JPS6024111A - 種子の繰出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は溝切装置、播種装置、覆土装置及び鎮圧装置
を備えた播種機に装着した種子の繰出し装置に関する。

従来の種子繰出し装置として、底面より若干上部位置に
種子繰出ロールの円周面一部へ臨む種子繰出孔が開口さ
れた種子ホッパーと、そのホッパーの内部に回転自在と
して軸架された種子繰出ロールとからなり、その繰出ロ
ールの円周面上に一定間隔をおいて突設した種子掻出用
の弾性突起により、その繰出ロールの回転に伴ない種子
を弾力的に掻き上げつ５、上記繰出孔からホッパー外へ
放出させるよう設定したものがある（実開昭５５−２９
１７７号公報参照）。

しかしながら、この従来の種子繰出し装置は、繰出ロー
ルの円周面上に一定間隔をおいて突出させた種子掻出用
弾性突起により、そのロールの回転に伴なって種子を弾
力的に掻き上げて放出するものであるから、種子に傷を
つけることがないという利点がある反面、弾性突起によ
り種子を掻き上げ放出させるときに、急激な振動の発生
等により種子が該弾性突起から落ちて確実に繰出孔へ送
り出すことができないという欠点がある。

あるいは丑だ、種子繰出孔がホッパー底面より若干上部
位置に設けられていようとも、種子を播く場所が凹凸（
起伏）の激しいところであったり、傾斜面であったりし
た場合、播種機全体が傾斜するとと＼なり、種子繰出孔
がホッパー底面より若干上部に設けられていることが全
く無意味となり、弾性突起によらなくとも種子繰出孔か
ら連続的に種子が放出されてし甘うという難点があった
。

丑た一般に種子にはその内部に油があるため、該種子が
繰出時につぶれたシすると種子の繰出通路に油がくっつ
いてスムーズに種子を系外に放出させることができない
という事実がある。

この発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、種子の繰出しに際し、急激な振動の発生
等があろうとも、丑だ種子を播く場所が凹凸（起伏）の
ある場所あるいは傾斜面である場合でも、定量の種子を
何ら損傷させることなく確実に繰出孔に供給できるよう
にした種子の繰出装置を一般に提供することにある０ 以下、この発明の一実施例を図面により説明する。

なお、播謹機は人力型手押式であろうと動力型歩行式で
あろうと、いずれの場合にも適用できるが、本実施例で
は後者の歩行用型トラクターについて説明する。まず歩
行用型トラクターを概説すると、１は二輪の歩行用型ト
ラクターで、二つの動輪２の上に塔載したトラクタ一本
体３にエンジン４．燃料タンク５及び二本のロッド状の
ハンドル６を備えた通常のタイプのものが使用される。

７は動輪２の接地面と同一平面上にあり、該動輪の後方
に位置するように配設した整地ローラで、トラクタ一本
体３の縦杆８の下部に直交する如く固設した横杆９ｆ：
介して回動自在に支承されている。１０は整地ローラ７
の背後に所定間隔をおいて設置した覆土板で、該覆土板
上方に配設した棒体１１の嵌合部分をボルト・ナツト１
２で締結して適宜高さ調整ができるようにしている。１
３は覆土板１０の背後に所定間隔をおいて設置した鎮圧
ローラで、該鎮圧ローラは前記横杆９の両端部に連結し
たそれぞれの連結棒１４の端部で支承すると同時にクッ
ション装置１５を備えている。１６は整地ローラ７と覆
土板１０との間に設けた播種溝切り板で、該播種溝切板
１６はトラクタ一本体３と連結して垂下する突叶１７に
固設されており、その設置個数は１回に作条する条数に
よって１個又は複数個設ける（本例では巾方向に所定間
隔をおいて３個併設した場合を示す）。播種溝切り板］
６はその後部底面か地面より溝の深さ分だけ沈んでおり
、その前部１６’は後部１６“より浮き上り、次第に上
方に反り上った母型形状１６ａをしており、またその後
部の中央に種子を落下させる略放物線状の切欠き部１８
を設ける。

次に本発明に係る種子の繰出し装置について説明する。

種子の繰出装置は、ホッパー２０と、該ホラ／％−に管
２１を介して連結した種子分配箱２２と、該種子分配箱
を貫通し、種子分配箱の内底面に摺接状態で往復動する
種子穴２４を備えた移送板２３と、該移送板の移動一端
部で合致する如く対応する位置の分配箱２２の底面に穿
設した種子繰出し穴２５と、該種子繰出し穴相当の上方
に位置し、移送板２３上を弾圧する如く設置した弾圧部
材３３と、前記種子繰出し穴に連結し、種子分配箱２２
の外側に配設した導入管１９とよりなる。移送板２３の
往復移動手段は二つの動輪２を連結するシャフト２７に
固設したスゲロケット２８と、トラクタ一本体３の後方
に軸架したカム２９付きスプロケッ）　３０との両者に
チェーン３１を掛け、移送板２３の一端がスプリング３
２の弾圧力に付勢されて前記カム２９に圧接しており、
該カムの回動により移送板２３が往復移動するものであ
る。なお、移送板の往復移動手段は、上記以外に例えは
人力型手押式の場合は、別の適当な手段がとられること
は勿論である。また分配箱２２の底面に穿設した種子繰
出し穴２５相当の上方位置には、移送板２３上を弾圧す
る如くバネ等の弾圧部月３３を設置しておき、移送板２
３に穿設した種子穴２．・１に所定量の種子しか入らな
いように一種のしどきを与えるようにしている。種子分
配箱２２を貫通して往復動する移送板２３を通して１回
当９種子繰出し穴２５に供給さｉ′Ｌる種子量は、種子
穴２４の大きさと移送板２３自体の板の厚み如何によっ
て決捷るものであって、種子穴２４に種子がいっばい充
填され、さらにその穴の上に種子が貯まるうとも、該種
子は弾性部材３３により種子を傷めないようにしてしこ
かり、、そハ、以北供給されないようになっている。

さらに移送板２３の他端部には、レバー３４を数例け、
ハンドル６の手元に設けたクラッチ３５を押したときに
、スプリング３２に抗して移送板２３がカム２９から離
反するように、レバー３４とクラッチ３５の両者をワイ
ヤー３６で連結する。図中Ａは種子を示す。２６は種子
繰出し穴２５に連通ずる如く種子分配箱２２の底部外側
に突出した接続管である。種子を落下導入する導入管１
９はその一端部を接続管２６に接続し、その他端部を前
述の播種溝切り板１０の切欠き部１８相当の位置に配設
している。本例では３本の導入管１９からそれぞれ種子
を落下させた場合を示す。

次に本発明の動作状態について説明する前に、トラクタ
ーの概略動作状態について述へると、１ずトラクター１
のエンジン４を始動させ、ハンドル６を持って二つの動
輪２を介して耕地の上を走行させると、整地ローラフに
よってわ１地の整地が行なわれ、次いでその整地された
後を播種溝切り板１６によって播種用の溝切りが行なわ
れる。本例では一度に３条の溝切りができる。

この溝切り作業中に、該溝切り板１６はその底面が母型
形状であるために、棒切れやゴミなどがこれにまつわり
つくようなことがなく、簡単に作条できる。そしてその
溝を切った後を導入管１９を介して落下してくる種子Ａ
が播種溝切り板１６の切欠き部１８の位置に播かｉｚる
こと＼なる。

該播種用溝に種子を播いた後は、その上に覆土板１０で
土を覆せ、最後に鎮圧ローラ１３で覆せた土を固めて一
連の作業を終る。なお、一方向の走行を終えて向きを変
えて隣接位置に播種機を移動しようとするときには、ハ
ンドル６に設けたクラッチ３５をいっばいに掴めば種子
の落下が一時的に停止する。以後上記作業を繰返し行な
う○ 本発明に係る装置の種子の繰出し操作は、第４図ａ　”
　ｅに示すように、次のように行われる。

即ち、ホッパー２０に供給した種子が管２１を介して種
子分配箱２２に入り、該分配箱２２に入った種子は移送
板２３０種子穴２４および該種子穴上に盛られており（
第先図す参照）、常時カム２９に圧接している移送板２
３が一番左側に位置しているときには（第４図ａ参照）
、種子穴２４は完全に種子繰出し穴２５から離れた位置
にあって種子は落下せず、１だカム２９０回転に伴い次
第゛に移送板２３が右側に移動し、種子穴２４と秒子繰
出し穴２５の一部が重なり始めると、移送板２３上に弾
圧している弾性部材３３によって種子穴２４上に盛られ
ている種子が除外され、予め種子穴２４に入っていた種
子Ａの一部は種子繰出し穴へと落下するとと＼なる（第
４図ｄ参照）。そして種子穴２４と種子繰出し穴２５が
完全に一致した一番右側に位置したときには、種子穴２
４の上部は弾性部材３３で完全に塞がれており、種子穴
２４に入っている種子が完全に種子繰出し穴２５側に落
下する（第４図Ｃｕｅ参照）。こうして移送板２３はカ
ム２９の回転によシ一定の周期をもって左右に往復移動
を繰返し、所定量の種子を導入管ｊ９を介して播種用溝
に一定間隔をおいて播くことができる。

この発明は上記の説明から判るように、溝切装置、播種
装置、覆土装置および鎮圧装置を備えた播種機において
、ホラパート、該ホ、バーに連結した種子分配箱と、該
種子分配箱を貫通し、種子分配箱の内底面に摺接状態で
往復動する種子穴を備えた移送板と、該移送板の移動一
端部で合致する如く対応する位置の分配箱の底面に穿設
した種子繰出し穴と、該種子繰出し穴相当の上方に位置
し、移送板上を弾圧する如く設置した弾圧部拐と、前記
種子繰出し穴に連結し、種子分配箱の外側に配設した導
入管とを備えたことを特徴とする種子の繰出し装置であ
るから、播種機の種類を問わず、種子の繰出しに際し、
該装置に急激な振動等が加わろうとも、また種子を播く
場所（耕地）が凹凸（起伏）のある場所あるいは傾斜面
である場合でも、移送板の種子大中に充填された種子を
弾圧部材により何ら損傷させることなく定量となる如く
しごきながら確実に繰出し孔に供給できるという優れた
効果を奏する。

従って播種作業に何ら負担をかけることなく順調に行な
われ、大巾な作業能率の向上が期待され、この種分野に
おける利用価値は極めて高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はトラクターに本発明装置を組込んだ場合を示す
斜視図、第２図は本発明に係る種子間図である。 ７・・・整地ローラ、１０・・・覆土板、１３・・・鎮
圧ローラ、１６・・・播種溝切り板、１９・・・導入管
、２０・・・ホッパ−，２２・・種子分配箱、２３・・
・移送板、２４・・・種子穴、２５・・・種子繰出し穴
、３３・・・弾性部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溝切装置、播種装置、覆土装置及び鎮圧装置を備えた播
   種機において、ホッパーと、該ホッパーに連結した種子
   分配箱と、該種子分配箱を貫通し、種子分配箱の内底面
   に摺接状態で往復動する種子穴を備えた移送板と、該移
   送板の移動一端部で合致する如く対応する位置の分配箱
   の底面に穿設した種子繰出し穴と、該種子繰出し穴相当
   の上方に位置し、移送板上を弾圧する如く設置した弾圧
   部材と、前記種子繰出し穴に連結し、種子分配箱の外側
   に配設した導入管とを備えたことを特徴とする種子の繰
   出装置０