JPS60232380A

JPS60232380A - 油圧エレベ−タの駆動制御装置

Info

Publication number: JPS60232380A
Application number: JP59086355A
Authority: JP
Inventors: 安田　邦夫; 浜崎　梅吉
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1984-04-28
Filing date: 1984-04-28
Publication date: 1985-11-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、油圧エレベータの駆動制御装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

この種の油圧エレベータの駆動制御装置は、一般に第１
図に示す構成とされている。即ち、図中１は油圧ジヤツ
キ、２はそのジヤツキ１のプランジャでエレベータのか
ご３を昇降させる。４は上記油圧ジヤツキ１の油圧駆動
源であるパワーユニッｉ〜で、これには油圧タンク５及
び油圧ポンプ６と、流量制御弁部７とから構成され、そ
の流量制御弁部７にはチェックバルブ８と、下降用制御
弁体９及びバイパス制御弁体１０とが設けられ、その下
降用制御弁体９には、それぞれ２ボーｈ　２位置切換弁
で構成された下降着床ソレノイドバルブ１１と下降用ソ
レノイドバルブ１２が設けられ、バイパス制御弁体１０
には上記着床ソレノイドバルブ１３と異上昇用ソレノイ
ドバルブ１４とが設けられている構成と成っている。

そしてエレベータのかご３を下降する時には、下降着床
ソレノイドバルブ１１と下降用ソレノイドバルブ１２と
がともに作動し、下降用制御弁体９を介してジヤツキ１
内の圧油が配管１５より油タンク５に戻される。すなわ
ち、両ソレノイドバルブ１１．１２が励磁されると下降
用制御弁体９からの制御油回路１６より上記各ソレノイ
ドバルブ１１．１２を介して油タンク５に通じる油路が
開かれることで、下降用制御弁体９の油圧バランスが変
化して開成し、ジヤツキ１内の圧油がかご３の荷重によ
りタンク６に戻されて、エレベータのかご３が下降する
。

ここで下降着床ソレノイドバルブ１２のみが励磁される
状態となり、下降用制御弁体９は小間状態になって、エ
レベータのかご３は低速で下降し、そして所定の階床位
置で該ソレノイドバルブ１２が励磁されることでかご３
が静かに着床停止する。

又、エレベータのかご３を上昇する時には、上昇着床ソ
レノイドバルブ１３と上昇用ソレノイドバルブ１４の励
磁によりバイパス制御弁体１０が閉じることにより、油
タンク５内の油が油ポンプ６からチェックバルブ８を通
って配管１５よりジヤツキ１内に圧送される。すなわち
、ソレノイドバルブ１３．１４が励磁されることで、バ
イパス制御弁体１０からの制御油回路１７よりソレノイ
ドバルブ１３．１４を介して油タンク５に通じる油路が
閉じられるので、バイパス制御弁体１２の油圧バランス
が変化して当該弁体１２が開成し、タンク６へ戻されて
いた圧油がジヤツキ１内へ強制的に供給されるようにな
り、これでプランジャ２が上昇してかご３を押上げる。

ここで上昇着床ソレノイドバルブ１３のみが励磁される
状態となると、バイパス制御弁体１０は小閑状態になり
、これにて圧油の一部が油タンク５に戻されることでエ
レベータのかご３は低速で上昇し、所定の階床位置で該
ソレノイドバルブ１３が励磁されるとかご３が着床停止
する。

こうした従来の油圧エレベータの駆動制御装置では、ソ
レノイドバルブの開閉動作に伴う油を媒体とした油圧バ
ランスにより下降用制御弁体９とバイパス制御弁体１０
の開閉を行う制御方式を採用している関係上、エレベー
タの走行特性が圧油の温度変化に伴う粘度変化によりエ
レベータの走行特性にかなりの影響を及ぼすことになる
。第２図はその影響をグラフで示した油圧エレベータの
走行特性図で、実線は常温、一点鎖線は高温、破線は低
温のそれぞれの時の走行状態を示す。これで明らかなよ
うに、高温になると、エレベータの始動及び停止の際の
加速、減速の作動応答性が高いが、低温になると逆に応
答性が悪くなって加速及び減速がゆっくりどなる。

従って、たとえば外気温度が低い場合とかエレベータの
使用頻度が少なくジヤツキ内圧油温度が低い状態で駆動
すると、エレベータのかごが正規の階床位置に停止せず
行き過ぎてしまい、特に途中の階床位置から最下階の位
置まで下降運転する場合、正規の最下階床を行き過ぎて
、更に下のバッファに衝突して、いわゆるエレベータの
［がんづめＪ事故を発生する問題があった。

そこで、従来では上記行き過ぎ防止のため、エレベータ
運行が一旦終了したならば、電気的制御手段により自動
的に下降用着床ソレノイドバルブ１１及び下降用ソレノ
イドバルブ１２を開いて、かごを必ず最下階に強制的に
戻して次の予備があるまで停止させておき、始動は必ず
上昇運転より開始する制御方式を一般に採用している。

この方式によれば最初に上昇運転がなされるので、油タ
ンク５内の暖かい油がジヤツキ内に送られることから、
次の下降運転時に該暖かい油がジヤツキ内から制御弁部
に流れるようになり、これで前記低温時の問題を解消で
きる。

しかし、かかる従来の方式ではエレベータのかごを油温
が低い場合は勿論、正常下降運転ができる油温の状態時
であっても常に最下階の階床位置に停止させておかねば
ならない制約がある。従って、いわゆるエレベータの「
中間乗り捨て」をすることができず、エレベータの使用
効率やサービスの低下を招くとともに使用上きわめて不
便を感することが多い。たとえば、途中の中間階床位置
で荷物の積み下ろしの際にも長時間停止させておくこと
ができず、又、複数のエレベータが並設されたところで
使用効率を上げるためにその内の何台かのエレベータを
中間階に待機させておくことができないのであった。

（発明の目的〕本発明は上記従来の諸事情に鑑みなされたもので、従来
技術における問題を解消し、油温の変化に伴うエレベー
タ走行上の問題をなくすとともにエレベータの使用効率
、サービスの向上をなし得る油圧エレベータの駆動制御
装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

上記目的達成のために、本発明の油圧エレベータの駆動
制御装置は、油温を検出する温度センサを設け、当該セ
ンサよりの検出温度が設定値以下になった場合にのみ最
下階への下降運転を行なわしめて次の呼びまで待機させ
、それ以外の油温検出温度が設定値以上の場合はエレベ
ータのかごを最終着床位置に次の呼びがあるまで停止さ
せておくべく制御する制御手段を備えた構成のものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下、第３図及び第４図により本発明の一実施例を説明
する。なお、この実施例では油圧エレベータのパワーユ
ニットの基本構成は第１図のものと同様で、再度の説明
は省略する。ここで第３図に示す如く油圧ジヤツキ１の
外周壁に温度センサ１８を取付け、当該センサ１８によ
りジヤツキ１内の圧油の温度を検出して、その検出温度
信号を配線１９を介して送出するようにしである。特に
、当該センサ１８はジヤツキ１の配管１５が接続する油
出入口近傍に設置し、ジヤツキ１に出入りする圧油の温
度変化をより正確に把握させるようにし、又、外気温度
の影響をうけないようにセンサ１８の外気接触部分を適
宜の断熱材２ｏで被覆する構成としである。

かかる温度センサ１８からの検出温度信号は、第４図及
び第５図の電気制御回路に伝えられる。

次に、第５図において、制御母線Ｐ２　、Ｎ２間にはエ
レベータのドア閉確認継電器（図示せず）の常開接点２
３と各階停止ｉ転継電器（図示せず）の常閉接点２４及
びこれら接点２３．２４がともに開成した場合に励磁さ
れる継電器２５が直列接続され、またこの継電器２５の
励磁により閉成する常開接点２５ａと前述の継電器２２
の励磁により閉成する常開接点２２ａと上昇用方向継電
器（図示せず）の常開接点２６及びこれら接点２５ａ、
２２ａ、２６がともに閉成する条件で励磁される下降用
方向継電器２７とが直列接続されている。

上記回路構成において、たとえばエレベータのかごが目
的の階床位置に着床して最終的にかごのドアが閉まった
ことが確認されると接点２３が閉成する。これで継電器
２５が励磁されて、その常開接点２５ａが閉成される。

一方、ここでジヤツキ１の油の温度センサ１８から設定
以下の検出温度が送られて来ると接点２１が閉成し、こ
れにて継電器２２が励磁され、この接点２２ａが開成す
る。これで下降用方向継電器２７が励磁されて、第１図
に示すパワーユニット４の流量制御弁部７の下降着床ソ
レノイドバルブ１１及び下降用ソレノイドバルブ１２が
電気的に指令を受けて励磁され、これにてエレベータの
かごが最下階の着床位置まで強制的に下降駆動されて、
次の呼び信号が来るまで該最下階に停止したままとされ
る。また、上記温度センサ１８からの検出温度信号が設
定以上である場合は、第４図の常開接点が閉じないこと
から、上述した下降運転は行われず、エレベータかごを
最終着床階に停止したまま次の呼び信号が来るまで時期
させるようになる。つまりエレベータかごは最終応答階
にて乗捨て状態を維持する。

なお、本発明は上記実施例、のみに限定されることなく
、例えば、温度センサ１８は配管１５のジヤツキ１に対
する接続端寄り部に取付けても上記略同様の効果が得ら
れる。またジヤツキ１に配管１５の表面温度を油温度と
して検出しているが、直接ジヤツキ１内や配管１５内の
油温を検出するようにしても可である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば圧油がエレベータの走行に
適した油温の間はエレベータを中間乗り捨て位置に停止
させておくことができるとともに、走行に望ましくない
油温時にのみエレベータを最下階に戻すようにしたので
、油温の変化による問題も発生せず、平常運転時のエレ
ベータの使用効率やサービスの向上をなし得るエレベー
タの油圧駆動制御装置を提供し得、その効果はきわめて
大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般の油圧エレベータの駆動副部系の概要を示
す図、第２図は油温の変化に伴うエレベータの走行特性
の変化をグラフで示す図、第３図は本発明の一実施例を
示す要部拡大図、第４図及び第５図は同実施例における
電気制御回路図である。１・・・油圧ジヤツキ、２・・・プランジャ、３・・・
エレベータかご、４・・・パワー１ニツト、５・・・油
タンク、６・・・油ポンプ、７・・・流量制御弁部、８
・・・チェックバルブ、９・・・下降用制御弁体、１０
・・・バイパス制御弁体、１１・・・下降着床ソレノイ
ドバルブ、１２・・・下降用ソレノイドバルブ、１３・
・・上昇着床ソレノイドバルブ、１４・・・上昇用ソレ
ノイドバルブ、１５・・・配管、１．ｊ３．１７・・・
制御油回路、１８・・・油度センサ、１９・・・配線、
２０・・・断熱材、２１乃至２７・・・電気制御手段。第１図第２図時間□ 第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　油圧エレベータのパワーユニットの油ポンプか
らの圧油を流量制御弁部により制御してジヤツキに送り
込むことによりかごを上昇させ、逆にかご自重によりジ
ヤツキ内の圧油を流量制御弁部を介して制御して油タン
クに戻すことによりかごを下降させる油圧エレベータの
駆動側ｍ装置において、上記ジヤツキ内又はその油出入
口附近の油の湿度を検出する温度センサを設けると共に
、その温度センサからの検出温度が設定値以下の場合は
上記流量制御弁部を制御して下降運転によりかごを最下
階に次の呼びがあるまで下降停止せしめ且つ上記検出温
度が設定値以上の場合は最終停止階にそのまま次の呼び
があるまで停止し続けておく電気制御手段を設けて構成
したことを特徴とする油圧エレベータの駆動制御ｌｌ装
置。
（２）　前記温度センサーはジヤツキの外周壁に取付け
たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の油圧エ
レベータの駆動制御装置。
（３）　前記湿度センサーはジヤツキの油出入口近傍配
管部に取付けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の油圧エレベータの駆動制御装置。