JPS60252190A - ベ−ン形圧縮機 - Google Patents

ベ−ン形圧縮機

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JPS60252190A
JPS60252190A JP10914384A JP10914384A JPS60252190A JP S60252190 A JPS60252190 A JP S60252190A JP 10914384 A JP10914384 A JP 10914384A JP 10914384 A JP10914384 A JP 10914384A JP S60252190 A JPS60252190 A JP S60252190A
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JP
Japan
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cam ring
refrigerant
chamber
compressor
degree
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JP10914384A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kawashima
川島 憲一
Yozo Nakamura
中村 庸蔵
Kunihiko Takao
邦彦 高尾
Tosuke Hirata
平田 東助
Yoshiaki Ibaraki
茨木 善朗
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は、自動車用空調機に好適なベーン形圧縮機に
関する。
〔発明の背景〕
従来、自動車用空調機には、構造が簡単で高速回転に適
するベーン形圧縮機が用いられている。
(特開昭58−197494号)、このベーン形圧縮機
は第10図及び第11図においてその概略を示すように
、吸込みポー)101が作動室102の側方を閉塞する
サイドグレート103に穿設されているため、チャンバ
lloに設けられた吸込み口100から吸込みボート1
04までの冷媒流路の長さが短く、この間における冷媒
の圧力損失および温度上昇は比較的小さかった。そのた
め、カムリング105の空胴内面とロータ106のベー
7107の先端との間で発生する摺動摩擦熱によって加
熱されたカムリング105を充分冷却することができず
、吐出し口108の冷媒温度を高める原因となっていた
。このように、従来ノべ一ン形圧縮機においては、冷媒
による機体内、特にカムリングの冷却が充分できないた
め、機械的損失が増大し、耐久性が低下すると共に、吐
出し冷媒温度の上昇が避けられないので、過熱度の制御
幅が小さくなり、それだけこれを用いた冷凍サイクルの
きめ細かな制御がし難いという問題があった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、吐出し冷媒温度を低下させて過熱度
制御音し易くすると共に、カムリングの温度上昇を抑え
て耐久性に優れたベーン形圧縮機を提供することである
〔発明の概要〕
本発明のベーン形圧縮機は、作動室に冷媒全供給する吸
込ポート2チヤンバ内壁面と対向したカムリングの外周
面に設け、チャンバに設けられた吸込み口から吸込みボ
ートに至る冷媒流路をチャンバの内壁面とカムリングの
外周面とで形成される空間の全てとし−その流路長を大
きくしたものである。
上記構成によると、吸込み口から圧縮機内部に流入した
冷媒は、吸込みボートに至る間にカムリングの熱を奪っ
て上昇し、それに伴ってカムリングの空胴内面とベーン
先端との摺動部分の潤滑状態を良好にし、吐出し冷媒温
度を下げる。したがって、圧縮機の入口と出口における
冷媒温度差が太きくなり、過熱度が上昇するので、それ
だけ過熱度の制御幅が拡大し、吐出し冷媒温度の低下を
目的とした過熱度制御、即ち上記圧縮機を用いた冷凍サ
イクルの制御が容易となる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明に係るベーン形圧縮機工には、カムリング2とそ
の両側に夫々2本のボルト3により固着された一対のサ
イドプレート、即ちフロントグレート4及びリヤプレー
ト5によりなる室内に円筒状のロータ6が回動自在に収
納されている。
ロータ6には穴6aが形成され、該穴6aにはフロント
プレート4及びリヤプレート5に夫々装着されたラジア
ル軸受8.9に回動自在に支持された駆動軸10が圧入
されている。またロータ6には、はぼ放射状に複数の溝
12が形成され、該溝12には夫々ベーン13が滑動可
能に嵌挿されている。溝12の駆動軸10の軸心O側端
部には、溝幅(はぼベーン幅に等しい)より若干大きい
直径の逃げ内部1’2aが夫々形成されており、該逃げ
内部12aは、溝12の内面、即ちベーン13との摺動
面の研磨を行う際の砥石の逃げである。
フロントプレート4のフロント側(第2図において左側
)には、メカニカルシールの回転子15が設けられ、該
回転子15とフロントカックー16に設けた固定子18
とによりメカニカルシールを構成する。リヤプレート5
の駆動軸10端面側には、オイルクーラ20が設置され
ており、該オイルクーラ20は、ボルト3で一体化され
たカムリング2、フロントプレート4及びリヤプレート
5と共にチャンバ22に覆われて収納され、カムリング
2、フロントプレート4及びリヤプレート5は、複数の
通しボルト23によりフロントカッく−16に固定され
ている。
壕だオイルクーラ20は、リヤプレート5とチャンバ2
2との間に挾み込捷れるようにして固定され、チャンバ
22内壁面とりャプレート5表面により形成される空間
25と駆動軸10端面との気密ヲ保つため、リヤグレー
ト5とオイルクーラ20とはOリング26でシールされ
ている。
フロントカバ−16内壁面とフロントプレート4表面に
より形成さ扛る空間28には、油分離器29が設置され
、空間28の下部は油溜め室として使用される。またフ
ロントカバー16には吐出し口30が形成され、チャン
バ22には空間25に直接連通する吸込み口31が形成
されている。
次にカムリング2の構造全第3図によって説明する。同
図はカムリング2をフロント側より見た側面図で、該カ
ムリング2の内周面にはカム曲線32が形成されており
、該カム曲線32の座標中心O(駆動軸10の軸心)か
ら角度α0の間は、ロータ6の外径より僅かに、例えば
20〜20μm程度大きい半径の円弧部が形成されてい
る。その他の部分は、ベーン13が溝12内全単弦運動
するような曲線、いわゆる閉曲線に形成されている。
従って、ロータ6の外周面とカムリング2のカム曲線3
2で形成される空間(以下−圧縮室という)は2つであ
り、2つの圧縮室33.34は、角度α0の真内部分で
シールされている。
またカムリング2には、2個の吐出弁35(第1図参照
)が挿入される非挿入穴36が形成され、この非挿入穴
36とカムリング2の圧縮室34とは吐出ボート38に
より連通されている。該吐出ボート38の形状は、第3
図の■矢視會示した第4図のように長穴状に形成されて
いる。同図において、直線aは角度α0のアキシャルシ
ール部の中心を示す線であり、吐出ボート38は、直線
aよりロータ6回転方向とは反対側に吐出ボート38の
幅Cより若干広い幅eだけずらした位置に形成され、そ
の長芋方向位置は、分割線b(カムリング2の幅方向の
中心線)に対して対称に形成されている。
更にカムリング2の外周面には、吸込ボート40.41
が形成されてあり、このうちの1つの吸込ボート41の
流れの上流側には、この吸込ボート41への流れ全阻止
するための流量阻止弁43(第1図参照)が収納される
非挿入穴45が形成され、該非挿入穴45は流路46に
よりカムリング2外周面と連通している。また吸込ボー
ト40.41のカムリンク2内周面側開口部には、切り
欠き48が形成されている。該切り欠き48の始まυ角
度は、直線aからの角度βで約15°〜20°程度とし
である。これは、この角度範囲ではカムリング2内周面
とロータ6外周面との半径方向距離が小さいため、この
部分でもシール性を持たせるためである。
切ジ欠き48の終了点位置の直線aからの角度γは次の
ように定める。圧縮室数f%、ベーン数izとすると、
相隣れる2枚のベーン13、ロータ6外周面、カムリン
グ2内周面及びフロントプレート4、リヤプレート5に
より形成される室間49(以下、作動室という。第1図
参照)が最大体積となるときの後続ベーン13の直線a
からの角度δは、 で与えられる。従って理論的には、 γ=δ であればよい。しかし、後続ベーンエ3の角度γがδに
近づいてくると、冷媒の流路が小となって、冷媒が十分
流入しないことから、体積効率が低下する。そこで、こ
れを回避するため、r〉δとしである。実際には、 γ−δ+6゜ 程度とするのがよい。なおγ〉δとすると、作動室49
の最大体積は理論最大体積より減少し、例えばγ=δ千
6°とすると、その減少分は1.1%である。しかし、
冷媒には慣性力があり、γ〉δとすると特に高速運転条
件下では、γ−δのときに比べて体積効率が良くなる。
角度γ全角度δから増大させる角度を犬きくすると、最
大体積が小となるため、吸込み冷媒の慣性力が小さい低
速運転時には体積効率が悪化する。従って、低速運転時
の体積効率低下と、高速時の効率向上とのかね合いから
、γ−δ+6°としである。
捷た切シ欠き48の加工法について述べると、鋳造の場
合には鋳型で対処できる。しかし、複数の通しボルト2
3用のボルト穴50及び給油穴51は機械加工によらね
ばならない。一方焼結金属で成形する場合、上記のボル
ト穴50及び給油穴51は、追・加工することなくその
捷ま金型で設けることができ、更に吐出弁挿入穴36及
び流量阻止弁挿入穴45は、仕上げ加工のみで良い状態
にまで金型で仕上げることができるといった利点がある
が、切ジ欠き48は機械加工によらなければならない。
しかし、切り欠き48、吸込みボート40.41及び流
路46全金型で成形するには、カムリング2を駆動軸1
0に直角な面で2分割成形すればよい。本実施例ではカ
ムリング2を第4図及び第3図のV矢視全示した第5図
に示すように、カムリング2の幅方向の中央部で分割し
である(分割線b)。このように、2分割で成形したカ
ムリング2を焼結すると同時に接合することによジ、ボ
ルト穴50など駆動軸10と平行の穴及び吸込みボート
40.41、吐出ボート38などの機械加工を省略でき
るといった生産上の利点がある。壕だ焼結成形の場合、
FC鋳造より軽量化できるといった効果もある。々お焼
結金属の場合、FCの鋳造品に比べてカスの透過が犬で
あるが、カムリング2の外表面は機械加工する必要がな
いので、スチーム処理を行えばガスの透過を小とするこ
とができ、体私効率への悪影響を皆無にすることができ
る。
第6図は本発明に係るベーン形圧縮機を用いた冷凍ザイ
クル金示したもので、圧縮機1で圧縮した高圧・高温の
気体の冷媒を、油分煎器29(第2V参照)全通して油
分を分離し、配管52により凝縮器53に導O・き、こ
の凝縮器53で水冷又は′g冷して常温・高圧の液体状
の冷媒となし、この冷媒を受液器54を通l〜で電磁弁
式膨張弁55で絞って減圧し、配管52により低圧の蒸
発器56に導いて蒸発させ周囲より気化熱ケ奪い、蒸発
した気体状の冷fNk配廿52により圧縮機1に吸引さ
せる。
そして、圧縮機1には、カムリンク2の外周面とチャン
バ22の内壁面にょジ形成される複数の扇形又はほぼ台
形状の空間のうち、容量制御用の流量阻止弁43が設置
された吸込みボート41とは別の吸込みボート40が開
口する空間58内に冷媒の過熱度を検出するセンサ60
が設置されている。また圧縮機1の吐出し口30(第2
図参照)の上流部(即ち圧縮機1内)又はすぐ下流部に
は、吐出し冷媒温度を検出するためのセンサ62が設置
されている。
蒸発器56の出口部には、蒸発器出口冷媒の過熱度を検
出するためのセンサ63が設けてあり、該センサ63の
信号は、上記センサ60.62の信号と共に演算回路6
5に導かれる。該演算回路65は、圧縮機吐出し冷媒温
度がある設定された値以下のときには、センサ63で検
出された過熱度が一定となるように膨張弁55の開度を
制御し、また圧縮機吐出し冷媒温度が、上記設定値以上
のときには、センサ60で検出された過熱度が一定とな
るように膨張弁55の開度を制御するような信号全発生
ずる。このような過熱度制御方法により、圧縮機吐出し
冷媒温度が異常に上昇するのが防止される。
つぎに、本発明の実施例の動作を説明する。
iry: 7 wIは井筒かJ OOKm/11で走行
中の冷凍サイクルの低圧側冷媒過熱度を示したもので、
同図において、膨張弁54により断熱的に膨kz した
冷媒は湿り状態で、この冷1が蒸発器56に流入し、周
囲の孕気と熱交換して蒸発する。圧縮機吐出し冷媒温度
が周定の位置]のときKは、膨張弁54に一蒸発器56
の出口部に設置したセンサ63の過熱度SHeが一定と
なるように流h1制御する。一般的には過熱度SHeは
約10℃である。センサ63から下流側では、配管52
内の圧力損失と管壁からの加熱により過熱度か上昇する
。軍両によってこの過熱度の上昇拓は異るか、条件が良
い場合には、蒸発器56出口から圧縮機1人口才での間
の過熱度士昇分(は約10°C程度である。
つぎに、冷媒が圧縮機1に流入すると、圧縮機1内での
冷媒圧縮及び機械損失による発熱の影響で、才ず吸込み
口3]で過熱度が上昇(〜、ついで、空間25内に設け
られたオイルクーラ20を通過するときに過熱度が急激
に上昇し、更に、チャンバ22内壁面とカムリング2外
周面により形成される空所58内で過熱度が上昇して、
2枚のベーン13で形成される作動室49に流入する。
この結果、熱負荷条件などによっても異るが、蒸発器5
6の出口で約10℃であった過熱度が、圧縮機1の吸込
み[」3]直前では20’C、カムリング2に形成され
た吸込みボート40のj酉前では60℃にも達する。
ここで、圧縮機1内部で吸込み冷媒が吸収する熱量は、
圧縮機吐出し冷媒又は圧縮行程途中の冷媒が放出する熱
量に等しいから単に熱収支計算を行うと、圧縮機1内部
での吸収熱量がいくら多くても、川]ち、吸込みボート
40人口での過熱度が筒くなっても、吐出し冷媒温度は
変化しない。しかし寅際には前述のように、吸込み冷媒
で潤滑油又はカムリング2を冷却した場合には、ベーン
13先端とカッ、リング2との摺動面などに代表さ扛る
摺動部分の潤滑状態が良くなるので、吐出し冷媒温度は
低下する。以下その理由″f、説明する。
第8図は横軸が軸受定数eと称され、軸受の潤滑状態を
現わす値で卵って、次式で定義される。
e−τv / (F/H) ここで、τは潤滑油の粘度、■はベーン13先端とカム
リンク2とのすべり速度、Fはベーン13とカムリング
2との押しつけ力、■■はベーン」3の軸方向幅でりる
捷た縦軸は、ベー713とカムリング2との摩擦係数f
である。
さて、ロータ6の外径及び軸方向幅と力1. IJンク
2の内周面フロフィールが一定の圧縮機1であって、本
発明のように、カムリング2の外周面が低温低圧冷媒で
冷却されている場合(以下、低圧チャンバ方式と称する
)のカムリンク2の温度ハ、第10図及び第11図に示
しfcように、カムリング2外周面が冒温高圧冷媒の場
合(以下、高圧チャンバ方式と称する)と比較して当然
低温である。
例えば、吐出し冷媒温度が135°Cのとぎ、低圧チャ
ンバ方式でのカムリング2内周ωjの温度(実際は内周
面より1m戸外側の温度)は自転速度にはあ才り影響さ
nず約105℃であるのに対して、高圧チャンバ方式で
は約125℃である。ここで、車両が100KIII/
hで走行中の圧縮機1の運転状態は第1表の如くである
。同表において摩擦損失Li1−1:、 L=f−F・v/102X(ベーン数) x 860 
(kcal/h)で定義した。また、この摩擦損失によ
り吐出し冷媒温度が上昇するが、これによるエンタルピ
iの上昇分ΔiLは冷媒流量kG(k!9/h)とする
と、Δi r、 −−” (k cal/kg)である
。ここで、低圧チャンバ方式又は高圧チャンバ方式にか
かわらず、理想的に断熱圧縮されたときの吐出し冷媒の
状態全圧力pd二17.6 ata。
100℃とすると、エンタルピidは149.19kc
al/kf?である。よって、低圧チャンバ方式及び高
圧チャンバ方式それぞれの吐出し冷媒温度Tdば、吐出
し冷媒圧力Pd を17.6ata一定とすると、同圧
力でエンタルピjdが(149,19+ΔjL)となる
温度である。
第1表 第1表から、高圧チャンバ方式では実際の吐出し冷媒温
度と計算値はほぼ等しいとみなしてよい。
即ち、本発明に係る圧縮機1は、高圧チャンバ方式又は
低圧チャンバ方式にかかわらず、ベーン13先端での摩
擦損失を0としたときの吐出し冷媒温度は100℃であ
る。ここで、低圧チャンバ方式とすると、カムリング2
の゛温度が低下するので、内周面での潤滑状態が良好と
なり、摩擦係数fが低下する。このため、ベーン13先
端の摩擦損失りが減少し、吐出し冷媒温度は127.7
℃となって、高圧チャンバ方式に比べて7.7℃温度が
低下する。このように、低圧チャンバ方式とすることに
よる吐出し冷媒温度低減の効果はあるが、ここではこの
影響を考慮しないで説明する。
また第7図において、圧縮機1の吸込み口3工の冷媒の
状態は吸込み冷媒圧力Paは1.9ata、吸込み冷媒
温度Tsは279.4K(=6.2°C)であシ、故に
過熱度5I(cは20℃である。このとき、吐出し冷媒
圧力Pdは17.6ata、吐出し冷媒温度Tdは40
8.2K(=135℃)であった。よって、圧力比πは
9.3である。しかし第7図には示さないが、センサ6
0部分の吸込み冷媒圧力Pcは1.4ataであり、過
熱度SHcが60℃であるから、吸込み冷媒温度Tcは
311.2K(38℃)である。
よって、センサ60設置部分から圧縮機1の吐出し口3
0捷での間のポリトロープ指数nはである。
さて、例えは上記運転条件で、吐出し冷媒温度の設定値
が100℃であったとする。このときには演算回路65
はセンサ60の過熱度SHcが一足となるように膨張弁
54の開度を制御する。このどき、例えばl1t=1.
12 としTd=373.2K(= 100℃)となる
吸込み冷媒温度TcはPc=1.4 ata、Pd=1
7.6ata とすると、T c = ’I’d/ (
” ) 甲−284,5K= 11.3℃c である。
このときセンサ60部分の冷媒の過熱度SHcは33.
3℃である。膨張弁54が、このような流量制御してい
るとき、圧縮機1の吸込み口31の直前では液戻り現象
が生じてお9、オイルクーラ20の途中でようやく過熱
度が0である。また例えばオイルクーラ20を設けない
場合には空間25.58では吸込み口31内と同じ割合
で過熱度が上昇するので、センサ60部分でようやく過
熱度がOである。センサ60は過熱度が0であることと
、湿り度が0であることの判定ができない。
即ち、センサ60は気液二相流の状態でも過熱度Oと判
定するから、オイルクーラ20を設けない場合にはセン
サ60の過熱度を0と々るような流量制御はできない。
従って、例えばオイルクーラ20會設けたり又はカムリ
ンク2外周面を冷却するようにして、吸込み冷媒の過熱
度を上昇させた後の冷媒の過熱度を制御するのがよい。
以上述べたように、吸込み冷媒の過熱度が一定となるよ
うに流量制御する理由は、湿り度センサに比べて過熱度
センサ60が小形でしかも安価であることによる。
また、本発明のような低圧チャンバ方式とすれば、第9
図にサイクル線図を示したようにエバポレータ出口の点
aで過熱度が10℃とすると、圧縮機入口の点すでは過
熱度が20℃、カムリング2の外周面などを冷却して、
吸込みボート40人口の点Cでは過熱度が60°Cであ
る。この冷媒を圧縮して一吐出ボート38直前の点dで
ia平均吐出し冷媒圧力Pdより高圧高温であり、圧縮
機吐出し口30の点eでは吐出し冷媒圧力Pd1l−1
17,6ata 吐出し冷媒温度Tdは127.’Cと
なる。
これに対して、第10図及び第11図に示す高圧チャン
バ方式の場合には、吸込み口100から吸込みボー) 
1044での距離が短く、1〜かもオイルクーラがない
ので、この間の圧力損失及び温度−に昇は比較的小さい
。この結果を低圧チャンバ方式と重ね合わせると、第7
図及び第9図に示す如くへ吸込みボート人口の点fでは
過熱度は33°Cであるが、第1表から分るように、ベ
ーン先端の摩擦損失りが太さいために、吐出し一口の点
りでは低圧チャンバ方式と比べて温度が高くなる、この
ことは、例えば低圧チャンバ方式において、吸込みボー
ト40石前の過熱度を高圧チャンバ方式と同一(点f)
に制御したとすると、点fから、点Cと点dとを結ぶ直
線の傾きで圧縮するから。
圧縮機吐出し口30では点e′に至り、点りと点e′と
の温度差だけ低温とすることができる。
〔発明の効果〕
上述のとおり、本発明によれば、圧m機の吸込み口から
機体内に流入した冷媒が、チャンバ内壁面とカムリング
外周面との間の空間を通して作動室に吸込唸れるので、
カムリングを冷却することができ、ベーンとカムリング
摺動面との摩擦状態が良好となり、回部の摩擦損失を軽
減させることができるもので、上記圧縮機吐出し冷媒温
度全低下させることができることと相甘って圧縮機の耐
久性全向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は本発明に係る実施例を示したもので
、第1図はベーン型圧縮機の縦断面側面図、第2図は第
1図の■−■矢視縦断面正面図、第3図はカムリングの
側面図、第4図は第3図の■矢視の吐出ボートの正面図
、第5図は第3図1のV俯視の吸込みボート及び切り欠
きの正面図、第6図は冷凍サイクルの構成と流量?Ii
制御用センサとの関係を示した概略図、第7図は膨張弁
75ユら作動室寸での間の流路内の冷媒の過熱度変化金
示した線図、第8図は軸受定数と摩擦係数との関係を示
した線図、第9図はベーン形圧縮機のサイクル線図、第
10図は従来例の高圧チャンバ方式のベーン形圧縮機の
縦断面側面図、第11図は第10図のM−η矢視縦断面
正面図である。 1・・ベーン形圧縮機、2・・・カムリング、4.5・
・・一対のサイドフレートたるフロントプレート及びリ
ヤプレート、6・・・ロータ、13・・・ベーン、22
・・・チャンバ、29・・・油分離器、31・・・吸込
み口、33.34・・圧縮室、40・・・吸込みボート
、53・・・凝縮器、55・・・膨張弁、56・・・蒸
発器、58・・空間、60.63・・・センサ、65・
・・演算回路。 代理人 鵜 沼 辰 之 第1図 第3図 第4図 b 8 第5図 す 第6図 5 骨%C褒敏ゼ p m −〇 第1Q図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) チャンバに所定間隔を置いて両側が開放した空
    胴全有するカムリング會内装し、このカムリングの空胴
    内にロータ全回動自在に設け、このロータに前記カムリ
    ングの空胴内面に所定の押圧力でもって摺接する複数の
    ベーン會滑動自在に装着し、且つ前記カムリングの両側
    全サイドプレートで閉塞すると共に、前記サイドプレー
    トに近接したチャンバに吸込み口および前記チャンバ内
    壁面と対向したカムリングの外周面に吸込みボートを各
    々設け、前記吸込み口から吸込みボートに至る冷媒流路
    をチャンバの内壁面とカムリングの外周面との間の全域
    に亘って形成したことを特徴とするベーン形圧縮機。
JP10914384A 1984-05-29 1984-05-29 ベ−ン形圧縮機 Pending JPS60252190A (ja)

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JP10914384A JPS60252190A (ja) 1984-05-29 1984-05-29 ベ−ン形圧縮機

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JP10914384A Pending JPS60252190A (ja) 1984-05-29 1984-05-29 ベ−ン形圧縮機

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JP (1) JPS60252190A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01155092A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Suzuki Motor Co Ltd ベーン型回転圧縮機

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JPH01155092A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Suzuki Motor Co Ltd ベーン型回転圧縮機

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