JPS6023400B2 - 自動販売機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、夜間の使用に便利な金銭受入部を備えた自動
販売機の構造に関する。

自動販売機は、商品の陳列棚のみ照明されているものが
ほとんどであって、夜間の使用には金銭の投入や取り出
いこ不便を来たしていた。

このため、商品の選択ボタンや金銭の投入口を透明のプ
ラスチック等で形成して自動販売機内部から照射し、夫
々の位置を明確にする方法が試みられている。

しかしながら、この方法では正確にその位置を知ること
のみ有効であって、普通金銭投入口と一体に設けられる
投入金銭の返却装置のレバー等複数設けられる操作部分
の夫々の目的が不明礁になり、また、投入金銭の種類や
投入金銭が詰った場合等の操作の手順が説明されている
説明書等が全く確認できず、誤ることなく自動販売機を
使用するには自動販売機の設置された回わりを十分明る
く照明しておく必要があった。

従って、夜間は自動販売機と共に照明のための電力を要
するといった欠点を伴うものであり、不経済であった。

本発明は、このような事情に鑑み夜間照明を必要とせず
に便利に使用できる自動販売機を提供することを目的と
している。以下、本発明を図面に示された一実施例にも
とづいて説明すると、第１図は本発明の一実施例を示し
た自動販売機の正面図であり、第２図は要部を縦断面し
て示した図である。

第１図に於いて、自動販売機は、ケースーの前面に一方
が鞠着されて開閉可能にドアー２が設けられており、こ
のドアー２の上部に商品陳列棚３が設けられ、この中に
陳列される商品と対になるよう商品の選択ボタン郡４が
配設されている。

そして、選択ボタン郡４の下側に金銭受入部５が設けら
れており、この金銭受入部５には金銭投入口６、金銭の
返却レバー７および投入金銭に対する注意、没入金銭が
詰つた場合の返却レバーの操作方法等の説明文８等が一
体的に設けられている。ドアー２の下部には販売された
商品の取出口９が形成されており、下部には自動販売機
の位置を高くするよう台１０が設けられている。

第２図に於いて、ドアー２はケース１‘こ対して隙間か
ら雨水等が侵入しないようパッキング１１等のシールを
施して設けられており、ドアー２の内側は、商品陳列棚
３が形成され、上部に照明装置１２が設けられて内部に
陳列された商品１３等がよくわかるよう構成されている
。

そして、商品陳列棚３の下側には商品の選択ボタン郡４
が設けられており、選択ボタン郡４の下側に凹部１４が
形成されている。

さらに、ドアー２の前面に形成された凹部１４の底部１
５には金銭投入口６、返却レバー７および説明文８から
成る金銭受入部５が設けられており、この凹部１４の上
側になる内側壁１６に透明窓１７が形成されている。

また、商品陳列棚３の下部にも同様の透明窓１８が形成
されており、照明装置１２の照明が点線で示される通り
、夫々の透明窓１７，１８を通過して凹部１４を照明す
るよう構成されている。

そして、ドアー２の内側下部には金銭投入口６が蓮通さ
れる金銭処理装置２０が設けられている。このような構
成に於いて、自動販売機は、夜間に於いて、照明装置１
２が点灯されると商品陳列棚３の内部が明る，〈照明さ
れて陳列された商品１３を外側からよく確認することが
できる。

そして、照明装置１２の照射は点線１９で示されるよう
商品陳列棚３の下部に設けられた透明窓１８および凹部
の内側壁１６に設けられた透明窓１７を通過して凹部１
４の内側を明るく照明することになる。

このため、自動販売機の設置された回わりが暗くても使
用者は、金銭投入口６の位置が十分確認でき、しかも万
一投入した金銭が詰った場合でも凹部１４の底部１５に
設けられた説明文８を良く続むことができ、この説明文
８に従ってこれもまた凹部１４の底部１５に一体的に設
けられ明るく照明されて操作の容易な返却レバー７を操
作して詰った没入金銭を返却させることができる。

そして、凹部１４は、ドァー２の前凹を凹状にして形成
されているため、透明窓１７から得られる照明装置１２
の光が例え弱くても凹部１４の内側壁の反射等によって
効果的に底部１５を照明することができる。このため、
商品陳列棚３の照明装置１２を本実施例の如く兼用して
も十分な効果が得られ、また凹部１４の内側壁を比較的
光のよく反射する明るい色にするか、あるいは特に説明
文８等がよく照明されるように照明装置１２からの照明
１９とその反射する角度等を考慮すればわずかな光量で
十分な効果を得ることができる。

一方、このように凹部１４の底部１５に金銭投入口６お
よび金銭の返却レバー７を設けることにより、これらに
直接雨が当たることが避けられ、金銭投入口６の透孔等
から雨水が侵入して金銭語りや金銭処理装置２０等への
悪影響を防止することができるといった別な効果をも有
する。

また、説明文８が印刷の場合、太陽の光によって文字が
薄くなるといった問題に対し凹部１４の内側壁に囲まれ
ているため太陽光の照射を少なくすることができ効果が
ある。

凹部１４の照明は、本実施例の如く商品陳列棚３の照明
装置１２を兼用すればきわめて効果的であるが、このよ
うな方法が、選択ボタン郡４等の障害によって難しい場
合は、凹部１４の内側壁の一部に透明窓１７を任意に形
成し、この透明窓１７の内側から専用の照明袋贋を設け
ればよい。

この場合は、照明装置が凹部１４に隣設されるため照明
の効率がよく、きわめて小さい照明で十分であり電力消
費はわずかである。、上説明の通り、本発明によれば金
銭投入口、返却レバーおよびこれらの操作方法を示す説
明文を一体に凹部の底部に形成し、この凹部を内側壁に
透明窓を形成して照明したため自動販売機の使用者は夜
間外側の照明がなくとも誤ることなく金銭の投入ができ
、万一投入金銭の返却を要する場合でも説明されている
指示に従って正しく自動販売機を操作することができ、
夜間のための外部の大きな照明を不要にすることができ
その効果は産業上大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動販売機の正面図であり、第２
図はその要部を示した自動販売機の縦断面図である。 ２・・…・ドアー、５・・・・・・金銭受入部、６・・
・・・・金銭投入口、７・・・ｔ・・返却レバー、８・
・・・・・説明文。 ＊１斑姿２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 金銭投入口、投入金銭の返却レバーおよびこれらの
   操作方法等の説明文から成る金銭受入部を一体にし、ド
   アーの前面に凹部を形成してその底部に前記金銭受入部
   を設け、かつ前記凹部の内側壁に透明窓を形成すると共
   にドアー内部から前記金銭受入部を照明することを特徴
   とする自動販売機。