JPS6024261B2 - ワ−クトツプに対する器機の取付け構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は台所、洗浄場所に配設される流し台のシンク
や調理台に取着される調理器具、プレート等の取付け構
造に関するものである。

従来技術 従来例えば流し台のシンクの取付礎造は第１図に示すよ
うに流し台の上部に配設されるワークトッブーが人工大
理石により形成されるとともにシンク用の取付孔２が透
設されている。

そして、その取付孔２の周縁下面に対して箱状等に凹設
された取付孔３が配設され、そのシンク３の上部周縁か
ら外方に突設されたフランジ４が下方から押圧されるよ
うに支持部材５がワークトップ１下面にボルト６締付さ
れることによりシンク３は固定されていたものであった
。なお、ワークトップ１の取付孔２とシンク３のフラン
ジ４間には防水コ−キング７が施されている。また、他
の例として第２図に示すように、ワークトップ１が２層
に積層された厚みのある積層材から形成され、この取付
孔２の上方から取付孔３を取付孔２内へ配設したものが
提案されている。

なお、この例では前記例の構成において同一または相当
するものについては同一の符号を付しその説明を省略す
る。そして、シンク３のフランジ４の周縁先端は下方に
１８０度反転屈曲されてワークトップ１上面に係止され
るとともにその通数箇所に下方に垂下するボルト６がス
ポット溶接されている。

さらに、前記ボルト６がワークトップ１に挿通されてワ
−クトップーの下面から突出されるとともにナット８に
よりワークトップ１へ締付けられることによりシンク３
はワークトップ１に固定されている。なお、９はワーク
トップ１に設けられたボルト挿通用孔に対して形成され
たナット８係止用の係止段部である。また、フランジ４
の外周緑とワークトップ１上面との間には防水コーキン
グ７が施されている。ところが、前者の例においては、
シンク３に荷重が下方に加わった場合にはシンク３は単
にボルト６締めされた支持部材５にのみでワークトップ
１に支持されているため、構造上弱い欠点を有していた
。

また後者の例においては、第２図のようにシンク３のフ
ランジ４がワークトップ１上面から段部を伴なつて突出
する構造になるため水等がこばれた際にその水を拭き終
った後にもフランジ４とワークトップー上面との段部が
形成された所に水が残りやすい欠点があり、また美観上
も良くないという問題を生じていた。目的 この発明の目的は、前述のような欠点を解消して、構造
的に強度を持たせるとともに、ワークトップの上面には
段部等が形成されないため水等がこばれても拭き取りや
すく美観を損ねないシンク等の器機の取付け構造を提供
することにある。

実施例以下、この発明を流し台に具体化した一実施例を
第３図に従って説明する。

１１は流し台の上部に配設されたワークトップであって
、上層１２は数側の厚さに形成された耐熱性、耐水性、
耐酸性、耐アルカリ性、耐触性及び耐衝撃性を備えたメ
ラミン樹脂等のプラスチックス化粧板、中央部層１３は
３仇吻厚さ程度のパーティクルボード等のボード「下層
１４は数側の厚さ‘こ形成されたフェノール樹樹脂等の
プラスチックス化粧板とから構成されＬそれぞれが互い
に接着剤で接着されて一体になっている。

前記上層の材質は腰のある強靭な性質が望ましい。１５
はワークトップ１１に透設されたシンク用の取付孔、１
６は同取付孔１５の器機取付側部としての周側において
中央部層の上部に凹設された係止段部であって、上層１
２の下面との間に溝１６ａを形成している。

１７は前記係止段部１６にその上部周緑が外方に突出さ
れたフランジ１８にて係止されたステンレス製のシンク
であって、前記溝１６ａ内に沿って薮入されたプラスチ
ツクス、合板等のくさび効果により取付部としてのフラ
ンジ１８が係止段部１６に押圧固定されている。

なお、前記溝１６ａの深さはくさび部材１９及びフラン
ジー８が取着された際にそれらとの間に若干の間隙を有
するくらいに形成されるのが望ましい。又、くさび部材
１９は取付孔１５の大きさに合わせて適宜その長さを変
えて、複数個使用しても良い。２川ま前記くさび部材１
９を溝１６ａ内に埋め込むように溝１６ａ内に施された
防水コーキングである。

なお、２１はシンク１７の深さ方向ほぼ中央部に設けら
れた水切りリブである。前記のように構成されたシンク
の取付構造においてシンク１７はそのフランジ１８にて
係止段部１６に係止され、くさび部材１９のくさび効果
により溝１６ａに固着されるため従釆のようにボルト着
する必要もなく簡単に組付けできる。

また、ワークトップ１１は三層１２，１３，１４が一体
上に接着されているため、従釆のボルトによりシンクを
固着する場合に〈らべて、よりシンク１７の支持強度を
強くすることができる。またシンク１７のフランジ１８
がワークトップ１１の上面に出ないため、こぼれた水の
拭きとりを確実にすることができる。なお、この発明は
次のように実施することも可能である。

ィ 前記実施例の上層からなる材質にて全体を一層に形
成し、溝１６ａを形成すること。

ロ 前記実施例の下層を省略すること。

ハ 前記実施例のうちシンクの代わりにホットプレート
等の調理器具の取付フランジを溝１６ａに係止してくさ
び部材１９にて溝１６ａに固着すること。

以上詳述したようにこの発明はシンクまたは調理器具等
の器機が取着される流し台等のワークトップにおいて、
ワークトップの少なくとも上部を耐衝撃性、耐水性を備
えた材質にて形成するとともにワークトップの器機取付
側部に溝を凹設し、同溝に対し器機の取付部を係止させ
るとともに構内にくさび部村を鉄入させて前記取付部を
ワークトップに固着し、その後溝内に防水コーキングを
施してくさび部材を溝内に埋設したことにより構造的に
強度を持たせるとともに、ワークトップの上面には段部
等が形成されないため水等がこばれても拭き取りやすく
、美観を損ねない効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ従来例を示すシンクの断面図
、第３図はこの発明を具体化した−実施例のシンクの断
面図である。 ワークトップ１１、上部（上層）１２、器機（シンク）
１７、取付部（フランジ）１８、くさび部材１９、防水
コーキング２０。 ※１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ シンクまたは調理器具等の器機が取着される流し台
   等のワークトツプにおいて、ワークトツプの少なくとも
   上部を耐衝撃性、耐水性を備えた材質にて形成するとと
   もにワークトツプの器機取付側部に溝を凹設し、同溝に
   対し器機の取付部を係止させるとともに溝内にくさび部
   材を嵌入させて前記取付部をワークトツプに固着し、そ
   の後溝内に防水コーキングを施してくさび部材を溝内に
   埋設したことを特徴とするワークトツプに対する器機の
   取付構造。