JPS6023409Y2 - 石油燃焼器に於ける開閉扉のロツク装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 燃焼筒内に石油燃焼バーナを備える石油燃焼器にあって
は点検修理のための開閉扉を備えるものがある。

しかし、燃焼筒は外筐内のきわめて狭い空間に設けられ
るためこれに設ける扉のロック装置はこの空間内に収納
され、しかも簡単に操作されるものであることが要求さ
れる。

本考案はかかる要求を満した開閉扉のロック装置を得る
ことをその目的とするもので、外筐２内に設けたバーナ
１の燃焼筒３の前面に開閉自在の扉４を備える式のもの
に於いて、鉄扉４の１側を燃焼筒３に開閉自在に軸支す
ると共に鉄扉４の他側に側方にのびる金属製の弾性舌片
５を設け、且つ該舌片５の対向位置に燃焼筒３に設けた
上下の軸支片６に支持させて、回動自在に金属杆７を設
け、該金属杆７の中間を屈曲させて前記舌片５に作用す
る係止部７ａを形成すると共に該金属杆７の端部を屈曲
して操作用把手７ｂとし該操作用把手７ｂの先端を、係
止部が舌片５と係合するとき燃焼筒３に当接させて成り
、図示するものは、ポットバーナー１を内蔵した燃焼筒
３の前面に扉４を設けたもので、扉４には燃焼状態を確
認する覗窓８を備える。

尚図面で９は燃焼筒３に設けた開口３ａの周面に設けた
耐熱性のバッキング、１０は燃焼持続回路に介入させた
マイクロスイッチを示し、該マイクロスイッチ１０を前
記操作把手７ｂと対向する位置に設け、係止部７ａが舌
片５と係合するとき操作把手７ｂによってマイクロスイ
ッチ１０を閉じられるごとくシ、かくて扉４が閉じてロ
ックされた状態で始めて燃焼持続回路が作動するように
した。

本装置は第３図に実線で示す状態から実線で示す矢の方
向に操作用把手７ｂを回動させるときは、係止部７ａが
弾性舌片５から外れた仝図に鎖線で示す位置に切換り扉
４は開き得るようになる。

そして該係止部７ａにより再び弾性舌片５を係止させる
ときは、弾性舌片５を押し、その弾性に抗して係止部７
ａの回動軌跡外に移動させた後操作用把手７ｂを点線示
の方向に回動させれば、該係止部７ａが弾性舌片５と再
び係合する位置に持来すことが出来弾性舌片５の押圧を
解けば、再び係止部７ａて弾性舌片５を係止した状態と
なる。

このように本考案によるときは、金属杆の中間を屈曲さ
せて扉に設けた舌片に作用する係止部を形成すると共に
該金属杆の端部を屈曲して操作用把手としたので、構造
簡単でしかもその軸支片を燃焼筒の前面に接近させるこ
とが出来て、外筐２と燃焼筒３の前面との間に形成され
る狭い空間に容易に設置出来、しかも操作も簡単である
の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案実施の１例を示すもので、第１図は１部を
截除した正面図、第２図はその要部の斜面図、第３図は
その■−■線截線面断面図る。 １・・・・・・バーナ、２・・・・・・外筐、３・・・
・・・燃焼筒、４・・・・・・扉、５・・・・・・舌片
、６・・・・・・軸支片、７・・・・・・金属杆、７ａ
・・・・・・係止部、７ｂ・・・・・・操作用把手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外筐２内に設けたバーナ１の燃焼筒３の前面に設けた開
   口３ａに開閉自在の扉４を備える式のものに於いて、鉄
   扉４の１側を燃焼筒３に開閉自在に軸支すると共に鉄扉
   ４の他側に側方にのびる金属材製の弾性舌片５を設け、
   且つ該舌片５の対向位置に燃焼筒３に設けた上下の軸支
   片６に支持させて金属杆７を回動自在に設け、該金属杆
   ７の中間を屈曲させて前記舌片５に作用する係止部７ａ
   を形成すると共に該金属杆７の端部を屈曲して操作用把
   手７ｂとし、該操作用把手７ｂの先端を、係止部が舌片
   ５と係合するとき燃焼筒３側に当接させで戊る石油燃焼
   器に於ける開閉扉のロック装置。