JPS6023402B2 - 磁気記録方法 - Google Patents

磁気記録方法

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JPS6023402B2
JPS6023402B2 JP13263476A JP13263476A JPS6023402B2 JP S6023402 B2 JPS6023402 B2 JP S6023402B2 JP 13263476 A JP13263476 A JP 13263476A JP 13263476 A JP13263476 A JP 13263476A JP S6023402 B2 JPS6023402 B2 JP S6023402B2
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JP
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magnetic
magnetic field
temperature
magnetic recording
alloy
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JP13263476A
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龍司 白幡
達治 北本
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な磁気記録方法、さらに詳しくはMh−B
i合金磁性層を有する磁気記録媒体を使用した新規な磁
気記録方法に関するものである。
磁気記録の高密度化および応用範囲の拡大に伴ない、抗
磁力の大きい磁気記録媒体が要求されている。従釆の酸
化鉄を主体とした磁性材料の改良により、抗磁力が15
0のe程度に高められた磁性材料が開発されているが、
外部磁場の影響を避けるにはまだ不充分である。一方、
希士類元素−遼移金属間化合物、あるいはフェライト類
を使用した高抗磁力の磁性材料も開発されているが、抗
磁力が高いために通常の磁気記録装置ではこれらの磁性
材料に情報を記録するのが困難であるという問題がある
。これらの問題を解決する磁性材料として、Mn一Bi
合金磁性材料が提案されている。
Mh−Bi合金磁性材料は、常温下で数千0e以上の高
抗磁力を有する反面、低温下では抗磁力が数百0e以下
に低下するので、低温下で容易に磁化することができ、
一且磁気記録された情報は常温下で外部磁場の影響を受
けにくいという特長がある。また、低温下で抗磁力が低
くなるので、低温下では漸減交流磁場を印加することに
よって容易に消磁することができる。
しかしながら、Mn−Bi合金磁性材料の低温での磁気
記録は記録装置を複雑にし、高価にするため、実用上問
題がある。
また、記録操作も繁雑になり、実施が困難である。Mn
−Bi合金磁性材料を使用した磁気記録方法としてか、
上記のような方法の他に、磁気記録を施した通常の磁気
記録媒体の上にMn−Bi合金磁性層を有する磁気記録
媒体を重ね合わせ、これに低温下で交流磁場を印加して
転写を行なう方法がある。
しかし、この方法も転写装置が複雑、高価であり、記録
操作も繁雑になるという問題がある。本発明は上記のよ
うな問題に鑑み、Mn−Bi合金磁性材料を使用した磁
気記録媒体に構造の簡単な「安価な装置を使って情報を
記録することを可能にする新規な方法を提供することを
目的とするものである。
すなわち、本発明の目的はMn−Bi合金磁性層を有す
る磁気記録媒体に常温下で信号記録ができるようにした
方法を提供することにある。
さらに本発明の目的は、Mn−Bi合金磁性層を有する
磁気記録媒体に通常の磁気記録装置を使用して信号記録
ができるようにした方法を提供することにある。
本発明による磁気記録方法は、Mn−Bi合金磁性層を
有する磁気記録媒体に低温磁場処理(後述)を施し、次
いで常温下で記録すべき情報に応じてパターン状に漸減
交流磁場を印加し、その後常温下で直流磁場を一様に印
加することを特徴とするものである。
すなわち、第1段階として低温下で漸減交流磁場を印加
して消磁し(これを「低温磁場処理」という)、第2段
階として常温下で信号変調した漸減交流磁場を印加し、
第3段階として常温下で一定の直流磁場を印加するよう
にしたものである。第1段階の低温磁場処理により、M
n−Bi合金磁性材料は容易に消磁される。
Mn−Bi合金磁性材料は低温では抗磁力が著しく低下
するため、100はお程度の印加磁場で容易に消磁が行
なわれる。この低温磁場処理を施されたMn−Bi合金
磁性材料は、低温磁場処理を施されないMn−Bi合金
磁性材料に比較して常温下で著しく磁化されやすくなる
。(後記データ参照)第2段階の常温下での漸減交流磁
場の印加により、上記低温磁場処理を施されたMn−B
j合金磁性材料は再び磁化され難くなる。
ここで大きな漸減交流磁場を印加すると、この材料の磁
化され難さは、低温磁場処理を施さなかった場合と同じ
程度に大きくなる。(後記データ参照)したがって、こ
の第2段階において、漸減交流磁場を信号で変調して印
加すると、Mn一Bi合金磁性材料の磁化され難さが信
号に応じたパターンで変化され、磁化され難さのパター
ンとして信号が記録されることになる。したがって、第
3段階でこの上に一定の直流磁場を印加すれば、直流磁
化が前記磁化され簸さのパターンに応じて形成され、直
流磁化による信号記録がなされることになる。
なお、上記第1段階における低温としては約一70午0
以下、特に好ましくは液体窒素温度付近(約一1960
0付近)を使用する。
また第2,第3段階における常温としては約0〜約15
0qo、好ましくは約10〜約100qoの範囲の温度
を使用するものとする。常温の上限は磁性層中のバイン
ダーの溶融点によって決められるもので、金属のキュー
リー点(約350qo)よりも大幅に低くなっている。
次に、図面によって本発明による磁気記録方法をさらに
詳細に説明する。第1図はMn−Bi合金磁性材料の印
加磁場と、残留磁束密度対飽和残留磁束密度の比(Br
/Brs)との関係(すなわち磁化され難さ)を示すグ
ラフである。
このグラフは横軸に印加磁場(戊)を表わし、縦軸に前
記比(Br/Brs)を表わしている。印加磁場の増加
に伴なし、比(Br/Brs)は増加するが、この増加
の程度が大きいことは磁化されやすいことを示し、小さ
いことは磁化され難いことを示す。曲線Aは、常温で4
50のeの高抗磁力を有するMn−Bi合金磁性材料を
低温磁場処理した後、常温下で直流磁場を印加して得ら
れた残留磁束密度を示すものである。
この場合は残留磁束密度が大きく磁化されやすくなって
いることが分かる。曲線Bは、同じ材料を低温磁場処理
した後、常温下で800だの漸減交流磁場を印加し、そ
の後直流磁場を印加した場合を示す。このときは曲線A
よりも磁化され難くなっている。曲線Cは、同じく20
0は史の漸減交流磁場を印加し、その後直流磁場を印加
した場合を示すもので、この場合は著しく磁化され難く
なっている。本発明の磁気記録方法はMn−Bi合金磁
性材料の上記のような性質を利用して常温下による信号
記録を可能にしたもので、以下第2,3および4図を参
照してその方法を詳細に説明する。
第2図は本発明の方法に使用するMn−Bi合金磁性材
料を使った磁気記録媒体20の断面を示すもので、これ
はポリエチレンテレフタレート、ABS樹脂等のプラス
チック、あるいは金属、ガラス等の非磁性支持体21上
にMn−Bi合金を主体とする磁性粒子をバインダーに
分散してなる磁性層22(本明細書では「Mn−Bi合
金磁性層」と略称している。
)を積層してなっている。Mn−Bi合金磁性粒子の組
成としては、Mn対Biの比が8:2ないし4:6(原
子比)であるのが望ましく、特に6:5なし、し5:5
であるのが好ましい。Mh−Bi合金磁性粒子は、Mn
粉とBi粉を焼成反応せしめた後、サンドグラインダー
、ハンマーミル、ボールミル等で粉砕して得るのが一般
的で、これを塩化ビニール‐酢酸ビニル共重合体、スチ
レンーブタジェン共重合体、ェポキシ樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等の有機バインダー中に分散せしめたものを非磁
性支持体21上に塗布して磁性層22を形成する。Mn
−Bi合金磁性材料を使用した磁気記録媒体については
、例えば本出願人による特許出願、特願昭51一115
428号、持藤昭51−11542y号、特願解51−
11543び影こ詳細な記述がある。本発明の磁気記録
方法では、先ず第2図に示す上記のようなMm−Bi合
金磁気記録媒体20を−7000以下、好ましくは液体
窒素温度付近の約一1960C程度の低温まで冷却し、
この低温下でこの磁気記録媒体に漸減交流磁場を印加し
て低温磁場処理を施す。
次に、この磁気記録媒体20を常温に戻し、常温下で第
3図に示すように記録すべき情報の信号によって変調し
た漸減交流磁場を印加する。
このときの常温の温度は、0〜150o0、好ましくは
10〜10000とする。室温は20℃前後でも、磁気
記録媒体20の表面は磁気ヘッドとの摩擦によって室温
より高くなるのが普通であるが、このときの温度が上記
範囲にあるようにする。第3図に示すように、この漸減
交流磁場の印加には、入力信号23によって変調された
電流を変調器24を介して磁気ヘッド25に送り、磁気
ヘッド25によって磁性層22に信号変調された交流磁
場26を印加する。交流磁場26は、磁気ヘッド25の
ヘッドギャップの中心を最大値としてヘッドギャップの
両側へ行くにしたがい漸減するから、磁気記録媒体20
を磁気ヘッド25に対して相対的に移動させれば磁性層
22は漸減交流磁場を受けることになる。磁気ヘッド2
5に送られる交流信号は、入力信号23がデジタル信号
であればON−OFFの交流信号23がアナログ信号で
あれば振幅変調された交流信号でよい。このようにして
磁気記録媒体20の磁性層22には、漸減交流磁場を受
けた部分27と、受けなかった部分28が形成される。
アナログ信号で磁気ヘッド25が作動された場合は、こ
の中間の部分(すなわち弱い漸減交流磁場を受けた部分
、図示せず)も形成される。これにより、磁性層22に
は入力信号23に応じたパターンで磁化され難くなった
部分が形成される。次に、第4図に示すように、この磁
気記録媒体20の磁性層22に一定の大きさの直流磁場
を印加する。
この直流磁場は例えば図示のように磁気記録媒体20の
表裏に異種極を配した磁石29によって一様に印加され
る。磁性層22は前記漸減交流磁場26の印加によって
パターン状に磁化され難くなっているから、この直流磁
場の印加による磁化は、やはりパターン状に大小をもっ
て記録される。すなわち、漸減交流磁場の印加を受けて
磁化され難くなった部分27は磁化されないが、極めて
小程度に磁化され、漸減磁場の印加を受けず磁化されや
すい状態におかれている部分28は、この直流磁場によ
って大きく磁化される。この中間の部分は中程度に磁化
される。このときの直流磁場の印加方向は磁性層22の
表面と平行でも、直角でもよく、大きい再生出力の得ら
れる方向に適宜選ばれる。第4図の例ではこの直流磁場
の印加方向を磁性層22の表面に対して直角にしている
。この磁化の方向を図中に30で示す。このようにして
、Mn−Bi合金磁気記録媒体2川こ、直流磁化の大小
パターンの形で信号記録がなされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用するMn−Bi合金磁性材
料の印加直流磁場と残留磁束密度の関係を示すグラフ、
第2図は本発明に使用するMn−Bi合金磁気記録媒体
の断面図、第3図は本発明の方法における漸減交流磁場
印加の状態を示す側面説明図、第4図は本発明の方法に
おける直流磁場印加の状態を示す側面説明図である。 20・・・・・・Mn−Bi合金磁気記録媒体、21・
・・・・・非磁性支持体、22・・・・・・Mn−Bi
合金磁性層、23・・・・・・入力信号、24…・・・
変調器、25・・・・・・磁気ヘッド、26・・・・・
・漸減交流磁場。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Mn−Bi合金磁性層を有する磁気記録媒体に低温
    磁場処理を施し、次いで常温下で記録すべき信号によつ
    て変調した漸減交流磁場を印加し、その後常温下で一定
    の大きさの直流磁場を一様に印加することを特徴とする
    磁気記録方法。 2 前記低温磁場処理を液体窒素温度付近の低温で行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記
    録方法。 3 前記常温下の磁場印加を10〜100℃の温度下で
    行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁
    気記録方法。
JP13263476A 1976-11-04 1976-11-04 磁気記録方法 Expired JPS6023402B2 (ja)

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JP13263476A JPS6023402B2 (ja) 1976-11-04 1976-11-04 磁気記録方法

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JPS5357808A JPS5357808A (en) 1978-05-25
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KR100610534B1 (ko) 2001-04-25 2006-08-09 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 강의 연속주조주편의 제조방법 및 그 응고상태 계측장치

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