JPS60234531A - 電撃式防虫装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衛生上有害な歩行活動をするゴキブリなどの小
動物（以下ゴキブリと称する）が、厨房家具、洗面台、
その他の収納キャビネットなどの収容室および居室、浴
室などの住空間に侵入しないようにする電撃式防虫装置
に関する。

従来例の構成とその問題点 ゴキブリに電撃シコックを与えて、ゴキブリを撃退ある
いは忌避させるものとして、第６図に示すものがすでに
提案されている。これは一対の電極１ａ、１ｂを、絶縁
間隔Ｗをおいて絶縁基材２上に対向配置し、この電極１
ａ、Ｉｂ間に乾電池３の電圧を印加するものであり、ゴ
キブリ４は両電極１ａ’、１ｂＫまたがって位置したと
き、両電極１ａ、１ｂからの電流がゴキブリ４の体内に
流れ、これによってゴキブリ４は電撃ショックを受ける
ものである。

前記構成のものを例えば第７図に示す収納キャビネット
５の物品出入口６まわりの外方壁面５ａに設定しておけ
ば、ゴキブリ４の収容室６ｂ内への侵入をしにくくする
ことができるものである。

つｔｂキャビネット５の外方壁面５ａから矢印Ａのごと
く歩行してきたゴキブリ４は、収容室５ｂに至る途上に
おいて電極１ａ、１ｂにまたがって接触位置し、そして
これにより電撃ショックを受けて矢印Ｂの方向に逆もど
シするものである。

しかしゴキブリ４は前記のように逆もど９するだけでな
く、電極１ａ、１ｂを通過して矢印Ｃのごとく間口面５
Ｃを伝って収容室５ｂ内に侵入してしまう場合がある。

このような不都合を生じる要因は、電極１ａ、１ｂの設
定位置に大きく関係し、この点について以下に述べる。

ゴユブリ４は第８図に示すように、歩行をさまたげる障
害物が存在しない比較的フラットな面上イでは、はとん
ど立ち止まらずに、うろうろ歩き続ける習性があり、ま
た角部０部分では、前肢４ａを角部Ｏにかけた状態で一
旦歩行を停止、この状態で触角４ｂにより前方をうがか
う習性がある。

そして歩行中に電撃ショックを受けた場合と、停止中に
電撃ショックを受けた場合とのゴキブリ４が逆もとシ（
矢印Ｂ方向）する割合を比較すると、停止中に電撃ショ
ックを受けた場合の方が逆もどりする割合が多かった。

なぜこうなるのか明らかでないが、おそらく歩行中にお
いて電撃ショックを受けた場合には、歩行の勢いがあっ
て、逆もどりがしにくく、進行方向（矢印Ｃ方向）へ至
ってしまうものと思われる。

前記のようなことから、第７図の構成のように、両電極
１ａ、１ｂがともに角部Ｏより手前の侵入経路（矢印Ａ
）面である外方壁面５ａに設定されていた場合には、ゴ
キブリ４は歩行中において両電極１ａ、１ｂ［またがっ
て接触位置することもなるので、電撃ショックを受けた
後、ゴキブリ４は矢印Ｃのごとく進行方向へ至ってしま
うケースが多くなるのである。

発明の目的 本発明は前記点に着目して行ったものであり、より確実
に収容室内へのゴキブリ侵入を防止することを目的とす
る。

発明の構成 前記目的を達成するため、本発明の電撃式防虫装置は、
電圧が印加される少なくとも一対の帯状電極の一方を、
収容室の開口まわりの外方角部に近接もしくは位置させ
て、開口まわシの間口面あるいは外方壁面に設けるとと
もに、他方電極を前記一方電極と少許の絶縁間隔をおい
て、間口を覆う覆体の壁面に設けてなる構成であり、こ
れによればゴキブリの歩行停止中に電撃ショックを与え
易く、よって収容室内へのゴキブリの侵入をより確実に
防止できるという利点がある。

実施例の説明 以下、本発明の実施例を第４図〜第８図によシ説明する
。

第１図、第２図において１は食器９食品９人などを収容
する収容室２を備えた収容体であり、本実施例では収納
キャビネットを例示しているが、厨房家具、洗面台など
であってもよく、また居室。

浴室などの住空間を構成する建物壁体であってもよい。

３は収容体１の一部に形成した開口で、収納キャビネッ
トにあっては収容物の出し入れ口であり、建物壁体にあ
っては窓あるいは人の出入り口である。４は開口３を覆
う扉などの覆体であり、本実施例ではヒンジ４ａを介し
て回動自在に枢設されているが、上下あるいは左右方向
などへ移動自在とされてもよい。ｅｓａ、ｃｓｂは導電
性材料からなる一対の帯状電極で、その一方電極５ａは
収容室２の開口３まわりの外方角部Ｏに位置して、開口
３まわりの外方壁面１ｂに設けられ、他方電極５ｂは一
方電極５ａと少許（５ｔｔａｎ前後以内）の絶縁間隔Ｗ
をおいて相対位置するよう覆体４の壁面４ｂに設けられ
ている。６は電極ｓａ、ｓｂに電圧を印加する電源で、
商用電源あるいは乾電池などが用いられるが、本実施例
では乾電池を用い、そのｅ側を一方電極６ａに、Ｏ側を
他方電極５ｂに、電線７を介して接続している。前記電
源６の電圧は６ｖ程度以上であればゴキブリ８に電撃シ
ョックを与えることが可能であり、もちろんそれ以上で
あってもよいが、電圧を高くしすぎると人体が感電する
恐れのある所に、電極ｓａ、ｓｂを配せなくなるので、
３０Ｖ程度以下とすることが人体に感電せず、かつゴキ
ブリ８により強く電撃ショックを与えることとなり最適
である。しかし人体に影響を与えない所に電極ｓａ、ｓ
ｂを配する場合は１　ｏｏＶ以上であってもよい。また
商用電源を用いて３０Ｖ程度の電圧とする時は、トラン
ス（図示せず）にて電圧を低下させる。

前記構成において第２図矢印Ａで示すように、収容体１
の外方壁面１ｂを歩行してきたゴキブリ８は収容室２内
の方向へ進もうとするが、角部０に来た地点で前肢　８
ａを角部Ｏにかけて一旦歩行を停止し、そして停止状態
で触角８Ｄにより前方に何か危険物がないかをさぐる。

前記停止状態においては前後肢ｓａ、ｓｂ及び中間膜８
Ｃが一方の電極６ａに接触しており、そしてさぐりをし
ているときに触角５Ｄが他方電極５ｂに接触すると、ゴ
キブリ８の体内には電流が流れ、この電撃ショックによ
りゴキブリ８のほとんどは逆もどり（矢印Ｂ方向）する
。すなわちゴキブリ８は歩行を停止している時に電撃シ
ョックを受けるので、逆もどりすることが多く、したが
って間口面１ａを伝って収容室２内に至）ことはほとん
どない。

前記実施例では一方電極６ａを角部Ｏに位置させた状態
で、外方壁面１ｂに設けているが、第３図に示すように
角部Ｏと受杆（１ｒＨｎ前後程度）離して、間口面１ａ
に設けてもよいし、さらには外方壁面１ｂから角部０を
含んで間口面１ａに連続して設けられてもよい。また他
方電極５ｂは同図で示すように覆体４の裏面のみならず
外周面に連続して設けられてもよいし、外周面のみに設
けられてもよい。なお第３図に図示の実施例では、ゴキ
ブリ８が角部０に来た地点における一方電極６ａへの接
触は前段８ａのみである。また同図における９は間口面
１ａと覆体４間に設けたゴムなどの可とう性材料からな
る密閉具を示す。この密閉具９が付設されていても、破
線で示すように覆体４の変形、或いは密閉具９の老化な
どによって、密閉具９と覆体４間に隙間Ｔが生ずること
があるので、電極ｓａ、６ｂは必要である゛。

第４図、第５図は収容体１をひきだしとし、覆体４をキ
ャビネット壁体とした例を示し、一方電極５ａは角部０
近くに位置して、ひきだし１の間口面１ａに設けられ、
他方電極６ｂは間口面１ａと相対するキャビネット壁体
面４ｂに設けられている。

なお前記各実施例とも電極５ａ、５ｂは一対しか設けて
いないが、必要であれば複数対設けられてもよい。

発明の効果 以上述べたように本発明の電撃式防虫装置は、ゴキブリ
の歩行停止状態で電極よりの電撃ショックをゴキブリに
与えるようにしであるので、ゴキブリは電撃ショックを
受けた後、はとんどが歩行してきた方向へ逆もどりし、
したがって収容室内へのゴキブリの侵入をよシ確実に防
止できるものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図は同要部
断面図、第３図１ト発明の他の実施例の要部断面図、第
４図も他の実施例の斜視図、第５図は同断面図、第６図
は公知の電撃式防虫装置を示す平面図、第７図、第８図
は前記装置を収納キャビネットに配設した場合の問題点
を説明するだめの要部断面図である。 １ａ・・・・・・間口面、１ｂ・・・・・・外方壁面、
２・・・・・・収容室、３・・・・・・開口、４・・・
・・・覆体、ｓａ、ｓｂ・・・・・・電極、Ｏ・・・・
・・外方角部、Ｗ・・・・・・絶縁間隔。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図　７ ４図 第５図 １７　、　１ ８　図 ４　４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電圧が印加される少なくとも一対の帯状電極の一方を、
   収容室の開口まわりの外方角部に近接もしくは位置させ
   て、開口まわりの間口面あるいは外方壁面に設けるとと
   もに、他方電極を前記一方電極と受註の絶縁間隔をおい
   て、開口を覆う覆体の壁面に設けてなる電撃式防虫装置
   。