JPS6024461Y2 - 速乾性塗料のロ−ルコ−タ− - Google Patents

速乾性塗料のロ−ルコ−タ−

Info

Publication number
JPS6024461Y2
JPS6024461Y2 JP7155780U JP7155780U JPS6024461Y2 JP S6024461 Y2 JPS6024461 Y2 JP S6024461Y2 JP 7155780 U JP7155780 U JP 7155780U JP 7155780 U JP7155780 U JP 7155780U JP S6024461 Y2 JPS6024461 Y2 JP S6024461Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
roll
roll coater
web
quick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7155780U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56172368U (ja
Inventor
和治 岡崎
Original Assignee
岡崎機械工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岡崎機械工業株式会社 filed Critical 岡崎機械工業株式会社
Priority to JP7155780U priority Critical patent/JPS6024461Y2/ja
Publication of JPS56172368U publication Critical patent/JPS56172368U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6024461Y2 publication Critical patent/JPS6024461Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は乾燥性の塗料をウェブにロールコートするロ
ールコータ−に関する。
通気性を殺した食品包装用などのフィルムに、ポリ塩化
ビニリデンの水性エマルジョンをコートしたもの、いわ
ゆるにコートと称されものが広く使用されるようになっ
てきた。
しかし、プラスチックフィルムのウェブにポリ塩化ビニ
リデンのエマルジョンをロールコータスるに際しては、
厄介な問題があった。
それはこの種の塗料が大気中において乾燥の速いこと、
泡立ちし易いことである。
つまり、第1図に示す如き通常のグラビアロールコータ
−によるときは、運転を停止するとグラビアロール1や
押圧ロール2にポリ塩化ビニリデンの水性エマルジョン
からなる塗料aが強力にこう着し、運転を継続できなく
なるとともに、高速で運転するとグラビアロール1でか
き上げられたパン3内の該塗料が泡立ちして外に溢れ出
る、といったところに問題があった。
そこで従来では、第2図に示す如きエアナイフコーター
による低速運転でウェブ4にこの種の塗料aを塗布する
のが一般であった。
しかし、この方式においても程度の差こそあれ、使用す
るロール5,6に塗料aが乾燥固着すること、塗料aの
泡立ち現象が生じることは避けられない事実であった。
また、第1図および第2図に示す如きロールコータ−に
おいては、パン3内の塗料aの表面に乾燥皮膜が形成さ
れ、それが破れて生じた大小の固粒がロールを介してウ
ェブ4にコートされるので、いわゆるコート抜は現象や
各種のコート不良を招いていた。
そのため、パン3に塗料を循環供給して固粒をフィルタ
ー7で除く機構を付設しているが、塗料aを劣化させる
だけで実効を期し難いうらみがあった。
この考案者はかかる不利不便を解消する手段がないもの
か種々検討するうちに、高加湿雰囲気下でロールコート
することを考え実行してみたところ完全に満足する結果
が得られ、ここに本考案を提案するに至ったのである。
以下、その詳細を第3図に基づき説明すると、本案ロー
ルコータ−は、ポリ塩化ビニリデンの水性エマルジョン
(以下、単に塗料aという)を貯溜するパン3とパン内
の塗料aに下部が浸漬して互いに圧接回転する大小のロ
ール10.11と、大径のロール10に圧接して回転す
る押圧ロール12と、これらロール10.12間に送り
込まれて矢印方向に走行するプラスチックフィルムのウ
ェブ4と、下面に塗料aがコートされたウェブ4の上面
に接当して該ウェブ4をガイドするよう互いに離して近
接配置した2木のガイドロール13.14と、外周に針
金が巻かれ、両ガイドロール13.14間にあって下方
からウェブ4のコート面に接当作用するメイヤーバ−1
5とからなる。
本案ロールコータ−を構成する前記パン3、ロール10
,11,12,13,14およびメイヤーパ−15は、
その外周に囲繞壁16を設けてほぼ密閉状態とした空室
17の内部に配置し、該空室17の内部を加湿器18で
飽和点に近い高湿雰囲気に強制加湿する。
ただし、ウェブ4は囲繞壁16に設けた通口19,20
を介して空室17内を前記送り経路にしたがって走行す
るものとした。
しかるときは、高加湿雰囲気下にあるので、パン3内の
塗料aは表面が乾燥して皮膜を形成することがなく、し
たがってパン3内の塗料aを循環させる必要も不可欠で
なくなった。
運転中はもとよりのこと、運転を断続させてもロール1
0,11.12およびメイヤーバー15に塗料aが乾燥
固着しなくなった。
高速運転を実施しても、塗料aの泡立ち現象は極めて僅
かに抑えられ、生じた泡も液化して一切の支障を生じな
くなるに至った。
そして、メイヤーバ−15で仕上げコートされたウェブ
4は空室17を出てコート面が乾燥処理されるものとし
た。
なお、図示例のものは以上のようになっているが、それ
は本考案のひとつの例に過ぎない。
この考案においては、ポリ塩化ビニリデンの水性エマル
ジョンをロールコートすることを最大の眼目とはしたが
、対象の塗料はこれに限られるものではなく、泡立ちは
ないがしかし速乾性の塗料をロールコートする場合にも
適用して有意義なるものである。
ロールコート方式これ自体は、第1図および第2図に示
したグラビアロールコータ−、エアナイフコーターなど
いかなる形態のものであってもよい。
更に、パン3を使用しない形態のもの、例えばノズルか
らロールに塗料を供給するものや、2本のロール間に塗
料を連続供給して一定量貯溜し、そのうちのひとつのロ
ールを介してウェブ4に塗料を転移塗布するものなどに
も適用できる。
また、第3図においてはパン内の塗料aを循環供給する
必要はないので省略したが、確実かつ高精度のコート処
理を期すに際しては従来例におけると同様に循環機構を
付設することを妨げない。
以上説明したように、この考案によれば、高加湿雰囲気
下で塗料をウェブにロールコートするようにしたので、
その塗料が速乾性のものであっても、これをウェブにコ
ートするためのロールその他の部材に塗料が乾燥固着す
ることがなく、運転停止後も直ちに運転再開ができ、保
守管理が簡単で作業性の向上を期し得る。
しかも、冒述した塗料の固粒が混在してウェブにコート
されることもない。
とくにポリ塩化ビニリデンの水性エマルジョンを対象と
する場合には泡立ちを可及的に抑えるので高速連続運転
も可能であり、構造簡単にして斯界に貢献するところ大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ形態の異なる従来の一般
的なロールコータ−を例示する正面図である。 第3図は本考案に係るロールコータ−の一例を示す正面
図である。 a・・・・・・塗料、3・・・・・・パン、4・・・・
・・ウェブ、10.11・・・・・田−ル、13.14
・・・・・・カイトロール、15・・・・・・メイヤー
バー、16・・・・・・囲繞壁、17・・・・・・空室
、18・・・・・・加湿器。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)高湿度に強制加湿されたほぼ密閉状の空室17内
    において、速乾性の塗料aをウェブ4にロールコートす
    るようにしたことを特徴とするロールコータ−
  2. (2)塗料aが、ポリ塩化ビニリデンの水性エマルジョ
    ンである実用新案登録請求の範囲第1項記載のロールコ
    ータ−0
JP7155780U 1980-05-23 1980-05-23 速乾性塗料のロ−ルコ−タ− Expired JPS6024461Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7155780U JPS6024461Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 速乾性塗料のロ−ルコ−タ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7155780U JPS6024461Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 速乾性塗料のロ−ルコ−タ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56172368U JPS56172368U (ja) 1981-12-19
JPS6024461Y2 true JPS6024461Y2 (ja) 1985-07-22

Family

ID=29665273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7155780U Expired JPS6024461Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 速乾性塗料のロ−ルコ−タ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6024461Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56172368U (ja) 1981-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060081176A1 (en) Surfactant applicator for solution casting system and method of use to produce a film
KR880003553A (ko) 종자물질의 필름-코팅방법
SE440519B (sv) Sett att framstella ett forpackningsmaterial med goda gastethetsegenskaper
CN205636360U (zh) 一种离型纸生产加湿装置
JPS6024461Y2 (ja) 速乾性塗料のロ−ルコ−タ−
US3320086A (en) Coating travelling webs
US2711156A (en) Apparatus for coating paper board
GB1338302A (en) Preparation of coated regenerated cellulose film
GB1318876A (en) Treating polyolefin surfaces
US1759600A (en) Method and apparatus for treating coated material
WO2022102406A1 (ja) 抽出乾燥装置
JPS6039104Y2 (ja) シ−ト用粉体塗布装置
JP3276502B2 (ja) 塗布方法
JPS63123468A (ja) 塗布方法
JPH0232946B2 (ja)
JP4548918B2 (ja) 塗工装置および塗工方法
JPS62277184A (ja) 塗布,含浸調整方法
JP2957043B2 (ja) シート状物質の乾燥方法及び装置
JPS6331736Y2 (ja)
JPH0338909B2 (ja)
JPH02207872A (ja) 塗布方法
JPH0129919B2 (ja)
JPH05345161A (ja) 感光材料の塗布装置
JPS6010692Y2 (ja) フイルム、テ−プ類の塗布装置
US1615393A (en) Method for coating cores