JPS60248798A - 油脂の脱酸脱色方法 - Google Patents
油脂の脱酸脱色方法Info
- Publication number
- JPS60248798A JPS60248798A JP10416484A JP10416484A JPS60248798A JP S60248798 A JPS60248798 A JP S60248798A JP 10416484 A JP10416484 A JP 10416484A JP 10416484 A JP10416484 A JP 10416484A JP S60248798 A JPS60248798 A JP S60248798A
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- oils
- oil
- fat
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は油脂を脱酸脱色する方法に関する。さらに詳し
くはアルカリ水溶液を噴霧して油脂中の遊離脂肪酸およ
びその他ガム質、色素等の不純物を除去して、色相良く
、収率の良い、かつ高酸価油脂にも適用できる油脂の脱
酸脱色方法に関するものである。
くはアルカリ水溶液を噴霧して油脂中の遊離脂肪酸およ
びその他ガム質、色素等の不純物を除去して、色相良く
、収率の良い、かつ高酸価油脂にも適用できる油脂の脱
酸脱色方法に関するものである。
従来から油脂の脱酸にはアルカリ処理法が用いられてお
り、その方法としては油脂とアルカリ水溶液を混合して
脱酸する方法及びゼニス法等が知られている。
り、その方法としては油脂とアルカリ水溶液を混合して
脱酸する方法及びゼニス法等が知られている。
油脂とアルカリ水溶液を混合し脱酸する方法は、油脂に
アルカリ水溶液を添加し、10分〜1時間撹拌混合した
のち、アルカリ水層を分離除去するも乞 ので、油脂とアルカリ水溶液とか激しく接触させるため
油脂が鹸化され収率が低下する。また遊離処理する場合
水層蚕体か乳化され、分離に要する時間が長く、精製油
脂収量が低下する欠点がある。
アルカリ水溶液を添加し、10分〜1時間撹拌混合した
のち、アルカリ水層を分離除去するも乞 ので、油脂とアルカリ水溶液とか激しく接触させるため
油脂が鹸化され収率が低下する。また遊離処理する場合
水層蚕体か乳化され、分離に要する時間が長く、精製油
脂収量が低下する欠点がある。
アルカリ水溶液の中をその下部から油脂を油滴にして上
昇させ処理するゼニス法では、油脂中の不純物の除去率
が低く、また高酸価の油脂に対しては油脂の乳化が起り
適用するのが難かしく、適用するとしても極めて能率が
低下する。
昇させ処理するゼニス法では、油脂中の不純物の除去率
が低く、また高酸価の油脂に対しては油脂の乳化が起り
適用するのが難かしく、適用するとしても極めて能率が
低下する。
このような問題点に灯し本発明者らは鋭意検討を行った
結果、油脂とアルカリ水溶液との接触方法を変えること
により、操作が簡単で、高酸価の油脂にも適用でき、油
脂中の遊離脂肪酸その他不融点を解決する方法を見い出
し本発明に到った。
結果、油脂とアルカリ水溶液との接触方法を変えること
により、操作が簡単で、高酸価の油脂にも適用でき、油
脂中の遊離脂肪酸その他不融点を解決する方法を見い出
し本発明に到った。
即ち、本発明は油脂の液面に0.1〜5.0重量%のア
ルカリ水溶液を噴霧し、次いで水又は温水で洗浄したの
ち、油脂層と水層とを分離することにより油脂を脱酸脱
色する方法である。
ルカリ水溶液を噴霧し、次いで水又は温水で洗浄したの
ち、油脂層と水層とを分離することにより油脂を脱酸脱
色する方法である。
さらに詳しく本発明の詳細な説明すると、まず動植物油
脂をその油脂の融点以上〜95℃に加熱する。油脂の加
熱温度は油脂が十分な流動性を保つ温度であれば良いが
、油脂を鹸化させないために〜5.0重量%のアルカリ
水溶液を油脂と同温度にして噴霧する。噴霧するアルカ
リ水溶液の量は油脂に含まれる遊離脂肪酸、その他の不
純物の量・より計算して決定する。アルカリ水溶液を噴
霧したのち、油脂の0.01〜0.1倍量の水または温
水を油脂の液面に噴霧し油脂を洗浄する。
脂をその油脂の融点以上〜95℃に加熱する。油脂の加
熱温度は油脂が十分な流動性を保つ温度であれば良いが
、油脂を鹸化させないために〜5.0重量%のアルカリ
水溶液を油脂と同温度にして噴霧する。噴霧するアルカ
リ水溶液の量は油脂に含まれる遊離脂肪酸、その他の不
純物の量・より計算して決定する。アルカリ水溶液を噴
霧したのち、油脂の0.01〜0.1倍量の水または温
水を油脂の液面に噴霧し油脂を洗浄する。
水または温水を噴霧したのち約30分以上静置して油脂
層と水層との分離するかまたは静置せずに遠心分離機等
を用いて、油脂層と水層とに分離する。さらに静置分離
したのち機械的分離を行うことも出来る。
層と水層との分離するかまたは静置せずに遠心分離機等
を用いて、油脂層と水層とに分離する。さらに静置分離
したのち機械的分離を行うことも出来る。
本発明の方法は動植物油脂の脱酸脱色に適する。
油脂中のガム質成分が多い場合には、本発明の方法に脱
ガム工程を併用するのが良く、これにより油脂を脱ガム
するとともに脱酸、脱色することができる。
ガム工程を併用するのが良く、これにより油脂を脱ガム
するとともに脱酸、脱色することができる。
本発明の方法に脱ガム工程を併用する方法としては、ア
ルカリ水溶液を噴霧する工程の前に、加熱した油脂の液
面に脱ガム剤水溶液を噴霧すれば良く、脱ガム剤として
はリン酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、
スルファミン酸、ピクリン酸、ピロリン酸ナトリウム、
メタリン酸す、シロ トリウム、ハイドロサルファイド、モノポ÷ およびト
リクロル酢酸、酢酸、リン酸アンモニウム、硫酸、塩酸
、硝酸等が挙げられ、これらより選ば本発明に用いるア
リカリとしてはカセイソーダ、ソーダ灰、重炭酸ナトリ
ウム、アンモニア、ケイ酸ナトリウム、水酸化カリウム
等が挙げられ、これらの群より選ばれた1種又は2種以
上のアリカリを油脂の酸価よりめられる遊離脂肪酸量に
対し1.0〜1.3倍になるよう計算し、その6.1〜
50重量%の水溶液を調製して使用する。アルカリ水溶
液の濃度は01重量%以下では必要なアルカリ水溶液の
量が多(なり効率が悪く、5.0重量%以上では油脂を
鹸化し、または乳化して好ましくない。
ルカリ水溶液を噴霧する工程の前に、加熱した油脂の液
面に脱ガム剤水溶液を噴霧すれば良く、脱ガム剤として
はリン酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、
スルファミン酸、ピクリン酸、ピロリン酸ナトリウム、
メタリン酸す、シロ トリウム、ハイドロサルファイド、モノポ÷ およびト
リクロル酢酸、酢酸、リン酸アンモニウム、硫酸、塩酸
、硝酸等が挙げられ、これらより選ば本発明に用いるア
リカリとしてはカセイソーダ、ソーダ灰、重炭酸ナトリ
ウム、アンモニア、ケイ酸ナトリウム、水酸化カリウム
等が挙げられ、これらの群より選ばれた1種又は2種以
上のアリカリを油脂の酸価よりめられる遊離脂肪酸量に
対し1.0〜1.3倍になるよう計算し、その6.1〜
50重量%の水溶液を調製して使用する。アルカリ水溶
液の濃度は01重量%以下では必要なアルカリ水溶液の
量が多(なり効率が悪く、5.0重量%以上では油脂を
鹸化し、または乳化して好ましくない。
次に本発明で上記脱ガム剤水溶液、アルカリ水溶液、水
または温水を噴霧する方法としては、それらの処理剤水
溶液または洗浄水を液滴の大きさが平均径1mm以下に
て油脂の液面にその上部より均一に噴霧する方法であれ
ば良く、それに用いる装置は目的に合致すれば特に選択
はしないが、例えば、油脂の上部に複数個の小孔を有す
るパイプ、渦巻室型加圧ノズルまたは遠心型加圧ノズル
等の加圧ノズル、渦巻噴射弁等を設け、処理剤水溶液ま
たは洗浄水を1.5〜30気圧に加圧し前記の小孔、ノ
ズル、噴射弁等を介して噴射することにより実施できる
。
または温水を噴霧する方法としては、それらの処理剤水
溶液または洗浄水を液滴の大きさが平均径1mm以下に
て油脂の液面にその上部より均一に噴霧する方法であれ
ば良く、それに用いる装置は目的に合致すれば特に選択
はしないが、例えば、油脂の上部に複数個の小孔を有す
るパイプ、渦巻室型加圧ノズルまたは遠心型加圧ノズル
等の加圧ノズル、渦巻噴射弁等を設け、処理剤水溶液ま
たは洗浄水を1.5〜30気圧に加圧し前記の小孔、ノ
ズル、噴射弁等を介して噴射することにより実施できる
。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1
上部にカニ目三頭口〔■安田工場製〕を設けたステンレ
ス製反応容器< 500 mm 93 x 1ooo
mmH)に豚脂原油(酸価4.5、色相(FAC)5)
を100kg仕込み、加熱し、油脂の温度を50〜70
℃に保持する。その上より60℃に加熱した10重量%
のリン酸水溶液200gをギアポンプで3 kg/am
2に加圧しながらノズルより油脂の液面に1分間で噴霧
する。
ス製反応容器< 500 mm 93 x 1ooo
mmH)に豚脂原油(酸価4.5、色相(FAC)5)
を100kg仕込み、加熱し、油脂の温度を50〜70
℃に保持する。その上より60℃に加熱した10重量%
のリン酸水溶液200gをギアポンプで3 kg/am
2に加圧しながらノズルより油脂の液面に1分間で噴霧
する。
次に60℃に加熱した2重量%のカセイソーダ水溶液1
7 kgを1時間掛けて噴霧し、さらに60℃の温水1
.5kgを5分間で噴霧したのち、4時間静置した。静
置後油層と水層の分離は極めて良く、乳化層は認められ
なかった。そして水層を分離し、油層を取り出し、分析
した結果、酸価0.2、色相(ロビボンド法)R=2.
2、Y=21の精製油脂987kgを得た。結果を表−
1の実施例1に示す。
7 kgを1時間掛けて噴霧し、さらに60℃の温水1
.5kgを5分間で噴霧したのち、4時間静置した。静
置後油層と水層の分離は極めて良く、乳化層は認められ
なかった。そして水層を分離し、油層を取り出し、分析
した結果、酸価0.2、色相(ロビボンド法)R=2.
2、Y=21の精製油脂987kgを得た。結果を表−
1の実施例1に示す。
実施例2
パーム原油100kgを、表−1に示すカセイソーダ水
溶液および温水を用いて、実施例1と同様に噴霧処理を
行ったのち、40分間静置し、水層を分離し、精製油脂
99.0 kgを得た。それを分析し、その結果を表−
1の実施例2に示す。油層と水層の分離は極めて良好で
あった。
溶液および温水を用いて、実施例1と同様に噴霧処理を
行ったのち、40分間静置し、水層を分離し、精製油脂
99.0 kgを得た。それを分析し、その結果を表−
1の実施例2に示す。油層と水層の分離は極めて良好で
あった。
実施例3
大豆原油100kgを用いて実施例1と同様に表−1に
示す量のカセイソーダ水溶液および温水を噴霧処理した
のち、−2時間静置し水層を分離して精製油脂98.3
kgを得た。それを分析しその結果を表−1の実施例
3に示す。
示す量のカセイソーダ水溶液および温水を噴霧処理した
のち、−2時間静置し水層を分離して精製油脂98.3
kgを得た。それを分析しその結果を表−1の実施例
3に示す。
比較例1〜3
実施例1〜3に使゛用した3種の油脂(豚脂原油、パー
ム原油、大豆原油)の各々30 kgを60℃に加熱し
、10重量%濃度のリン酸水溶液を60 g添加し、3
0分間撹拌したΦち、14.4重量%のカセイソーダ水
溶液700gを添加し1時間撹拌した。
ム原油、大豆原油)の各々30 kgを60℃に加熱し
、10重量%濃度のリン酸水溶液を60 g添加し、3
0分間撹拌したΦち、14.4重量%のカセイソーダ水
溶液700gを添加し1時間撹拌した。
撹拌終了後遠心分離機で油層を分離した。得られた油脂
に対しその10重量96の温水(60℃)を添加し、1
時間撹拌したのち遠心分離機で水層を分離して精製油脂
を得た。それを分析しその結果を表−1の比較例1〜3
に示す。
に対しその10重量96の温水(60℃)を添加し、1
時間撹拌したのち遠心分離機で水層を分離して精製油脂
を得た。それを分析しその結果を表−1の比較例1〜3
に示す。
特許出願人 ミヨシ油脂株式会社
Claims (1)
- 1、液状または溶解した油脂の液面に01〜5,0重量
%のアルカリ水溶液を噴霧し、次いで水又は温水で洗浄
したのち、油脂層と水層とを分離することにより油脂を
脱酸脱色する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10416484A JPS60248798A (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 油脂の脱酸脱色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10416484A JPS60248798A (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 油脂の脱酸脱色方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60248798A true JPS60248798A (ja) | 1985-12-09 |
Family
ID=14373410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10416484A Pending JPS60248798A (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 油脂の脱酸脱色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60248798A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04202599A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-23 | Nissin Food Prod Co Ltd | 低コレステロール油脂の製造方法 |
JPH09302378A (ja) * | 1996-05-17 | 1997-11-25 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 廃食用油の精製方法 |
JP2017519892A (ja) * | 2014-06-05 | 2017-07-20 | ジーイーエー ウエストファリア セパレーター グループ ゲーエムベーハー | 有機オイルを段階的に処理する方法及び装置 |
-
1984
- 1984-05-23 JP JP10416484A patent/JPS60248798A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04202599A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-23 | Nissin Food Prod Co Ltd | 低コレステロール油脂の製造方法 |
JPH09302378A (ja) * | 1996-05-17 | 1997-11-25 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 廃食用油の精製方法 |
JP2017519892A (ja) * | 2014-06-05 | 2017-07-20 | ジーイーエー ウエストファリア セパレーター グループ ゲーエムベーハー | 有機オイルを段階的に処理する方法及び装置 |
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