JPS6023111B2 - プロスタグランジン類似化合物 - Google Patents

プロスタグランジン類似化合物

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JPS6023111B2
JPS6023111B2 JP59008444A JP844484A JPS6023111B2 JP S6023111 B2 JPS6023111 B2 JP S6023111B2 JP 59008444 A JP59008444 A JP 59008444A JP 844484 A JP844484 A JP 844484A JP S6023111 B2 JPS6023111 B2 JP S6023111B2
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JP59008444A
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正樹 林
誠二 郡
義信 新井
任功 岡田
由高 小西
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0009Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
    • C08B37/0012Cyclodextrin [CD], e.g. cycle with 6 units (alpha), with 7 units (beta) and with 8 units (gamma), large-ring cyclodextrin or cycloamylose with 9 units or more; Derivatives thereof
    • C08B37/0015Inclusion compounds, i.e. host-guest compounds, e.g. polyrotaxanes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C405/00Compounds containing a five-membered ring having two side-chains in ortho position to each other, and having oxygen atoms directly attached to the ring in ortho position to one of the side-chains, one side-chain containing, not directly attached to the ring, a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, and the other side-chain having oxygen atoms attached in gamma-position to the ring, e.g. prostaglandins ; Analogues or derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D309/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings
    • C07D309/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D309/08Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D309/10Oxygen atoms
    • C07D309/12Oxygen atoms only hydrogen atoms and one oxygen atom directly attached to ring carbon atoms, e.g. tetrahydropyranyl ethers

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なプロスタグランジン類似化合物に関する
ものである。
プロスタグランジンは次の構造をもつプロスタン酸の誘
導体である。
種々のタイプのプロスタグランジンが知られており、そ
のタイプは、脂環式環の構造と置換基に依存する。
例えば、ブロスタグランジンF(PGF)及びE(PG
E)の脂環式環は各々次の構造をもつ。
及び 前記の構造式中もしくは本明細書中の他の構造式中の点
線は、一般的に認められている命名法の規則に従い、そ
れについている基が環平面のうしろ側、すなわちQ−配
置であり、太線−・は、それについている基が環平面の
前側、すなわちB−配置であり、波線〜…は、それにつ
いている基がQ−または8一配置であることを示す。
それらの化合物は脂環式環の8位と12位についている
側鎖上の二重結合の位置によって副分類される。
PG−1化合物はC,3一C,4間にトランス一二重結
合(トランス−△13)をもち、PG−2化合物はC5
−C6間にシスー二重結合及びC,3一C,4間にトラ
ンス川二重結合(シス−△5、トランス一△13)をも
っている。例えば、プロスタグランジンF,Q(PGF
,Q)及びプロスタグランジンE,(PGE,)は次の
構造式(W)及び(V)で示される。及び PG−2群の化合物としてのPGF2Q及びPCE2の
構造式は構造式(N)及び(V)の5位と6位の炭素原
子の間にシス一二重結合があるものに相当する。
PG−1群の化合物の13位と14位の炭素原子間がエ
チレン基(一CH2CH2一)でおきかえられた化合物
はジヒドロプロスタグランジン、例えばジヒドロプロス
タグランジソF,Q(ジヒドローPGF,Q)及びジヒ
ドロプロスタグランジンE,(ジヒドローPGE,)と
して知られている。更にプロスタグランジンの脂環式環
の12位についている脂肪族基から1つまたはそれ以上
のメチレン基が加えられたり、あるいは除去されたりし
たとき、その化合物は有機化合物命名法の一般別に従っ
て、ホモープロスタグランジン(メチレン基が加えられ
た場合)またはノル−プロスタグランジン(メチレン基
が除去された場合)として知られており、そしてそれ以
上のメチレン基が加えられた場合あるいは除去された場
合は、その数は「ホモ」あるいは「ノル」の俊額面の前
にジーあるいはトリー等を付けて示される。プロスタグ
ランジンは一般に薬理的性質を有する。
例えばそれらは、平滑筋の収縮を刺激する作用、血圧降
下作用、利尿作用、気管支拡張作用、脂肪分解阻害作用
、血小板凝集抑制作用及び胃酸分泌抑制作用を有する。
したがって高血圧症、血栓症、端息及び胃腸の薄湯の治
療、妊娠晴乳動物の分娩誘発及び中絶、動脈硬化の予防
または利尿剤として有効である。それらは動物体内の生
体中へブロスタグランジンを分泌する各組織中にごく徴
量存在する脂漆性物質である。例えば、PGEは胃酸の
分泌を抑制するので胃潰傷の治療に用いられる。
それらはまた、ェピネフィリンによって引き起こされる
遊離脂肪酸の放出を阻害し、その結果血中の遊離脂肪酸
濃度を下げるため、動脈硬化症及び高脂血症の予防に有
効である。PGE,は血小板の凝集を抑制し血栓を除去
し、血栓症を予防する。PGEとPGFは平滑筋の刺激
作用を有し腸管の鯖勤運動を増大させる。これらの作用
は手術後の腸管閉塞症の治療や下剤として有効であるこ
とを示している。さらにPGEとPGFは分娩促進剤、
妊娠初期及び中期における中絶剤及び出産後の胎盤の排
出に用いられ、また雌の0南乳動物の性周期を調節する
ため経口避妊剤としても用いられる。PGEは血管拡張
及び利尿作用を有する。PGEは脳血流量を増加させる
ため脳脈管系の病気の改善に有効である。そしてまた、
その気管支拡張作用ため端息の治療に有効である。過去
10年来、「天然」のプロスタグランジンの薬理作用を
有する、あるいはそれらの性質の1つまたはそれ以上の
性質でより強い活性を有する、あるいは全く禾知の活性
を有する新規な化合物を見し、出すため、幅広い研究が
行なわれてきた。
今ここにプロスタグランジンE及びそれらの類似化合物
の3位及び4位の炭素原子間に二重結合を導入した新規
なブロスタグランジン類似化合物は、「天然」のプロス
タグランジンを有する薬理的性質がその活性のいくつか
の点において改善され、あるいは特に優れた選択性を示
すことが見し、出された。本発明は、一般式 〔式中、Xはエチレン基(すなわち一CQC日2−)を
表わし、RIは水素原子あるいは炭素数1〜12(好ま
しくは1〜4)の直鎖または分枝鎖アルキル基を表わし
、C3一C4間の二重結合は、トランス−配置あるいは
シスー配置あるいはトランス−配置及びシスー配置の混
合物を表わし、小〜は基を表わす場合は、トランス−配
置あるいはシスー配置あるいはトランス−配置及びシス
ー配置の混合物を表わし、■Xがトランスービニレン基
を表わす場合は、トランス−配置を示し、州…はQ−配
置あるいは3一配置でついていることを意味する。
但し、RIが水素原子を表わすときには、R3がnーベ
ンチル基を表わさないものとする。〕で表わされる新規
なプロスタグランジン類似化合物及びその酸またはェス
テルのシクロデキストリン包鞍化合物及びRIが水素原
子を表わすときには、その酸の非毒性塩(例えばナトリ
ウム塩)に関するものである。本明細書中の後記の式中
、シクロベンタン環についている式で示される基のC3
一 C4間の二重結合(すなわ ) は、一般式(W)の化合物に関して前に記載したのと同
じ意味を表わし、またC,3−C,4間の二重結合はト
ランス−配置を示す。
本発明は一般式(W)で示されるすべての化合物、すな
わち「天然」型またはその鏡像体またはそれらの混合物
、特に「天然」型とその鏡像体の等量混合物からなるラ
セミ体に関するものである。
当該業者にとって明らかなように、一般式(の)で示さ
れる化合物は少なくとも4個の不斉中心を有しており、
これら4個の不斉中心は脂環式環の8位、11位及び1
2位の炭素原子及び水酸基のついている19立の炭素原
子である。
さらに記号RI及びR3で示される基の中にも不斉中心
の生じる可能性がある。よく知られているように、不斉
中心の存在により異I性体が生じる。しかしながら一般
式(W)で示される化合物はすべて脂環式環の8位と1
2位の炭素原子についている側鎖が互いにトランスであ
るよ,うに配置をもっている。したがって、一般式(の
)の8位と12位の炭素原子についている側鎖がトラン
ス−配置をもち、19立に水酸基を有するすべての異性
体及びそれらの混合物が一般式(W)で示される化合物
の範囲にはいる。本発明に従えば、×がエチレン基を表
わし、RIが水素原子あるいは炭素数1〜4の直鏡また
は分枝鎖アルキル基を表わし、その他の記号が前記と同
じ意味を表わす一般式(W)で示されるプロスタグラン
ジン類似化合物、すなわち一般式〔式中、Yはエチレン
基を表わし、R7は水素原子あるいは炭素数1〜4の直
鎖または分枝鎖アルキル基(好ましくはメチル基)を表
わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。
〕で表わされる化合物は一般式 〔式中、R8は2−テトラヒドロフラニル基あるいは1
ーェトキシェチル基あるいは置換されていないかまたは
少なくとも1つのアルキル基で置換されている2−テト
ラヒドロピラニル基を表わし、その他の記号は前記と同
じ意味を表わす。
〕で表わされる化合物のOR8基を水酸基に加水分解す
ることにより製造される。一般式(肌A)で示される化
合物のOR8基(好ましくは2ーテトラヒドロピラニル
オキシ基)は、(i)水と混和しうる不活性有機溶媒、
例えばメタノールまたはエタノールのような低級アルカ
ノール(好ましくはメタノール)あるいはジメトキシエ
タン、ジオキサンまたはテトラヒドロフランのようなエ
ーテル(好ましくはテトラヒドロフラン)の存在下、室
温から75qoの温度(好ましくは450C以下の温度
)下で有機酸の水溶液、例えば酢酸、プロピオン酸、シ
ュウ酸またはp−トルェンスルホン酸の水溶液あるいは
無機酸の希釈水溶液、例えば塩酸または硫酸の希釈水溶
液を用いるか、あるし、は(ii)メタノールまたはエ
タノールのような低級アルカノール中、loo○から4
yoの温度下でpートルェンスルホン酸またはトリフル
オロ酢酸のような有機酸の無水溶液を用いた緩和な加水
分解によって水酸基にかえられる。
この緩和な加水分解は、好ましくは、塩酸、水及びテト
ラヒドロフランの混合液、塩酸、水及びメタノールの混
合液、酢酸、水及びテトラヒドロフランの混合液あるい
はpートルェンスルホン酸とメタノールの混合液を用い
て行なわれる。一般式(WA)の生成物をシリカゲル力
ラムクロマトグラフィを用いて精製することにより一般
式(WA)の15Q−ヒドロキシ異性体と158ーヒド
ロキシ異性体を分離することができる。また、一般式(
肌A)の出発物質の19立1こついているOR8基がQ
−配贋のものと3一配置のものとの混合物である場合に
も、上記と同様の操作によってQ−配贋の異性体と3−
配置の異性体を分離することができる。一般式(WA)
で示される生成物を展開溶媒に不活性有機溶媒、例えば
クロロホルムとメタノールあるし、はク。
ロホルムとエタノールの混合液を用いて、硝酸銀で前処
理したシリカゲル簿層クロマトグラフィで分離すること
により、一般式(肌A)で、示されるトランス−△3
一PG類似化合物とシス−△3 −PG類似化合物とを
分離することができる。一般式(肌A)の化合物は、プ
ロスタグランジンの9位の水酸基をオキソ基に変換する
公知の方法、例えばクロム酸溶液(三酸化クロム、硫酸
マンガン、硫酸及び水から製造される)、ジョーンズ試
薬、コリンズ試薬またはジメチルスルフイド−N−クロ
ロスクシンィミド鈴体〔参照ジャーナル・オブ・ジ・ア
メリカン・ケミカル・ソサエテイ(J.Amer.Ch
em.Soc.)94巻、7斑6頁(1972年)〕を
適当な低温下で用いる方法により、一般式〔式中、すべ
ての記号は前記と同じ意味を表わす。
〕で示される化合物から製造される。
本明細書中で使用される公知の方法とは、以前に使われ
た方法または化学文献に記載された方法のことである。
一般式(風A)で示される化合物は、一般式〔式中、す
べての記号は前記と同じ意味を表わし、C2−C3間の
二重結合はトランス一配置を示す。〕で示される化合物
を(i)不活性有機溶媒、例えばメタノールまたはエタ
ノールのような炭素数1〜4のァルカノールの存在下、
室温から−20℃の温度でアルカリ金属、例えばナトリ
ウムあるいはカリウムの水酸化物または炭酸塩と反応さ
せるか、あるし、は(ii)テトラヒドロフランのよう
な不活性有機溶媒の存在下、一70qoのような低温で
一般式〔式中、R1o及びRIIは同一であるかあるい
は異つたものであり、それぞれ炭素数1〜6の直鎖また
は分枝鎖アルキル基あるいは炭素数3〜6のシクロアル
キル基を表わす。
〕で示されるリチウム化合物、例えばリチウムジイソブ
ロピルアミド、及びこのリチウム化合物と等モル量のへ
キサメチルホスホルアミドと反応させることにより製造
される。
一般式(WA)で表わされる化合物は、一般式〔式中、
TMSはトリメチルシリル基を表わし、その他の記号は
前記と同じ意味を表わす。
〕で示される化合物のトリメチルシリルオキシ基を特に
緩和な酸条件下で、例えば酢酸エチルまたはジェチルェ
ーテルのような不活性有機溶媒に溶かした一般式(肌B
)で表わされる化合物の溶液を、好ましくは室温下、シ
ュウ酸水溶液で処理して、水酸基に加水分解することに
よっても製造される。
一般式(皿B)で表わされる化合物は、一般式〔式中、
すべての記号は前記と同じ意味を表わす。
〕で示される化合物を塩化メチレンのような不活性有機
溶媒の存在下、好ましくは約1000の温度でコリンズ
試薬(三酸化クロムーピリジン鰭体)を用いるか、ある
いは0℃から−3000の温度でジメチルスルフイドー
N−クロロスクシンイミドを用いて〔参照ィー・ジェー
・コーリイ−(K.J.Corey)及びシー・ュー・
キム(C.U.Kim)署、J.Amer.Chem.
SM.、94巻、7586頁(1972年)〕酸化する
ことにより製造される。
一般式(XV)で表わされる化合物は、一般式〔式中、
すべての記号は前記と同じ意味を表わす。
〕で示される化合物をアセトン中、好ましくは室温下で
適当なトリメチルシリル化試薬、例えばN−トリメチル
シリルジエチルアミンまたはN・0−ピス(トリメチル
シリル)アセトアミドと反応させることにより製造され
る。
一般式(KA)で表わされる化合物は、一般式(肌A)
で表わされる化合物を一般式(WA)で表わされる化合
物に変換するために前記した方法を用いることにより、
一般式(脚A)で表わされる化合物から製造される。
又、一般式(KA)で表わされる化合物は、一般式(幻
)で表わされる化合物を一般式(風A)で表わされる化
合物に変換するために前記した方法を用いることにより
、一般式〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
し、C2−C3間の二重結合はトランス−配置を示す。
〕で表わされる化合物からも製造することができる。
一般式・(KA)の生成物を展開溶媒に不活性有機溶媒
、例えばクロロホルムとメタノールあるいはクロロホル
ムとエタノールの混合液を用いて、硝酸銀で前処理した
シリカゲル薄層クロマトグラフィで分離することにより
、一般式(KA)で表わされるトランス一△3 −PG
類似化合物とシスー△3 一PG類似化合物とを分離す
ることができる。
すべての記号が前記と同じ意味を表わす一般式(Xm)
で示される化合物は、一般式(肌A)で表わされる化合
物を一般式(町A)で表わされる化合物に変換するため
に前記した方法を用いることにより、一般式(幻)で示
される化合物から製造される。
すべての記号が前記と同じ意味を表わす一般式(幻)で
表わされる原料化合物は、特公昭54−32774号及
び特公昭54−18242号中に記載されている。
一般式(WA)で表わされるプロスタグランジン類似化
合物を製造するために前記した一連の反応を次の図式A
に示す。図式A 図式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。
さらに本発明に従えば、×がエチレン基を表わし、RI
が水素原子あるいは炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖ア
ルキル基を表わし、C3一C4間の二重結合がトランス
−配置を示し、その他の記号が前記と同じ意味を表わす
一般式(W)で表わされる化合物、すなわち一般式〔式
中、Wはエチレン基を表わし、その他の記号は前記と同
じ意味を表わす。
〕で示される化合物は、次の図式Bに示す一連の反応に
よって、すべての記号が前記と同じ意味を表わす一般式
(幻A)で表わされる化合物から製造される。
図式B 図式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。
一般式(XVA)で表わされる化合物は、塩化メチレン
のような不活性有機溶媒中、パラトルェンスルホン酸の
ような縮合剤の存在下、ジヒドロピラン、ジヒドロフラ
ンまたはエチルビニルエーテルと反応させることにより
一般に(KA)で表わされる化合物から製造される。
一般式(XVA)で表わされる化合物から一般式(XW
)で表わされる化合物への光学異性化は、ベンゼンとメ
タノールの混合液のような不活性有機溶媒中、ジフェニ
ルスルフィドまたはジフェニルジスルフィドの存在下、
室温で高圧水銀ランプを照射することにより行なわれる
一般式(幻B)で表わされる化合物は、一般式(肌A)
で表わされる化合物を一般式(WA)で表わされる化合
物に変換するために前記した方法を用いることにより一
般式(XVB)で表わされる化合物から製造される。
一般式(KB)で表わされる化合物から一般式(WB)
で表わされる化合物〔一般式(WC)及び(肌C)の化
合物を経て〕への一連の反応は、図式Aに示した一般式
(KA)で表わされる化合物から一般式(WA)で表わ
される化合物〔一般式(肌B)及び(肌B)の化合物を
経て〕への一連の反応のために前記した方法を用いるこ
とにより行なわれる。
さらに本発明に従えば、RIが炭素数1〜12の直鎖ま
たは分枝鎖アルキル基を表わし、その他の記号が前記と
同じ意味を表わす一般式(W)の化合物は、RIが水素
原子を表わし、その他の記号が前記と同じ意味を表わす
一般式(町)で示される相当した酸を、公知の方法、例
えば仙 ジェチルェーテルのような不活性有機溶媒中、
一10℃から25qo(好ましくは000)で適当なジ
アゾアルカンと反応させる。
(ii) 縮合剤としてのジクロヘキシルカルボジイミ
ドの存在下、適当なアルコール類と反応させる、あるい
は、{iii) 三級アミンとピバロイルハライドまた
はアルキルスルホニルハライドまたはアリールスルホニ
ルハラィドを加えて混合酸無水物を合成し適当なアルコ
ール類と反応させることにより得られる。
〔参照 英国特許第1362956号及び同13641
25号明細書〕。所望により、RIが水素原子を表わし
、その他の記号が前記と同じ意味を表わす一般式(W)
で表わされる化合物は、公知の方法により非毒性の塩に
することができる。この明細書で用いられている「必毒
性の塩」という言葉は、動物組織に対して比較的無害で
、治療に必要な量を用いたとき一般式(W)の化合物の
有益な薬理的性質がそのカチオンにより生じた副作用に
よって損われないようなカチオンの塩を意味する。
塩は水溶性であることが好ましい。適当な塩にはアルカ
リ金属の塩、例えばナトリウム及びカリウムの塩、アン
モニウム塩及び薬剤的に許容される(すなわち非毒性の
)アミン類の塩が含まれる。カルボン酸とそのような塩
を形成する適当なアミンはよく知られており、例えば理
論上アンモニアのひとつあるいはそれ以上の水素原子を
他の基で交換させて得られるアミンが含まれる。その基
はひとつ以上の水素原子が置換されているときは同じで
あっても違っていてもよいが、例えば炭素数1〜6のア
ルキル基あるいは炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基
から選ばれる。非議性の塩は、RIが水素原子を表わす
一般式(W)で表わされる酸から公知の方法、例えば適
当な溶媒中でRIが水素原子を表わす一般式(の)で示
される酸と適当な塩基、例えばアルカリ金属の水酸化物
あるいは炭酸塩、水酸化アンモニウム、アンモニアある
いはアミソを理論量づつ反応させることにより得られる
。塩は溶液を凍結乾燥するが、あるいは反応溶媒に十分
に不落であるならば炉過するか、あるいは必要ならば溶
媒を一部除去した後に炉過することにより単離される。
所望により、一般式(W)で表わされるプロスタグラン
ジン類似化合物及びそのェステルはシクロデキストリン
包薮化合物に変換できる。
包鞍化合物はシクロデキストリンを水または水と混和し
うる有機溶媒に溶かして、水と混和しうる有機溶媒に溶
かしたプロスタグランジン類似化合物に加えることによ
り製造される。その混合物を加熱して減圧濃縮するかあ
るいは冷却して炉過するか、またはデカンテーションす
ることによって目的とするシクロデキストリン包姿化合
物が単離される。有機溶媒の水に対する比率は出発物質
及び生成物の溶解性によりかわる。シクロデキストリン
包綾化合物の製造中、温度は70qoを越えないほうが
好ましい。Q−、8−、あるいはyーシクロデキストリ
ンあるいはそれらの混合物がシクロデキストリン包嬢化
合物の製造に用いられる。シクロデキストリン包薮化合
物に変換することによりプロスタグランジン類似化合物
の安定性が増大する。一般式(W)で表わされるプロス
タグランジン類似化合物及びそのシクロデキストリン包
懐化合物及び式(W)のRIが水素原子を表わす場合の
それらの非毒性塩は、選択的にプロスタグランジン特有
の有効な薬理作用を有し、特に子宮筋収縮を刺激する活
性及び堕胎、黄体退縮、卵着床阻害活性を有し、妊娠蟻
乳動物の堕胎及び分娩誘発及び雌性0甫乳動物の受精率
の改善、発情調節、避妊及びメンス誘発に有用である。
例えば実験室の実施では、16・16−ジメチル−トラ
ンス及びシス−△3−PGE,メチルェステルを妊娠2
0日目の雌性ラットに静脈内投与したとき、0.を夕/
kg動物体重の投与量で妊娠ラットの子宮筋の収縮を刺
激した。次の参考例及び実施例は本発明の新規なプロス
タグランジン類似化合物の製造方法を示している。
参考例及び実施例中の「TLC」、「IR」及び「NM
R」はそれぞれ「薄層クロマトグラフィ」、「赤外吸収
スペクトル」及び「核磁気共鳴スペクトル」を表わして
いる。クロマトグラフィによる分離の箇所に記載されて
いる溶媒の割合は体積による比率を示している。参考例
1 9Q−ヒドロキシー11Q・15Qービス(2ーテトラ
ヒドロピラニルオキシ)一16・16−ジメチルプロス
タートランス及びシスー3・トランス−13−ジェン酸
メチルェステル窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン10
の‘に溶かしたジイソプロピルアミン377の9に、n
−へキサンに溶かしたn−ブチルリチウムの1.4モル
溶液2.7の‘を−2000で滴下し、同温度で18分
間かきまぜることによりリチウムジイソプロピルアミド
を得た。
得られたりチウムジイソプロピルアミド溶液にテトラヒ
ドロフラン10机に溶かしたへキサメチルホスホルアミ
ド732の9を−7000で加え同温度で3粉}間かき
まぜ、次に得られた溶液にテトラヒドロフラン20の‘
に溶かした9Qーヒドロキシ−11Q.15Q−ビス(
2ーテトラヒドロピラニルオキシ)一16・16−ジメ
チルプロスタートランスー2・トランス−13−ジェン
酸(持開昭52−85151号の実施例2記載の方法で
製造した。)470脚を−70COで滴下し同温度で2
時間かきまぜた後減圧濃縮して、9Qーヒドロキシー1
1Q・15Q−ビス(2ーテトラヒドロピラニルオキシ
)−16・16ージメチルプロスタートランス及びシス
ー3・トランス−13−ジェン酸を得た。得られた化合
物を酢酸エチルとジェチルヱーテルの浪合液に溶かし、
この溶液に新たに製造したジアゾメタンのェ−テル溶液
を、反応混合液が淡黄色を呈するまで0℃で加えた後、
低温下で減圧濃縮した。残留物を溶出溶媒にベンゼン−
酢酸エチル(4:1)の混合液を用いたシリカゲル力ラ
ムクロマトグラフイで精製して次の物理的性質を有する
標題化合物176桝を得た。TLC(展開溶媒、ベンゼ
ン:酢酸エチル=2:1):Rf=0.391R(液」
膜法):レ=3450、1740、1440、1020
・980肌‐10NMR(CDC13溶液):8=5.
60−5.20(4日、m)、4.70‐4.43(が
、m)、3.61及び3.60(汎、各々s)、3.1
6−2.85(2日、m)。
参考例 29−オキソ−11Q・15Q−ビス(2ーテ
トラヒドロピラニルオキシ)一16・16ージメチルプ
ロスタ−トランス及びシスー3・トランス−13−ジヱ
ン酸メチルェステルトルェン6.5泌に懸濁させたN−
クロロスクシンイミド208の9にジメチルスルフイド
0.272の【を−20qoで加え、同温度で1.虫時
間かきまぜた後、得られた溶液にトルェン4の【に溶か
した9Q−ヒドロキシ−11Q・15Qービス(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)一16・16−ジメチルプ
ロスタートランス及びシスー3・トランス−13ージェ
ン酸メチルェステル(参考例1で製造した。
)175の9を加え、一20ooで2時間かきまぜた後
、得られた溶液にnーベンタン1の‘に溶かしたトリェ
チルアミン0.39の‘をかきまぜながら加え、さらに
室温で10分間かきまぜて、反応混合液を酢酸エチルで
抽出し抽出液を水及び食塩水で洗浄して硫酸マグネシウ
ムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を溶出溶媒にベンゼン
−酢酸エチル(9:1)の混合液を用いたシリカゲル力
ラムクロマトグラフィで精製して次の物理的性質を有す
る標題化合物130の9を得た。TLC(展開溶媒、ベ
ンゼン:酢酸エチル=2:1):Rf=0.651R(
液膜法):〃=1740、1710、1440、104
0、980の‐10NMR(CC14)溶液:6=5.
80−3.5(4日、m)、4.88‐4.45(2日
、m)、3,63(祖、s)。
実施例 19−オキソー11Q・15Qージヒドロキシ
−16・16ージメチルプロスタートランス及びシス−
3・トランス一13−ジェン酸メチルェステル〔16・
16−ジメチルートランス及びシス−△3一PGE,メ
チルエステル〕テトラヒドロフラン0.23机【及び酢
酸の65%水溶液2、3の‘の混合液に溶かした9ーオ
キソ−11は.15Qービス(2ーテトラヒドロピラニ
ルオキシ)−16・16ージメチルプロスタートランス
及びシスー3・トランス‐13ージェン酸メチルェステ
ル(参考例2で製造した。
)130のpを45つ0で2時間かきまぜた後反応混合
液を酢酸エチルで希釈し水及び食塩水で洗浄して硫酸ナ
トリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を溶出溶媒にシ
クロヘキサンー酢酸エチル(1:2)の混合液を用いた
シリカゲルカラムクロマトグラフィで精製して次の物理
的性質を有する標題化合物60Mを得た。TLC(展開
溶媒、酢酸エチル):Rf=0.2んIR(液膜法):
レ=私50、1740、1440、1160、聡比か‐
1。
NMR(CDC13溶液):6=5.90一5.35(
4日、m)、4.10‐3.70(2日、m)、3.6
5(細、s)、3.10‐2.93(が、m)、2.8
7‐2.55(IH、m)、1.05‐0.70(畑、
m)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはエチレン基を表わし、R^1は水素原子あ
    るいは炭素数1〜12の直鎖または分枝鎖アルキル基を
    表わし、R^3は炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖ア
    ルキル基を表わし、C_3−C_4間の二重結合は、ト
    ランス−配置あるいはシス−配置あるいはトランス−配
    置及びシス−配置の混合物を表わし、■はα−配置ある
    いはβ−配置でついていることを意味する。 但しR^1が水素原子を表わすときには、R^3がn−
    ペンチル基を表わさないものとする。〕で表わされる新
    規なプロスタグランジン類似化合物あるいはその酸また
    はエステルのシクロデキストリン包接化合物あるいはR
    ^1が水素原子を表わすときには、その酸の非毒性塩。 2 C_3−C_4間の二重結合がトランス−配置ある
    いはシス−配置である特許請求の範囲第1項記載のプロ
    スタグランジン類似化合物。 3 C_3−C_4間の二重結合がトランス−配置及び
    シス−配置の混合物である特許請求の範囲第1項記載の
    プロスタグランジン類似化合物。 4 R^1が水素原子あるいはメチル基を表わす特許請
    求の範囲第1項記載のプロスタグランジン類似化合物。 5 11位または15位の炭素原子についている水酸基
    がα−配置でついている特許請求の範囲第1項記載のプ
    ロスタグランジン類似化合物。6 9−オキソ−11α
    ・15α−ジヒドロキシ16・16−ジメチルプロスタ
    −トランスあるいはシスあるいはトランス及びシス−3
    、トランス−13−ジエン酸あるいはそのメチルエステ
    ルである特許請求の範囲第1項記載の化合物。
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