JPS6024986Y2 - 十字軸自在継手 - Google Patents
十字軸自在継手Info
- Publication number
- JPS6024986Y2 JPS6024986Y2 JP1981005705U JP570581U JPS6024986Y2 JP S6024986 Y2 JPS6024986 Y2 JP S6024986Y2 JP 1981005705 U JP1981005705 U JP 1981005705U JP 570581 U JP570581 U JP 570581U JP S6024986 Y2 JPS6024986 Y2 JP S6024986Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- main body
- tapered
- sliding bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/26—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
- F16D3/28—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected in which the interconnecting pivots include elastic members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/26—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
- F16D3/38—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
- F16D3/382—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another constructional details of other than the intermediate member
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/26—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
- F16D3/38—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
- F16D3/40—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、例えば自動車或いは農業用機械等の動力伝
達系及び操舵系のトルク伝達軸の軸と軸の間に使用され
る十字軸自在継手に関するものである。
達系及び操舵系のトルク伝達軸の軸と軸の間に使用され
る十字軸自在継手に関するものである。
従来この種の自在継手では十字軸の直線丸棒で、かつそ
の軸受にはニードル軸受を使用しているものが普通であ
った。
の軸受にはニードル軸受を使用しているものが普通であ
った。
これらの自在継手の製作には、軸受にニードル軸受を使
用するため、高い加工精度が要求され、かつ軸が直線丸
棒であるため、組立時の加工精度不良によるガタ及び長
期使用期間中の摩耗によるガタを補完する機能を有して
いないので、それらのガタがそのままトルク伝達系のガ
タとして発生してくるし、加えて、その構造上捩り振動
吸収機能が無く、かつ高精度加工部品の製作並びにその
組立工程の困難さのためコスト高になるのを避けられな
い。
用するため、高い加工精度が要求され、かつ軸が直線丸
棒であるため、組立時の加工精度不良によるガタ及び長
期使用期間中の摩耗によるガタを補完する機能を有して
いないので、それらのガタがそのままトルク伝達系のガ
タとして発生してくるし、加えて、その構造上捩り振動
吸収機能が無く、かつ高精度加工部品の製作並びにその
組立工程の困難さのためコスト高になるのを避けられな
い。
このような直線丸棒の軸をもつ自在継手の問題点を解決
するために、十字軸の軸の外表面部をテーパー面のすべ
り面とし、ヨークの軸受穴の内表面に、十字軸のすべり
面に摺接するテーパー内面を形成した合成樹脂製のすべ
り部材を取付けた軸受ケースを圧入したものが、実開昭
５４−４９４峰に開示されている。
するために、十字軸の軸の外表面部をテーパー面のすべ
り面とし、ヨークの軸受穴の内表面に、十字軸のすべり
面に摺接するテーパー内面を形成した合成樹脂製のすべ
り部材を取付けた軸受ケースを圧入したものが、実開昭
５４−４９４峰に開示されている。
このものは組立容易であり、廉価に製作できる利点があ
るが、合成樹脂のヤング率Ｅｏが大きいために調節範囲
が非常に狭く、圧入時の予圧を適当に調節することもで
きないし、適正な摺動抵抗を選ぶこともできず、振動吸
収機能も具えていない。
るが、合成樹脂のヤング率Ｅｏが大きいために調節範囲
が非常に狭く、圧入時の予圧を適当に調節することもで
きないし、適正な摺動抵抗を選ぶこともできず、振動吸
収機能も具えていない。
従って、使用によりすべり部材が摩耗するとガタの補完
機能がないので、寿命の点に問題がある。
機能がないので、寿命の点に問題がある。
また、逆に直交する軸線上において４個所に等配にあけ
たテーパー穴を有する十字軸のテーパー穴の外方に一対
のヨークの二又部を臨ませ、二又部に固定したピンの先
端のテーパ一部を自己潤滑性の合成樹脂製スリーブを介
して十字軸のテーパー穴に予圧を与えて嵌入させ、回動
可能に摺接させたものが、実開昭５４−３２８４３号に
開示されている。
たテーパー穴を有する十字軸のテーパー穴の外方に一対
のヨークの二又部を臨ませ、二又部に固定したピンの先
端のテーパ一部を自己潤滑性の合成樹脂製スリーブを介
して十字軸のテーパー穴に予圧を与えて嵌入させ、回動
可能に摺接させたものが、実開昭５４−３２８４３号に
開示されている。
このものも組立容易で製造コストが低廉な利点はあるが
、予圧は合成樹脂製スリーブの肉厚の弾性に依存してい
るため、適正な予圧を与えて組立てることはできず、捩
り振動吸収機能を具えていない。
、予圧は合成樹脂製スリーブの肉厚の弾性に依存してい
るため、適正な予圧を与えて組立てることはできず、捩
り振動吸収機能を具えていない。
従って使用により摩耗すると、ガタの補完機能がないの
で、寿命の点で問題がある。
で、寿命の点で問題がある。
本考案者は以上のような従来の十字軸自在継手の欠点を
解消し、簡単な構造でありながら十分な強度を保有させ
ると共に、各部品の加工精度をおとしても組立時にガタ
が発生せず、使用期間中の摩耗によるガタを補完する機
能を有腰更に捩り振動吸収機能と、異常負荷トルクが発
生しても、その負荷を緩和する機能を有し、しかもその
製造コストを大幅に低減した十字軸自在継手を提供する
ことを目的として、十字軸の軸の外表面に８〜２５°の
傾斜すべり面を形成し、この傾斜すべり面に等しい傾斜
の内表面と、円筒形の外表面とを有する合成樹脂製のテ
ーパー滑り軸受で十字軸の傾斜すべり面を囲繞し、滑り
軸受の端面を圧縮の該弾性係数Ｅｏ＝Ｑ、５〜１０に９
／ｒｄｔを有する弾性体で押圧し該弾性体を２０％以下
の弾性圧縮率内で弾性圧縮させた状態でヨークの軸受穴
の内表面と軸受穴の外端に固着した金属製閉込板で完全
に囲繞した各種の十字軸自在継手を考案し、現に実用新
案登録出願中である。
解消し、簡単な構造でありながら十分な強度を保有させ
ると共に、各部品の加工精度をおとしても組立時にガタ
が発生せず、使用期間中の摩耗によるガタを補完する機
能を有腰更に捩り振動吸収機能と、異常負荷トルクが発
生しても、その負荷を緩和する機能を有し、しかもその
製造コストを大幅に低減した十字軸自在継手を提供する
ことを目的として、十字軸の軸の外表面に８〜２５°の
傾斜すべり面を形成し、この傾斜すべり面に等しい傾斜
の内表面と、円筒形の外表面とを有する合成樹脂製のテ
ーパー滑り軸受で十字軸の傾斜すべり面を囲繞し、滑り
軸受の端面を圧縮の該弾性係数Ｅｏ＝Ｑ、５〜１０に９
／ｒｄｔを有する弾性体で押圧し該弾性体を２０％以下
の弾性圧縮率内で弾性圧縮させた状態でヨークの軸受穴
の内表面と軸受穴の外端に固着した金属製閉込板で完全
に囲繞した各種の十字軸自在継手を考案し、現に実用新
案登録出願中である。
この考案は上述の本考案者による諸考案を更に改良した
ものであって、テーパー滑り軸受を別体の弾性体で押圧
する代りに、テーパー滑り軸受自体にばね効果を奏する
ばね突起を一体に形成した十字軸自在継手に係り、部品
の減少による製造上及び組立上のコスト低減を計ったも
のである。
ものであって、テーパー滑り軸受を別体の弾性体で押圧
する代りに、テーパー滑り軸受自体にばね効果を奏する
ばね突起を一体に形成した十字軸自在継手に係り、部品
の減少による製造上及び組立上のコスト低減を計ったも
のである。
以下、この考案の実施例を図面について説明する。
第１図、第２図において、鍛造により一体成形された十
字軸１の軸２の外表面には軸方向傾斜角度８〜２５°の
傾斜すべり面３が形成されている。
字軸１の軸２の外表面には軸方向傾斜角度８〜２５°の
傾斜すべり面３が形成されている。
一方、ヨーク４には軸方向の傾斜角度０°の円筒形の内
表面をもつ軸受穴５があけられている。
表面をもつ軸受穴５があけられている。
十字軸の軸２をヨークの切欠き部６から軸受穴５内に臨
ませた状態で、軸の傾斜すべり面３とヨークの軸受穴５
の間に合成樹脂又はその複合材で作られたテーパー滑り
軸受７が挿入されている。
ませた状態で、軸の傾斜すべり面３とヨークの軸受穴５
の間に合成樹脂又はその複合材で作られたテーパー滑り
軸受７が挿入されている。
テーパー滑り軸受７は内表面８が軸のの傾斜すべり面３
に対応して等しい軸方向傾斜角度８〜２５°の傾斜すべ
り面をなし、外表面９が軸方向傾斜角度０°の円筒形を
なしている本体１０と、本体の最小内径側の端面１１か
ら軸方向外方に一体に延設されたばね効果を奏するばね
突起１２とからなっていて本体１０の部分を軸２と軸受
穴５の間に摺接させながら挿入されている。
に対応して等しい軸方向傾斜角度８〜２５°の傾斜すべ
り面をなし、外表面９が軸方向傾斜角度０°の円筒形を
なしている本体１０と、本体の最小内径側の端面１１か
ら軸方向外方に一体に延設されたばね効果を奏するばね
突起１２とからなっていて本体１０の部分を軸２と軸受
穴５の間に摺接させながら挿入されている。
こテーパー滑り軸受は上述の如く自己潤滑性のある合成
樹脂、或はその複合材で作られているが、特に強度を必
要とする場合は金属板の幕張り付き複合材で作ってもよ
い。
樹脂、或はその複合材で作られているが、特に強度を必
要とする場合は金属板の幕張り付き複合材で作ってもよ
い。
このテーパー滑り軸受７は第２図に示すようにヨーク４
の肩部１３に金属製閉込板１４を挿入腰軸２の傾斜すべ
り面３とテーパー滑り軸受の本体１０の内表面８の間に
適正な予圧が発生するように、テーパー滑り軸受のばね
突起１２をＰｏ方向の力により弾性変形させて本体１０
に押付けた状態、肩部１３の周囲を中心方向にさしめる
ことにより、ヨーク４の軸受穴５内に保持されている。
の肩部１３に金属製閉込板１４を挿入腰軸２の傾斜すべ
り面３とテーパー滑り軸受の本体１０の内表面８の間に
適正な予圧が発生するように、テーパー滑り軸受のばね
突起１２をＰｏ方向の力により弾性変形させて本体１０
に押付けた状態、肩部１３の周囲を中心方向にさしめる
ことにより、ヨーク４の軸受穴５内に保持されている。
第３図は第１図、第２図に示されたテーパー滑り軸受を
拡大したものでイは上面図、口はイのＡ−Ａ断面図であ
り、ばね突起１２ａは外側が開いたＣ字形をなし円周方
向に８個等配されている。
拡大したものでイは上面図、口はイのＡ−Ａ断面図であ
り、ばね突起１２ａは外側が開いたＣ字形をなし円周方
向に８個等配されている。
１５は本体１０の軸方向全長にわたって設けられたスリ
ットである。
ットである。
スリット１５は必ずしも必要ではないが、スリットを設
けておくと、セルフロックを防ぐことができるし、また
組立にあたり、多少の寸法誤差があっても、本体の径が
拡張あるいは縮小して、軸の傾斜すべり面３およびヨー
クの軸受穴５に摺接することができ、加工精度をゆるく
することができる。
けておくと、セルフロックを防ぐことができるし、また
組立にあたり、多少の寸法誤差があっても、本体の径が
拡張あるいは縮小して、軸の傾斜すべり面３およびヨー
クの軸受穴５に摺接することができ、加工精度をゆるく
することができる。
また使用に伴うテーパー滑り軸受の寸法変化を補完して
ガタの発生を防げるので便利である。
ガタの発生を防げるので便利である。
第４図イ９口に示すテーパー滑り軸受の実施例でばばね
効果をもつばね突起１２は舌片状をなし、本体１０の端
面１１から内方に斜方向に一体に延設されており、しか
も長短２種類のばね突起１２ｂ、１２ｃを交互に等配し
た例である。
効果をもつばね突起１２は舌片状をなし、本体１０の端
面１１から内方に斜方向に一体に延設されており、しか
も長短２種類のばね突起１２ｂ、１２ｃを交互に等配し
た例である。
この場合、本体１０にはスリットを設けていない。
第５図の実施例のテーパー滑り軸受７は舌片状のばね突
起１２ｄを本体１０の最小内径側端面１１から外方に斜
方向に一体に延設して等配したものである。
起１２ｄを本体１０の最小内径側端面１１から外方に斜
方向に一体に延設して等配したものである。
第６図の実施例は第３図の実施例とは逆に、内方に開口
した断面Ｃ字形のばね突起１２ｅを本体１０から一体に
延設したテーパー滑り軸受を示す。
した断面Ｃ字形のばね突起１２ｅを本体１０から一体に
延設したテーパー滑り軸受を示す。
また第７図イ９口に示す実施例はつる巻きばね形のばね
突起１２ｆを本体１０の端面１１から一体に延設したも
ので、この例では本体１０にスリットを設けである。
突起１２ｆを本体１０の端面１１から一体に延設したも
ので、この例では本体１０にスリットを設けである。
この考案によるとテーパー滑り軸受７自体に一体に形成
されたばね効果を有するばね突起１２を具えているので
、ヨーク４の軸受穴５の外方からテーパー滑り軸受７を
軸２を挿入し金属製閉込板１４で、ばね突起１２を押え
て肩部１３の回りをかしめて金属製閉込板を固着しさえ
すれば組立が完了するので、組立に際し特別な組立機械
を必要とせず、組立が著しく容易である。
されたばね効果を有するばね突起１２を具えているので
、ヨーク４の軸受穴５の外方からテーパー滑り軸受７を
軸２を挿入し金属製閉込板１４で、ばね突起１２を押え
て肩部１３の回りをかしめて金属製閉込板を固着しさえ
すれば組立が完了するので、組立に際し特別な組立機械
を必要とせず、組立が著しく容易である。
またテーパー滑り軸受に予圧を与えるために、テーパー
滑り軸受自体にばね突起を設けであるので、部品点数が
減少し製造コストを節減できる効果もある。
滑り軸受自体にばね突起を設けであるので、部品点数が
減少し製造コストを節減できる効果もある。
またテーパー滑り軸受７が自己潤滑性のある合成樹脂で
形成され、しかもその本体１０の外表面が軸方向傾斜角
度０°の円筒形をなし、同様に円筒形の内表面を有する
ヨークの軸受穴５内に挿入されているため、軸受穴に対
しテーパー滑り軸受が軸方向に移動可能である。
形成され、しかもその本体１０の外表面が軸方向傾斜角
度０°の円筒形をなし、同様に円筒形の内表面を有する
ヨークの軸受穴５内に挿入されているため、軸受穴に対
しテーパー滑り軸受が軸方向に移動可能である。
従って、過剰のトルクが作用すると、その負荷トルク作
用半径が大きくなる方向に、テーパー滑り軸受が移動す
るので、軸受負荷面圧が緩和されて、軸受部材の寿命を
延長することができる。
用半径が大きくなる方向に、テーパー滑り軸受が移動す
るので、軸受負荷面圧が緩和されて、軸受部材の寿命を
延長することができる。
またテーパー滑り軸受の内表面は８〜２５°の傾斜面を
なし、軸２の同じ角度をなす傾斜すべり面３と摺接して
いるので、十字軸１の軸２とテーパー滑り軸受７との間
で、テーパー滑り軸受の軸方向運動がセルフロックされ
ることはない。
なし、軸２の同じ角度をなす傾斜すべり面３と摺接して
いるので、十字軸１の軸２とテーパー滑り軸受７との間
で、テーパー滑り軸受の軸方向運動がセルフロックされ
ることはない。
更にこの考案ではテーパー滑り軸受の本体、１０はその
剛性を利用し軸受としての機能のみを行い、ばね突起１
２で予圧を与えるようにしである。
剛性を利用し軸受としての機能のみを行い、ばね突起１
２で予圧を与えるようにしである。
合成樹脂製のテーパー滑り軸受は水分によって膨潤し、
また使用により加熱と冷却が繰返されると、熱履歴で内
径が縮小し、軸２との間に抱き付きや焼きつきによるセ
ルフロックを生じ易いが、この考案によるとすべり面を
軸方向８〜２５゜の傾斜面にしであるため、セルフロッ
クを生ずるおそれは全くない。
また使用により加熱と冷却が繰返されると、熱履歴で内
径が縮小し、軸２との間に抱き付きや焼きつきによるセ
ルフロックを生じ易いが、この考案によるとすべり面を
軸方向８〜２５゜の傾斜面にしであるため、セルフロッ
クを生ずるおそれは全くない。
なお、軸方向傾斜角度が８゜以下になると軸２とテーパ
ー滑り軸受７のセルフロックが発生し、また２５°を超
えるとスラスト荷重が過大になり、ばね突起１２に過大
な力が作用して著しく大きい塑性歪が生ずるので、傾斜
角は８〜２５°の範囲内に選ぶことが必要である。
ー滑り軸受７のセルフロックが発生し、また２５°を超
えるとスラスト荷重が過大になり、ばね突起１２に過大
な力が作用して著しく大きい塑性歪が生ずるので、傾斜
角は８〜２５°の範囲内に選ぶことが必要である。
またテーパー滑り軸受７の本体１０は金属製閉込板１４
によって適正に弾性変形させたばね突起１２のばね効果
によって軸２に対して予圧されているので、すべり運動
において常時適当な摩擦力を作用させることができ、ば
ね突起の形状、数、厚みなどを選定することにより、摺
動抵抗値を任意に変えることもできるし、組立時のガタ
や使用期間中の摩耗によるガタを完全に補完することこ
とができる。
によって適正に弾性変形させたばね突起１２のばね効果
によって軸２に対して予圧されているので、すべり運動
において常時適当な摩擦力を作用させることができ、ば
ね突起の形状、数、厚みなどを選定することにより、摺
動抵抗値を任意に変えることもできるし、組立時のガタ
や使用期間中の摩耗によるガタを完全に補完することこ
とができる。
またばね突起１２のばね効果により十字軸自在継手の捩
り振動吸収機能を大幅に向上させることができる。
り振動吸収機能を大幅に向上させることができる。
また十字軸の軸２は自己潤滑性のある合成樹脂製のテー
パー滑り軸受の本体１０に摺接し、かっばね突起１２に
よって予圧を与えられているので軸の表面硬さ、仕上粗
さ、加工寸法精度を特に厳しく管理する必要もないし、
更に、テーパー滑り軸受も成形加工で容易に製造できる
ので、従来品と比べて大幅に廉価な十字軸自在継手を提
供することができる。
パー滑り軸受の本体１０に摺接し、かっばね突起１２に
よって予圧を与えられているので軸の表面硬さ、仕上粗
さ、加工寸法精度を特に厳しく管理する必要もないし、
更に、テーパー滑り軸受も成形加工で容易に製造できる
ので、従来品と比べて大幅に廉価な十字軸自在継手を提
供することができる。
また、テーパー滑り軸受を軸２に対して押圧し、予圧を
与えるために、ばね突起１２を合成樹脂製のテーパー滑
り軸受と一体に形成しているが、合成樹脂は適度の剛性
を有するので既述の如くばね突起の形状、数を選ぶこと
により最大の弾性エネルギーを貯えた状態で圧縮するこ
とができるので、大きさの制限された十字軸自在継手の
限られたきわめて小さい容積の内でも充分な予圧効果を
奏することができ、長寿命でコンパクトな十字軸自在継
手を廉価に製造することができる。
与えるために、ばね突起１２を合成樹脂製のテーパー滑
り軸受と一体に形成しているが、合成樹脂は適度の剛性
を有するので既述の如くばね突起の形状、数を選ぶこと
により最大の弾性エネルギーを貯えた状態で圧縮するこ
とができるので、大きさの制限された十字軸自在継手の
限られたきわめて小さい容積の内でも充分な予圧効果を
奏することができ、長寿命でコンパクトな十字軸自在継
手を廉価に製造することができる。
尚、ばね突起１２の形状は実施例の形状に限定されるも
のでなく、同様なばね効果を奏する限り任意の形状を選
択しうるものであることは言うまでもない。
のでなく、同様なばね効果を奏する限り任意の形状を選
択しうるものであることは言うまでもない。
第１図はこの考案の一実施例の一部縦断側面図、第２図
は金属製閉込板をかしめる前の要部拡大断面図、第３図
は第１図におけるテーパー滑り軸受の拡大図でイは上面
図、口はイのＡ−Ａ断面図、第４図はテーパー滑り軸受
の他の実施例でイは上面図、口はイのＢ−Ｂ断面図、第
５図及び第６図はそれぞれテーパー滑り軸受の他の実施
例の第３図口に相当する縦断面図、第７図は更にテーパ
ー滑り軸受の他の実施例で、イは上面図、口はイのＣ−
Ｃ断面図である。 １・・・・・・十字軸、２・・・・・・軸、３・・・・
・・傾斜すべり面、４・・・・・・ヨーク、５・・・・
・・軸受穴、７・・・・・・テーパー滑り軸受、訃・・
・・・内表面、９・・・・・・外表面、１０・・・・・
・本体、１１・・・・・・端面、１２・・・・・・ばね
突起、１４・・・・・・金属製閉込板。
は金属製閉込板をかしめる前の要部拡大断面図、第３図
は第１図におけるテーパー滑り軸受の拡大図でイは上面
図、口はイのＡ−Ａ断面図、第４図はテーパー滑り軸受
の他の実施例でイは上面図、口はイのＢ−Ｂ断面図、第
５図及び第６図はそれぞれテーパー滑り軸受の他の実施
例の第３図口に相当する縦断面図、第７図は更にテーパ
ー滑り軸受の他の実施例で、イは上面図、口はイのＣ−
Ｃ断面図である。 １・・・・・・十字軸、２・・・・・・軸、３・・・・
・・傾斜すべり面、４・・・・・・ヨーク、５・・・・
・・軸受穴、７・・・・・・テーパー滑り軸受、訃・・
・・・内表面、９・・・・・・外表面、１０・・・・・
・本体、１１・・・・・・端面、１２・・・・・・ばね
突起、１４・・・・・・金属製閉込板。
Claims (1)
- 外表面に軸方向傾斜角８〜２５°の傾斜すべき面を有す
る十字軸の外表面部を、円筒形の外表面と軸方向傾斜角
度が十字軸の外表面部と等しい８〜２５°内表面とを有
する本体と、本体の最小内径側端面より一体に延設した
ばね突起とを具えた自己潤滑性を有する合成樹脂又はそ
の複合体からなるテーパー滑り軸受の前記内表面で囲繞
し、かつテーパー滑り軸受の外表面をヨークの軸受穴の
円筒面と摺接させ、ヨーク軸受穴の外端に固着した金属
製閉込板で、前記ばね突起を弾性変形させた状態で、テ
ーパー滑り軸受の本体に向けて押圧したことを特徴とす
る十字軸自在継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981005705U JPS6024986Y2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 | 十字軸自在継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981005705U JPS6024986Y2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 | 十字軸自在継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57121420U JPS57121420U (ja) | 1982-07-28 |
| JPS6024986Y2 true JPS6024986Y2 (ja) | 1985-07-26 |
Family
ID=29804070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981005705U Expired JPS6024986Y2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 | 十字軸自在継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6024986Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-01-21 JP JP1981005705U patent/JPS6024986Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57121420U (ja) | 1982-07-28 |
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