JPS6025203Y2 - 脈波センサ - Google Patents

脈波センサ

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JPS6025203Y2
JPS6025203Y2 JP15499980U JP15499980U JPS6025203Y2 JP S6025203 Y2 JPS6025203 Y2 JP S6025203Y2 JP 15499980 U JP15499980 U JP 15499980U JP 15499980 U JP15499980 U JP 15499980U JP S6025203 Y2 JPS6025203 Y2 JP S6025203Y2
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JP
Japan
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light
pulse wave
receiving element
living body
light receiving
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Expired
Application number
JP15499980U
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JPS5779507U (ja
Inventor
昇 利根川
和弘 堀内
Original Assignee
リコーエレメックス株式会社
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はウォッチに組込まれるなどして使用される光
電式脈波センサに関するものである。
血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンは、特定波長の
光、例えば7.0OOAの波長の光を大きく反射および
散乱させるな特性を有している。
上記光を生体に照射し、その反射光又は透過光の変化を
検出すれば、心拍に応じた脈波を得ることができる。
従来、この種の光電式脈波センサとしては、第1図に示
すように直流電源1に保護抵抗2を介してランプ3を並
列に接続し、さらに負荷抵抗4を介してCdSe等の受
光素子5を直流電源1の並列に接続した構成になってい
る。
上記構成の脈波センサにおいて、ランプ3と受光素子5
間に指先等の生体を位置させ、その生体にランプ3から
の光を照射すれば、該光は血管を含む生体により反射あ
るいは透過して受光素子に到達する。
ここで、受光素子5に入射される光量は心臓の拍動に伴
う血流の増減により変化するため、受光素子5にCdS
eを用いていれば、上記入射光量の変化に応じて受光素
子5の抵抗値が増減し、同時に受光素子5の両端電圧も
変化し、その変化分が脈波信号として取出されることに
なる。
この場合、受光素子5には、生体を介してランプからの
反射光又は透過光の他に、これらより十分に大きい外部
光が入射されるため、受光素子5の両端に現われる信号
は、外部光により得られる出力信号に脈波信号成分が重
畳された形の波形となる。
したがって、外部光が僅かでも変動すると、これが受光
素子の出力端にあたかも脈波信号のように現われ、正確
な脈派信号の検出ができなくなってしまう。
そこで、外部光の変動に対する受光素子5の抵抗値変化
が無視できるように負荷抵抗4の抵抗値を大きくすれば
良いが、これに伴い必要とする脈波信号そのものも小さ
くなって脈拍測定の感度が低下してしまう。
従来上記のような欠点を改良したものとして、第2図に
示す回路方式の脈波センサが提案されている。
この方式の脈波センサは、第1図と同様の直流電源およ
びランプ3の他に、ブリッジに接続した負荷抵抗4a、
4bおよびCdSeからなる受光素子5a、5bと、こ
のブリッジ回路の出力端に接続した差動増幅器6とを組
合わせたものから構成され、そして両受光素子5a、5
bは同一生体下で互いに少し離れた部位をセンラングす
るようになっている。
かかる脈波センサにおいては、受光素子5a。
5bの配列方向に血流の方向を一致させて手首等の生体
を両受光素子5a、5bにまたって位置させ、そして心
拍による血流の増幅状態が受光素子5aから受光素子5
bへ移行するときに両受光素子5a、5bから得られる
信号の位相差から脈波を検出するものである。
その場合、外部光による両受光素子5a、5bの出力信
号は同位相であるため、両受光素子からの信号を差動増
幅器6に入力すれば、外部光による信号成分は互いにキ
ャンセルされ、差動増幅器6の出力側には脈波の信号成
分のみが取出されることになる。
しかし、上記のような方式は、指先のような毛細血管の
入り組んだ測定部位では一方向の血流とはならず、した
がって位相差による脈波の検出は不能となる。
この考案は上記のような従来の欠点を解消するためにな
されたもので、指先のような小面積および末梢血管の部
位からでも脈波の検出を確実にし、かつ脈波信号の外部
光変化による影響を除去するようにした光電式脈波セン
サを提供することを目的とし、その特徴とするところは
、脈波検出用受光素子、生体と同一の透過率を持つフィ
ルタを通しての外部光を受ける受光素子および負荷抵抗
によりブリッジ回路を構成し、このブリッジ回路からの
出力を差動増幅器に入力することにより心拍に応じた脈
波信号のみを取出すようにしたものである。
以下、この考案の実施例を図面について説明する。
第3図はこの考案にかかる光電式脈波センサの具体的回
路例を示すもので、直流電源1には、赤血球のヘモグロ
ビンにより有効に反射、散乱される波長域を含む光を出
すランプ、LED等の発光素子3が並列に接続され、さ
らに前記電源1には、CdSeからなる脈波検出用受光
素子7とこの受光素子7とほぼ同一の光導電効果を持ち
外部光により抵抗値が変化するCdSe等の外部光補償
用受光素子8および負荷抵抗9,10をブリッジ接続し
てなる回路11が並列に接続されている。
このブリッジ回路11の出力端子A、 Bには差動増幅
器12の入力端が接続され、その出力端子OUTからは
心拍に伴う脈波信号のみを出力するようになっている。
また、前記発光素子3およびブリッジ回路11にはこれ
に流れる電流を制限するMOS)ランジスタ13,14
のソース・ドレイン間がそれぞれ直列に接続され、さら
にこのMOS)ランジスタ13.14のゲートには脈波
測定時にのみゲートパルスを供給するための端子面が接
続されている。
また、前記外部光補償用受光素子8は、脈波検出用受光
素子7に押し当てられる指先等の生体と同じ光透過度を
持つフィルタ15により覆われ、このフィルタ15を通
して外部光が受光素子8に入射されるようにしである。
第4図は前記発光素子3および受光素子7,8の電子腕
時計咎への実装例を示すもので、発光素子3および脈波
検出用受光素子7は比較的近接した状態で時計ケース本
体16に埋設され、そして発光素子3の光照射面および
受光素子7の受光面側は外方に開放されて指先等の生体
17が当接されるようになっている。
また、外部光補償用の受光素子8は、発光素子3および
受光素子7に生体17を当接したとき、この生体17で
覆われないようにして時計ケース本体16に埋設され、
このようにした外部光補償用受光素子8の受光面側開口
にはフィルタ15が取付けられている。
次に上記のように構成されたこの考案の脈波センサの作
用について説明する。
脈波検出に際しては、端子INにゲートパルスを供給し
てMOS)ランジスタ13,14をONし、発光素子3
およびブリッジ回路11を動作状態に保持し、かつ差動
増幅器12をも動作状態に保持する。
かかる状態で、第4図に示すように生体17、例えば指
先を発光素子3と受光素子7が覆われるようにして時計
ケース本体16に接触させる。
これにより発光素子3からの光が指先に照射されると、
該光は生体組織および血流中のヘモグロビン等にり反射
、拡散され、この反射、拡散光は受光素子7に入射され
る。
このとき、受光素子7に入射される反射、拡散の光量は
心拍に伴う血流の増減により変化するため、この入射光
量の増減に応じて受光素子7の抵抗値も増減することに
なる。
一方、脈波検出用受光素子7には外部光18が指先の生
体組織を透過して入射され、かつ外部光補償用受光素子
8にも生体と同等の透過率を持つフィルタ15を通して
外部光18が入射される。
ここで、脈波検出用受光素子7および外部光補償用受光
素子8は同一光導電特性CdSeから構成されているた
め、外部光12による画素子の抵抗値変化は等しく、か
つほぼ同一の抵抗値となる。
したがって、外部光変化によるブリッジ回路11の出力
端子A、 Hに現われる電圧は同一で、かつ同位相のも
のとなり、そしてこの状態で心拍に伴う血流の増減によ
り変化する生体からの反射、拡散光が受光素子7に入射
されれば、ブリッジ回路11の出力端子A、 B間には
生体からの反射、拡散光量に応じた電圧差が生じること
になる。
このようにしてブリッジ回路11の出力端子A、 Bに
現われる出力信号が差動増幅器12に入力されると、外
部光によって生じる同一、同位相の電圧は互いにキャン
セルされ、その出力端子OUTには、第5図に示すよう
な心拍に応じた脈波信号Pのみが出力されることになる
この脈波信号Pはセンサの後段に接続した図示省略の波
形整形回路等を介してカウタにより計数され、時計の表
示部などにデジタル表示される。
なお、ブリッジ回路11を構成する負荷抵抗9.10に
可変抵抗器を用いても良いことは勿論である。
以上のようにこの考案によれば、脈波検出用受光素子と
、生体と同一の透過率を持つフィルタを通しての外部光
を受ける外部光補償用受光素子および負荷抵抗によるブ
リッジ回路を構成腰このブリッジ回路からの出力信号を
差動増幅器に入力することにより心拍に応じた脈波信号
を取出すようにしたものであるから、外部光照度の変化
に影響されることなく脈波信号を安定に検出することが
できるとともに、指先のような小面積および末梢血管の
入り組んだ部位からの脈波検出も容易に、かつ確実にな
し得る。
また、実施例のようにMOSトランジスタ等からなる電
流制限回路を設ければ、脈波センサのローパワー化が可
能になるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における光電式脈波センサの回路図、第2
図は同じ〈従来における光電式脈波センサの回路図、第
3図はこの考案にかかる光電式脈波センサの一例を示す
回路図、第4図はこの考案における受光素子、発光素子
等の実装例を示す断面図、第5図はこの考案の脈波セン
サにより検出される脈波波形図である。 1・・・・・・直流電源、3・・・・・・発光素子、7
・・・・・・脈波検出用受光素子、8・・・・・・外部
光補償用受光素子、9.10・・・・・・負荷抵抗、1
1・・・・・・ブリッジ回路、12・・・・・・差動増
幅器、13.14・・・・・・MOSトランジスタ、1
5・・・・・・フィルタ、17・・・・・・生体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源により点灯される発光素子、この発光素子から光を
    生体に照射することにより生じる生体からの反射又は拡
    散光を受ける脈波検出用受光素子および生体と同一の透
    過率を持つフィルタを通しての外部光を受ける外部光補
    償用受光素子と負荷抵抗により構成されたブリッジ回路
    、このブリッジ回路から得られた電圧差から心拍に応じ
    た脈波信号を取出す差動増幅器とからなる脈波センサ。
JP15499980U 1980-10-31 1980-10-31 脈波センサ Expired JPS6025203Y2 (ja)

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JPS5779507U JPS5779507U (ja) 1982-05-17
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JPH0464335A (ja) * 1990-07-03 1992-02-28 Ueda Seisakusho:Kk 光を用いた生体計測装置
JP6718339B2 (ja) * 2016-09-06 2020-07-08 京セラ株式会社 計測センサ用パッケージおよび計測センサ

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