JPS60241835A - 加熱蒸散用材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱蒸散用材に銅する。

従来、加熱蒸散用材としてはいわゆる殺虫マットがあり
、これを電気的発熱の放熱板に載置して薬剤を蒸散させ
るもので、殺虫マットは単に薬剤を保持させるのみのも
のである。一方発熱体として温度自己制御する正特性サ
ーミスタが使用されているが、発熱体素子、絶縁板及び
放熱板の組み合わせよυなるために、被加熱物である殺
虫マットに対して非常に熱損失が大きく、この為に電池
などの微少直流電源を利用する事も検討されており乍ら
未だ実現していない。

本発明は上記欠点を除去し、安価でかつ有効に微少直流
電源にても加熱されうる加熱蒸散用材を提供するもので
あって、すなわち本発明は加熱により薬剤金蒸散させる
加熱蒸散用材であって、該加熱蒸散用材の基材の少なく
とも一部に導電性材料により導電部を形成させた事を特
徴とする加熱蒸散用材に係る。

本発明は上記のごとく導電性材料により導電部を形成さ
せてなるので、上記加熱蒸散用材を保持させて上記導電
部により通電可能となる蒸散器に於て、該加熱蒸散用材
を除去すると電気が遮断されるので１種のスイッチとし
て働く、更に導電性材料が然易伝導性を有するものであ
れば、上記基材への熱伝導をよくするので、薬剤の蒸散
が効率よく行われることになり、本発明はさらに有用な
ものとなる。

本発明に於て、本発明の加熱蒸散材を加熱する好ましい
蒸散器としては、蒸散器に備えた発熱体側の電極端子と
、これと非接続状態に蒸散器に設けた電極端子との両電
極端子を、蒸散器に保持させた加熱蒸散用材の導電部に
より接続させて発熱体を発熱させることによって薬剤を
蒸散させる事を特徴とする蒸散器がある。

本発明に於て、加熱により蒸散させる薬剤としては、殺
虫剤例えばじレス０イドである一般名アレスリン及びア
レスリンの幾可及び／又は光学異性体、比較的蒸気圧の
高いじレス０イドなど、忌避剤例えＪｄ　Ｎ、　Ｎ−ジ
エチル−メタ−トルアミドなど、殺菌剤例えばサリチル
酸、バラ−クロ０−メター＋シレノールなど、賦香剤例
えばし七シ糸、０−ズ系、クリーン系などの各種香料の
使用が可能である。

本発明に於て、基材の材質は通常使用されている各種材
質が使用可能で植物繊維などの天然繊維、づ口じレンな
どの合成繊維、カラス・石綿などの無機繊維、タルク・
ケイソウ土・パーライト・アルミナ・シリカ等の鉱物粉
の使用が可能であり、繊維質はすいたり、不織布とした
り、織布とする。

又は粉末を各種バイジターで固める事により平板状、シ
ート状、錠剤状などの形状にする事ができる。これらの
形状は蒸散器と合致したものでなければなら々い。

本発明に於て、導電部を形成するための導電性材料の材
質は電気伝導性を有するものであればよく、例えば鉄、
銅、スズ、ニッケル、アルミ、銀、炭素、カーボンブラ
ックなどを挙げうる。使用形態としては、平板状、綿状
など連続した形態を貼付、うめ込など、また、粉状、粒
状のものを樹脂バインダーなどで固着、塗布又は導電材
料を練合成型せる樹脂を貼付するなどによシ上記導電部
を−）− 形成するものである。上記導電部は基材の一部以上に、
かつ−面、二面及び多面にわたって形成してもよく、特
に上記の蒸散器に使用するものにあっては蒸散器の両電
極端子を接続しうる形態″とする必要がある。

上記導電部が、熱易伝導性を有しておれば上記基材への
熱伝導を良好とせしめ、薬剤の蒸散をより有効ならしめ
るものである。なお上記加熱蒸散用の基材が、導電性材
料からなる場合も可能である。

以下に本発明を図示した本発明実施の１例にもとづき説
明すると、第１図は本発明実施の１例を示す断面図であ
シ、（１）は加熱蒸散用材であシ、基材（２）の一部に
導電１ｆ［！　（３）が導電材料のシートを貼付するこ
とによシ形成されてなる。

第２図は本発明実施の使用状態を示す断面図であり、加
熱蒸散用材を蒸散器（４）の載置部（４−１）に載置す
ることにより発熱体（４−２）の端子部４− （４−３）と蒸散器の電極端子（４−４）が、本発明に
係る加熱蒸散用材の導電部により接続されるもので、１
）、該加熱蒸散用材を除去することによシ上記両端子の
接続が解かれる。

第３図は本発明実施の他の１例を示す図であシ、第３−
１図は断面図、第３−２図は底面図を示し、導電部（３
）が基材（２）の−面である底面全面にわたって格子状
に形成されている。このように導電部（３）を形成する
事によって電気的接続をより容易にするものである。

第４−Ａ、Ｄ図は本発明実施の更に他の１例を示す底面
図であシ、第４−Ａ図は加熱蒸散用材（１）が正方形で
かつ導電部（３）が線状であり、第４−Ｂ図は加熱蒸散
用材（１）が楕円で、導電部（３）が相似形に形成され
てなり、塗布、固着、貼付などによシ形成されている。

第４−Ｃ図は六角形状を有し、全面に導電部（３）が導
電材料の蒸着、貼付、塗布などにより形成されてなる。

第４−Ｄ図は菱型にて導電部（３）の他は熱易伝導性材
料を塗布した熱易伝導部（５）であって、導電部（３）
の導電材料が熱を伝導し難い場合に好ましい。

上述のごとく、加熱蒸散用材の基材に導電性材料により
導電部を形成させることによって、該導電部にスイッチ
の役目をもたすことが出来ると共に、微少直流電源を利
用するに際しても電気を有効に使用し、かつ熱を加熱蒸
散用材に有効に伝導しうるものであり、さらには上記蒸
散器以外の蒸散器にも使用しうるものであプ、きわ、め
て有用な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施の１例を示す断面図、第２図は本発
明実施の使用状態を示す断面図、第３図は本発明実施の
他の１例を示し、第３−１は断面図、第３−２図は底面
図、第４−Ａ、、、Ｄ図は本発明実施の更に他の例を示
す底面図である。 図に於て、（１）は加熱蒸散用材、（２）は基材、（３
）は−？− 導電部である。 （以　上） ８−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　加熱により薬剤を蒸散させる加熱蒸散用材であって
   、該加熱蒸散用材の基材の少なくとも一部に導電性材料
   により導電部を形成させた事を特徴とする加熱蒸散用材
   。 ■　上記導電性材料が熱易伝導性を有している事を特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の加熱蒸散用材。