JPS6024182A - ヒトb細胞ライン - Google Patents

ヒトb細胞ライン

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JPS6024182A
JPS6024182A JP58133066A JP13306683A JPS6024182A JP S6024182 A JPS6024182 A JP S6024182A JP 58133066 A JP58133066 A JP 58133066A JP 13306683 A JP13306683 A JP 13306683A JP S6024182 A JPS6024182 A JP S6024182A
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JP
Japan
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cells
cell
human
medium
cell line
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JP58133066A
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English (en)
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Satoru Nakai
中井 哲
Kaoru Kato
薫 加藤
Takeshi Watanabe
武 渡辺
Yoshikatsu Hirai
嘉勝 平井
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒトB細胞ライン、詳しくはウィルスで変異さ
れたヒトB細胞に由来し、ヒポ牛すシチシークアニンー
ホスホリボシルトラシスフエラーt!(HGPRT)を
欠損しておシ、殊にヒトの抗体産生細胞(B細胞)との
融合特性を有する新しいヒトB細胞ラインに関している
ヒト及び他の哺乳動物の免疫系に含まれるリシパ球は、
T細胞即ち胸腺由来細胞と、B細胞即ち骨髄由来細胞と
に大別される。上記B細胞は、抗体を分泌することが知
られておシ、従来細胞融合技術を利用して上記B細胞の
交雑細胞即ち抗体産生B細胞と親細胞としての骨髄腫瘍
細胞(ミニローマ)との交雑細胞(バイプリドーマ)を
作製し、該ハイづリドーマよシ単−クローシ由来の抗体
(七ツクローナル抗体)を生産する技術が確立されてい
る〔「臨床科学」第16巻第9号第1108−1114
 (1980年)参照〕。このミエローマが多量に得ら
れ、しかもその際抗原の精製を必要としないことから、
免疫学分野は勿論のこと、臨床診断学、分子生物学、ウ
ィルス学、細胞生物学等の各種分野において種々の応用
研究がなされ−Cいる。しかしながら現在確立されてい
るモノクローナル抗体及びその製造のための親細胞とし
てのミニローマは、大半がマウスに由来するものである
。かかるマウス由来のミニ0−マはそれ自体ヒトの抗体
産生細胞即ちヒトB細胞とは異種細胞であシ、一般に細
胞融合が難かしく、作成されるバイプリドーマが不安定
で培養困難であるか又は培養によっても所望のヒト抗体
の分泌を行ない難い場合が多い。また上記マウスミニO
−マとマウスB細胞との間のバイプリドーマの産生ずる
モノクローナル抗体は、マウスの免疫クロづリンであり
、本来ヒトに対しては異物であシ、そのヒトへの適用は
困難である。従って現在、殊にヒトの免疫ジ0づリンの
遺伝子発現機構の研究や臨床的応用に適したヒトの細胞
融合用親細胞の確立及びその利用によるハイづリドーマ
及び該ハイづリドーマからのモノクローナル抗体の製造
技術の確立が斯界で要望されている。
本発明の目的は、斯界で要望されている上記ヒトのB細
胞融合に適した親細胞としてのヒトB細胞株即ち安定に
永代培養でき、ヒトのB細胞との細胞融合によって安定
な抗体産生能を有するハイづリドーマを形成できるヒト
のB細胞株を提供することにある。
本発明によれば、ウィルスで変異されたしトB細胞に由
来し、HGPRTを欠損するヒトB細胞ライクが提供さ
れる。
本発明に係る上記しトB細胞うイシは、ウィルス(Ep
stttin Earr Virus )で変異された
しトB細胞により誘導され、以下の細胞学的及びその他
の性質を有する点において特徴付けられる。
(+) 形態学的特徴: 径は正常ヒト末梢血B細胞の約2〜3倍であり、はぼ球
形をなしている。
(2)染色体数: 対数増殖期にある本発明細胞に、ヂメクライン(Dem
ecline、シグマ社製)を添加し、培養、遠沈後、
1%クエシ酸ナナトリウム水溶液懸濁、静置(低張処理
)シ、次いでこれに、固定液を上層し、攪拌、遠沈後、
スライドグラス上で乾燥し、子ムザ液(Giemsa、
メルク社製)で染色し、その分裂中期像50個について
の各染色体数を計数した。
その結果本発明細胞の平均染色体数は39であシ、その
大部分は端部着糸型(Acrocentrit:chr
omosome )であった。上記染色体数の測定方法
及び結果の詳細は、後記実施例に示す0(3)細胞表面
マーカーの発現性: FITC(fluorescein 1sothioc
yanattt )−結合−ウサf抗ヒト免疫りOづリ
ン(マイルスーイ工−ター社製、イスラエル)を用いた
直接免疫螢光抗体法によシ解析した表面免疫、JOづリ
ン(Ig’)は、陰性であった。
またヒトT細胞表面物質に反応するFITC−標識上ノ
クローナル抗体(ペクト:、I デイツ+シソシ社製)
を用い、直接免疫螢光抗体法によりT細胞マーカーの発
現性を調べた結果、抗Leu l抗体に対して陰性であ
った。
(4)免疫ジ0づリンの分泌; 本細胞が免疫グ0づりニアcIy)を分泌するか否かを
酵素免疫測定法によシ測定した。即ち本細胞を5 X 
105個/dの細胞濃度で、lOチpcs(胎児牛血清
)を含むRPMI−1640培地(フロー ラボラトリ
−社製)中で3日間、37℃で培養し、培養上清を集め
、そのIg濃度を測定した。その結果培養上清中にIl
lは検出されず、本細胞はIりを分泌しないことが確認
された。このことは本細胞が、特に抗体産生細胞との細
胞融合のための親細胞として有利であることを示唆して
いる。即ち本細胞はそれ自体上記の通り1g産生能を有
しないため、これと抗体産生細胞との間のバイプリドー
マから抗体を産生、分泌している細胞の選別が迅速にで
き、また抗体産生細胞に由来する抗体のみを選択的に産
生できる。
(5)増殖性: 8−アザクアニシ(8−AG% 100μM)、lOチ
FC8及び5X10−5M2−メルカづト工タノールを
含有するRPMI −1640()〇−ラボラトリー社
製)培地において、良好に増殖する。また良好な増殖時
には、本細胞は培養プラスチック容器壁に付着する性質
を有している。
(6) 増殖条件ニ 一般に36〜37℃の温度条件下及びp H7,2〜7
.4の条件下で良好に増殖する。また5チ炭酸ガス及び
95チ空気の培養器内での培養が好適である。
(7)継代培養: lXl0’個/dの細胞数で限界なく継代培養が可能で
ある。
(8)凍結保存: 液体窒素中で容易に長期間保存できる。
(9)8−アザシアニジ及び6−チオタアニシ耐性二8
−,4に’(100μM)、6−チオクアニシ<6−7
0% 100μM)に耐性があシ、ヒポ十すンチシ10
−”M、アミノづテリン4X10−7M及びデミ。l;
ニア1.6×lOMを含む培地(HAT培地)で死滅す
る。このことから本細胞はHGPRT欠損株であること
が明らかである。
上記諸性質を有する本発明のしトB細胞は、ウィルスで
変異されたしトB細胞を起源として、以下の如くして取
得できる。ここで起源とするしトB細胞としては、公知
のCESSを有利に用いることができる。該CESSは
ウィルス(Epstein BarrVirus )で
変異されたしトB細胞であり、約lOチが細胞表面上に
免疫りOづリンG (19G )を保有し、免疫ジOづ
リンM(IgM)及び免疫グ0づり、7D(IgD)は
保有せず、またその0.5〜1.0チの細胞がIgGを
分泌することが知られているCJ−1mmuno1.、
 Vol 127,412 (1981) )。
上記起源細胞からの本発明しトB細胞の取得は、起源細
胞を、8−ACを添加した適当な培地で培養し、培地の
8−AG添加量を順次増加させていくことによシ実施で
きる。よシ具体的には例えばまず2μMの8−AGを含
むRPMI −1640(フロー ラボラトリ−社製)
+・lO%FC5Cイルビニ/ (IRVINE)社製
)培地で、起源細胞を1週間培養し、生存細胞を次に1
6μMの8−AGを含む培地で1週間培養し、その後同
様に8−AC濃度を2倍づつ増加させた培地で順次培養
し、最終的にB−AG濃度を100μMとした培地に生
存する8−AG耐性細胞株を得る。かくして本発明のし
トB細胞株が得られる。これはその後1OOI!Mの8
−AG含有培地で強い増殖性を示し、辷の培地で継代培
養、維持できる。
また本発明のしトB細胞株は、上記に代え6−チオクア
ニ、/(最終濃度67μM)又は6−メルカづトづリシ
リボシツド(最終濃度lμM)を用い、上記と同様に培
養することによっても収得できる。
かくして本発明のヒトB細胞ラインを得る。これは上記
した諸性質を有し、文献未載の新しいB細胞ラインであ
ル、永代培養でき、またほぼ永久的に凍結保存できる。
上記本発明HGPRT欠損細胞ライシのう養は、各種の
栄養培地で行ない得る。利用できる栄養培地は、本質的
には合成培地であるが、血清のような天然から得られる
成分を含んでいてもよく、該培地としては例えばRPM
I−1640培地()〇−ラボラトリ−社)を、pcs
、ウマ血清等の血清補液を用いて改質した培地、又は血
清を含まないイスコブ(l5cove )改質培地を用
いて改質したタルベツコ(Dulbecco )改質培
地等が有利に用い得る。上記培地で増殖される本発明細
胞はまた例えばFC8含有イーグル最低必須培地(ME
M)培地等の当該分野で細胞培養に一般に用いられてい
る各種の培地で短期間の適応で容易に増殖する。
上記各種培地には、特に8−AGの添加を必要としない
が、通常好ましくは8−AGを添加しておくのがよい。
ま九上記各種培地での培養条件は、通常の細胞培養に利
用される条件でよい。一般には約36〜38℃下に3〜
5日毎に液交換を行なうことにより細胞を良好に増殖さ
せ得る。
本発明しトB細胞株は、工業技術院微生物工業技術研究
所への寄託が受付けられなかったが、本発明者らにより
、常に分譲可能な状態にて保存されている。
本発明のしトB細胞株は、殊にヒトB細胞の細胞融合用
親細胞株として有用であシ、本発明はかかる親細胞株を
用いたB細胞融合技術、これによシ得られるハイづリド
ーマ及び該バイプリドーマからの七ツクローナル抗体を
も提供するものである。
上記B細胞融合において利用できるしトB細胞扁桃腺B
細胞等をいずれも例示することができる。
これらB細胞は公知の分離手段、例えばこの分野で慣用
されている物理的方法、化学的方法、表面膜法等によシ
単離、精製される。次いで得られたB細胞は、各種マイ
トジエシ、例えばホラクライード マイトジエシ(PW
M、甲づコ社)、−5(]ティ、7A (Pro A 
)、コシカナバリ、7A (Can A)、アO抗原、
特異抗原等で刺激して後、上記親細胞と融合させる。上
記しトB細胞及び刺激B細胞の製造の詳細は後述する実
施例に示す通りである。
親細胞たるヒトB細胞と、上記しトB細胞との融合反応
は、基本的には公知の細胞融合方法と同様にして、融合
促進剤の存在下に適当な培地内で行なわれる。融合促進
剤としては例えばセ、−1タイウィルスCHVJ)等の
ウィルスを用いてもよいが、近年開発されたポリエチレ
、7+クリコール(PEG)を用いるのが好ましい。該
PEGとしては平均分子量1ooo〜6000程度のも
のが好ましく、これは培地に約30〜60 W/V%の
濃度で存在させるのが適嶋である。また培地としては、
MEN培地、そのタルベツコ改質培地、RPMI−16
40培地、その他のこの種の細胞培養に利用される通常
の各種培地を利用できる。また上記細胞融合用培地には
所望によシ融合効率を高めるための補助剤として例えば
ジメチルスルホ牛シト等を添加してもよい。
上記細胞融合に当)用いる本発明の親細胞と、ヒトB細
胞との使用量比は、特に制限はないが一般には親細胞数
に対してヒトB細胞数を約1〜10倍用いることができ
る。好ましい細胞融合は例えば次の如くして行なわれる
。即ち親細胞株とヒトB細胞との所定量を適当な培地内
でよく混ぜ、遠沈後上清を除去し、予め37℃に加温し
たPEG溶液の適当量を加えてまぜ合せる。これにより
細胞融合反応が開始される。以後適当橙培地を逐次添加
し、遠沈させ、上清をすてる操作を繰返すことにより所
望の融合細胞の出現が認められる。
所望融合細胞の分離は、上記細胞融合後の細胞を、通常
の雑種選別用培地で培養することにより行々われる。こ
の選別用培地は、親細胞は増殖し得す、目的とする交雑
細胞のみが増殖し得る培地(ヒトB細胞社本来増殖し得
ない)であシ、その代表例としては例えばしポ+サシチ
シ、アミノづテリシ及びチミジシを含む培地CHAT培
地)を例示できる。該HAT培地としては、例えば10
〜20チのFC8を含有するHEM又はRPMI−16
40培地に、アミノづテリシ今xlO&。
ヒポ+サシチ、71 X 10 ” Ms チE、;、
y1.6Xto”−’M及び必要に応じてクリツク3X
10 Mを添加した培地が例示できる。該HAT培地で
の細胞の培養は、通常の限界希釈法に従い目的とする交
雑細胞以外の細胞(未融合細胞等)が死滅するに充分方
時間通常約数日〜数週間程行なわれる。
これにより目的とするしトB細胞ハイづリドーマのみが
選択的に増殖する。
かくして得られるバイづリドーマは、核形(核染色体数
)、細胞表面の表現型、マイトジエシ反応性、七ツクロ
ーナル抗体産生能等において、親細胞株1.シトB細胞
とは明らかに異なる新しい特性を具備している。このバ
イプリドーマは、前記と同様の適当な培地中で増殖維持
することができるがHAT培地による選別後、ヒポ+サ
シチシ及びチミジシを含むHT培地で1〜2週間培養し
た後、通常の培地に移す方が好ましい。
また上記したしトB細胞ハイづリドーマは、これを常法
に従い通常の培地で増殖させることによ)、り0−シ化
することができ、これにより夫々単一のバイプリドーマ
に分離することができ、該バイプリドーマからは、その
培養によシ、所望の七ツクローナル抗体を収得すること
ができる。
以下、本発明を更に詳しく説明するため、本発明しトB
細胞株の製造例及びその性質等の試験例、かくして得ら
れる細胞株と細胞融合されるしトB細胞単離調製例、2
等細胞の融合例並びに融合株の性質等の試験例を挙げる
実施例 1 本発明しトB細胞株の製造 起源細胞とするCESSは、ヒーター メルク博士(D
r、 Petttr Ra1ph %5loan −K
etteringInstitute for Can
cer Re5earch、 Rye、 NY )よシ
入手した。
上記CESSを、2μMの8−AGを含むRpur−1
640(フロー ラボラトリ−社製)+lOチFC8(
イルビン(IRVINE)社製)の培地に、lXl06
個/dの細胞濃度で浮遊させ、培養フラスコ(コニ二′
Jジ社)内で、5チ炭酸ガス及び65%空気の通気条件
下、37℃−下に1週間培養した。次いで生細胞を取シ
出し、4μMの8−AGを含む同一培地にlXl0 個
/プの細胞数で浮遊させ、同様にして1週間静置培養し
た。
以下1週間毎に培地に添加する8−AG濃度を約2倍づ
つ(2→4→8→16−32→50→75→lOOμM
)増加させ、夫々の培地で生存する細胞を順次培養して
、最終的に100μMの8−AGを含む培地で生存する
細胞を得た。上記操作によシ約8週間後に8−AG耐性
株(本発明しトB細胞株)を樹立した。以下これを[W
−IJと呼ぶ。NW−1は、100μMの8−AGを含
むRPMI−1640+10%FC5培地で強い増殖性
を示し、この培地で継代培養され、維持されておシ、前
述した特性を有している。代表的特性の試験例を次に示
す。
実施例 2 NW−1の染色体数分布 対数増殖期にあるNW−1の培地にヂメクライ、、/(
シクマ社製)を0.1μ2/−となるように添加し、3
時間培養後、細胞浮遊液を遠沈管に移し、120 Or
、p、mで5分間遠心し、沈殿した細胞を1%のクエシ
酸ナトリウム水溶液の約ldに懸濁し、15分間放置し
た(低張処理)。次いで固定液(メタノール:氷酢酸=
3二I)を静かに上層していき、約lO属となったとこ
ろでゆるやかに攪拌し、そのままで5分間放置後、遠心
し、新しい固定液に細胞を懸濁し、再び遠心を繰シ返し
た。
同様な操作を2〜3回繰り返した後、最後に細胞をl〜
2WLlの固定液に懸濁し、その細胞浮遊液を脱脂洗浄
済のスライドクラス上に2〜3滴ずつ落とし、空気乾燥
させた。p H6,8のシエレシセン(S’6rens
en )リン酸緩衝液で約2係に希釈しである甲ムザ液
(メルク社製)で15分間染色し、水染後乾燥した。生
物顕微鏡下で、900倍(15×60)の倍率で良く拡
がった分裂中期像50個について、染色体数を数えた。
尚染色体数が多く計数困難な場合は、ボラ0イド写真を
撮って数えた。
また同一操作を起源細胞とするCESSについても行な
った。
結果は下記第1表に示す通シである。
第 1 表 CESS −−−−−35627今 NW−1183461−−−−−− CESS 10511111111 NW−1−−−−−−−−−− 上記第1表よりNW−1の平均染色体数は39であり、
又CESSは染色体数80本台の近4倍体細胞が大部分
を占め、170本以上の近8倍体の細胞も見られたが、
近2倍体の細胞はほとんど見られなかったのに対しNW
−1は染色体数39本にモードを持つ近2倍体細胞がほ
とんどであることが判る。
また上記NW−1(染色体数39のもの)及びCESS
 (染色体数88のもの)の夫々の顕微鏡写真を解析し
た結果、CESSは中部着果型染色体(m’etatt
ntri、e chromosome)及び次中部着糸
型染色体(submttattntricchromo
some)であることが判った。
実施例 3 免疫ジ0づリンの分泌 アフィニティーカラムで精製された4p抗しト免疫グロ
ブリン(pッペル社製)を、50μf/lの濃度に0.
05M炭酸緩衝液(/IH9,6)に溶ゝ解する。酵素
免疫反応用プレート(ヌシク社製、デンマーク)の各ウ
ェルに250μlの上記抗体溶液を入れ、6時間室温で
静置し、プレート壁に抗体を付着させる。付着していな
い抗体を除去した後、更にプレート壁を10%馬血清で
覆い、非特異的反応を低くする。次に標準ヒト免疫グ0
づサシ溶液(10μt/ml)又は#1’F−1培養上
清を30倍に濃縮したサシづル(1η/dタシパク量)
を・それぞれ倍数希釈し、夫々200μtづつ各ウェル
に加え、室温で2時間反応させる。未反応物質を洗浄し
た後、ペルオ十シターゼ結合抗しト免疫グ0づサシ抗体
(ヤ千)(マイルス社製)液200μtを加え、室温で
1時間反応させ、再び生理食塩水で未反応物質を除去す
る。次に酵素基質液200μtを加え、室温で45分間
反応させた後1.1%窒化ソータ50μtを加えて反応
を停止させ、吸光度(492nm)を測定し、免疫グロ
プリy量を算出する。結果を第1図に示す。
図中(lは19Gを、(2)はNW−1を示す。
第1図よシ、NW−1は免疫りDづサシを分泌しない細
胞であることが判る。この性質はしトーヒトB細胞融合
株をスクリーニングする場合に有利表特徴となる。
実施例 4 NW−1細胞の増殖に対するアミノづチリルの効果 NW−1細胞をlXIO3個/ゴの細胞濃度になるよう
にI 0−6Mヒポ+サシチy及び1.6XIO−7M
チミ、;シを含くむRPMI −1640+I O%F
C8培地で調製し、種々の濃度のアミノつチリルを加え
、NW−1細胞の増殖に対する効果を検討しfco 2
日後及び今日後に生細胞数を算出し、アミノづチリルの
効果を調べた。結果を下記第2表に示す。
本実験結果よシ、NVV−1細胞はHAT培地で死滅し
、HGPRT欠損株であることが明らかになった。
第 2 表 実施例 5 ヒトB細胞の単離調製 しト肺臓をハサミで細切し、メツシュを通して得た細胞
懸濁液をフィコール−バックで分離し、サシパ球分画を
採取する。こうして得たりシバ球を完全培地(RPMI
 −1640+7.5%pcs+2、−メルカづトエタ
ノール5xlO”−5M)に懸濁しくlXl06/ゴ)
、0.33%V/V PWM (f!づコ社製)を添加
して炭酸ガス培養器中で5日間培養する。
実施例 6 細胞融合 上記実施例5で得たヒト牌細胞(PWM刺激ヒト牌細胞
)及びNW−1を夫々タルベツコニHEMで洗浄した後
、ヒト牌細胞3x107とNW−13X106を混合し
、遠心して細胞沈積物とする。50チポリエチレシクリ
コール4000(シグマ社製)を加え細胞融合した後、
タルベツコニMEMで細胞を洗浄し、完全培地3Qmに
懸濁し、懸濁液を24ウエルのづし一トに1mJずつ分
注する。その翌日HAT培地1mを各ウェルに加え更に
2日目、3日目に培養液を1mずつHAT培地に置換す
る。
融合14日後、すべてのウェルで細胞の増殖が認められ
、NW−1株はヒトB細胞と非常に効率よくハイづリド
ーマを形成する性質を持つことが認められた。
実施例 7 抗体産生ハイづリドーマの検出 実施例6において樹立されたバイプリドーマの中で抗体
産生能を有するバイプリドーマの検出を、リバースづラ
ーク実験方法に従い、以下の通り行なった。即ちヘペス
緩衝液IC1m&を添加したMEM培地100mに対し
、アガロース(牛丼化学社製)550■を加え、湯浴中
で溶解した後、45℃の湯浴中に保つ。この様にして調
製したアガロース溶液300μtに対し、30チづOテ
ィシス結合羊赤血球20μt、4倍希釈モルモット血清
(補体)20μt1抗ヒト免疫り0づリン血清(C1a
ss 5pesific : IgM、IgG及び19
A )20μを及び細胞浮遊液(ハイづリドーマまたは
#W−1)100μtを加え攪拌した後、プラスチック
シャーレにまいた。炭酸ガス培養器中にて4時間培養し
た後、形成された溶血斑(づラーク)の数を算出した。
結果を第3表に示す。
第 3 表 上記第1表より親細胞株NW−1には、19M及びIg
Aサブクラスを産生じている細胞は全く認められず、I
gGを産生じている細胞が10個当り2個存在すること
が認められた。一方融合細胞株ではIgGを産生ずる細
胞が104個当950〜160個、19M又は19Aを
産生ずる細胞が101′個当り、5〜lO個存在するこ
とが認められ融合細胞株が免疫JOづサシを産生分泌し
ていることが確認された。またこのような融合細胞株で
は親細胞に比べて染色体数も増加していることが認めら
れた。
【図面の簡単な説明】
≠44→ヤ第1図は本発明しトBa胞が免疫グ0づサシ
を分泌しないことを示すクラ7である。 (以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ■ ウィルスで変異されたしトB細胞に由来し、しボ+
    サシチシークアニシーホスホリボシルトランスフエラー
    ゼ(HGPRT)を欠損していることを特徴とするヒト
    B細胞ライン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61234778A (ja) * 1985-04-11 1986-10-20 Denka Seiken Co Ltd 酵素欠損変異細胞株の製造方法

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