JPS60240535A

JPS60240535A - 着座者の保護装置

Info

Publication number: JPS60240535A
Application number: JP59097730A
Authority: JP
Inventors: Kazutoshi Sakamoto; 和俊阪本
Original assignee: Daihatsu Motor Co Ltd; Daihatsu Kogyo KK
Current assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date: 1984-05-15
Filing date: 1984-05-15
Publication date: 1985-11-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は自動車用シートにおける着座者の保護装置に
関する。

（従来技術）自動車用のシートは例えば特開昭５８−５３５２４号公
報に示されるように構成される。即ち、この構成では、
シート表面の両側にサイドサポート部が設けられ、これ
らサポート部がエアバッグで構成される。また、このエ
アバッグにエアポンプが連結され、このエアポンプの操
作によりエアバッグの空気圧調整が行われる。

上記構成において、自動車の通常走行時には、車両の振
動を吸収して座り心地を良好にさせるため、エアバッグ
の空気圧は比較的低い方が好ましい、一方１例えば衝突
を避けるため自動車を急減速させる必要が生じて、車体
に横揺れが生じるような場合には、大きな衝撃から着座
者を保護するためエアバッグの空気圧は比較的高い方が
好ましい。

しかしながら、上記のようにエアポンプを操作するよう
な構成では、自動車を不意に急減速させる必要が生じた
とき、この不意の事態に対応してエアバッグの空気圧を
調整することは困難であり、しかも、この事態に敏速に
対応することは更に困難である。

（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目しでなされたもの
で、車体からシート上の着座者に与えられる衝撃を効果
的、かつ、敏速に緩衝してこの着座者をより確実に保護
することを目的とする。

（発明の構成）上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、衝撃発生時の着座者の動作に連動してサイドサポー
ト部のエアバッグが自動的に高圧化可能とされた点にあ
る。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面により説明すや・第１図から第３図において、ｌは自動車用シートで、こ
のシートｌはシートクッション２とシートバック３で構
成される。また、これらシートクッション２とシートバ
ック３はそれぞれシートフレーム５と、このシートフレ
ーム５をｍラシ一トクッションパッド６と、このシート
クッションパッド６を覆う表皮７とで構成される。

上記シートバック３の両側には着座者の横方向移動を防
止するように着座者をサポートするサイドサポート部８
．８が突設される。この各サイドサポート部８はエアバ
ッグ９で構成される。

一方、シートクッション２のシートフレーム５前部両側
にブラケット板ｌＯが架設され、このブラケット板１０
には左右一対のエアポンプ１１゜１１が支持される。こ
の各エアポンプ１１は次のように構成される。即ち、そ
の本体が樹脂製の蛇腹状容器とされ、この容器に対する
押動操作で圧縮空気が吐出される。一方、この押動操作
の解除で容器はこれ自体の有する弾性力で原形状に復帰
し、この復帰の際に外気を吸入する。

そして、上記各エアポンプ１１の圧縮空気吐出口とエア
バッグ９とがそれぞれチェック弁１２を介してエアホー
ス１３で連結される。また、左右エアホース１３．１３
は左右のエアバッグ９．９が等圧死するように連通ホー
ス１４で連結される。

上記エアホース１３の中途部には調圧弁１５が設けられ
る。この調圧弁１５は図示しないがエアバッグ９．９内
の圧力が所定以上になったとき、自動的に空気抜きをす
る安全弁としての機能を有し、かつ、手動にて開閉可能
とされている。

前記エアポンプ１１．１１はシートクッション２前部上
面に対する押圧力で作動するようにこのシートクッショ
ン２前部内に設けられる。

即ち、このシートクッション２前部におけるシートクッ
ションパッド６には左右一対のエアポンプ収容孔１６が
形成され、この収容孔１６内にエアポンプ１１が挿入さ
れる。

自動車の通常走行時には着座者の大１に！ＨａＢＴはシ
ートクッション２上面に沿って置かれる。この場合、こ
のシートクッション２前部に対する大腿部Ｔの押圧力は
軽いものであり、エアポンプ１１は作動しない（第２図
中実線図示）。

上記状態から、例えば自動車を不意に急減速させる必要
が生じた場合には、着座者は足を前方に延ばすことによ
って、ブレーキペダルの操作をしようとし、また、身体
を支えようとする。そして、この動作によれば大腿部Ｔ
がシートクッション２の前部上面を押圧することとなり
、これに連動してエアポンプ１１が作動する（第２図中
二点鎖線図示）。

上記エアポンプ１１の作動に伴いこのエアポンプ１１か
らエアバッグ９内に高圧エアが送り込まれてエアバッグ
９が膨らまされ、かつ高圧化される（第３図中二点Ｓ線
図示）、そして、このエアバッグ９によって、着座者の
横方向移動が阻止され、この着座者はシー）１上にサポ
ートされる。

また、この場合、エアポンプ１１の本体は圧縮されるこ
とによってこの本体自体が硬化し、このため、このエア
ポンプ１１の本体によって着座者の前方移動が阻止され
着座者はシート１上により確実にサポートされる。

なお、以上は図示の例によるがサイドサポート部８はシ
ートクッション２の両側に形成されるものであってもよ
い。

第４図はサイドサポート部８の他の実施例を示し、この
サイドサポート部８は、エアバッグ９が縮少した状態で
は、シートバック３表面かられす。

かに突出するよう形成されている。即ち、シートバッグ
９が縮少した状態において、シートバック３表面がほぼ
平坦となるよう形成される。

（発明の効果）この発明によれば、衝撃発生時の着座者の動作に連動し
て自動的にサイドサポート部のシートバッグが膨らまさ
れ、かつ、高圧化されるため。

このシートバッグにより着座者はシート上にサポートさ
れる。従って、着座者に与えられる衝撃は効果的、かつ
、敏速に緩衝され、着座者はより確実に保護される。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図はシートの全体斜
視図、第２図は第１図の■−■線矢視断面図、第３図は
同第１図の■−■線矢視断面図、第４図はサイドサポー
ト部の他の実施例を示し第３図に相当する図である。１・書シート、８・・サイドサポート部、９−φエアバ
ツグ、１１・伽エアポンプ、１２・・シートクッション
。

Claims

【特許請求の範囲】

１、シート表面の両側にサイドサポート部が設けられ、
この各サイドサポート部がエアバッグで構成され、この
エアバッグに高圧エアを供給するエアポンプが設けられ
た自動車用シートにおいて、上記エアポンプがシートの
シートクッション前部上面に対する押圧力で作動するよ
うこのシートクッション前部内に設けられたことを特徴
とする着座者の保護装置。