JPS60241095A - 弦楽器のフインガーボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフィンガーボードの上方長手方向に延在する張
られた弦のピッチを変化させるための横方向に延在する
フレットを有する弦楽器、特にギターのフィンガーボー
ドに関する。

〔従来の技術〕

この種の公知フィンガーボードは一直線内かつ（２） −片としてフィンガーボートドに延在するフレットを有
する。弦楽器のフレットとブリッジとの間の間隔はこれ
らフレット−にに張ったすべての弦について同一である
。ピンチに関して、ブリッジは弦の出発点を形成する。

弦が特定のフレ・２トに対して押圧されると、特定ピン
チで音を発生させる。

各フレット間およびフレソ１〜とブリッジ間の間隔は、
現在まで、数学的または図式的に設定されてきた。しか
しながら、これらの間隔価は正しい音響価と一致しない
ことが立証されている。そのために、弦のチューニング
に際して調整が必要とされてきた。非常に精密なチュー
ニングは不可能であり、特に、調律されたチューニング
の範囲外であった。特に、シャープとフラットの音程間
、例えばＤシャープ音とＥフラット音間の識別は不可能
であった。−片で直線状のフレットをもつ従来のフィン
ガーボードを使用するときにはピンチが１セントの弦か
ら次のセソ１−の弦へ変化してしまうことが知られてい
る。単−弦から他の弦へ移るときにも同様に変化（誤差
）が認められている。

（３） 最後に、この楽器は演奏するにつれて弦が次第に磨滅し
ていくようになる。例えば、フレットの領域に切欠き溝
が形成され、これが、また、チューニングを妨害する。

このような場合、従来は、弦を、順次、正確にチューニ
ングするのは不可能であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

そこで、本発明は十記従来の技術の問題点を解決しよう
とするものである。即ち、本発明の目的は、弦から弦へ
、またキーからキーへのチューニングを極めて精密かつ
音響学的に正確にすることのできる、弦楽器、特にギタ
ーのフィンガーボードを設計することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のフィンガーボード
においては、フレットは、その上方に延在する各弦の領
域内においてフレット要素が分割されており、該フレッ
ト要素がフィンガーボー１（４） 上で該弦の長手方向へ調整自在に取付けられていること
を特徴とするものである。

〔実施例、作用および効果〕

以下、本発明の好ましい実施例を示す添付図面を参照し
て本発明を説明する。

第１図に示すギターは、代表的な弦楽器であって、従来
法により、サウンド・ボックス１およびそこから突出す
る図式的に描かれているペグボックスを有するネック２
とからなっている。フィンガーボード４は通常黒く着色
され、ネック２に沿ってサウンド・ボックス】まで一定
の長さで延びている。６弦８はペグボックス３の上に回
転自在に取イ１けられたペグ５とブリッジ７を有する弦
ホルダー６との間に張られている。これらの弦はペグ５
の助力を受けて色々なピンチに調整されうる。

各弦の音程は、弦がフィンガーボードを横切って延在す
る複数のフレットの１つに対して押圧されると変化する
（上る）ものであってよい。

第２図に示された本発明のフィンガーボードは（５） フレット９を有する。このフレットは相互に間隔を置い
てフィンガーボード４を横切って延在しており、個別の
フレット要素１１として設計されている。単一の張られ
た弦８ば特定音程のフィンガー領域において各フレット
要素上に延びている。

各個のフレット要素１１はフィンガーホード４上で弦の
長手方向へ独立に調節可能になっている。

これが各弦のいかなる音程への個別的チューニングをも
可能にする。そのために、この弦楽器のチューニングは
非常に正確でありあらゆる要求を満足させる。

図示されているように、本発明の好ましい態様の各個の
フレット要素は一直線でなく曲線状態で延設されている
。この曲線の中心がペグボックス３に面するフレット要
素の側面土にあるのが好ましい１　むずかしい指使いを
必要とする音階を演奏する間は、弦は特に押下されて横
方向へ歪曲することが認識されている。しかし、各弦の
歪曲は音色をシャープにする。この弦の張りの強さはフ
レット要素１１の曲線によって補整される。フレ（６） ソト要素の曲線は、直線フレットの場合にみられた同一
場所での弦の摩耗をできるだけ遅らせるよ・うに働く。

本発明において番」、弦はより広い領域で拡散して消耗
するのでその耐久性は向上し、がつ音程の純度が高くな
る。

第３および４図はフレット要素１１が本発明の好ましい
態様として個別的調弦を可能にする方法の説明図である
。各フレソ］・要素１１は半円形の横断面形状く第４図
）をもつ（曲線状の）比較的短い横片１２からなり、弦
８は、対応する音程が演奏されるときにこの横片に当接
する。横片１２シｖ、例えば、−ピースとして構成され
ているために、または溶接されているために細長いスラ
イダー】３に堅く接合されている。横片１２とスライダ
ーＩ３は金属製であるのが好ましくい。横片１２の下側
部Ｇオスライダー１３を横切るフィンガーボード上にあ
ってもよい。このスライダー１３はフィンガーボード４
の長手に延在する溝１４内に摺動可能に設置されていて
、階段状の肩部Ｉ６により囲周された長穴１５を有する
。ねし１７ば（７） この長穴１５を実質的に直角に貫通してフィンガーボー
ド４まで延びている。このねしの頭部１８は肩部１６−
１−で停止１−シ、そのシャフト１つはフィンガーホー
ド４およびギターのネック２の中に取付けられたねし切
りしたブツシュ２Ｎこねし込まれている。ねし１７が−
ｌ締められると、スライダー１３およびそれに取付けら
れた横片１２は所望のピンチに調整されうる。フレット
要素１１はねじ１７を締付けることによって、調律され
たピンチで適所に締止される。

上記の個別に調整可能なフレット要素の使用がギターそ
の他の弦楽器のチューニングを精密にし、かつ従来達成
できなかった純粋な音程の調整を可能にする。本発明の
フレット要素は各種ギターの他、リュートまであらゆる
種類の弦楽器に適している。フレット要素の材料は非金
属材料が好ましく、プラスチックがよい。

本発明によるフレット要素はビオラダガンパのような弓
状弦楽器にも、それらがフィンガーボード上にフレット
を具備するものであるかぎり、使（８） 用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はギターの概ｊ１３図、 第２図は第１図のＡ部分の詳細説明図、第３図は単一フ
レット要素の平面図、および第４図は第３図の線４−４
に沿ってとった＃ｆ！断面図である。 １・・・サウンド・ボックス、　２・・・ネック、３・
・・ペグボックス、　４・・・フィンガーボード、５・
・・ペグ、　６・・・弦ボルダ−１７・・・ブリッジ、
　８・・・弦、 ９・・・フレット、　１１・・・フレット要素、１２・
・・横片、　１３・・・スライダー、１４・・・溝、　
１５・・・長大、 １６・・・肩部、　１７・・・ねじ、 ２１・・・ブツシュ◇ り下余白 （９） −ｒＯ＾

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　フィンガーボードの上方長手方向に張られた弦の
   ピンチを変化させるための横方向に延びるフレットを有
   するギター等の弦楽器のフィンガーボードにおいて、上
   記フレット９がその上方に延在する各弦８の領域内でフ
   レット要素１１に分割されていて、該フレット要素１１
   がフィンガーボード４上で該弦の長平方向へ門整自在に
   取付けられていることを特徴とする弦楽器のフィンガー
   ボード。 ２、　上記フレット要素１１が曲線状の横片１２として
   設計されている、特許請求の範囲第１項に記載のフィン
   ガーボード。 ３、上記の横片１２として設計されたフレット要素１１
   が適所に締止され、かつ上記フィンガーボード４内の溝
   中で長平方向に上記弦８に平行して移動するスライダー
   １３上に配設されている、（１） 特許請求の範囲第１または２項に記載のフィンガーボー
   ド。 ４、上記スライダー１３が上記弦８に平行して延在する
   長穴１５を有し、かつ上記フィンガーホード４内に固定
   された係止ねじ１７が該し穴に貫入している、特許請求
   の範囲第１，２または３項のいずれかに記載のフィンガ
   ーボード。 ５、上記係止ねじ１７が上記フィンガーボード４内に締
   止されたねじ切りしたブツシュ２１に係合している、特
   許請求の範囲第４項に記載のフィンガーボード。