JPS60242410A - アクリル系プラスチツク光フアイバ−ケ−ブル、および、その製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アクリル系プラスチック光フアイバーケーブ
ルおよびその製造方法に関するものであり、詳しくは、
アクリル系プラスチック光ファイバーの周囲が、耐熱繊
維または耐熱テープといった熱遮蔽物を介在させること
なく、低温押出可能なプラスチック樹脂で直接被覆され
ている、生産性にすぐれた光フアイバーケーブルおよび
その製造方法に関するものである。

一般に光ファイバーは、それがガラスファイバーのとき
も、プラスチックファイバーのときも、ともに耐久性等
に問題があり、このため光ファイバーはその周囲をプラ
スチック樹脂で被覆保護さｔ’Ｌｆｃケーブルとして用
いられている。

このケーブルの製造は一般に、光ファイバーの周囲にプ
ラスチック樹脂を押出被覆し、一体化することによって
行われている。しかし、この押出被覆が、高温状態で行
われることが多い為、光ファイバーが損傷を受けること
がある。特にプラスチック光ファイバーの場合は、その
耐熱性が低いため、この光ファイバーの周囲金子め繊維
等で保謹し、押出被覆時の熱影響を緩和する手段が施さ
れている。

しかしこのように光ファイバーを補強用繊維で保護して
も、これ全被覆用プラスチック樹脂で押出被覆する際、
押出圧の変動や、押出方向のずれ等のためシラスチック
樹脂による均一な層状被覆が困難で、また、押出被覆の
間に光ファイバーの周囲に配列集束された補強用繊維の
配列が乱れ、不均一被覆や被覆欠落部が生ずることがあ
り、このため補強用１維の効果が充分に発揮し得ないこ
とが多かった。従って、特に、プラスチック光ファイバ
ーのケーブル化においては、これ全補強用繊維で保護す
ることなく、グラスチック光ファイバーへの熱による悪
影響のないような低温で押出被覆可能な被覆材を用いて
直接被覆することができる々らば、生産性・コスト性お
よび商品性等すべての面で著しく改善が達成されること
になる。

本発明はこのような問題を解決すること全目的としたも
のであり、補強用繊維を用いることなく、低温で押出可
能な樹脂を選定し、グラスチック光ファイバーへの熱に
よる悪影響のない被覆条件で、アクリル系プラスチック
光フアイバーケーブルの製造を可能にしたものである。

本発明のアクリル系グラスチック光フアイバーケーブル
は、少くとも１本のアクリル系プラスチック光ファイバ
ーと、このファイバーのまわりを被覆している保護層と
を有し、前記保護層が１２０℃以下の融点を有するポリ
エチレンを主成分とする樹脂材料から形成されているこ
とを特徴とするものである。

上記光フアイバーケーブルは、本発明方法によって製造
することができる。本発明方法は、少くとも１本のアク
リル系グラスチック光７アイパーを、１２０℃以下の融
点を有するポリエチレンを主成分とする樹脂材料の溶融
体中に通し、これを１０〜１００　ｍ／９の引取速度で
引き取シ、これによって、前記光ファイバーのまわりに
、前記ポリエチレンを主成分とする樹脂材料からなる保
護層を、直接被覆することを特徴とするものである。

以下本発明を図面に従い詳細に説明する。

第１図は、本発明のアクリル系グラスチック光フアイバ
ーケーブルを製造する方法の一例を示す工程概略図であ
る。アクリル系光ファイバーｌは。

供給クリール２から押出機のクロスヘッド３内のニラグ
ル４へ導かれ、ニラグル孔５から出たところで、ホッパ
ー６から供給され、シリンダー７で溶融混線され、クロ
スヘッド３内のダイス８内へ押出されてくるプラスチッ
ク樹脂９によシ被覆芒ね、ダイス孔ｌＯの口径で決定さ
れる外径のアクリル系グラスチック光フアイバーケーブ
ルとナシ、巻取り？ビン１ｊに巻取られる。この場合、
用いるグラスチック樹脂は、芯のアクリル系光ファイバ
ーが損傷を受けないような低温押出可能なポリエチレン
系樹脂を使用する。又、引取速度は、アクリル系プラス
チック光ファイバーのクロスヘッド通過時間およびケー
ブル製造機の耐久性を考慮して】Ｏ〜１００％／労とす
る。

第２図は、製造きれたアクリル系グラスチック光フアイ
バーケーブルの横断面図で、２１はアクリル系プラスチ
ック光ファイバーを、２２はポリエチレン樹脂からなる
保護層である。

票２図に示された光フアイバーケーブルにおいては、１
本の光ファイバーを用いた例を示しているが、複数本、
例えば２〜５本の光ファイバーを束ねたものを用いても
よい。各光ファイバーの太さには格別の限定はないが、
一般には０．５〜３ｍ＋の直径を有するものであること
が好ましい。また各党ファイバーは、下地被覆なしに直
接ポリエチレンを主成分とする樹脂材料によって被覆さ
れてもよいが、適宜な下地被覆剤、例えば、ポリ塩化ビ
ニル樹脂によ）、厚さ０．１５〜０．３　ｔｍ　８度の
下地被覆が施されていてもよい。

保護層を形成する樹脂材料は、１２０℃以下の融点を有
するポリエチレンを主成分とするもので、その他に、適
当な添加剤、例えば着色剤、酸化防止剤、紫外線安定剤
、カーボンブランク、その他公知の添加剤などを含んで
いてもよい。

保護層の厚さは、光ファイバーの太さによっても変化す
るが、一般には、０．１〜１．５　ｗｇ、好ましくは０
．２〜１ｍの範囲内にあることが好ましい。

本発明方法において、保護層は、所定本数の光ファイバ
ーを、押出機に導入し、その中で溶融されているポリエ
チレン樹脂材料溶融体中に通し、これを１０〜］　ＯＯ
ｍ７分のを引速度で１増ることによって形成される。こ
のとき引取速度が１０ｍ／分未満であると、７光フアイ
バーが熱によって損傷を受ける場合があるという欠点を
生じ、また１　００　ｍ７分よシ大きくなると、張力の
ため、光ファイバーが伸長される恐れがあるという欠点
を生じる。

保護層は、光ファイバーに上記操作を１回施すことによ
って形成されてもよいし、同様の操作を２回以上繰シ返
えして施すことによって形成されてもよい。

本発明により上述の如く、アクリル系プラスチック光フ
ァイバーの周囲全直接プラスチック樹脂で被覆するだけ
で、アクリル系グラスチック光フアイバーケーブルとす
ることができる。

従って、本発明による光フアイバーケーブルの製造方法
は、その生産性、コスト性および商品性において非常に
すぐれている。

本発明の一例としてアクリル系グラスチック光ファイバ
ーとして、三菱レイヨン社ルアクリル元ファイバー・（
ポリメチルメタクリレートの芯を特殊透明弗素樹脂のう
すい鞘でとり囲んだ二重構造体、直径１　ｔｍ　：特公
昭５６−４９３２４号）を用い、またポリエチレン樹脂
として、日本ユニカー社製のポリエチレンＮｔＪｃ９０
２５（融点１１１℃）でカーがンブラック混入のものを
用いてケーブルを試作した。試作条件は、加工速度３０
ｍ／分、樹脂押出温度１４０℃、押出スクリュー回転数
２７．５ｒｐｍで、ニップルは穴口径１．１５酵φ、ダ
イスは穴口径２．２ＷｒＭφのものを用い、仕上外径は
２．２ｍ＋φとした。

試作されたアクリル系光フアイバーケーブルは、１本の
アクリル系プラスチック光ファイバーの周囲を、ポリエ
チレン樹脂からなる保護層が均一に被覆したものでその
表面は平滑であった。又評価結果では、被覆時の熱によ
るアクリル系プラスチックファイバーへの悪影響はまっ
たく認められなかった。また、上記ポリエチレンの代シ
に日本ユニカー社製のポリエチレンＧ５−６５０（融点
３１８℃）を使用し、樹脂押出温度を１５０℃にする他
は全く同様に操作したところ、上記と同じ様な結果が得
らハた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の元ファイバーケーブルを製造する方
法の一例を示す工程概略図であシ、第２図は、本発明の
光フアイバーケーブルの１実施態様の横断面である。 １・エアクリル系プラスチツク光ファイバ〜、２・・・
供給りＩＪ−ル、３・・・クロスヘッド、４・・・ニッ
プル、５・・・ニラゾル孔、６・・・ホラ／＃−，７・
・・シリンダー、８・・・ダイス、９・・・ポリエチレ
ン樹脂溶融体、】０・・・ダイス孔、１１・・・巻取シ
ボビン、２】・・・アクリル系プラスチック光ファイバ
ー、２２・・・ポリエチレン樹脂からなる保護層。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少くとも１本のアクリル系プラスチック光ファイバ
   ーと、このファイバーのまわ′りを被覆している保護層
   とを有し、前記保護層が１２０℃以下の融点を有するポ
   リエチレンを主成分とする樹脂材料から形成されている
   、アクリル系プラスチック光フアイバーケーブル。 ２、少くとも１本のアクリル系シラスチック光ファイバ
   ーを、１２０℃以下の融点を有するポリエチレンを主成
   分とする樹脂材料の溶融体中に通し、これ全１０〜１０
   ０ル勿の引取速度で引き取り、これによって、前記光フ
   ァイバーのまわりに、前記ポリエチレンを主成分とする
   樹脂材料から々る保護層を、直接被覆する、アクリル系
   グラスチック光フアイバーケーブルの製造方法。