴＩｒＩｒＬの厚みを有する
   実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の吸収物品用防
   漏シート。
5. （５） シート１の両側部の外端には隆起部を設けで
   ある実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の吸収物品
   用防漏シート。
6. （６） 発泡プラスチックが単独発泡体である実用新
   案登録請求の範囲第（１）項記載の吸収物品防漏シート
   。
7. （７）発泡プラスチックがポリエチレンである実用新案
   登録請求の範囲第（１）項または第（２）項記載の吸収
   物品用防漏シート。