JPS6024250B2

JPS6024250B2 - 伸縮屈撓自在な給水栓蛇口

Info

Publication number: JPS6024250B2
Application number: JP5797181A
Authority: JP
Inventors: 栄川口
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-04-17
Filing date: 1981-04-17
Publication date: 1985-06-12
Also published as: JPS57172044A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、伸縮自在な吐水口を有する給水栓蛇口に関
するものである。

伸縮自在な吐水口を有する給水栓蛇口に関しては、例え
ば実公昭５６−９７２８号公報に掲載されているように
、袋ナットを介してェルボ管に締着されている軸管を摺
動伸縮させるようにした考案など、従来から種々提案さ
れてきている。

しかしながら、これら従来例はいずれをみても、その操
作の簡便性、堅牢性等の点において難点を有しているも
のであり、上記の従来例をみても、鞘管の伸縮は、袋ナ
ットをわざわざ操作しなければできないという点で操作
性に難点があった。

この発明は、従来例にみられた上記のような難点に鑑み
、ワンタッチ操作で吐水位層とその方向を伸縮屈榛自在
に設定することができ、しかも耐久性と安全性とに富む
ものを提供すべく創出されたもので、吐水口からの吐水
位層を適宜変化させるべく給水栓の蛇口に袋ナットを介
して回動自在に取付けられるヱルボ管に、あらかじめ、
弾性に富むホース体と、このホース体を外周側にて護持
するコイルばね体とから成る弾性導水体を挿適すると共
に、給水栓の蛇口への取付側にあるェルボ管の関口端部
には弾性導水体の一端部を、吐水側０にあるェルボ管の
閉口端部には弾性導水体の他端部である吐水口部を夫々
係止させたことにより、吐水口部からの吐水位層及びそ
の方向を適宜設定することができるようにしたことをそ
の要旨とするものである。

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

給水桂Ａの蛇口Ｂに取付けられるェルボ管Ｃは、吐水口
からの吐水位置を、蛇口Ｂを中心とし、かつェルボ管Ｃ
の長さを半径として３６０度変位することができるよう
に、袋ナットＤを介して回動自在に連結されている。も
とより、連結部分からの漏水を防止すべく、袋ナットＤ
と蛇口Ｂとの間のヱルボ管Ｃには、連結部分からの漏水
を防止すべくパッキンＰと遊鉄リングＲとが隊挿される
。このようにして取付けられるェルボ管Ｃには、あらか
じめ、弾力性あるホース体１と、これをその外周側から
護持するコイルばね体２とから成る弾性導水体３を挿適
する。

このうち、ホース体Ｉは、可蟻性があり、伸縮自在なゴ
ム、合成樹脂等を素材とするもので、特に医療用のチュ
ーピングホースを用いれば、その伸縮性、安全性に優れ
たものとすることができる。コイルばね体２は、耐錆性
の素材であるステンレススチールを用いるとよい。ェル
ポ管Ｃに挿通された弾性導水体３の一端部は、蛇口Ｂへ
の取付側にあるェルボ管Ｃの開口端部４に係止される。
ェルボ管Ｃに係止されるべき弾性導水体３の前記一端部
は、ホース体１を被着した筒材５と、コイルばね体２を
係着し、かつ筒材５を係止するようにしてこれに鉄着さ
れているカラー部材６とから成る。筒材５は、ェルポ管
Ｃの内径より若干その外径が小さい円筒部７と、この円
筒部７の一方の閉口部外周緑に延設された錆部８とから
成り、円筒部７の外周面には麹数の隆条９が周設されて
いる。カラー部材６は、ホース体１を被着した筒材５の
円筒部７にこれを鉄着する際、ホース体１を押圧するに
足る口径の関口部端緑１０を有しており、かっこの閉口
様縁１０に至るまで漸次小径となるように形成された周
側壁部１１を有している。図示例によれば、この周側壁
部１１は、その下端周縁を外方へ折返して形成された断
面略Ｕ字状の係止溝１２を有しているから、この係止溝
１２にコイルばね体２の織部を係合することによりカラ
ー部材６とコイルばね体２とを係着することができる。
もとより、あらかじめ係止溝１２を設けておかずに、周
側壁部１１に直接コイルばね体２を溶着する等により固
着することも自由である。しかして、筒材５はその金言
部８を介してカラー部材６に係止され、このカラー部村
６により一体となってェルボ管Ｃの開口端部４に確実に
係止されるのであろう。カラー部材６とェルボ管Ｃとの
間には、あらかじめ、ェルボ管Ｃの内径より若干大径の
ゴム等を素材とする弾性リング体１３を鞍装しておけば
、ェルボ管Ｃ内への水の逆流をより確実に防止すること
ができる。ェルボ管Ｃにま軍通された弾性導水体３の他
端部は、吐水口１４側にあるェルポ管Ｃの閉口端部１５
に、吐水口部を介して係止される。係止されるべきこの
吐水口部は、ホース体１を被着し、かつコイルばね体２
を係止した筒材１６と、この筒材１６に鉄着し、これを
係止するカラー部材１７と、このカラー部材１７を螺着
する把持用の吐水筒体１８とから成る。筒材１６は、ェ
ルボ管Ｃの内径より若千その外径が小さい円筒部１９と
、この円筒部１９の一方の閉口部外周緑に延設された毎
号部２０とから成り、円筒部１９の外周面には複数の隆
条２１が周設され、隣接する隆条２１との相互間には隆
条２１に沿って俵合簿２２がコイルばね体２と隊合すべ
く刻設されている。カラー部村１７は、ホース体１を彼
着した筒材１６の円筒部１９にこれを競着するに際して
ホース体１を押圧するに足る口径の開口端綾部２３を有
しており、かつ外周縁に雄ねじ部２４を刻設した螺着側
壁部２５を有している。吐水筒体１８は、その内径がヱ
ルボ管Ｃの外径より若干大きくなるように形成され、か
つ周側には溝数の空気吸入用の孔２６が穿設されており
、ェルボ管Ｃ側の内周側には、前記カラー部材１７と螺
合すべき雌ねじ２７が刻設されている。吐水筒体１８の
吐水口１４側岡綾部２８は、口径をやや小径なものとす
べ〈、内方へ若干折曲して形成されている。前記筒材１
６の円筒部１９に刻談した鼓合溝２２に蕨合されている
コイルばね体２上には、割りング２９を鉄着し、円筒部
１９に被着されているホース体１とコイル‘まね体２と
の抜脱を防止すべく圧薮している。なお、筒材１６とカ
ラー部材１７とは、蛇口Ｂへの取付側にあるェルボ管Ｃ
の閉口端部４に使用したものと同一のものを使用しても
よく、この場合のコイルばね体２は、カラー部村の周側
壁部に係着するものであることは前記と同様であり、し
かも、この場合の吐水筒体１８への螺着は、カラー部材
の外周緑を吐水筒体１８の雌ねじ部２７に螺合させるこ
とにより行なえばよい。螺着されるカラー部材１７と吐
水筒体１８の吐水口１４内側との間には、図示例の如く
、ゴミ取り用〆ッシュ３０、シャワー板３１、発泡用メ
ッシュ３１を適宜介装して成る泡沫発生装置を内袋して
もよい。

この発明は、以上のようにして構成されているから、ェ
ルボ管Ｃの両閉口端部４，１５にて係止されている弾性
導水体３はェルボ管Ｃ内に所要の弾溌力を有して確実に
内装される。

弾性導水体３のうち、ホース体１は、筒材５，１６にお
ける円筒部７，１９に周設されている隆条９，２１の存
在により、その被着状態はより確実なものとなり、コイ
ル‘まね体２も前記構成により確実に鞍合係止され、抜
脱することもない。吐水筒体１８を第３図のように所要
位置まで伸長するには、単に指先にて把持し引き出せば
よく、しかも弾性導水体３の弾力性を利用して、吐水口
１４の位置を上下、左右のいずれの方向にも設定するこ
とができる。この場合、ェルボ管Ｃの吐水口側の開ロ端
部１５に弾性導水体３が折曲状に圧接することになって
も、ホース体１にかかる水圧と、このホース体１も護持
するコイルばね体２の存在とにより流水が閉塞されるこ
とはなく、したがって、円滑な給水状態を持続できる。
使用後、引き出した吐水筒体１８をェルボ管Ｃに再び当
俵させるには、弾性導水体３自体の収縮力を利用すれば
よく、操作が極めて容易である。

吐水筒体１８内に、泡沫発生装置を内装してある場合は
、周側に穿設されている孔２６の存在と相俊つて吐水口
１４からの吐水が飛沫を上げることを効果的に防止でき
、快適に使用することができる。以上述べたように、こ
の発明によれば、任意の位置及び方向に吐水口をワンタ
ッチ操作で設定することができ、しかも耐久性と安全性
とに優れ、かつ補修も極めて容易な製品を提供すること
ができる等の優れた効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図はその
分解斜視図、第２図はェルボ管と弾性導水体との係止状
態を示す一部省略縦断面図、第３図は使用状態を示す斜
視図である。Ａ・・・・・・給水栓、Ｂ・・・・・・蛇口、Ｃ・…・
・ェルボ管、Ｄ・・・・・・袋ナット、Ｐ・・・・・・
パッキン、Ｒ・・・・・・遊隊リング、１……ホース体
、２……コイルばね体、３・・・・・・弾性導水体、４
・・・・・・閉口端部、５・・…・筒材、６・・・・・
・カラー部村、７…・・・円筒部、８・・・・・・鍔部
、９…・・・隆条、１０・・・・・・関口部端緑、１１
・・・・・・周側壁部、１２・・・・・・係止溝、１３
・・・・・・弾性リング体、１４・・・・・・吐水口、
１５・・・・・・開□端部、１６・・・・・・筒材、１
７・・・・・・カラー部材、１８・・・・・・吐水筒体
、１９・・・・・・円筒部、２０・・・…鍔部、２１・
・・・・・隆条、２２・・・・・・隊合溝、２３・・・
・・・関口総緑部、２４・・・・・・雄ねじ部、２５・
・・・・・螺着側壁部、２６・・・・・・孔、２７・・
・・・・雌ねじ部、２８・・…・周緑部、２９・・・・
・・割りリング、３０……ゴミ取り用メツシュ、３１…
…シャワー板、３２・・・・・・発泡用メッシュ。図船第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

１吐水口からの吐水位置を適宜変化させるべく給水栓
の蛇口に袋ナツトを介して回動自在に取付けられるエル
ボ管に、あらかじめ、弾性に富むホース体と、このホー
ス体を外周側にて護持するコイルばね体とから成る弾性
導水体を挿通すると共に、給水栓の蛇口への取付側にあ
るエルボ管の開口端部には弾性導水体の一端部を、吐水
側にあるエルボ管の開口端部には弾性導水体の他端部で
ある吐水口部を夫々係止させたことにより、吐水口部か
らの吐水位置及びその方向を適宜設定することができる
ようにしたことを特徴とする伸縮屈撓自在な給水栓蛇口
。