JPS60237024A - 肥満抑制組成物 - Google Patents

肥満抑制組成物

Info

Publication number
JPS60237024A
JPS60237024A JP59072396A JP7239684A JPS60237024A JP S60237024 A JPS60237024 A JP S60237024A JP 59072396 A JP59072396 A JP 59072396A JP 7239684 A JP7239684 A JP 7239684A JP S60237024 A JPS60237024 A JP S60237024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saponin
soybean
suppressing
substance
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59072396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutao Fujiwara
藤原 津多男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORUTO BIOSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
ORUTO BIOSU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ORUTO BIOSU KENKYUSHO KK filed Critical ORUTO BIOSU KENKYUSHO KK
Priority to JP59072396A priority Critical patent/JPS60237024A/ja
Publication of JPS60237024A publication Critical patent/JPS60237024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は大豆、小豆、人参から分離したサポニン様物質
と大豆から分離した精製蛋白質とを配合してなった組成
物に関するもので、一般のヒトが(1) 摂取して、脂質の代謝を改善し、肥満の抑制および解消
を図り得る組成物に関する。
(従来技術) 肥満は心臓病をはじめ、多くの成人病の原因の一つであ
り、その程度が増すほど死亡率が高いことが明らかにさ
れている。また最近は肥満児が多く、将来、成人病の予
備軍として国民の健康上大きな問題にもなっている。
肥満の予防ないし治療法としては減食療法、運動療法が
行われて来たが、中々成果が得られていないのが現状で
ある。また最近はコンニャクのグルコマンナンやマメ科
植物のガラクトマンナンなど難消化性釜t、1iIJt
(食物繊維)の摂取が試みられているが長期の連用は主
要栄養素のばかビタミン、ミネラルなどの微量栄養素の
欠落を招き、健康上満足すべきものではない。
本発明は肥満抑制あるいは肥満の解消を目的とし、必要
栄養素を充足しながら、しかもスリムになる食品成分に
ついて探索した結果、大豆の成分に着眼するに至った。
それは古来、我が国におい(2) て、僧侶が長寿を全うし、しかも肥満者が少ないのはカ
ロリーバランス(食物よりの摂取エネルギーと生活での
消費エネルギーのバランス)が適当であったこと、それ
に加え、味噌、豆腐、納豆、湯葉、凍豆腐など、アミノ
酸組成のよい蛋白質をもつ大豆製品を常食としていたこ
とが、健康でスリムな身体をつくることに貢献したもの
と思われる。
ところが、愛媛大学の奥田教授の研究によると、大豆成
分中のサポニンが脂肪の分解を促進し、その合成、吸収
を抑制する作用を有することがわかり、すでに学界にも
発表され、最近、一部の人の間では肥満抑制の目的で使
用されている。然しサポニンは大豆あるいは、小豆、人
参の中にわずかしか含まれていない特殊な成分のため、
抽出、分離が極めて困難で、経済的に非常に高価な物質
となっている。また軽度ではあるが赤血球膜をこねず溶
血作用があり、通常ヒトの場合1日量100〜300m
gの摂取が限度とされており、その単独使用による肥満
抑制は必ずしも好ましいものではなく、(3) なかでも婦女子、若年層の単独使用には問題があると考
えられる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はこのようなサポニンの使用量を可能な限り軽減
し、しかも健康上、無理のない肥満抑制あるいは肥満解
消の効果が得られる肥満抑制組成物を提案するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この発明はサポニンをベースに、サポニンと組合わせて
脂肪代謝を一層促進する物質があるのではないかと探索
し、既に市販されている精製大豆蛋白質および大豆レシ
チンに着目し、これらとの協同作用による脂肪代謝の改
善、肥満抑制を試みて得た成果によるものである。
本発明に用いるサポニン様物質は大豆、小豆、人参等を
原料とし、アルコール等で抽出し得られたものであり、
その精製程度に応じてサポニン濃度約40%以」−1場
合により実質的にサポニンのみのものとして使用される
。これらサポニン様物質は淡黄色の粉末である。
(4) 精製大豆蛋白質は抽出法によって工業的に得られたもの
で、蛋白質として90%以」二を含む淡黄色の粉末で、
わずかな臭と特有の味がある。そのアミノ酸組成の一例
は次の通りである。
g / 100g g / 100g アラニン 4.1 リジン 6.3 アルギニン 7.5 メチオニン 1.3アスパラギン
酸11.9 フェニールアラニン5.4シスチン 1.
3 プロリン 5.5 グルタミン酸 18.0 セリン 5.2グリシン 4
,2 スレオニン 3.7ヒスチジン 2.6トリプト
フアン 1.5イソロイシン 4.9 チロシン 4.
0ロイシン 8.1 バリン 4.5 大豆レシチンは溶媒抽出によって工業的に得られたもの
で、レシチン(アセトン不溶物)として97%以」二を
ふくむ黄色の粉末で、わずかに特有の良と味を有する。
(5) (実施例) 次にこの発明を完成するために行った動物実験について
説明する。マウスにゴールドチオグルコースを腹腔内投
与し、高脂肪炭水化物食で飼育すると肥満マウスが作成
される。この肥満マウスに対して、被験物質として上記
のサポニン様物質、精製蛋白質、レシチンを投与し、体
重の増加及び体内の脂肪重量を反映する膀子宮脂肪組織
重量を測定して、これらの物質の肥満抑制効果について
比較検討した。
(実験材料および実験方法) 使用動物はrcR系(♀)マウス、体重約20〜25g
 (5〜7週令)を日本タレア(株)より購入し、5〜
7日間予備飼育した後に使用した。ゴールドチオグルコ
ース(以下GTGと称す)はSIGuMA社(米国)、
また3種の被験物質はLUCASMEYER社(西独)
より、それぞれ提供を受けた。なお実験に用いた配合飼
料の組成は次の通りである。
(6) カゼイン 15%(重量) コーンスターチ 55%(重量) コーンオイル 25%(重量) Salt m1xture 4%(重量)混合ビタミン
 1%(重量) 塩化コリン(50%) 200mg ビタミンA 300010 以上の配合飼料に被験物質を混合し、マウスに投与、飼
育した。GTGは0.6g/Kg(体重)を腹腔内投与
し、投与期間(実験期間)は6週間とした。この間、1
週間に一度体重を測定し、6週間後、マウスを層殺し膀
子宮の脂肪組織重量を測定した。またマウスにGTGを
投与し、配合飼料のみで飼育した肥満マうスを対照群と
し、GTGを投与するとともに被験物質を加えた配合飼
料で飼育したマウスを被験群とした。
なお、参考にマウスにGTGを投与せず、普通の飼料(
オリエンタル酵母製)で飼育したマウスを正常マウス群
とした。
(7) (実験例1) 大豆から抽出したサポニン濃度的40%のサポニン様物
質を用い、その効果をその投与量について検討した。6
週間における体重の測定結果を表1に示す。表中の投与
量例えばサポニン25は、サポニン含有量40%のサポ
ニン様物質を25mg/ Kg (体重)で以下同様で
ある。
飼育6週間後の平均体重は開始時と比べ正常マウス群1
.21倍、GTG肥満マウス(対照群) 2.38倍と
なり、対照群の肥満の程度は正常マウス群の約2倍であ
った。被験群と対照群を比較すると6週間の体重の推移
において、被験群は何れも体重増加の抑制が認められ、
特にloOmg投与群で顕著であった。また6週間後に
おける対照群の平均体重の増加率を100とした場合2
5mg投与群91.5.50mg投与群84.0.10
0mg投与群74.3の値を示した。
この結果より本実験に用いたサポニン様物質は25mg
/ Kg〜100mg/ Kgの投与で、その投与量に
略比例して肥満抑制作用を示すことが認められた。
( (8) (実験例2) 次にこのサポニン様物質に大豆の精製蛋白質、レシチン
を加えた場合サポニンの効力にどのような影響を及ぼす
かを検討した。サポニン25mgおよび50mgにそれ
ぞれ精製蛋白質500mg、レシチン500mgを加え
、サポニン1.00mg単独投与群と比較した。体重の
推移および増加率を表2に示す。また屠殺後の膀子宮脂
肪重量を表3に示す。
体重の推移を比較すると、被験群は何れも対照群に比べ
、体重増加抑制効果が認められ、またサポニン25〜5
0mgに精製蛋白質、レシチンを各500mgを加えた
群はサポニン100mg単独投与群と同程度の効果を示
した。次に膀子宮脂肪重量については正常マウス群の平
均0.4gに対し、対照群は4.53gと約11倍に増
加していた。また被験群は対照群に比べ何れも低下して
おり、精製蛋白質、レシチンの同時添加は膀子宮脂肪重
量抑制に対してサポニンの効果を増強することが認めら
れた。しかし、精製蛋白質とレシチンを同時に添加した
ので、この何れがより強力に作用しているかはこの実験
例(9) では不明であったので更に次の実験を行った。
(実験例3) 実験例2によって、精製蛋白質またはレシチンの何れか
が、サポニンの肥満抑制作用を増強していることが推定
されたので、どちらが強力であるかを比較検討するため
、サポニンの最低投与量である25mg、、精製蛋白質
またはレシチンをそれぞれ500mg添加し、サポニン
単独100mg投与群と比較した。体重の推移および膀
子宮脂肪重量を表4゜5に示す。
体重の推移より被験群は何れも対照群に比べ、体重増加
抑制の傾向が認められた。特にサポニン25mgに精製
蛋白質500mg投与群はサポニン100mg投与群と
同等の効果を示し、6週間後における体重増加率は対照
群の74%に抑制した。また膀子宮脂肪重量においても
体重と同じ傾向が認められ、サポニン25mg、精製蛋
白質500mg投与群はサポニン100mg投与群と同
等の重量抑制効果を示した。
また、レシチンの効果は体重、脂肪重量何れに対しても
、精製蛋白質に劣ることが認められた。
(10) サポニン様物質および精製蛋白質を有効成分とする肥満
抑制組成物は粉末のまま、あるいは賦形して顆粒、錠剤
またはカプセル剤となして用いることができる。また、
菓子類、パン類、乳製品、豆乳等加工食品に添加して用
いてもよい。なかでも豆乳は大豆蛋白質を多量に含有す
るのでサポニンのみの添加によってこの組成物が構成で
きるので好適である。
なお、前記実施例ではサポニン含有量40%以上のサポ
ニン様物質および精製蛋白質含有量90%以上の精製蛋
白質を用いて組成物を構成したが、その含有量に限るも
のではない。これより低含有量のものを用いてもよい。
要は有効成分の含有量に応じて使用量を調整すればよい
サポニン様物質に対する精製蛋白質の割合は前記実施例
では重量比1:20であるが、通常1:10〜1:40
の範囲の組成物となし使用される。精製蛋白質が10以
下では蛋白質の効果が乏しく、40以上になるとその効
果が飽和に近づく。
(作 用) 以上の実験例より、大豆、小豆、人参等より分離したサ
ポニン様物質はGTG肥満マウスに対し、体重増加の抑
制および脂肪蓄積の抑制効果を有することが認められた
。同時に1m製蛋白質はサポニンのこのような肥満抑制
作用を明らかに増強し、適量の添加はサポニンの使用量
を2に減しても略同じ作用効果を示した。レシチンの作
用効果は精製蛋白質より劣り、更に検討を必要とした。
(発明の効果) かくして、大豆より工業的に安価に得られる精製大豆蛋
白質と適当な割合に配合したサポニン様物質の組成物は
ヒトの脂肪代謝改善、肥満抑制に有効であることがこの
実験例より容易に推定される。特に栄養的にアミノ酸バ
ランスの優れた大豆の蛋白質の配合によって、サポニン
様物質の使用量が著しく軽減された本組成物は成長期を
含めた幅広い年令層の一般人を対象にした有用な肥満抑
制組成物あるいは肥満解消組成物として利用されること
が十分期待出来る。
手続補正書 昭和60年6 月11 日 特許庁長官 殿 圓 1、事件の表示 昭和59年特 願第 72396 号 2、発 明 の名称 肥満抑制組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 株式会社 オルト・ビオス研究所 氏名 4、代 理 人 5、補正命令の日付 自発補正 昭和 年 月 日 (発送日) 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象 明細書 8、補正の内容 別紙の通り (1)7頁8行〜16行=「以上の・・・・・・・・・
・・・被験群とした。」を下記の通り補正する。
[以上の配合飼料に被験物質を混合し、マウスに投与、
飼育した。GTGは0.62AC体重)を予め1回復腔
内投与した。被験物質の投与期間(実験期間)は6週間
とし、この間、1週間に一度体重を測定し、6週間後、
マウスを層殺し膀子宮の脂肪組織重量を測定した。
また配合飼料のみで飼育した肥満マウスを対照群とし、
被験物質を加えた配合飼料で飼育したマウスを被験群と
した。」 (2)13頁表2.上から4段目、右欄:「サシチン各
500」を「レシチン各500」に補正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サポニン様物質および大豆から分離した精製蛋白
    質を有効成分とする肥満抑制組成物。
  2. (2)サポニン様物質1重量部、精製蛋白質10〜40
    重量部からなる特許請求の範囲第1項記載の肥満抑制組
    成物。
  3. (3)粉末のまま、あるいは賦形して顆粒、錠剤または
    カプセル剤となしである特許請求の範囲第2項記載の肥
    満抑制組成物。
  4. (4)菓子類、パン類、乳製品、豆乳その他の加工食品
    に添加しである特許請求の範囲第2項記載の肥満抑制組
    成物。
JP59072396A 1984-04-11 1984-04-11 肥満抑制組成物 Pending JPS60237024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59072396A JPS60237024A (ja) 1984-04-11 1984-04-11 肥満抑制組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59072396A JPS60237024A (ja) 1984-04-11 1984-04-11 肥満抑制組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60237024A true JPS60237024A (ja) 1985-11-25

Family

ID=13488063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59072396A Pending JPS60237024A (ja) 1984-04-11 1984-04-11 肥満抑制組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60237024A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6652891B2 (en) Co-enzyme Q10 dietary supplement
US5716926A (en) Composition of pyruvate and protein and method for increasing protein concentration in a mammal
WO2011096414A1 (ja) ミトコンドリア機能向上剤
JP4231208B2 (ja) 骨粗鬆症の予防のための発酵乳由来の栄養補助食品
KR101528381B1 (ko) 세사민류와 비타민 b1 류를 배합한 조성물
KR20100105598A (ko) 감각 개선제
WO2011096413A1 (ja) 運動機能改善剤
JP2019182881A (ja) 末梢神経障害の予防又は改善用組成物
JP2005097161A (ja) 抗疲労用組成物およびこれを含有する食品
RU2491083C2 (ru) Применение фитоэкдизонов и получение композиции для воздействия на метаболический синдром
WO2009082883A1 (fr) Composition anti-obésité
JPH11180869A (ja) 血中脂質改善剤、サイクリックampホスホジエステラーゼ阻害剤、飲食品および皮膚外用剤
JPH09124473A (ja) 体力増強剤
JP2017057147A (ja) ニンニク等、低塩分濃度の味噌、及びビタミンb1を含有する組成物
JP5922863B2 (ja) 運動機能改善剤
KR101731859B1 (ko) 진피 추출물을 포함하는 이상 체중 감소 증상의 예방 또는 치료용 조성물
JP5922862B2 (ja) ミトコンドリア機能向上剤
JPH09157163A (ja) アミノ酸組成剤およびその摂食方法
JP5394644B2 (ja) アスペルロシドまたはその類縁体を含む筋肉増強剤
JPS6210018A (ja) 肥満抑制組成物
JPS60237024A (ja) 肥満抑制組成物
JP6225199B2 (ja) 運動機能改善剤
JP6881984B2 (ja) 過食抑制剤
CN113491334B (zh) 营养组合物
JP6374682B2 (ja) 筋萎縮抑制剤