JPS60231739A - ゴム製品の表面処理方法 - Google Patents
ゴム製品の表面処理方法Info
- Publication number
- JPS60231739A JPS60231739A JP59088172A JP8817284A JPS60231739A JP S60231739 A JPS60231739 A JP S60231739A JP 59088172 A JP59088172 A JP 59088172A JP 8817284 A JP8817284 A JP 8817284A JP S60231739 A JPS60231739 A JP S60231739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance
- rubber
- rubber article
- surface treatment
- friction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
この発明は、ニトリルゴム・ポリ塩化ビニルポリマーブ
レンド配合物(以下rNBR/PVCポリブレンド」)
からなるゴム製品の摩擦係数低減のための表面処理方法
に関する。ここで、NBR/PVCポリブレンドからな
るゴム製品としては、ワイパー、0リング、ピストンカ
ップ、継手ブーツ、ウェザ−ストリップ等の自動車用ゴ
ム部品が挙げられる。
レンド配合物(以下rNBR/PVCポリブレンド」)
からなるゴム製品の摩擦係数低減のための表面処理方法
に関する。ここで、NBR/PVCポリブレンドからな
るゴム製品としては、ワイパー、0リング、ピストンカ
ップ、継手ブーツ、ウェザ−ストリップ等の自動車用ゴ
ム部品が挙げられる。
(従来技術)
NBRにPVCをブレンドして使用すると、NBRの耐
候性、耐オゾン性、耐薬品性、耐摩耗性が改良されるこ
とが分っている(増訂新版「合成ゴムハンドブック」朝
倉書店刊、pyee2参照)。
候性、耐オゾン性、耐薬品性、耐摩耗性が改良されるこ
とが分っている(増訂新版「合成ゴムハンドブック」朝
倉書店刊、pyee2参照)。
このためNBR/PVCポリブレンドは、ワイパー、0
リング、ピストンカップ、継手ブーツ、ウェザ−ストッ
プ等の自動車用ゴム製品の材料として検討されつつある
。これらのゴム製品は、上記諸物性の他に、摺動抵抗(
摩擦係数)が低いことが要求さ4する。
リング、ピストンカップ、継手ブーツ、ウェザ−ストッ
プ等の自動車用ゴム製品の材料として検討されつつある
。これらのゴム製品は、上記諸物性の他に、摺動抵抗(
摩擦係数)が低いことが要求さ4する。
そこで、一般の不飽和炭素結合をもつゴム製品の摩擦係
数を低減させるために、示性式−CO−NX−(但しX
:ハロゲン)で示される官能基を有する有機活性ハロゲ
ン化合物の含有溶液で表面処理を行なう方法が提案され
ている(特開昭56−63432号公報)。
数を低減させるために、示性式−CO−NX−(但しX
:ハロゲン)で示される官能基を有する有機活性ハロゲ
ン化合物の含有溶液で表面処理を行なう方法が提案され
ている(特開昭56−63432号公報)。
この表面処理による摩擦係数低減の理由は、一般に不飽
和結合がハロゲン元素と反応し、表面硬度が増すためと
考えられている。ところが、NBR/PVCポリブL/
7ド(PVC含有含有量20形t ているため製品表面はほとんどがPVC層であると考え
られている。従って、ポリブレンドからなるゴム製品に
、」二記ハロゲン化処理しても摩擦係数は低減しないで
あろうというのが当業者一般の考えであった。
和結合がハロゲン元素と反応し、表面硬度が増すためと
考えられている。ところが、NBR/PVCポリブL/
7ド(PVC含有含有量20形t ているため製品表面はほとんどがPVC層であると考え
られている。従って、ポリブレンドからなるゴム製品に
、」二記ハロゲン化処理しても摩擦係数は低減しないで
あろうというのが当業者一般の考えであった。
(発明の目的)
この発明は、NBR/PVCポリブレンドからなるコム
製品の摩擦係数を低減させることのできるゴム製品の表
面処理方法を提供することを目的とする。
製品の摩擦係数を低減させることのできるゴム製品の表
面処理方法を提供することを目的とする。
(発明の要旨)
この発明のゴム製品の表面処理方法は、NBR/PVC
ポリブレンドからなるゴム製品の表面処理を、示性式−
CO・NX− (但しX:ハロゲン)で示される官能基
を有する有機活性ハロゲン化合物の含有溶液で行なうこ
とを特徴とする。
ポリブレンドからなるゴム製品の表面処理を、示性式−
CO・NX− (但しX:ハロゲン)で示される官能基
を有する有機活性ハロゲン化合物の含有溶液で行なうこ
とを特徴とする。
(実態の態様)
この発明の被処理物であるゴム製品を形成するNBR/
PVCポリブレンドは、通常PVC含有量20〜60w
t%のものを用いる。PVC含有量が20wt%未満で
あると、PVC海相−NBR島相の構成が逆転してNB
R海相−PVC島相になると考えられ、PvC混合効果
□耐候性、耐オゾン性、耐油性、耐薬品性、耐摩耗性の
改良−がです、他方60wt%を超えると圧縮永久歪が
増大して経時シール性等に問題を生じる。当然このポリ
ブレンドには、使用に際して、通常NBRに配合される
無機充填剤(カーボンブラック、亜鉛華等)、加硫剤、
加硫促進剤、滑剤等及びPVCに配合される可塑剤等を
配合する。
PVCポリブレンドは、通常PVC含有量20〜60w
t%のものを用いる。PVC含有量が20wt%未満で
あると、PVC海相−NBR島相の構成が逆転してNB
R海相−PVC島相になると考えられ、PvC混合効果
□耐候性、耐オゾン性、耐油性、耐薬品性、耐摩耗性の
改良−がです、他方60wt%を超えると圧縮永久歪が
増大して経時シール性等に問題を生じる。当然このポリ
ブレンドには、使用に際して、通常NBRに配合される
無機充填剤(カーボンブラック、亜鉛華等)、加硫剤、
加硫促進剤、滑剤等及びPVCに配合される可塑剤等を
配合する。
NBR/PV:Cポリブレンドからなるゴム製品を表面
処理するために使用する示性式−〇〇・NX−(但しX
:ハロゲン)で示される官能基を有する有機活性ハロゲ
ン化合物としては、N−プロムサクシンイミドのような
ハロゲン化すクシンイミド、トリクロロイソシアヌル酸
、ジクロロイソシアヌル酸のようなインシアヌル酸のハ
ロゲン化合物、ジクロロメチルヒダントインのようなハ
ロゲン化ヒダントインなどを挙げることができるが,特
にインシアヌル酸のハロゲン化合物が望ましい。この有
機活性ハロゲン化合物は,有機溶剤(0.5〜5wt%
)又は水(0.2〜1.2vt%) テ溶カl,テ0内
の濃度の処理溶液にして用いる。尚、上記有機溶剤とし
ては、ジオキサン、酢酸エチル、MEK、塩化エチル等
を挙げることができる。
処理するために使用する示性式−〇〇・NX−(但しX
:ハロゲン)で示される官能基を有する有機活性ハロゲ
ン化合物としては、N−プロムサクシンイミドのような
ハロゲン化すクシンイミド、トリクロロイソシアヌル酸
、ジクロロイソシアヌル酸のようなインシアヌル酸のハ
ロゲン化合物、ジクロロメチルヒダントインのようなハ
ロゲン化ヒダントインなどを挙げることができるが,特
にインシアヌル酸のハロゲン化合物が望ましい。この有
機活性ハロゲン化合物は,有機溶剤(0.5〜5wt%
)又は水(0.2〜1.2vt%) テ溶カl,テ0内
の濃度の処理溶液にして用いる。尚、上記有機溶剤とし
ては、ジオキサン、酢酸エチル、MEK、塩化エチル等
を挙げることができる。
上記のように調整した処理溶液を、NBR/PvCポリ
ブレンドからなるゴム製品の表面に塗布して表面処理を
行なう。塗布方法は浸漬、刷毛、スプレー等特に限定之
れないが、浸漬の吟間は、有機溶剤溶液の場合、通常2
〜3分、水溶液の場合、通常15〜60分とする6尚、
水溶液を用いた場合は、被処理部位の寸法変化が小さく
、しわもほとんど発生しない。
ブレンドからなるゴム製品の表面に塗布して表面処理を
行なう。塗布方法は浸漬、刷毛、スプレー等特に限定之
れないが、浸漬の吟間は、有機溶剤溶液の場合、通常2
〜3分、水溶液の場合、通常15〜60分とする6尚、
水溶液を用いた場合は、被処理部位の寸法変化が小さく
、しわもほとんど発生しない。
(発明の効果)
この発明の方法で表面処理したNBR/PVCポリブレ
ンドからなるゴム製品は、被処理部位の摩擦係数が予想
に反して低減する。従って、従来所要の摺動抵抗値を達
成できず適用困難であったゴム製品にも、NBR/PV
Cポリブレンドを使用可能となり、NBR/PVCポリ
ブレンドゴム製品適用範囲が拡大する。
ンドからなるゴム製品は、被処理部位の摩擦係数が予想
に反して低減する。従って、従来所要の摺動抵抗値を達
成できず適用困難であったゴム製品にも、NBR/PV
Cポリブレンドを使用可能となり、NBR/PVCポリ
ブレンドゴム製品適用範囲が拡大する。
(実施例・比較例)
下記ポリブレンド配合物を用いて、第1図に示すような
断面のグラスランlを成形し、そのグラスランのリップ
部2,2先端を下記方法で表面処理して実施例を得た。
断面のグラスランlを成形し、そのグラスランのリップ
部2,2先端を下記方法で表面処理して実施例を得た。
実施例(処理)及び比較例(無処理)の各グラスランl
を50mm(7)長さニ裁断して図例のようにチャンネ
ル4.4にセットし、ガラス5(板厚t=5mm、幅b
=100mm)を引張り速度2 0 0 mml wi
n.で摺動させて摺動抵抗を各3回測定した。その結果
を第2図に示す。
を50mm(7)長さニ裁断して図例のようにチャンネ
ル4.4にセットし、ガラス5(板厚t=5mm、幅b
=100mm)を引張り速度2 0 0 mml wi
n.で摺動させて摺動抵抗を各3回測定した。その結果
を第2図に示す。
■配合物C単位二重量部)
ポリマー ( N B R / P V C = 70
/30ポリブレンド) 100 カーボンブラツク 6。
/30ポリブレンド) 100 カーボンブラツク 6。
可塑剤 30
亜鉛華 5
硫黄 0.5
加硫促進剤
(り表面処理方法
トリクロロイソシアヌル酸の2wt%酢酸エチル溶液に
60秒間、グラスラン部のリップ部先端を常温浸漬した
。
60秒間、グラスラン部のリップ部先端を常温浸漬した
。
第1図は摺動抵抗の測定方法を示すモデル断面図、第2
図は摺動抵抗の測定結果を示すグラフ図である。 1・・・グラスラン、2・・・リップ部、5・・・ガラ
ス。 特 許 出 願 人 豊田合成株式会社 第 1 図 12 図
図は摺動抵抗の測定結果を示すグラフ図である。 1・・・グラスラン、2・・・リップ部、5・・・ガラ
ス。 特 許 出 願 人 豊田合成株式会社 第 1 図 12 図
Claims (1)
- ニトリルコムΦポリ塩化ビニルポリマーブレンド配合物
からなるゴム製品の摩擦係数低減のための表面処理を、
示性式−CO・NX−(但しX:/\ロゲン)で示され
る官能基を有する有機活性/Xロゲン化合物の含有溶液
で行なうことを特徴とするゴム製品の表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59088172A JPS60231739A (ja) | 1984-04-30 | 1984-04-30 | ゴム製品の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59088172A JPS60231739A (ja) | 1984-04-30 | 1984-04-30 | ゴム製品の表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60231739A true JPS60231739A (ja) | 1985-11-18 |
Family
ID=13935492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59088172A Pending JPS60231739A (ja) | 1984-04-30 | 1984-04-30 | ゴム製品の表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60231739A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015137304A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 三菱電線工業株式会社 | ゴムシール用表面処理液および該表面処理液を用いたゴムシールの表面改質方法 |
JP2016132767A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 三菱電線工業株式会社 | ゴム製品の製造方法 |
-
1984
- 1984-04-30 JP JP59088172A patent/JPS60231739A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015137304A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 三菱電線工業株式会社 | ゴムシール用表面処理液および該表面処理液を用いたゴムシールの表面改質方法 |
JP2016132767A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 三菱電線工業株式会社 | ゴム製品の製造方法 |
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