JPS6024381Y2 - ゴルフ用両手首内側固定具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ゴルフのショットにおいて、アドレス時の
両手首を固定することにより、ティクバック、ショット
、ショット後の両手首の動きを正しいものとするための
ゴルフ用両手首内側固定具に関するものである。

従来の技術及び解決しようとする問題点 従来から、ゴルフスイングにおいて、アドレスした場合
左手甲を打つ方向へ向けて左手親指と人差指をしめた間
の上部から見た線が、右肩を指すアドレスが正しいアド
レスであると言われているが、この状態で右肩を指すこ
とは不可能である。

実際は、左手甲は、やや上部を示すことになるこの状態
を、ティクバックから、ショットの瞬間まで、維持する
ことが、ナイスショットの秘訣である。

従来より、ゴルフスイングにおける不要な手の動きを矯
正するためのゴルフ用リスト矯正（制御）具は、例えば
特開昭５３−７９６３２号公報及び実開昭５５−１６４
０７６号公報等に記載されているが、これらはすべて左
手だけのものであり、しかも主として手の中側への密着
部材（固定板）からなるものが殆んどであり、左手の動
きは矯正できても右手の動きは矯正できず、したがって
、依然として左右の手がバランスした正しいゴルフスイ
ングを行なうことは困難であったのが現状である。

問題点を解決するための手段 ゴルフのショットは、アドレスした状態から、ティクバ
ックする段階で左手首は動かさず、右脇をしめ、右手首
を外側へ曲げていき腰のリズムで振りおろし、アドレス
した状態でインパクトし、ショット後は、ティクバック
と逆に、右手首は動かさずに左手首を外へ曲げて、両肘
を曲げていき、フィニツシユへはいるのが基本であるが
、解っていても、出来ないのがゴルフである。

そこで、アドレスとショットに支障ない、両手首共外に
は曲がるが、内側へは曲げられない固定板を両手首内側
でサポートし、上記ショツト時の正しい手の動きを覚え
させることを目的とするものである。

本考案者はそのアドレス時の両手首の固定と、両手の絞
り状態、ティクバック時の左手首の固定と、右手首の動
き、ショットの瞬間にアドレス状態に完全にもどし、シ
ョット後の右手首の固定と左手首の動きに支障ない、両
手首の内側へ固定板、サポートを軽い硬質プラスチック
等の薄い板状で手首を固定することにより、左右の手が
バランスした正しいゴルフスイングができることを見出
し、本考案に到達した。

即ち、本考案はアドレス時の左・右の手首の内側の形に
それぞれ相応する形状の一対の手首内側固定板及び該固
定板に固着された該固定板を手首に固定するための支持
体とからなることを特徴とするゴルフ用両手首内側固定
具である。

前記固定板は硬質プラスチックの外に硬質ゴム或いはそ
れに類する材質であることができ、又、支持体は皮革或
いは合成皮革等で構成され、その両端部には通常用いら
れる緊締部材が取り付けられている。

作用 本考案において、両手首の内側に固定板を装着すること
により、両手首は中側には折り曲げることができるが、
内側には折り曲げることができす、それにより両手首の
動きを正しいスイングに合わせることができ、不必要な
手首の動きを抑制できる。

本考案を図面により説明する。

第１図に示すものは、左手のアドレスした状態を少し上
向きにした図で、手首内側固定板の取付位置と型を示し
たもので、左手１の手首内側を外郭線２と同型に近い手
首内側固定板３をつけ、サポータ−又はベルベット式フ
ァスナー等（第３図８参照）で固定し一定の型で人によ
り大小の何れの左手首にも合うよう外郭線２内手首上部
４の位置に掛り、手首下部５の位置は掛けず、狭範囲の
固定で効果をあける型とし手首外郭線２内６は手掌母指
球に、クラブを握った状態で支障ない範囲で固定し、外
郭線２内７は、手掌中指球へ少し掛る程度とし手掌小指
球部の内側へのねじりに多少効果があるようにする。

第２図に示すものは、右手のアドレスした状態を少し上
向きとした図で、手首内側固定板の取付位置と型を示し
たもので左手用手首内側固定板と同様、右手１の手首外
郭線２と同型に近い手首内側固定板３を付はサポータ−
又はベルベット式ファスナー等で固定し一定の型で人に
より大小の手首に合うよう手首上部４の位置に掛り、手
首５の位置には掛けず狭い範囲で固定効果をあげる型と
し、固郭線２内６は、手掌母指球に、クラブを握った状
態で、支障ない範囲で固定し外郭線２内７は、手掌中指
球へ少し掛る程度とし手掌小指球部のねじれに多少効果
がある程度とし、手首内側固定板３は外郭線２と同型で
手首の輪郭に近い型で製作する。

第３図は手首内側固定板３に支持体８を取り付けた本考
案のゴルフ用両手首内側固定具であり左手の固定具の一
例を示すものである。

図中９及び１０は緊締部材であり、手首にしっかりと緊
締できるものであればどのようなものでも使用できる。

１１は手首内側固定板３と支持体８を固着するための止
め金である。

この固着手段は既知のいかなる手段も適用できる。

第４図は手首内側固定板３の平面図であり、左が右手首
内側固定板、右が左手首内側固定板である。

第５図は右手首内側固定板３の側面図であり、手首内側
固定板３は第１図及び第２図の説明のように手首内側の
形にフィツトする形状となっている。

考案の効果 この手首内側固定板サポートを両手首につけることによ
りアドレスを正確にし、ティクバックで左手首は内へ曲
げず、右手首を外へ曲げ、ショットの瞬間はアドレス状
態になり、ショットし、ショット後は右手首を曲げず左
手首を曲げる基本をつかむことができ、片手のみならず
両手に使用することによりゴルフスイングにおける手首
の正しい動きを覚えることができ効果的である。

（参考までに、フック、スライスの打法は、アドレスの
手の位置を上下することによりショットする。

）

【図面の簡単な説明】

第１図は、左手のアドレス状態（やや上向き状態）にお
ける手首内側固定板取付を示す斜視図であり、手首内側
固定板３の手首への固定位置を示す図であり、又、第２
図は、右手のアドレス状態（やや上向き状態）における
手首内側固定板取付を示す斜視図であり、手首内側固定
板３の手首への固定位置を示す図である。 第３図は固定板３と支持体８とからなる本考案のゴルフ
用両手首内側固定具の平面図であり、第４図は左右手首
内側固定板３の平面図、第５図は右手首内側固定板３の
側面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. アドレス時の左・右の手首の内側の形にそれぞれ相応す
   る形状の手首内側固定板及び該固定板に固着された該固
   定板を手首に固定するための支持体とからなることを特
   徴とするゴルフ用両手首内側固定具。