JPS60234520A - 仕切り栽培法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 施設園芸において生産者が困っている問題に作物の連作
障害があり、それを解消する為に色々な努力が試みられ
たが、未だに完全な解決を見ていないのが実情である。

従って本発明は連作の障害除去の方法を装置化して、一
定の農場で長期間を通じ、安定した安全な栽培を行うこ
とを目的としたものである。

即ち本発明の（ハ）は、栽培槽（１）の中に、平板又は
波板又は平網又は波状網、及び適当に穿孔した平板様物
等よりなる仕切物（２）を置き、肥料分や有機質などを
含んだ肥培物（３）を入れて、間隙（４）を作り、栽培
する植物（５）の根Ｉｔ（６）の組成比を、固形相４、
空気相３、水混和３、に近い状態になるように管理し、
間隙（４１を栽培の為に供給した水や液肥の排水路（７
）と、酸素の通気路（８）の両用に利用して植物■を育
成することを特徴とする仕切シ栽培法である。

また、本発明の０は、肥料分や有機質などを含んだ肥培
物（３）を入れる栽培槽（１）の底面（９）に、平板又
は波板又は平網又は波状網、及び適当数の穿孔のある平
板又は波板様物等よシなる仕切物（２）を入れて、底面
（９）と仕切物１２）の間に、空気の這入る間味（４）
を作シ、栽培する植物（５）の根圏旬の組成比を、固形
相４、空気相３、水混和３、に近い状態になるように管
理し、間隙（４）を栽培のだめに供給した水や液肥の排
水路のと、酸素の通気路（８）の両用に利用して、植物
（５）を育成することを特徴とする仕切り栽培法の装置
である。

従って栽培槽（１）は金属、木質、石材、合成樹脂など
のいずれの材質でも良く、栽培槽（１）の漏水防止や腐
蝕防止のために、栽培槽σ）の内面にシートやフィルム
等を使用することは任意である。

また栽培槽（１）の底面（９）は、平面又は凹凸又は波
状のいずれでも良く、底面（９）が平面であって、仕切
物＋２）か平板の時は、間味（４）を作る為に挾間物（
１０′を挿入すれば良い。

この様な場合は平板に若干数の小穴を穿設すると通水、
通気の効果を高めることが出来る。

また底面（９）が凹凸であるか、挾間物（１０）を置く
かして、その上に仕切物（２）として寒冷紗や不織布な
どの通気、通水性のある布状物（１１）を用いて、間隙
（４）を作る事も出来る。

本発明における挾間物（１０）は、小石、陶製品、ゴム
、合成樹脂、金属、木質などのいずれでも良く、形状も
柱状、棒状、ブロック状など用途に適応した形の物でよ
い。

また栽培槽（１）は一般に排水の円滑を計るために、栽
培床のどちらかの方向にｒｈ〜ｒｂ程度の適当な傾斜を
持つものであるが、排除した水や液肥を循環方式として
再利用するか、使い捨てとするかは任意である。

また栽培槽（１）を地表に設置することもあるが、多く
は架台（１１）の上に置くことが多いので、架台（１１
）に適当な傾斜を付けることで排水を計ることもある。

また栽培槽（１）を水平に保ち、間隙（４）のみに傾斜
をつけて、排水することも可能である。

即ち、本発明は以上の様な方法並びに装置であるから、
連作障害の原因であるところの、（１）同一土地に栽培
するために、土地の栄養のバランスを崩す。

（２）特定の病害虫が増殖する。

８）同一植物（５）の排：／置物が蓄積する。

（４）与へた肥料か土地の塩麹濃度を高める。

に対して次の様に対応するものである。

（＋）Ｉ＝Ｉよ印、バランスの取れた肥培物Ｇ）を補給
するか、肥培物（３）を更新する。

（２）ｌ：Ｉよ印、栽培槽（１）の中と云う限定された
量と密閉し易いと云う構造から、完全な消毒や排除が可
能である。

［１）　（３）、（４）に対して、水を充分使用しても
滞水しない、水洗する。肥培物（３）を入替へる。

以上の他に、本発明は、根圏（６）の通気が行われるの
で、根が丈夫であり、連作に充分対応出来るものである
。

また本発明は、水耕栽培などと異って、根圏Ｇ）の水分
を制限し、調整して、空気に触れる事が多いので、根い
たみ、根くされが無く、健康で丈夫な根を発生させるの
で、根は活力に富み、吸肥力が強い。

また、本発明の肥培物（３）としては、消毒した土か、
土にかわるものであって、多穴質の保進性にすぐれた物
質しか使用しないから、土による病虫害の心配がない。

まだ、肥培物（３）は、肥料や有機質や微量要素などを
含むものであり、保水、保肥性がすぐれて°いるので、
液肥の調製が簡単であって、肥培管理が容易であり、平
易な栽培技術で管理出来るので便利である。

また、植物（５）の生長速度も早く豊産であり、根が健
全である事は地上部も健康になるので枝葉の病気がすく
なく、薬剤散布も殆んど不用であり、安全な清浄野菜が
生産され、消費者の健康にも寄与する処が大である。

また、根の肥料吸収が旺盛であり、栄養分をバランス良
く吸収するので、栄養価の高い新鮮な味の良い青果を安
価に供給することが出来るので、本発明は有用な実用性
の高い発明と云う事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の底面が平面であって、穴明き平板を
仕切物として用いた、装置の説明図第２図は、本発明の
底面も、仕切物も波状のものである場合の、装置の側面
説明図である。 第３図は、挟間物を底面に置き、不織布を仕切物として
用いた場合の、装置の説明図である。 第４図は、栽培槽は水平とし、間隙のみに傾斜を付けて
排水を計った、装置の側面説明図である。 １−　栽培槽　７−　排水路 ２−　仕切物　８−　通気路 ３−　肥培物　９−　底　面 ４−　間　隙　１０　−　挟間物 ５−　植　物　１１　−　布状物

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　栽培槽α）の中に仕切物■）を置き、肥料分な
   どを含んだ肥培物（３）を入れて、間隙（４）を作り、
   栽培する植物（■の根圏（６）の組成比を、固形相４、
   空気相３、水混和３、に近い状態に管理し、間隙（４）
   を供給した水や液肥の排水路のと、酸素の通気路（８）
   の両用に利用して、植物（５）を育成することを特徴と
   する仕切り栽培法（２）　肥料分などを含んだ肥培物（
   ３）を入れる栽培槽（１）の底面ｅ）に、仕切物Ｃ２）
   を入れて、底面（９）と仕切物■の間に空気の這入る間
   隙（４）を作り、栽培する植物５）の根圏（６）の組成
   比を、固形相４、空気相３、水混和３、に近い状態に管
   理し、間隙（４）を供給した水や液肥の排水路ωと、酸
   素の通気路（８）の両用に利用して、植物（９を育成す
   ることを特徴とした仕切り栽培法の装置