JPS6023872B2 - 防虫装置における制御装置 - Google Patents

防虫装置における制御装置

Info

Publication number
JPS6023872B2
JPS6023872B2 JP3764178A JP3764178A JPS6023872B2 JP S6023872 B2 JPS6023872 B2 JP S6023872B2 JP 3764178 A JP3764178 A JP 3764178A JP 3764178 A JP3764178 A JP 3764178A JP S6023872 B2 JPS6023872 B2 JP S6023872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seawater
flow rate
electrolytic
control device
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3764178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54129745A (en
Inventor
通雄 松本
和明 山崎
佳忠 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP3764178A priority Critical patent/JPS6023872B2/ja
Publication of JPS54129745A publication Critical patent/JPS54129745A/ja
Publication of JPS6023872B2 publication Critical patent/JPS6023872B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、主に船舶において用いられる防虫装置であ
って、海水を電気分解して次亜塩素酸塩を生成させ、そ
の殺菌作用により、船舶の海水を使用する機器や配管の
内部への海洋生物の付着成長を防止する装置における制
御装置に関する。
船舶の海水を使用する機器や配管の内部には、海水中に
棲息する貝類、藻類、その他の生物が付着繁殖し、冷却
器の性能低下、流量の減少、あるいは配管の閉塞などの
多くの障害の原因となっている。この防止対策として、
陸上の海水使用の機器や配管には使用海水中に塩素ガス
を吹きこんで海水中の生物の生育を抑制することが行な
われているが、塩素ガスは有害で取扱い上危険がありま
たその補給も簡単ではないので、船舶においては、もっ
ぱら定期的に海水の使用を中止して配管や機器の内面の
付着物を除去するという面倒なやり方にたよっていた。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、海
水を直接電気分解し、海水中の食塩の一部を次亜塩素酸
ソーダに変え、これを使用海水中に添加して、生物の付
着繁殖を防止する装置において、海水使用の機器や配管
の数に変動があっても常に均一でかつ有効な塩素酸塩濃
度の希釈水を供給しうる制御装置を提供するものである
この発明における防虫装置は、海水を直接電気分解して
次亜塩素酸塩を生成させ、その殺菌作用により、船舶の
海水を使用する機器や配管の内部への海洋生物の付着繁
殖を防止するものである。海水は一般に約3%の食塩を
含む弱アルカリ性の水溶液と考えられ、これを電気分解
すると、次の反応が起こる。陽極反応 にそ−→Cそ2
十を− 陰極反応 がa十十2(OH−+日十)十友‐一(がa
OH)+日2陽極で発生した塩素はただちに陰極で生成
した苛性ソーダと反応して次軽塩素酸ソーダに変わる。
がaOH十C& 一NaC夕十NaCZO+QOこの場
合の塩素と苛性ソーダとの反応は瞬間的に起こる。生成
した次頭塩素酸ソーダは塩素と同機の防汚効果を発揮し
、その効果は有効塩素量で表わされる。次亜塩素酸ソー
ダを使用海水中に注入し、適当な有効塩素濃度を保つこ
とにより、海水ラインの生物による汚染を防止すること
ができる。また、塩素の発生量は電解装置に供給する電
流に比例するので、使用海水量の変動に対しては、後述
することから明らかなように、供孫台電流を調節するこ
とにより所望の有効塩素濃度に維持することができる。
次に、第1図を参照して、電解装置1内には電解槽la
が設けられている。
この電解槽la内には、陽極板と陰極板とが一定間隔で
交互に配置されてなる電極があり、これらの各電極板間
を海水が一定の流速で通過するさし、に電気分解が行な
われる。陽極の母材はチタンでつくられ、酸化物被膜の
発生を防止するためにその表面が白金でめつきされてい
る。陰極は軟鋼製である。亀解槽laの薮液部はすべて
ゴム・ラィニングが施工されている。電解槽laには海
水主供給管5を通して海水が導入され、電解檀laで生
成された電解液は電解液供孫給管6、およびこの供給管
6から分岐した電解液分岐管6A,6Bを通して海水取
入口3A,38に送られる。供給管5には、海水こし器
11、操作弁12、および流量計10が配設されている
。電解槽la内の流速が遅くなると、電解により副生す
るマグネシウム、カルシウムなどの水酸化物が電極間に
付着して電解槽laの機能を害するおそれがあるので、
海水の流入量が所定値以下になると流量計10からの検
出信号にもとずき電極間に供給されている電流が遮断さ
れる。供給管6には逆止弁13が、分岐管6A,6Bに
は流量調節弁7A,7Bがそれぞれ配設されている。こ
れらの調節弁7A,7Bとしては、サーボ弁、空気源を
用いて調節弁など入力信号に対応した弁閥度が得られた
ものであればよい。後述するところからよく理解される
ように、調節弁7A,7Bの弁関度と、電解槽1におけ
る電極への供v給電流とは、海水敬入口3A,3B内に
おける海水の有効塩素濃度が常に一定になるように、制
御器2によって制御される。海水取入口3A,3Bは、
船舶の船底に下面が関口するように形成された凹所、い
わゆるシーチェストである。海水は下面関口3aから取
入れられる。この関口3aには透常網などが張られてい
る。また、敬入口3A,38内には、元弁14を経て各
分岐管6A,68に接続された注入ノズル4が設けられ
、電解液はこのノズル4から取入口3A,38内にそれ
ぞれ注入されて均一に浪合これ希釈される。この実施例
では、2つの海水取入口3A,3Bが示されており、取
入口3Aに対しては3台の各ポンプ8ん,8ん,8んが
、敬入口3Bに対しては2台のポンプ8B,,8B2が
それぞれ設けられている。そして、各ポンプ8ん〜8B
2によって送り出される取入口3A,3B内の海水は、
各配管9ん〜9A2を経て、海水を使用する機器にそれ
ぞれ供給される。配管9A3,98に送り出された海水
の一部は、元弁15、海水副供孫蛤管6A,58を経て
、主供給管5に戻される。いま、すべてのポンプ8A.
〜8弦が稼働しているものとし、これらのポンプ8A,
〜8B2によって各配管9A,,9B2に吐水される希
釈海水の流量をそれぞれPA,,PA2,PA3,PB
,,P&とする。
また、供孫舎管5から電解槽laに流入する海水の流量
を1、電解槽laから流出する電解液の流量をQとし、
これらは常に一定値であると仮定する。流入量1と流出
量Qとは等しい。海水取入口3Aから取入れられる海水
の流量PAは、PA:PA,十PA2十PA3である。
同様に海水取入口3Bから取入れられる海水の流量PB
は、PB=PB+PB2 となる。
そして、両取入口3A,38から船体内に取入れられる
総流量Pは、P=PA+PB=PA,十PA2十PA3
十PB+PB2である。
他方、分岐管6A,6Bを流れる電解液の流量をそれぞ
れQA,QBとすれば、Q=QA+QB が成立する。
各取入口3A,3B内の希釈水の有効塩素濃度を各取入
口3A,38に対して均一にかつ常に一定値に維持する
には、電解槽laから流出する電解液の濃度QCが総流
量Pに比例し、かつ各分岐管6A,6Bへの分配流量Q
A,QBが、それぞれPA/P、PBノPに比例するよ
うにすればよい。
すなわち、QCのP QAのPAノP QBのPBノP 電解液濃脇やは、上述のように、電解槽laに供野合さ
れる電流に比例するから、この供g舎電流を総流量Pに
応じて制御することにより、分M皮流量QA,QBは調
節弁7A,78の弁関度によって決定されるから、調節
弁7A,78の弁開度をPA/P、PB/Pに応じて制
御することにより、上記の要請が満足される。
この制御は制御器2によって達成される。第2図を参照
して、各ポンプの流量設定器21A,,21ん,21A
3,21B,,21&は、各ポンプ8A,〜8B2の流
量PA,〜PB2を設定するもので、たとえば可変抵抗
器により構成される。
これらの設定器21A,〜21B2とともに損失量設定
器21a,21bが設けられている。これらの設定器2
1a,21bは各海水取入口3A,3Bから海中に流出
または拡散する損失希釈水流量a,bを補償するもので
ある。選択回路22A,22Bは、稼働していないポン
プを排除するもので、たとえばリレー接点から構成され
、稼働しているポンプに対応する接点のみがオンとされ
る。加算器23A,23Bは、各取入口3A,3B毎に
その流出量、PAo=PA,十Pん十PA3十a、P8
。こPB+PB2十bを演算する。加算器24は総流量
Po=PAo+PBoを算出する。加算器25は、バイ
アス流量設定器27で設定されているバイアス流量Sと
総流量Poとの和、T=Po十Sを演算し、塩素発生量
を算出するものである。バイアス流量Sは塩素が発生す
るのに必要なスレシホールド電流値に対応するものであ
る。割算器26は、各分岐管6A,6Bへの電解液分配
率、PAo/PBo、PB/Poを演算するものである
。電流制御装置28は、刀屯尊器25の出力に比例する
ように電解袋畳1への供給電流を制御するもので、SC
R制御、その他のデジタル、アナログ制御により達成さ
れる。弁開度制御菱直29は、上記分配率に応じて調節
弁TA,TBの弁開度を制御するもので、調節弁7A,
7Bの種類に応じてサーボ機構、空気圧制御機構その他
種々の機構または回路により実現される。以上のように
、この発明の制御装置によれば、海水を鰭気分解して次
亜塩素酸塩を生成させる電解袋贋と、電解装置によって
生成された次亜塩素酸塩を含む電解液を複数の海水取入
口に注入するための複数の電解液供聯合管と、各海水取
入口に対して少なくとも1台設けられかつ電解液供V給
管によって海水取入口に注入されて海水と混合された電
解液の希釈水を希釈水供尊台管を介して各防虫箇所にそ
れぞれ供v給するためのポンプと、稼働しているすべて
のポンプによる全流量にもとずいて電解装置への供聯合
電流を制御する装置と、各綾水取入口における稼働ポン
プの流量にもとずし、て各海水取入口への電解度の分配
量を制御する装置とを備えているから、海水使用の機器
や配管の数に変動があっても常に均一でかつ有効な塩素
酸塩濃度の希釈水を供給することができ、安全でかつ効
果的な防虫が達成される。
また、取扱いも容易である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示し、第1図はフロー・チャ
ート、第2図はブロック図である。 1・・・・・・電解装置、la・・・・・・電解槽、2
・…・・制御器、3A,3B・・・・・・海水取入口、
7A,7B・・・・・・流量調節弁、8A,,8A2,
8A3,8B.,8B2……ポンプ、25……加算器(
塩素発生量演算器)、26・・・・・・割算器(分配率
演算器)、28・・・・・・電流制御装置、29・・・
・・・弁関度制御装置。 図【 聡 ・図 Q 船

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 海水を電気分解して次亜塩素酸塩を生成させる電解
    装置、 電解装置によつて生成された次亜塩素酸塩を含
    む電解液を複数の海水取入口に注入するための複数の電
    解液供給管、 各海水取入口に対して少なくとも1台設
    けられかつ電解液供給管によつて海水取入口に注入され
    て海水と混合された電解液の希釈水を希釈水供給管を介
    してそれぞれ供給するためのポンプ、 稼働しているす
    べてのポンプによる全流量にもとづいて電解装置への供
    給電流を制御する装置、および 各海水取入口における
    稼働ポンプの流量にもとづいて各海水取入口への電解液
    の分配量を制御する装置、を備えている防虫装置におけ
    る制御装置。
JP3764178A 1978-03-30 1978-03-30 防虫装置における制御装置 Expired JPS6023872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3764178A JPS6023872B2 (ja) 1978-03-30 1978-03-30 防虫装置における制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3764178A JPS6023872B2 (ja) 1978-03-30 1978-03-30 防虫装置における制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54129745A JPS54129745A (en) 1979-10-08
JPS6023872B2 true JPS6023872B2 (ja) 1985-06-10

Family

ID=12503268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3764178A Expired JPS6023872B2 (ja) 1978-03-30 1978-03-30 防虫装置における制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6023872B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01104319A (ja) * 1987-10-19 1989-04-21 Nippon Air Filter Kk ユニットフィルタ内蔵型ロールフィルタ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100491175B1 (ko) * 2002-08-29 2005-05-24 대한민국 어병 병원성 세균 살균액, 그의 제조방법 및 중화방법
AU2009282593B2 (en) * 2008-08-18 2014-01-23 Evoqua Water Technologies Gmbh Method and system for biofouling control of shipboard components
JP7083452B2 (ja) * 2018-08-28 2022-06-13 中国電力株式会社 塩素強化注入運転装置および方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01104319A (ja) * 1987-10-19 1989-04-21 Nippon Air Filter Kk ユニットフィルタ内蔵型ロールフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54129745A (en) 1979-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2004303709B2 (en) Apparatus and methods for treating ballast water by using electrolysis of natural seawater
CN104355370B (zh) 压载水处理系统和方法
CN105239090B (zh) 海水电解系统及海水电解方法
KR101758830B1 (ko) 전기분해방식 선박평형수 처리장치 및 방법
US2887444A (en) Process of and means for chlorinating swimming pools or the like
CN110213966A (zh) 压载水管理系统
JP5752399B2 (ja) 海水電解装置、海水電解システム及び海水電解方法
CN1232887A (zh) 电解水发生装置
CN109231369A (zh) 压载水处理装置
JP2012246553A (ja) 海水電解システム及び海水電解方法
KR101206025B1 (ko) 선박의 담수처리 시스템
US5928491A (en) Plant compatible electrolyte composition as well as electrolyte ionized water production device and methods
JPS6023872B2 (ja) 防虫装置における制御装置
JP6318444B2 (ja) 海水電解システム及び電解液注入方法
PL160948B1 (pl) Sposób wytwarzania dwutlenku chloru i wodorotlenku sodowego PL PL
KR20170047516A (ko) 선박 평형수 처리 장치
CN110902771A (zh) 一种船用冷却水防海生物处理系统
JP6114335B2 (ja) 海水電解システム及び海水電解方法
KR20150012656A (ko) 중화제공급로의 막힘을 방지할 수 있는 중화제 공급장치 및 이를 이용하는 밸러스트수 처리시스템
KR101614585B1 (ko) 선박 평형수 처리 시스템의 전해조 해수 공급장치
JPH04148313A (ja) 海洋生物付着防止装置
KR102082126B1 (ko) 염도에 따라 살균처리 방식을 제어하여 담수, 기수, 해수에서의 살균처리가 가능한 사이드 스트림 방식의 선박평형수 처리 장치
JP2012086200A (ja) バラスト水処理システム及びバラスト水処理方法
JPH06246266A (ja) 電解水の生成装置
JP7264561B1 (ja) 防汚装置及び防汚方法