JPS60246747A - 義歯の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、歯槽堤への支持を安定かつ柔軟な感触をもっ
て行なうことができ、したがって咀咽中のぐらつき或い
は不本意な圧痛を防止することができる義歯の製造方法
に関する。

従来の技術 第２図及び第３図は、従来例に係る義歯の（１）の構造
を示し、゛人工歯（２）、この人工歯（２）が固定され
る義歯床（３）及びこの義歯床（３）内面に弾性体より
なる内張り材（４）よりなる。（５）は義歯（１）が装
着される歯槽堤である。かかる構造の義歯（１）は、例
えば、特開昭５１−４２３９５号公報に開示されている
。然しながらかかる構造の義歯（１）にあっては、義歯
床（３）と内張り材（４）を構成する材料が異種の高分
子材料であるため、市販の接着剤を用いて接着した場合
、或いは一方の高分子材料を溶融して他方に圧接した場
合にも両者の接着強度は十分ではなく、接着後、数カ月
或いは高々１年程度で剥離してしまうという欠点がある
。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、異種の高分子材料にて構成され各々異なる機
能をもつ義歯床と内張り材とを如何にして強固に結合さ
せるかという問題を解決するものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、未重合の低分子量メチルメタアクリレート粉
末にメチルメタアクリレートの液状モノマーを混合して
餅状とし、これを義歯床形状に成形した後重合固化する
と同時に、該義歯床の内面にゴム状弾性を有する内張り
材を被着するに際し、メチルメタアクリレート及び内張
り材をともに熔解する溶媒にこれら２種の材料を溶解し
て調整した接着剤を上記内張り材表面に塗布した後、こ
れを餅状の義歯床表面に圧接し、同時にメチルメタアク
リレートを重合して固化するものである。

作用 前述の義歯製造方法によれば、上記接着剤を内張り材表
面に塗布すると、この接着剤により上記内張り材の塗布
面が熔解され、接着剤に溶解している同一材料と分子レ
ベルで混合し溶着する。さらにこの接着剤の溶媒を乾燥
させた状態でこの内張り材を、液状モノマーを混合して
餅状とした義歯床を構成する未重合メチルメタアクリレ
ートに圧接して義歯床を重合固化させると、義歯床を構
成するメチルメタアクリレートと接着剤に含まれるメチ
ルメタアクリレートが重合し結合する。

実施例 第１図は、本発明に係る義歯の製造方法を工程順に示す
もので、以下図に従って説明する。

（Ａ）金属よりなる上型（６）には石膏が充填され歯槽
堤に一致した形状の凸部（７）（７）を有する石膏型（
８）が形成されている。（９）　（９）はこの凸部（７
）（７）の表面を被覆する所定厚さ例えば約０．５ｍの
厚さを有するワ・ノクス層である。金属よりなる下型（
１０）には、石膏が充填されこれが可塑状態にあるとき
石膏型（８）カベ押圧され上記ワックス層（９）（９）
を含む凸部（’７）（７）の反転形状たる凹部（１１）
（１１）が形成される。このようにして石膏型（１２）
が形成される。

（Ｂ）上下金型（６）（１０）を石膏型（８）（１２）
とも湯中に浸漬しワックス層（９）　（９）を溶かし、
その後離型して、これを洗浄除去する。かくして得られ
た石膏型（１２）の凹所（，１１）（１１）に加熱溶融
されたウレタン系熱可塑性エラストマー（１３）が所定
量流し込まれる。（１４）は、この溶融エラストマー（
１３）を注入する注入器である。

（Ｃ）然る後上下金型（６）（１０）は重ね合わされ、
冷却される。かくしてウレタン系熱可塑性エラストマー
によりダム状弾性を有する内張り材（４）が形成される
。

（Ｄ＞義歯床外形に一致する凹部（１５）　［１５）を
有しかつその底部に人工歯（Ｚ）（２）を埋め込んだ石
膏型（］６）が従来工法により準備され、上記石膏型（
１２）に代えられる。（１７）は、上記凹所（１５）（
１５）に充填されるメチルメタアクリレートで、低分子
量メチルメタアクリレート粉末に液状メチルメタアクリ
レートモノマーを混合して餅状に形成されている。（１
８）は、内張り材（４）の表面に塗布される接着剤で、
上記メチルメタアクリレート、及びウレタン系熱可塑性
エラストマーをともに溶解する溶媒、例えばテトラヒド
ロフランに上記２種の材料が熔解して調整される。ここ
で説明を加えると、メチルメタアクリレートの溶解性パ
ラメータ（以下ＳＰ値とよぶ）は、９．３ないし９．９
、ウレタン系熱可塑性エラストマーのＳＰ値は、１０．
０であり、両者のｓｐ値は近似しており従って両者は相
溶性が良好である。さらにこれら２種の材料を溶解する
溶媒として、ＳＰ値が等しいか若しくは近似したものを
使用すれば、メチルメタアクリレート及びウレタン系熱
可塑性エラストマーをともに溶解する接着剤が得られる
こととなり、本実施例では前述の如く上記２種の材料と
略同−のＳＰ値９．９をもつテトラヒドロフランが使用
されるのである。しかして内張り材（４）の表面に接着
剤（１８）が塗布されると、テトラヒドロフランが内張
り材（４）のウレタン系熱可塑性エラストマーを溶解し
、接着剤（１８）に含まれる同一のウレタン系熱可塑性
エラストマーと分子レベルで混合し溶着する（Ｅ）接着
剤（１８）に含まれるテトラヒドロフランを自然乾燥に
より或いは温風乾燥により蒸発させた後、上下石膏型（
８）（１６’）は重ね合わされ圧締される。この状態で
石膏型（８）’（１，６）は金型（６）（１０）ごと、
約１００℃の湯中に約３０分間浸漬される。そうすると
低分子量メチルメタアクリレートは、同一材料の液状モ
ノマーを介して重合され高分子量の固体であるポリメチ
ルメタアクリレート樹脂となり、これが義歯床（３）を
構成する。かかる重合の際、接着剤（１８）に含まれる
低分子量のメチルメタアクリレートは、上記液状モノマ
ーにて義歯床側のメチルメタアクリレートと重合される
。したがって接着剤塗布面と義歯床（３）の界面は消失
し、内張り材（４）と義歯床（３）は連続的な分子構造
をもつこととなる。

尚、図に示す（Ｄ′）は、他の工法を説明するためのも
ので、約０．５＋ｎ厚のウレタン系熱可塑性工１　ラス
トマーシート（４°）の−主面に前述の接着剤（１８）
を塗布しこれを乾燥させた後、餅状としたメチルメタア
クリレート（１７）とともに石膏型（８）（１６）間に
挟みかつ圧締させるものである。然る後工程（Ｅ）に示
す如く、金型（６）（１０）ごと、約１００℃の渦中に
約３０分間浸漬させる。そうするとメチルメタアクリレ
ートが重合するとき同時にシー１−　（４’）が軟化し
石膏型（８）の凸部（７）（７）に沿った形状に成形さ
れる。かかる工法によれば、工程（Ｄ゛）及び（Ｅ）の
２工程で済ますことができる。この方法によっても、ウ
レタン系熱可塑性エラストマーシート（４′）とメチル
メタアクリレート（１７）の接着構造は、前述の例と同
様である。

このようにして形成されたゴム状弾性内張り材（４）と
義歯床（３）との接着領域は、ウレタン系熱可塑性エラ
ストマーとポルメチルメタアクリレート樹脂の各分子が
互いに混り合い交錯し合って、連続的変化領域を構成し
ているため、画部分の結合強度は極めて強く、内張り材
（４）自身の強度と略同等の強度をもつものが得られる
。

尚、メチルメタアクリレート及びウレタン系熱可塑性エ
ラストマーの両者に対し相溶性を有する溶媒として、ノ
ルマルメチルピロリドン（ＳＰ値９．８）　、シクロヘ
キサノン（ＳＰ値９．９）を各々使用した場合にも、前
述の例と同様の効果が確認された。これらの溶媒のほか
、ＳＰ値が、ポリメチルメタアクリレート及びウレタン
系熱可塑性エラストマーのそれに等しいが若しくは近似
の値をとり、従って、良好な相溶性を有する。溶媒とし
て下記のものがある。尚括弧内の数値はＳＰ値である。

メチルエチルケトン（９，３）　、ジエチルケトン（８
，８）　、酢酸エチル（９，１）、アセトン（１０，０
）、ジクロロメタン（９，７）、クロロホルム（９，３
）　、ジクロロエタン（９゜８）、テトラクロロエタン
（１０，４）　、ブロモベンゼン（１０，０）　、ブロ
モトルエン（９，８，）　、ブロモホルム（１０，５）
、ジブロムエタン（１０，４）、トリブロムプロパン（
１０，７）、メチルアイオダイド（９，９）　、エチル
アイオダイド（９，４）　、ｎ−ヘプタツール（１０，
０）　、ｎ−オクタツール（１０，３）　、ｎ−ヘキサ
ノール（１０，７）、メチルフォルメイト（１０，７）
　、エチルフォルメイト（９，４）、メチルアセテート
（９，６＞　、エチルアセテート（９，１）　、ジエチ
ルマロネート（１０，３）、エチルベンゾエート（９，
７）、ジエチルフタレート（１０，０５）　、ｎ−ブチ
ルアクリレート（８゜９）、ベンゾアルデヒド（１０，
８）　、アセトアルデヒド（９，８”）　、ｎ−へブタ
アルデヒド（９，７）、メチルｎプロピルケトン（８，
７）、メチルｎブチルケトン（Ｅｊ、、６　）　、ジオ
キサン（１０，０）　、アニリン（１０，８）　、ピリ
ジン（１０，７）　、プロピオニトリル（１０，７）　
、　ｎ−ブチルニトリ。ル（１０，５）　、ｎ−バレロ
ニトリル（１０，１）　、カプロニトリル（１０，２）
　、メタクリロニトリル（９，１）　、２−ニトロプロ
パン（９，９）　、ニトロベンゼン（１０，０）　、Ｏ
−ニトロトルＩン（１０，５）　、ｍ−二トロトルエン
（１０，４）、二硫化炭素（１０，０）　、ジメチルサ
ルファイド（９，０）、チオフェン（９，８）、ベンゼ
ン（９，１５）等である。これらの溶媒は、単′独で或
いは複数種類混合して使用される。前述の実施例にあっ
ては、接着剤に含まれる溶媒及び内張り材材料ともにメ
チルメタアクリレートのＳＰ値に等しいか若しくは近似
の値を有するものにつき説明したがメチルメタアクリレ
ートと内張り材材料との間にＳＰ値につき多少着がある
ものにおいても、溶媒として両者ｓｐ値の中間に位置す
るＳＰ値をもつものを選定すれば、両ＳＰ値間の差はあ
る程度許容することができる。

第４図及び第５図は、前述の工程を経て形成された内張
り材（４）の形状における変形例を示し、内張り材（４
）内部の底面に凹所（１９）が形成されてなり、この凹
所（１９）内には多数の凸部１，２’０）（２０）・・
・が設けられている。凹所（１９）は義歯（１）が歯槽
堤（５）に置かれたとき、吸引空間として作用する。即
ち、第４図に示すように凹所（１９）と歯槽堤（５）の
間に形成される密閉空間は、咀哨時負圧となり、義歯（
１）を歯槽堤（５）に吸着させる力が生じる。咀咽動作
を繰返すうちに歯肉は凹所（１９）内に侵入し、これを
充たそうとするが多数の凸部（２０）（２０）・・・の
ために侵入は阻止され、凹所（１９）による密閉空間は
長期間維持され、従って°その吸引作用も持続する。ま
た内張り材（４）は、義歯（１）に加わる圧力に応じて
圧縮され、凹所（１９）空間の容積の増減は大きくなる
。それ故、これに伴う吸引力も大きくなり義歯（１）は
、一層強固に歯槽堤（５）に吸着されることとなる。

第６図及び第７図は、内張り材（４）の形状の他の変形
例を示し、前述した凹所（１９）上を多数の小孔（２１
）（２’ｌ）・・・を穿設した板部材（２２）にて被覆
したものである。この板部材（２２）は、金属メツシュ
、多孔質金属板、合成樹脂メソシュ、合成樹脂板、ゴム
板等にて形成され、歯槽堤（５）の押圧力を受け、或い
は凹所（１９）空間に生じる吸引力を受けても変形しな
いか或いは変形しても元の形状に復帰する程度のバネ性
を有するものである。この板部材（２２）は凹所（１９
）部分から取り外し自在に構成される。内張り材（４）
は、前述の例と同様凹所（１９）及び多数の凸部（２０
）（２’Ｑ）・・・を有している。

かかる構成であれば、歯肉の変形は、この板部材（２２
）により確実に阻止される。

第８図及び第９図は、第７図に示す構造のものに吸引作
用を向上させるべく改良を施したもので、凹所（１９）
から外部に通じる小孔（２３）を、義歯床（３）に形成
し、かつこの小孔（２３）内に弁（２４）を取りつけた
ものである。小孔（２３）は、好ましくは義歯床（３）
の類例表面に連通すべく形成され、かつ義歯（１）の両
端付近に一対設けられる。このようにすると小孔（２３
）の開口部が外部から見えることはない。弁（２４）は
小孔（２３）の出口付近に配置され、ゴム等軟質弾性材
料にて形成される。この弁（２４）は第９図（Ａ）、（
Ｂ）に示す如く中空に形成された略円錐形状を有してお
り、かつ切込み（２５）にて２分割されている。この切
込みに代えて点状の微小孔とすることもできる。凹所（
１９）から押し出される空気及び唾液は、この弁（２４
）を押し拡げ、切込み（２５）を通り抜けて外部へ放出
される。尚、切込与（２５）に代えて微小孔とした場合
、この微小孔が空気及び唾液により押し拡げられて開口
し、この開口を通じて空気及び唾液が外部へ放出される
。この弁（２４）により、空気及び唾液が図中矢印方向
にのみ通過が可能であり、外部から凹麟（１９）内へ空
気が逆流することはない。尚、この弁（２４）−ｉ分の
表面形状は、清掃を容易としかつ食物片の付着を防止す
べく、緩やかな凹凸表面形状とされることが望まし二″
ｆ！ＩＩ　、ＩＬ　＆”！ニニ：゛、”’７．’噌器二
：：：：：：：で、義歯床（３）及び内張り材（４）に
穿゛設した孔に、予め弁（２４）を装着した円筒体（２
６）を押し込むことにより、これら空気抜き部分が形成
される。

かかる構造につきその作用を説明すると、咀噌動作時義
歯に加わる圧力により内張り材（４）が圧縮され、従っ
てミ凹所（１９）空間もまた同様に圧縮される。これに
より凹所（１９）空間内の空気は一部小孔（２３）及び
弁（２４）を通り抜けて外部へ放卑される。続いて、義
歯（１）に加わる圧力が除かれると、内張り材（４）は
、元の形状に復帰し、凹所（１９）空間はその容積を増
大する。これにより凹所（１９）空間内に負圧を生じ、
義歯（１）は、強い吸着力をもって歯槽堤（５）に固着
される。このように小孔（２３）を通じて空気抜き作用
は、咀哨動作毎に行われるから、その吸着力は増大する
ことはあっても減少することはなく、咀噛動作時特に強
い固着力を得ることができるという利点がある。

尚、第４図ないし第９図に示す変形例にあっては、第１
図に示す工程の他に凹所（１９）及び凸部（２０）（２
０）・・・を形成するための工程が付加されるのは当然
である。かかる凹所（１９）及び凸部（２０）　（２０
）・・・の形成は、これらの反転形状を有するスペーサ
を使用することにより容易になすことができる。

発明の効果 本発明によれば、義歯床と内張り材との接着領域におい
て、両者を構成する分子が互いに混り合い連続的に変化
する如く構成されているから、その結合強度は、単に界
面が接する従来の接着面に比し格段に上昇させることが
でき−、その強度は内張り材自体の強度と略同−とする
ことができる。

それ故この内張り材が容易に剥離するおそれはなく半永
久的に使用することができる。従来のかかるゴム弾性内
張り材を有する義歯床にあって、は、内張り材と義歯床
との接着を強化するため係合部を設ける等形状的方法に
よっていたためそれだけ義歯床部分を厚く形成する必要
があったが、本発明によればかかる形状的構成は不要で
あるから義歯床部分を最小限薄いものとすることができ
、口腔内に装着時違和感の少ない義歯を嘆現することが
できる。

【図面の簡単な説明】

・第２図は・％来例斜視図・第３図は・第２図■−Ｉ断
面図、第４図は、−変形例裏面図、第５図は、第４図■
−■断面図、第６図は、他の変形例裏面図、第７図は、
第６図ｍ−ｍ断面図、第８図は、更に他の変形例断面図
、第９図（Ａ）は、要部拡大図、同図（Ｂ）は、要部拡
大断面図である（１）・・・義歯　（２）・・・人工歯
（３）・・・義歯床　（４）・・・内張り材（６）・・
・上型 （８）（１２）（１６）・・・石膏型 （９）・・・ワックス層　（１ｏ）・・・下型（１３）
・・・ウレタン系熱可塑性エラストマー（１７）・・・
メチルメタアクリレート（１８）・・・接着剤　（１９
）・・・凹所（２０）　（２０）・・・凸部（２２）・
・・板部材（２３）・・・小孔　（２４）・・・弁特許
出願人 株式会社　モルテン 代表者　瓦状　史也 外１名 第１図 第９図 手続補正書（方式） ％式％ １、事件の表示 昭和５９年特許願第　８７５８１　号 ２、発明の名称 義歯の製造方法 ３、補正をする者 ４、補正命令の日付く発送日） ・昭和５９年　７月１１日　（昭和５９年　７月３１日
）昭和５９年　８月　８日 特許庁長官殿 １、事件の表示 昭和５９年特許願第　８７５８１　号 ら ２、発明の名称 義歯の製造方法 ３、補正をする者 住所　広島市西区横用新町１番８号 、補正の内容 ・明細書第２頁第１０行目から第１８行目までに［かか
る構−造の・・・・・・欠点がある。」とあるのを削除
し、下記の文を挿入する。 「かかる構造の義歯（１）は、例えば特開昭４８，２９
２９５号公報、特開昭５１−４２３９５号公報に記載さ
れている。前者は、義歯床を構成する高分子材料に可塑
剤を混合して、これを義歯床内面に内張り材として形成
したものであるが、可塑剤の溶出により十分な弾性は得
られず、また経時的に硬化していくという欠点がある。 また、内張り材はゴム状を有するとあるが、実際には義
歯床高分子材料の多硬質構造体であるからスポンジに近
い構造である。また後者は、義歯の製造時義歯床内面に
弾性物質層を形成しておくものであるが、これは印象取
りのために使用されるもので、経時的に硬化していき、
最終的には硬質のものとなる。また、ゴム材を内張り材
として使用した例として特開昭５５−２６９２３号があ
るが、通常義歯床にゴム材を接着することは難しく、こ
のような義歯とゴム材の一体構造を簡単に得ることはで
きない。」 添付図面中第７図及び第８図を別紙の通り補正する。 □□ 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）未重合の低分子量メチルメタアクリレート粉末に
   、メチルメタアクリレートの液状モノマーを混合して餅
   状とし、これを義歯床形状に成形した後重合固化した固
   体高分子材料よりなる義歯床を形成し、かつ該義歯床内
   面にゴム状弾性を有する内張り材を被着してなる義歯の
   ゛製造方法において、上記メチルメタアクリレート及び
   上記内張り材をともに溶解する溶媒に上記２種の材料を
   溶解して調整した接着剤を、上記内張り材表面に塗布し
   た後、義歯床形状に成形された上記餅状のメチルメタア
   クリレートに上記内張り材の上記接着剤塗布面を圧接し
   、上記メチルメタアクリレートを重合固化せしめること
   を特徴とする義歯の製造方法