JPS6024257B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は調理、食後の片付け等の際に発生する生ごみ
等の厨芥を処理するユニット型の処理装直に関するもの
である。

一般家庭などにおいて調理あるいは食後の片付け時に発
生する生ごみのごとき厨芥は従来、シンクのコーナーに
仮設する水切り容器あるいはシンクの排出口下に設けた
抜脱自在の容器内に一時的に収納し、水と厨芥を分離し
たのち、速水性を有する袋に厨芥を移し代え、直接袋を
ごみ処理場又は家庭内のごみ収納箱に捨てることによっ
て厨芥を処理しているのが現状であるが、か）る処理方
法は厨芥を一時的に収納する容器が小さいため、すぐに
容器が厨芥であふれ、競囲に異臭を放つと共に、美感を
損ない、頻繁に容器の厨芥を処理する必要が生じ煩わし
い手数を要し、かつ非衛生的であるなどの欠点があり、
さらに厨芥の一時処理のための容器をシンク内又は調理
台に敦暦する必要があるためシンク又は調理具を有効に
利用できず、台所における作業能率が悪いなどの不都合
があった。

この発明は、か）る上記のごとき現状に鑑み、厨芥の処
理装置をユニット化し、流し台又は調理台の内部で厨芥
を水と水以外の厨芥に確実に分離すると共に、簡単な外
部からの操作によって厨芥を大型のごみ収納箱内に収納
できるようにし、厨芥の処理を容易かつ簡単に、しかも
衛生的に行なうようにしたものであって、以下その実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。

図において、１は上部にシンク２および水切り兼用の調
理台３を有する流し台を示し、シンク２の位置する流し
台１の前面にはこの発明の厨芥処理装置の収納、搬出す
るための扉４および調理台３の位置する流し台１の前面
には各種台所用品を収納するため抽出５、扉６が設けら
れ、シンク２には水および生ごみ等の厨芥を流し台１内
に流入させる排出孔７が形成され、かつ扉４には流し台
１内に収納した厨芥処理装置を作動させるための操作レ
バー８が取付けられている。

該操作レバー８の基端は扉４を貫通し、扉４の裏面に設
けた係合片９と連動し、この係合片は後述の装置本体に
回動自在に設けられる駆動軸１７の基端に設けた係合突
片１０と噛合し、装置全体を作動させるよう構成したも
のである。前記シンク２の下方流し台１内に収納する装
置本体は生ごみ、食後の残律等の厨芥と厨芥と同時ある
いは単独にシンク２から排出される汚水とを分離する分
離ユニットＡと、分離ユニットで分離された厨芥を流し
台１外に搬出するための処理ユニットＢとから構成され
る。

分離ユニットＡは流し台１のシンク２からの汚水を直接
又は間接的に屋外に排出する排水管と運通する汚水受け
１１の上面に断面Ｃ型からなる１対の固定レール１２，
１２′を流し台１のシンク２の下面に対し水平方向とな
るよう並列固着し、該固定レール１２，１２′にそれぞ
れ複数のローラ１３，１３′を回転自在に軸支すると共
に、該ローラ１３，１３′に断面Ｃ型の移動レールＩ４
，１４′を係合し、固定レール１２，１２′に移動レー
ル１４，１４′を摺動自在に装着し、かつ移動レール１
４，１４′が同時に固定レール１２，１２′上を移動さ
せるために移動レール１４，１４′の一端を連結板１５
によって一体的に連結し、該連結板１５の外側中央に係
止片１６を取付け、該係止片１６に前記固定レール１２
，１２′の下方に回転自在に取付けた駆動軸１７と一体
の連結村１８の先端を係合したもので、該駆動軸１７の
先端の係合突片１０は流し台１の扉４のＺ外側に設けた
操作レバー８の係合片９と係合し、操作レバー８を右又
は左（実施例においては右から左）に９０ｏ回転させる
と移動レール１４，１４′が固定レール１２，１２′上
を一端（右）から他端（左）に向かって水平方向に移動
するよう構成したものである。

なお、汚水受け１ １の上方には、底面に金網１１ａを
張設した抽出１１ｂが着脱自在に取付けられている。

また、前記移動レール１４，１４′の内側のほぼ中央位
置には後述の案内部村２２を垂直方向に揺動させるため
のローラ１９，１９′がそれぞれ回転自在に鞄支され、
移動レール１４，１４′を連結する連結板１５の内側に
はそれぞれ移動レール１４，１４′と近接して下面を傾
斜させたカム２０，２０′を固着し、一方同一側に位置
する固定レール１２，１２′と移動レール１４，１４′
とは互に反対方向に位置する端部間にスプリング２１を
張設し、移動レール１４，１４′を常時固定レール１２
，１２′の基端側に位置するよう構成し、かつ固定レー
ル１２，１２′に情勤自在に設けた移動レール１４，１
４′の内側に案内部材２２を垂直方向に摺動自在に設け
ている。

前記案内部材２２は前方から後方に向かって順次下方に
延びつつ湾曲する弧状の案内板２２ａと、議案内板２２
ａの左右から立ち上がる扇形の側板２２ｂ，２２ｂとか
ら構成され、両側板２２ｂ，２２ｂの頂部には藤２３が
突設されると共に、各側板の外側の上緑後方には側面Ｌ
型のガイド片２４及び係止ピン２５が突設され、かつ前
方には前記カム２０，２０′の下面と摺接する案内ロー
ラ２６が回転自在に鼠支されたもので、該案内部村２２
は側板の頂部の軸２３によって固定レール１２，１２′
のほぼ中央に案内部材２２の側板２２ｂ，２２ｂの外側
に設けたガイド板２４が前記移動レール１４，１４′の
内側に藤支したローラ１９，１９′上に位置させて軸支
し、かつ各側板２２ｂ，２２ｂの係止ピソ２５にそれぞ
れ先端に長孔２７ａを有するアーム２７の後端を回動自
在に取付けると共に、該アーム２７の長孔２７ａを前記
カム２０，２０′に突設した係止ピン２８に係合保持し
、ついで該案内部村２２内に固定レール１２，１２′の
上方から厨芥と汚水とを分離するためのバケット２９を
華設固定する。

前記バケット２９は案内部村２２の垂直方向への揺動を
阻止しないよう案内部材２２の弧状の案内板２２ａと同
様に下緑を前方から後方に向かって順次下方に延びつつ
湾曲するよう形成した多孔板からなる１対の側板２９ａ
，２９ｂを左右に配設し、該側板２９ａ，２９ｂ間の下
方に多孔板からなる底板３０を軸３１を以て垂直方向に
揺動自在に鞄支すると共に、底板３０の先端下方に案内
部材２２の案内板２２ａと摺接するローラ３２を回転自
在に設け、かつ側板２９ａ，２９ｂ間の後端を下縁から
縦方向に汚水のみを通過させる複数のスリット３３ａを
形成した阻止板３３を以て閉塞したもので、該バケット
２９はその上端が固定レール１２，１２′上に設けられ
るフレーム３４の下面と連接し、前記案内部材２２内に
垂設固定されるものである。一方、処理ユニットＢは分
離ユニットＡの下方に位置し、前記バケット２９からの
厨芥を収納するごみ収納容器３５、該ごみ収納容器３５
を載贋すると共に、流し台外に機出入するための台車３
６とから構成され、台車３６の前面板３７は分離ユニッ
トＡの前面を被うと共に、その側面にはごみ収納容器３
５が台車３６から離脱しないよう側板３８が取付けられ
ている。

この発明の厨芥処理装置は上記のように構成されている
ので、分離ユニットＡのバケット２９を流し台１内のシ
ンク２の排出孔７の下方に位置させて装置し、シンク２
の排出孔７とバケット２９間をアタッチメント（図示せ
ず）によって蓮通さ０せ、排出孔７からの厨芥および汚
水を全てバケット２９内に排出するようセットすると共
に、流し台１の前面の扉４に設けた操作レバー８を作動
させて第３図に示すように移動レール１４，１４′のロ
ーラ１９，１９′上に案内部材２２の両外側に突設した
ガイド片２４を水平状態で当俵させて案内部材２２がシ
ンク２からの汚水のみを常時汚水受１１側に案内させる
ように保持するものである。

かかる状態でシンク２を使用すると、調理又は食後の片
付けに際して発生した厨芥は全てシンク２の排出孔７か
ら汚水等と一緒にバケット２９内に落下するが、案内部
村２２は戦記のように汚水のみを分離する上方位置に在
るためシンク２からの汚水はバケット２９の底板３０お
よび左右側板２９ａ，２９ｂの透孔から案内部材２２に
流出し、案内部村２２の案内板２２ｂによって汚水受１
１内に案内され、汚水受１１と運通する排出管３５より
屋外に排出される。

一方、厨芥は案内部材２２の案内板２２ａによって水平
に保持された底板３０および案内板２２ａの上方および
左右の側板２２ａ，２２ｂで囲まれた部分内に順次堆積
され、厨芥に含まれる水分は前記汚水と同機にバケット
２９の透孔から汚水受１１に流出し、厨芥と水とはほぼ
完全に分離される。ついで、調理あるいは食後の片付け
が完了した後、流し台１の扉４に設けられた操作レバー
８を第１図に示す矢印方向右から左側へ９０ｏ回転させ
ると、操作しバ−８と一体の駆動軸１７が回転し、駆動
軸１７の回転が連結杵１８を介し、移動レール１４，１
４′に伝達され、移動レール１４，１４′はスプリング
２１の付勢力に抗して固定レール１２，１２′の始端か
ら終端方向に移動する。

該移動レール１４，１４′にはローラ１９，１９′が一
体に設けられているので、該ローラー９，１９′も同時
に案内部材２２の両側板２２ａ，２２ｂに突設されたガ
イド片２４の下面に沿って移動するが、該ガイド片２４
は移動レール１４と平行な水平部２４と、案内部材２２
の側板の頂部へ向かう傾斜部２４ｂとからなる断面、型
に形成されているためローラ１９，１９′が水平部２４
ａから傾斜部２４ｂへと移行すると案内部材２２は軸２
３を支点として上方位置から下方位置に揺動を始める。

同時に一端を移動レール１４，１４′の連結板１５のカ
ム２川こ係合保持させたアーム２７の他端が案内部材２
２を上方位置から下方位置へ強制的に揺動させ、かつ案
内部材２２の側板に軸支したローラ２６が連結板１５に
固定したカム２０の傾斜に沿って移動し、案内部材２２
を下方位置に案内し、かつ案内部材２２が上方位置に移
動することを阻止している。而して、移動レール１４，
１４′のローラ１９，１９′が案内部材２２のガイド片
２４，２４′との係合が移動レール１４，１４′の移動
によって外れると案内部村２２は第４図に示すように揺
動し、案内部材２２が上方位置から下方位置に移動する
。

一方、案内部材２２内に固定レール１２，１２′上から
垂設されたバケット２９は、その底板３０が軸３１と案
内部材２２の案内板２２ａとによって当初水平状態に保
持され、かつ厨芥がバケット２９内の降板３０上に堆積
しているが、移動レール１４，１４′の移動に伴って案
内部材２２が軸２３を支点として上方位置から下方位置
に移動するに従いバケット２９の底板３０も案内部材２
２の案内板２２ａと当接しながら徐々に軸３１を支点と
して先端部が下降し始める。

その際底板３０の裏面には案内板２２ａと当接して回転
するローラ３２が設けられているため、案内部材２２お
よび庭坂３０は円滑に揺動するものであり、案内部材２
２が上方位置から下方位置に移動するとバケット２９の
底板３川ま第４図および第１１図に示すように軸３１を
支点として先端部が略垂直に台車３６上のごみ収納容器
３５上に倒れ、底板３０上の厨芥は全てごみ収納容器３
５内に落下するものである。ついで、底板３０上の厨芥
が全てごみ収納容器３５内に落下した後、流し台１の操
作レバー８を再び左側から右側へ９００回転させると、
その回転は駆動軸１７、連結杵１８を介して移動レール
１４，１４′に伝達され、移動レール１４，１４′が固
定レール１２，１２′の終端から始端方向に移動し始め
、移動レール１４，１４′のローラ１９，１９′が再び
案内部村２２のガイド片２４と摺接し案内部村２２を下
方位置より上方位置に押上げると同時に移動レール１４
，１４′の連結板１５に固着したカム２０‘こ係合保持
したアーム２７が案内部材２２を上方に引上げ、かつ案
内部材２２のローラ２６がカム２０の下面と摺接し、案
内部材２２が急反転しシンク２の下面に衝突することを
防止しており、移動レール１４，１４′はスプリング２
１の作用によって短時間にしかも軽く円滑に元の位置に
復帰するものである。

また、バケット２９の底板３０も案内部村２２の案内板
２２ａによって上方に押し上げられると共に、案内部材
２２がほぼ上方位置に復帰する状態で案内板２２ａに沿
って下方に移動し、案内板２２ａと底面３０の先端が当
接した位置で水平状態に維持されるものである。

前記バケット２９からの厨芥がごみ収納容器３５に一杯
になれば、流し台１の扉４を開き、前面板３７に設けて
把手３７ａに手を掛け、台車３６を引出せばごみ収納容
器３５も分離ユニットＡの下方から引出されるので、ご
み収納容器３５内の厨芥を適宜処理し、再び台車３６に
載せて分離ユニットＡの下方にセットするものである。

この発明の厨芥処理装置は以上述べたように構成したの
で、シンクの排出孔から流出する厨芥および汚水は全て
分離ユニットの案内部材内のバケットに落下し、汚水は
バケットの側板、底板に設けた透孔から案内板によって
汚水受けに流出すると共に厨芥はバケットの底板上に堆
積し、流し台の前面の扉に設けた操作レバーを作動させ
ることによって固定レールに沿って移動レールが摺動し
、案内部材が汚水のみ分離する上方位置から下方位置に
揺動し、同時にバケットの底板も下方位置に揺動して底
坂上の厨芥は全て処理ユニットのごみ収納容器内に自動
的に落下するので、厨芥の処理が非常に簡単かつ容易に
行なうことができ、しかも厨芥は汚水と厨芥とにほぼ完
全に分離してあるので、汚水と厨芥の分離を改めてする
必要がなく、かつ装置本体を汚水と厨芥とを分離する分
離ユニットと厨芥を流し台外に搬出処理するための処理
ユニットで構成したので、流し台のシンク下方に挿入す
るだけで簡単に装置することができ、しかも取扱操作が
極めて至便である。また、生ごみの搬出において、室内
を通過することなくユニットから直接室外への搬出が可
能となり清潔な上、さらに搬出の作業も極めて便利とな
るなど多くの特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の厨芥処理装置を具備した流し台の
斜視図、第２図は、流し台の扉を開き処理装置へ一部を
引出した状態の斜視図、第３図は、汚水のみを分離する
状態を示す処理装置の正面図、第４図は、厨芥を処理す
る状態を示す処理装置の正面図、第５図は、バケットを
除いた処理装置全体の平面図、第６図は、処理装置の側
面図、第７図は、姿部の拡大斜視図、第８図は案内部材
の斜視図、第９図は、バケットの斜視図、第１０図およ
び第１１図は案内部材とバケットの関係を示す説明図で
ある。 １……流し台、２……シンク、４……扉、７…排出孔、
８…・・・操作レバー、１１・・…・汚水受け、１２，
１２′……固定レール、１３……ローフ・１４，１４′
・・・・・・移動レール、１５・・・・・・連結板、１
７……駆動軸、１９・・・…ローラ、２０…．・・カム
、２１…・・・スプリング、２２・・・・・・案内部材
、２３……軸、２４……ガイド片、２６……ローフ、２
７……アーム、２９……バケット、３０……底板、３１
・・・・・・軸、３３・・・・・・阻止板、３５・・・
・・・ごみ収納容器、３６・・・・・・台車。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 図 ト 船 第８図 第９図 第１０図 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 屋外への排水管と連通する汚水受けの上面に流し台
   のシンク下面に対し水平方向となるよう１対の固定レー
   ルを並列固着し、該固定レールにそれぞれ流し台の前面
   に設けた操作レバーによつて一体に摺動可能な移動レー
   ルを設け、該移動レール内に汚水のみを分離する上方位
   置と厨芥を落下させる下方位置との間を揺動する案内部
   材を設けると共に、該案内部材内に前記固定レールの上
   方から案内部材の揺動を可能とし、かつ案内部材の揺動
   に従つて底板が下方に揺動し、汚水以外の厨芥が前記汚
   水受けに流入するのを阻止する阻止板を有する多孔製の
   バケツトを垂設固定し、また前記案内部材の両外側に前
   記移動レールの内側に軸支したローラによつて案内部材
   を上方位置と下方位置の間を揺動させるガイド片を突設
   した厨芥、汚水の分離ユニツトと、該分離ユニツトの下
   方に位置し、前記バケツトから厨芥を収納するごみ収納
   容器および該ごみ収納容器を流し台外に搬出入するため
   の台車からなる処理ユニツトから構成されることを特徴
   とする厨芥処理装置。 ２ 前記固定レールにそれぞれ複数のローラを軸支し、
   該ローラに移動レールをそれぞれ係合せしめ、固定レー
   ルに移動レールを摺動可能とした特許請求の範囲第１項
   記載の厨芥処理装置。 ３ 前記固定レールと移動レール間にそれぞれスプリン
   グを張設し、移動レールを常時固定レールの基端側に付
   勢してなる特許請求の範囲第１項記載の厨芥処理装置。 ４ 前記汚水受けの上方に底面に金網を張設した抽出を
   着脱自在に取付け、前記案内部材からの汚水を金網を通
   して汚水受けに流入させてなる特許請求の範囲第１項記
   載の厨芥処理装置。５ 屋外への排水管と連通する汚水
   受けの上面に流し台のシンク下面に対し水平方向となる
   よう１対の固定レールを並列固着し、該固定レールには
   、それぞれ移動レールを設け、該移動レールには、これ
   らを相互に連結する連結板を介して係止片を取付ける一
   方、流し台前面に設けた操作レバーと連動する回転自在
   な駆動軸、およびこれと一体に連設した連結杆の先端を
   前記係止片に接続せしめて操作レバーの回転によつて移
   動レールを固定レールに沿つて摺動自在となし、該移動
   レール内に汚水のみを分離する上方位置と厨芥を落下さ
   せる下方位置との間を揺動する案内部材を設けると共に
   、該案内部材内に前記固定レールの上方から案内部材の
   揺動を可能とし、かつ案内部材の揺動に従つて底板が下
   方に揺動し、汚水以外の厨芥が前記汚水受けに流入する
   のを阻止する阻止板を有する多孔製のバケツトを垂設固
   定し、また前記案内部材の両外側に前記移動レールの内
   側に軸支したローラによつて案内部材を上方位置と下方
   位置の間を揺動させるガイド片を突設した厨芥、汚水の
   分離ユニツトと、該分離ユニツトの下方に位置し、前記
   バケツトから厨芥を収納するごみ収納容器および該ごみ
   収納容器を流し台外に搬出入するための台車からなる処
   理ユニツトから構成されることを特徴とする厨芥処理装
   置。 ６ 屋外への排水管と連通する汚水受けの上面に流し台
   のシンク下面に対し水平方向となるよう１対の固定レー
   ルを並列固着し、該固定レールにそれぞれ流し台の前面
   に設けた操作レバーによつて一体に摺動可能な移動レー
   ルを設け、該移動レール内に汚水のみを分離する上方位
   置と厨芥を落下させる下方位置との間を揺動する案内部
   材を設けると共に、該案内部材内に前記固定レールの上
   方から案内部材の揺動を可能とし、かつ案内部材の揺動
   に従つて底板が下方に揺動し、汚水以外の厨芥が前記汚
   水受けに流入するのを阻止する阻止板を有する多孔製の
   バケツトを垂設固定し、また前記案内部材の両外側に前
   記移動レールの内側に軸支したローラによつて案内部材
   を上方位置と下方位置の間を揺動させるガイド片を突設
   すると共に、前記移動レールの基端に一体的に連設した
   連結板の内側に移動レールと近接させて下面を傾斜させ
   たカムを突設し、該カムの係止ピンにアームの一端に形
   成した長孔を係合保持させ、アームの他端を前記案内部
   材の両外側に枢着し、かつ案内部材の両外側に前記カム
   の下面と摺接する案内ローラを軸支し、移動レールの摺
   動によつて案内部材を下方位置に強制的に揺動させるよ
   う構成した厨芥、汚水の分離ユニツトと、該分離ユニツ
   トの下方に位置し、前記バケツトから厨芥を収納するご
   み収納容器および該ごみ収納容器を流し台外に搬出入す
   るための台車からなる処理ユニツトから構成されること
   を特徴とする厨芥処理装置。