JPS6023802Y2 - カセット蓋の開放装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テープカセットの前端面に磁気テープを露出
せしめ、その磁気テープを不使用時には蓋体により覆う
よう構成したテープカセットを、装置に装着せしめた状
態で、下方へ移動せしめた場合に、その移動に伴って自
動的に前記蓋体が開かれるよう構成したものである。

第１図は、蓋体を設けたテープカセットの一例を示すも
ので、カセット本体１の前端面に磁気テープ２は露出さ
れ、この露出された磁気テープ２を覆うように蓋体３が
回動軸４を中心に回動可能に設けられている。

第２図は、本考案のカセット蓋体の開放手段の一実施例
を示すもので、５はテープカセット保持台であり、矢印
Ａ方向より、カセット本体１は挿入位置規制片６にテー
プカセット本体１の前端部が当接し、その位置が規制さ
れる位置まで挿入される。

このテープカセット保持台５は矢印Ｂ方向に下降可能で
、所定の位置まで下降した時、テープカセット内のリー
ルとリール台（図示せず）が係合し、記録再生位置とな
る。

７はアングル８に軸９を中心に回動可能に設けられた蓋
体開放アームであり、ばね１０により反時計方向に回動
付勢され、通常はストッパー１１により、その回動位置
が基制されている。

この蓋体開放アーム７の先端部は、挿入されたテープカ
セット１の前端面と略々平行な端部７ａと、この端部７
ａより上方に伸びる傾斜部７ｂとを有し、第２図に示す
ようにテープカセット装着時には、前記端部７ａがテー
プカセット１の下方に位置するように配設されている。

第２図の状態より、カセット保持台５を下降せしめると
、カセット本体１の下端面が蓋体開放アーム７の傾斜部
７ｂに当接し、この蓋体開放アーム７をばね１０に抗し
て時計方向に回動せしめるとともに、蓋体３の下端部も
前記傾斜部７ｂ当接しカセット本体の下降にともなって
、開放される（第３図参照）。

この下降時、蓋体開放アーム７の端部７ａはばね１０の
付勢力により、常時テープカセット本体１の前面（第１
図のｌａ）に当接しているため、蓋体３は確実に開放さ
れるものである。

以上のように、本考案によれば、蓋体開放アーム７は常
時カセット本体の前面に当接するよう構成しであるため
、テープカセット本体に若干の寸法誤差があっても、確
実な蓋体の開放が望まれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は蓋体付テープカセットの１例を示す斜視図、第
２図は本考案の１実施例を示す側面図、第３図は同動作
状態を示す側面図、第４図は同平面図である。 １・・・・・・テープカセット、２・・間磁気テープ、
３・・・・・・蓋体、４・・・・・・回動軸、７・・・
・・・蓋体開放アーム、７ａ・・・・・・端部、７ｂ・
・・・・・傾斜部、１ｏ・・・・・・ばね。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カセット本体の前端面に露出された磁気テープを覆うよ
   うに開動可能な蓋体の設けられたテープカセットが装着
   される上下移動能なテープカセット保持台と、前記テー
   プカセット保持台の下降動作時に前記カセット本体の前
   端面と当接する端部とこの端部より上方に伸び前記蓋体
   の端部に当接する傾斜部とを有する回動可能な蓋体開放
   アームと、その蓋体開放アームを前記端部と傾斜部がそ
   れぞれカセット本体の端面と蓋体に当接する方向に回動
   付勢するばね体とを有し、前記テープカセット保持台の
   下降にともなって前記蓋体開放アームを前記ばね体に抗
   して回動せしめるよう構成したカセット蓋の開放装置。